特徴

歯ぎしり顎関節症ボトックス・ボツリヌストキシン注射の特徴

エラボトックス(ボツリヌストキシン)注射は、奥歯を噛み締める筋肉である咬筋にボトックス(ボツリヌストキシン)を注射し、咬筋を萎縮させることにより、エラの張りをとり小顔にする治療です。
この治療は、エラボトックス(ボツリヌストキシン)注射で咬筋が萎縮すると、咬筋の緊張が緩和されるため、顎関節症の対症療法の1つになります。
また、顎関節や周辺の筋肉にかかる負担を軽減することで歯ぎしりも改善されます。

■施術風景、解説動画

施術する部位、施術後の腫れ、経過などを、動画で解説します。

歯ぎしりとは?

夜寝ているときなどに歯をギリギリと擦り合わせることをいいます。本人に自覚のない場合が多く、家族や他人に指摘されて気づくようです。原因には、ストレス、カフェイン、喫煙、アルコール、噛む筋肉(咬筋など)の過緊張、噛み合わせの悪さなどがあります。歯ぎしりが習慣になると歯が磨り減ったり、歯の表面が擦れて神経がむき出しになり、そこから知覚過敏になることもありますし、酷い場合は顎関節症を引き起こすこともあります。通常、歯ぎしりは睡眠中に無意識でしているので、本人が気づかないうちに睡眠不足になることも多いようです。

顎関節症とは?

顎関節部や咀嚼筋等の痛みがでたり、関節音が鳴ったり、顎を動かすときに異常が生じるといった症状を伴う慢性疾患です。その他にも、耳の痛み、耳閉感、難聴、めまい、眼精疲労といった眼や耳の症状、頭痛や首、肩のこり等のさまざまな症状がでることがあります。
はっきりとした原因はわかっていませんが、頬杖をついたり、柔らかいものしか食べない生活習慣や、口内の詰め物など様々な原因による咬合異常や咬合筋の緊張の他、大きく開をあけてあくびをしたり笑うといった日常的な動作や、歌唱、寝違え、頬杖など、ここに肉体的や心理的ストレスが加わった相乗作用によって起こると言われています。

*「ボトックス」は、米国Allergan Inc.の登録商標です。

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術後の注意事項・アフターケア

施術時間 約5分
術後の通院 なし
術後の腫れ ほとんどなし(個人差あり)
カウンセリング当日の治療 可能
入院の必要性 なし
麻酔 クリーム麻酔
シャワー 当日より可能
メイク 直後より可能
洗顔 直後より可能
■顎関節症、歯軋りのボトックス治療の効果の現れ方、効果の持続について

眉間や目尻などのシワの治療、ガミースマイルボトックス、タレ目ボトックスなどの場合は6ヶ月くらいの一時的な効果であることが多く、エラボトックス、ふくらはぎボトックスなどの場合は、ある程度の効果は永久的に残ることが多いです。
ボトックス(ボツリヌストキシン)ボツリヌストキシンの効果が一時的なのか永久的なのかは、注射する部位、目的、注射する量、注射の仕方、テクニックなどによって異なるため、以下に詳しく説明させていただきます。
ボトックス(ボツリヌストキシン)ボツリヌストキシン注射は、様々な用途で使用します。

美容整形クリニックで使用する場合は、主に以下の治療です。

①眉間の縦ジワ、額の横ジワ、目尻のシワ、鼻根部の横ジワ、唇の縦ジワ、顎の梅干ジワなどのシワ治療
②ガミースマイルの治療(ガミースマイルボトックス
③下がっている口角を挙げる治療
④目尻を下げて、タレ目っぽく目を大きくする治療(タレ目ボトックス
⑤顔面神経麻痺で、健側(麻痺していない側の顔)の過緊張を緩める治療
⑥エラを細くする治療(エラボトックス
⑦ふくらはぎを細くする治療(ふくらはぎボトックス
⑧肩をほっそりさせる治療(美人肩ボトックス
⑨肩凝りの治療(肩凝りボトックス
⑩顎関節症、歯軋りの治療
⑪額、顔、ワキ、手のひら、足の裏などの汗を止める治療(多汗症ボトックス

顎関節症や歯軋りのある人の咬筋(噛む筋肉)にボトックス(ボツリヌストキシン)ボツリヌストキシンを注射すると、咬筋の緊張が緩み、症状がある程度改善します。

早い人だと注射してから2~3日くらいで徐々に効果が現れてきますが、平均すると、だいたい1週間くらいで完全に効果が現れます。

その後は4~6ヶ月くらいかけて徐々に効果が弱まっていき、6ヶ月以上経過すると、ボトックス(ボツリヌストキシン)ボツリヌストキシンの活性はほぼ無くなります。

ただし、咬筋は骨格筋であるため、6ヶ月以上経過して、ボトックス(ボツリヌストキシン)ボツリヌストキシンの活性が無くなっても、最も効果があったときの3~4割程度の効果は永久的に残ります。

繰り返し注射すれば、その効果は更に蓄積されていくことになります(繰り返し注射する場合は、エラボトックスと同様、4~5ヶ月間隔くらいでするのが理想ですが、やはりエラボトックスと同様、6ヶ月以上間隔が空いても大丈夫です)。

ただ、歯軋りだけならともかく、顎関節症のある人の咬筋にボトックス(ボツリヌストキシン)ボツリヌストキシンを注射するのは、あくまで顎関節症に対する対症療法であり、根本的な治療ではありません。

顎関節症のある人にボトックス(ボツリヌストキシン)ボツリヌストキシンを注射して症状が改善しても、根本的な問題が解決したことにはならないので、ボトックス(ボツリヌストキシン)ボツリヌストキシン注射だけて顎関節症が永久的に完全に治ることはありません(顎関節症がなく、歯軋りだけが悩みの人は、繰り返し注射することにより、ほぼ完全に症状が無くなることもあります)。

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リスク・副作用・合併症について

■妊活中、妊娠中、授乳中にボトックス(ボツリヌストキシン)注射はできないことについて

ボトックス(ボツリヌストキシン)ボツリヌストキシン注射のリスク、副作用に、妊活中、妊娠中、授乳中に注射することができないということがあります。

理由は、ボトックス(ボツリヌストキシン)ボツリヌストキシンは妊娠中の胎児への安全性や授乳中の乳児への安全性が100%確保されていないからです。

通常、どんな薬でも、人体への悪影響がないかを調べるには、「治験」といって、希望者に対して人体実験を行い、副作用、リスク、合併症がないかを調査します。

しかし、そもそも妊婦や授乳中の母親に対して人体実験を行い、胎児や乳児に悪影響があるかどうかを調べるということが倫理的に出来ないため、ボトックス(ボツリヌストキシン)ボツリヌストキシンが実際に人間の胎児や乳児に影響があるのかないのかを調べた研究結果がないのが現状です。

男性に関しても、ボトックス(ボツリヌストキシン)ボツリヌストキシンを投与してすぐに女性を妊娠させて、胎児に影響があるのかないのかを調べた人体実験の治験データはありません。

ちなみに、ボトックスの商品に添付されている使用上の注意には
・妊娠する可能性のある婦人は、投与中及び最終投与後2回の月経を経るまでは避妊する。
・男性は、投与中及び最終投与後少なくとも3ヶ月は避妊する。
と記されています。

男性は精子の形成される期間にボトックスが投与されることを避けるため、3ヶ月という数字になっています。

そのため、高須クリニックでは、女性の場合、妊活中、妊娠中、授乳中の方にボトックス(ボツリヌストキシン)ボツリヌストキシン注射はしない方針にしており、ボトックス(ボツリヌストキシン)ボツリヌストキシン注射後は、2回目の月経(生理)が終わるまでor3ヶ月以上経過するまで妊娠しないようにしていただいてます。

ボトックス(ボツリヌストキシン)ボツリヌストキシンの分子量は15万程度であり、胎盤を通過できず、理論的には妊婦に投与しても胎児には届きません。

また、妊娠中にボトックス(ボツリヌストキシン)ボツリヌストキシンを注射してしまったが、元気な赤ちゃんを出産し、成長する過程でも何も問題はなかったという報告も多数あります。

妊娠中、授乳中にボトックス(ボツリヌストキシン)ボツリヌストキシンを投与すると必ず問題が起こるというわけではありませんが、100%絶対に問題が起こらないと言いきることもできないのが現状であるため、患者様が100%安全で安心でいられるため、このような方針にさせていただいております。

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ドクターズボイス

高須幹弥医師

エラボトックス(ボツリヌストキシン)を注射すると、咬筋の緊張が緩和されるので、あごのラインがすっきりとシャープになるだけでなく、歯ぎしりや顎関節症などが改善されるため、「開きづらかった口が開けやすくなった」「顎関節の痛みが楽になった」と患者さまから言われることも多いです。
しかし、患者さんが、噛み合わせの悪さなどの根本的な原因を持っている場合、エラボトックス(ボツリヌストキシン)注射で歯ぎしりの症状が改善することがあっても、根本原因が治ったわけではありません。その場合は、噛み合わせの専門的治療も合わせて行うことをお勧めします。

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