顔の施術について

ボツリヌストキシン注射(エラ、プチ小顔術)は顎関節症の治療に効果があるのか?

ボツリヌストキシン注射(エラ、プチ小顔術)治療希望の患者様のカウンセリングをしていると時々、「顎関節症の人がボツリヌストキシン注射(エラ、プチ小顔術)をすると、顎関節症が治るってネットに書いてあったのですが本当ですか?」「私は顎関節症なんですが、ボツリヌストキシン注射(エラ、プチ小顔術)で顎関節症は治りますか?」などとご質問いただきます。

私の答えは、「ボツリヌストキシン注射(エラ、プチ小顔術)で顎関節症が楽になったという患者様はたくさんいらっしゃいます」です。

顎関節症は、顎関節部や咀嚼筋等の疼痛、関節音、開口障害ないし顎運動異常を主要症候とする慢性疾患群の総括的診断名であり、その病態には咀嚼筋障害、関節包・靭帯障害、関節円板障害、変形性関節症などが含まれます。顎運動障害、顎関節痛や関節雑音などの症状があります(顎関節症の主要3症状)。その他にも、耳の痛み、耳閉感、難聴、めまい、眼精疲労といった眼や耳の症状、頭痛や首、肩のこり等のさまざまな症状を呈することがあります。

現在、はっきりとした原因はわかっていませんが、頬杖をついたり、柔らかいものしか食べないという、生活習慣が原因の一つなど様々なことが言われており、異常な開閉口運動や、ブラキシズムなどの顎に加わる異常外力、補綴物異常など様々なな原因による咬合異常や筋緊張に起因するといわれています。また、大きく開口するあくび、笑いといった日常的な動作や、歌唱、寝違え、頬杖など生活習慣や、仕事の変化と肉体的心理的ストレスの相乗作用によって起こるとされています。

ボツリヌストキシン注射(エラ、プチ小顔術)は、噛む筋肉である咬筋にボツリヌストキシンを注射し、咬筋を萎縮させることにより、エラの張りをとり、小顔にする治療です。ボツリヌストキシンで咬筋が萎縮すると、咬筋の緊張が緩和されるため、顎関節症の患者様がボツリヌストキシン注射をすると、「開きずらかった口が開けやすくなった」「顎関節の痛みが楽になった」とおっしゃることが多いです。そのため、ボツリヌストキシン注射は、顎関節症の対症療法の1つになっています

この記事の監修医情報
平成11年
  1. 藤田医科大学医学部卒業
平成11年
~平成13年
  1. 藤田医科大学麻酔救急科に勤務
  2. 麻酔科標榜医取得
平成13年
  1. 藤田医科大学大学院入学。
    形成外科入局。高須クリニック勤務
平成14年
  1. 群馬県立がんセンター頭頚部外科勤務
平成15年
  1. Ivo Pitanguy Institute Postgraduate Course (Brazil) 研修
平成17年
  1. 単一植毛手術の研究にて医学博士取得
平成19年
  1. 日本形成外科学会専門医取得
  2. 高須クリニック名古屋院院長

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