美容整形について

二重まぶた切開法などの手術後の腫れているダウンタイムの期間に温泉や海外旅行に行って大丈夫なのか?

カウンセリングのときに時々、「二重まぶた全切開法をしたいのですが、ちょうど友達と温泉旅行に行く予定があるので、その旅行に行く期間を利用して手術したいと思っています」「鼻のシリコンプロテーゼ手術をしたいのですが、ちょうど家族で海外旅行に行く予定があるので、旅行に行く期間を利用して手術したいと思っています」とおっしゃる患者様がいらっしゃいます。

その患者様達は、目や鼻などを手術した後、「腫れているダウンタイム期間中に温泉や海外旅行に行けば、時間を有効活用できるだろう」という考えなのだと思います。結論からいうと、それはおすすめできることではありません

美容整形手術後の腫れている期間というのは、身体に受けた侵襲、炎症、創傷が回復する期間なので、基本的に安静にしていることが重要です。手術後の腫れている期間(特に手術後1週間)に動き回っていれば、患部の血流が良くなりすぎることにより、手術した部位が腫れ、内出血が出たり、痛みが強くなることがあります。色々なところを出歩けば、それだけ雑菌に触れることになるので、患部が不潔になり、場合によっては、鼻や顎に入れたシリコンプロテーゼ、鼻に入れた耳介軟骨などに菌が付着し、感染症を起こすこともあり得ます。

海外旅行の場合は特に問題があり、動き回ったり、雑菌が付着することにより、何か問題があっても、旅行先で別の病気にかかって患部に影響がでても、手術をしたクリニックに診せに行くことができません。

本来、旅行というのは楽しむために行くものであるのに、手術後の腫れや痛みのある状態で旅行に行っても楽しくないと思います。温泉旅行に行っても、温泉につかると血流が良くなって患部の腫れや痛みが強くなるので、自分だけ温泉に入ることはできないし、顔が腫れている場合は写真も撮れないし、どこに行っても楽しくないでしょう。

この記事の監修医情報
平成11年
  1. 藤田医科大学医学部卒業
平成11年
~平成13年
  1. 藤田医科大学麻酔救急科に勤務
  2. 麻酔科標榜医取得
平成13年
  1. 藤田医科大学大学院入学。
    形成外科入局。高須クリニック勤務
平成14年
  1. 群馬県立がんセンター頭頚部外科勤務
平成15年
  1. Ivo Pitanguy Institute Postgraduate Course (Brazil) 研修
平成17年
  1. 単一植毛手術の研究にて医学博士取得
平成19年
  1. 日本形成外科学会専門医取得
  2. 高須クリニック名古屋院院長

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