特徴

乳房切除(性同一性障害 GID FtM)の特徴

身体は女性であるのに、心は男性…性同一性障害(GID)に悩む方のための手術です。乳房のふくらみに感じている大きな違和感を取り除き、心にフィットする男性的な平らな胸にすることができます。

性同一性障害とは?

  • ・正式名称は「Gender Identity Disorder:(ジェンダー アイデンティティー ディスオーダー)」。略してGID。
  • ・身体の性と心の性が一致していない状態のことをいいます。

自分の戸籍上の性別や身体が男女のどちらに所属しているのかを認知していながら、性自認の性別が反対の性別に属していることを確信している状態のこと。

乳房切除(性同一性障害 F to M)の二つの手術方法

手術方法は大きく分けて2種類。バストの大きさによって異なります。

  1. 1脂肪吸引+乳腺除去~Cカップ以下の比較的小さなバストの場合~
    • ・最初にバストの周囲に5mm程度の小さな穴を開け、余分な脂肪を吸引。
    • ・次に、乳輪の下半分を切開し、乳腺を除去。

    この術式は最も一般的なもので、男性の「女性化乳房」を解消する手術でも用いられています。脂肪と乳腺を取り除くと皮膚のたるみが残るのでは?、と心配されるかもしれませんが、ある程度皮膚は収縮して引き締まるため、Cカップくらいまで大きさならほとんどシワやたるみが残ることはなく、平らで男性的な胸に仕上げることができます。

  2. 2乳房を皮膚ごと切除~Dカップ以上の大きな胸の場合~
    • ・①脂肪吸引+乳腺除去と同様、まず脂肪吸引によって余分な脂肪を除去。
    • ・次に、バストの垂れ下がった皮膚を、乳輪・乳頭や乳腺とともに切除。
    • ・切除部から乳輪・乳頭を取り出し、あるべき位置へと再移植する。

    この術式は、脂肪吸引+乳腺除去の方法では術後にシワやたるみが目立ってしまう大きなバストの方に対して行います。皮膚を切除するのでその傷跡が胸の下方に残ることになりますが、シワやたるみのない平らな胸を作ることができます。

ページトップへ戻る

このような方に向いています

  • ふくらんでいるバストに大きな違和感がある
  • 心は男性である
  • 性同一性障害と認識している
  •  

ページトップへ戻る

誰もが悩みのない性同一性を目指して
~生理学的な性別と心理・社会的な性別~

人の性別には、生物学的にオス・メスを表わすものと、心理的・社会的な男性・女性を表わすものがあります。生物学的な性別は遺伝によって決定されますが、両性の中間型にあたる間性と呼ばれるものも存在し、その区別は必ずしも絶対的ではありません。そして心理的・社会的な性別は、生物学的な性別にふさわしい心理・社会的な性別を備えているかどうかということになります。

一般的には、身体と心が一致する性別を身につけるには、生物学的と心理・社会的な要因の双方が関与しています。つまり、「自分は男(女)である。男(女)性的で男(女)らしい、男(女)としての役割を果している」という意識のもとに、「生物学的性」と「心理・社会的性」が一致するとき「性同一性がある」ということになります。

そして、何らかの理由によって身体が男性で心は女性、身体が女性で心は女性という、身体と心の性別が一致しないとき、性同一性障害と呼ばれる状態になるのです。

身体が女性であるのに心は男性である場合、膨らんだ女性らしい胸は、自分にとって、非常に異質なものとして認識されます。膨らんだ胸を取り除き、男性的な平らな胸にしたいと思うのは当然のことです。

ページトップへ戻る

リスク・副作用・合併症について

■FtoM(女性から男性)のGID(性同一性障害)患者様が乳房除去手術する際の注意点

FtoM(女性から男性)のGID(性同一性障害)患者様が乳房除去手術を受けた場合、一生男性として生きていく方は全く問題ないのですが、万が一、やっぱり女性として生きていきたいと思った場合、色々な苦難が生じてしまいます。

手術をしたことにより、男性的な平らな胸になっているため、再び女性的な膨らんだ胸にする場合は、豊胸手術などを行わなくてはなりません。

外性器や内性器の手術は受けていなければ、乳房はなくても卵巣と子宮はあるため、妊娠、出産はできますが、生まれてきた赤ちゃんに、自分で授乳してあげることはできません。

もちろん、人工乳で育てることは可能なのですが、母親として、自分が授乳する機会を失ってしまいます。

そのため、乳房除去手術は、心は完全に男性であり、乳房を除去しても絶対に一生後悔することがない方しか受けることはできません。

身体が女性であるGID、LGBDの方も、色々なタイプの方がいらっしゃり、

・完全に心が男性の方
・男性と女性の中間の性の方
・基本は心も女性だけど、見た目も服装も性格も男っぽい方
・その日の気分によって男性になったり女性になったりする方
・身体は女性のままでいて、恋愛対象が女性の方(レズビアンの方)
・見た目は女性のままでよく、男性も女性も両方恋愛対象になる方
・彼氏ができると女性になり、彼女ができると男性になる方

など様々です。

非常に稀にですが、他院で乳房除去手術を受けた後、何年か経過して、「やっぱり女性らしいバストがほしい」と、豊胸手術希望で来院される患者様がいらっしゃいます。

そのような患者様は、ほぼ全員、心の性が、男性と女性の両方を持っている中間型の方です。

この手術は完全に元に戻すことができない手術なので、カウンセリングでは、このような将来的なリスクなどについてもしっかりと説明させていただきます。

ページトップへ戻る

ドクターズボイス

高須幹弥医師

男性の心をもっているのに、身体は女性である。心と身体の不一致に気がついたときから、年齢を重ねるほどに悩みは深まってきていると思います。特に外見を左右する胸のふくらみは、見るたび触れるたびに心を傷つける存在なのではないでしょうか。
乳房除去には2つの術式がありますが、診察のときに、患者様の胸の状態、傷跡、シワが残るリスクなどを勘案し、カウンセリングで最適な方法を勧めさせていただきます。

ページトップへ戻る

この施術を見た方は、以下の施術も見ています
    • 美容整形・美容外科のメール相談をする
    • 美容整形・美容外科のカウンセリング予約をする
    • フリーダイヤル 0120-5587-10 電話受付時間 9:30~22:00(日曜・祝日は21時まで)
    文字サイズ
    小 中 大