いい美容整形外科クリニックや名医を探すにはどうしたらいいのか?⑧

二重まぶた埋没法や脂肪吸引、脂肪注入豊胸など、1つの手術なのに、色々な種類、ランク、グレードがあって、料金も変わってくるシステムのクリニックってどうなの?

たくさんある美容整形クリニックの中には、ホームページの料金表を見ると、時々このような料金体系をとっているクリニックがあります。

《二重まぶた埋没法》(全て両目の料金)
・スタンダード法 ・スペシャル法 ・スーパー取れない法 ・ウルトラスーパーデラックス法 20万円
  • 1点留め 9000円
  • 2点留め 18000円
  • 3点留め 27000円
  • 4点留め 36000円
  • 1点留め 18000円
  • 2点留め 36000円
  • 3点留め 54000円
  • 4点留め 72000円
  • 1点留め 36000円
  • 2点留め 72000円
  • 3点留め 108000円
  • 4点留め 144000円
  • ・非常に取れにくいMAX法 30万円
  • ・絶対取れないアルティメット法 50万円
《脂肪吸引》(二の腕両側の料金) 《バスト脂肪注入豊胸》
  • ・スタンダード脂肪吸引 9万円
  • ・ジェット脂肪吸引 18万円
  • ・イケイケガンガン超音波脂肪吸引 36万円
  • ・ガッツリ刈り取りレーザー脂肪吸引 72万円
  • ・スタンダード脂肪注入 40万円
  • ・ふっくらPRP脂肪注入 70万円
  • ・ボンボン幹細胞脂肪注入 120万円
  • ・MAX究極脂肪注入 200万円

スタンダード9,000円! スペシャル18,000円! スーパー取れない方36,000円! ウルトラスーパーデラックス法20,0000円!

このような料金表を見た患者様の中には、「埋没法1つでも色々な種類、グレードがあるんだなあ」「色々な種類、ランクがあるから、やっぱり高い方法のほうが優れているのかなあ?」と思う人がいるかもしれません。

しかし、同業者である我々美容外科医から見ると、非常におかしな料金表です。このような料金体系のクリニックは、何故このようなシステムをとっているのでしょうか?私が全てタネ明かしします。

①患者様から、お金を搾り取れるだけ搾り取るため

このような料金システムのクリニックは、必ず、雑誌広告やインターネット広告などで、「埋没法スタンダード法1点留め両目9000円!」「スタンダード脂肪二の腕両側9万円!」のように、一番安い料金を提示し、見ている人に、「ここのクリニックは料金が安い!ここで手術を受けよう!」と思わせ、来院させます

患者様が来院したら、カウンセリングで、医者、カウンセラー、美容クラークが全力で口説いてきます。

「9000円の埋没法だとすぐに取れてしまうので、20万円のウルトラスーパーデラックス法のほうがいいですよ!」
「50万円の絶対とれないアルティメット法でやるのが絶対おすすめです!低金利の医療ローンも組めますよ!」
「予算的に厳しいのなら、せめて、72000円のスーパー取れない法2点留めをされては?」

患者様の懐具合を探りながら、その患者様が払える範囲内で、一番料金の高い手術を契約させようとします。
たくさんお金が払えない人は、払える範囲内の一番高い料金を、たくさんお金が払える人は一番高い50万円を払わせることにより、患者様から最大限お金を搾り取ることができ、最も合理的にお金を儲けることができます

②手術が上手くいかなくても、患者様にクレームを言わせないため

バストの脂肪注入豊胸希望の患者様が、広告で「スタンダード脂肪注入40万円!」というのを見て、40万円を持ってそのクリニックに行きます。カウンセリングで医者に、「40万円のスタンダード脂肪注入を受けたい」と言います。
すると医者は、たくさんお金を搾り取ってやろうと考え、「あなたの身体だと、200万円のMAX究極脂肪注入じゃないとあまり効果がありませんよ!」と、高い方法を勧めます。
患者様は40万円払うのが限界であり、広告を見て、最初から40万円のスタンダード脂肪注入を受けるつもりだったので、結局40万円のスタンダード脂肪注入を受けます。しかし、バストはほとんど大きくならず、術後に施術した医者にクレームを言いに行くと、医者は、「だから200万円のMAX究極脂肪注入をしないと駄目だと言ったでしょう!?あなたがお金をケチって安い手術を受けたんだから、あなたが悪いんですよ!」と言います。
患者様は、「そうかあ、お金をケチった私が悪いんだな」と納得させられてしまいます。このように、最初に一番高い料金の方法を勧めて、患者様が予算の都合で、それより安い方法の治療をすることになった場合、手術の結果が悪くても、「高い法の治療をすれば上手くいったのに、あなたがお金をケチって安い手術を選んだから上手くいかなかった」と言い訳をすることができます(もちろんそんなのは大ウソですよ)。

③安い手術は悪くて高い手術はいいというわけではない

患者様がこのような料金表を見ると、「安くてグレードの低い手術はあまり良くなくて、高くてグレードが上の手術は使ってる材料や器械とかが良くて、結果もいいんだろう」と思ってしまうかもしれません

カウンセリングする医者やカウンセラーも、
「30万円の埋没法の非常に取れにくいMAX法は、世界一細い注射針を使うので、腫れや痛みがほとんどないですよ!」
「50万円の絶対とれないアルティメット法の埋没法に使う糸は、心臓血管外科でも使う特殊な糸なんですよ!」
「200万円のMAX究極脂肪注入では、大量の脂肪幹細胞やPRPなどの成長因子すなわちグロースファクターを一緒に入れるので、凄くバストが大きくなるんですよ!」
「ガッツリ刈り取りレーザー脂肪吸引だと、レーザーと超音波とウォータージェットを併用するので、一番たくさん根こそぎ脂肪が取れるんですよ!」

のように、高い手術ほど結果もいいかのように説明し、少しでも高い手術を受けさせようとします。
しかし、本来、美容外科手術というのは、患者様にできる限りの最高の手術をしてさしあげるべきです。本当に細い注射針があるのならば、全ての埋没法を受ける患者様にそれを使ってさしあげるべきだし、本当にいい埋没法の糸があるならば、全ての患者様にそれを使ってさしあげるべきです。
第一、原価コストを考えても、注射針や埋没法の糸の種類が違うだけで、こんなにも料金に差が開くのはどう考えてもおかしいです
もしも、この料金システムで本当に手術の仕上がりに差がでるとしたら、安い埋没法を選択した人には、わざと雑に手術したり、わざと痛がらせて手術したりしてるとしか考えられません。

バストの脂肪注入豊胸にしても、全ての患者様にできる限りのことをしてさしあげるべきで、PRPなどの成長因子の添加や、脂肪幹細胞を添加することが必要だと考えるなら、それをすること自体は、基本的な脂肪吸引~脂肪注入の手術の手間に比べればわずかな手間でしかないのだから、脂肪注入豊胸を受ける患者様全てにしてさしあげるべきです。
脂肪吸引に関しても、吸引する前に体外式超音波を当てたり、レーザーを照射すること自体はほとんど意味がないし、いい脂肪吸引の器械があるのならば、全ての患者様に使い、できる限りの最高の手術をしてさしあげるべきです。
脂肪注入豊胸や脂肪吸引でも、料金によって手術の仕上がりに差がでるとしたら、安い手術の場合、わざと手を抜いていいかげんな手術をしてるか、わざと雑な手術をしているかしか考えられません

以上のように、1つの手術なのに、色々な種類、ランクがあって、料金も変わってくるシステムのクリニックは、このような理由、からくりでやっています。しかし、このような料金体系システムで経営しているクリニックには、人間的に優れている医者、手術が上手な医者は絶対にいません。本当に手術が上手く、プライドを持ってやっている医者は、このような患者様を騙して高い料金を搾り取る悪徳商法は絶対にしないからです。
このようなクリニックで働いている医者は、研修医が終わってからすぐに美容整形クリニックに就職した半人前の未熟な若い医者か、金儲けのことしか考えていない悪徳な医者か、いつまでたっても一人前の美容外科医になることができず、金儲け主義の経営者の傀儡になり、そこから抜け出すことができない三流の医者です。

もし、そのようなクリニックに、手術が上手くて人間的にも優れている医者がいれば、そのような経営方針に嫌気がさし、他のクリニックに転職するか、独立して開業します。
本当に技術力があり、人間的に優れている美容外科医であるならば、その手術を受ける全ての患者様に対して、持っている全てのテクノロジーを動員して、できる限りのことを行い、最高の仕上がりにしようとするため、どの手術でも、手術料金表はもっとシンプルになるはずです

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