肌(美容皮膚科)の施術について

元々色黒・地黒(ぢぐろ)の人をしみ・くすみ対策点滴美肌成分を含んだ点滴などで色白にすることは可能なのか?

よくメールのお問い合わせなどで、「私は地黒なのが悩みなんですが、しみ・くすみ対策点滴美肌成分を含んだ点滴などをして色白になることは可能ですか?」と御質問いただきます。私の答えは、「申し訳ありませんが不可能」です。

地黒の人は遺伝的に皮膚のメラニン色素の量が多いため肌が黒いです。しみ・くすみ対策点滴美肌成分を含んだ点滴は皮膚のターンオーバー(新陳代謝)を促進し、シミやくすみを薄くしたりする効果はありますが、元々地黒の人を色白にすることはできません

しみ・くすみ対策点滴美肌成分を含んだ点滴以外の治療でも残念ながら地黒の人を色白にすることはできません。ハイドロキノン軟膏を皮膚に塗り続ければ多少白くなる可能性はありますが、塗るのを止めれば戻るし、刺激のある薬なので、毎日全身に塗り続けるのは現実的ではありません。シミ取りレーザー(しみ・あざ取りレーザー)やフォトフェイシャルM22IPL(インテンシブパルスライト)なども、シミやくすみを薄くしたりすることはできますが、地黒の人を色白にすることはできません。結論を言うと、地黒の人を色白にすることは現実的に不可能です。しかし、悲しむことはありません。地黒の人は色白の人に比べ様々な利点があります

そもそも皮膚のメラニン色素は、皮膚細胞を紫外線から守る役割を持っているため、地黒の人は色白の人に比べ紫外線のダメージを受けにくいです。実際に有色人種はメラニン色素の少ない白人に比べ、皮膚癌になりにくいというデータもあります。また、地黒の人は元々メラニン色素が多いため、紫外線を浴びてもシミ、ソバカス、くすみが目立ちにくいです。逆に色白の人は紫外線のダメージを受けやすい上に、シミ、ソバカス、くすみが目立ちやすいため、紫外線対策を厳重にしなければなりません。また、黒は膨張色ではないため、肌が黒いと顔が小さく見えたり、腕、脚、ボディラインが細く見えます。ガングロギャル(死語)が日サロで必死になって全身を焼くのは、顔を小さく見せたり、身体を細く見せる目的もあるのだと思います。また、地黒の人の褐色の肌は、色白の人に比べ、健康的に見えることが多いです。

人間は欲の深い生き物なので、他人が持っていて自分が持っていないものを欲しがります。そのため、地黒の人は自分の持っていない色白の肌に憧れることがあります。色白の人は色白の魅力がありますが、褐色の肌の人には褐色の肌の魅力があるので、地黒の人は褐色の肌の美人を目指すのが良いと思います

この記事の監修医情報
平成11年
  1. 藤田医科大学医学部卒業
平成11年
~平成13年
  1. 藤田医科大学麻酔救急科に勤務
  2. 麻酔科標榜医取得
平成13年
  1. 藤田医科大学大学院入学。
    形成外科入局。高須クリニック勤務
平成14年
  1. 群馬県立がんセンター頭頚部外科勤務
平成15年
  1. Ivo Pitanguy Institute Postgraduate Course (Brazil) 研修
平成17年
  1. 単一植毛手術の研究にて医学博士取得
平成19年
  1. 日本形成外科学会専門医取得
  2. 高須クリニック名古屋院院長

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