何故、私は手術動画をアップするのか?

教えて、幹弥先生!

■二重切開のカウンセリングのときに先生にできないと言われて冷たく感じました 高須クリニック高須幹弥が動画で解説

二重切開のカウンセリングのときに先生にできないと言われて冷たく感じました。患者様からのご意見に高須幹弥がお答えします。

公開日:2016・02・18
出演:高須幹弥医師

二重切開のカウンセリングのときに先生にできないと言われて冷たく感じました 高須クリニック高須幹弥が動画で解説

A-20代女性の方からのご質問です。私は二重切開の手術をするのを考えており、先日、高須幹弥先生のカウンセリングを受けました。なりたいモデルさんの顔の写真を見せて、幅の狭い自然な平行型二重を希望したのですが、「先生はあなたの目で平行型二重を作ると自然にはできません」と言い、「あなたの目で自然な二重を作るなら、末広型二重にしないといけません」と言ってきました。

また、私は「平行型二重で、アイラインを引いてもちゃんと二重になり、ちゃんとまつげの生え際が見える二重にしたい」とも言ったのですが、先生は「あなたの目でそのような目を作ることはできません」とまた否定されました。

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他にもいろいろと希望したのですが、ほとんどのことを先生はできませんと否定しました。結局ラインが決まらずその日は手術をするのをやめて帰ったのですが、家に帰ってからもそのときの事を思い出すといろいろと腹が立ちます。私が何を希望してもできないとばかり言ってたけど、それを何とかするのがプロの仕事ではないのですか。先生の態度もすごく冷たく感じたし、本当にがっかりでした。とのことです。

幹弥先生分かりました。そうですね、二重まぶたの手術希望の患者さんはいろんな方がいらして、時々こういう感じで、ラインが決まらなくて、手術にならなくて、怒って帰られちゃうってことは正直、本当に時々あります。100人に1人ぐらいなんだけど、どうしてもそういうことはあります。

彼女が要望された二重は、平行型で、ちょっと幅があってアイラインを引いても二重だって分かるように、奥二重みたいにならないように。まつげの生え際が見える、なおかつ自然な二重っていうのを要望されたと思うんです。話、聞いてると。でもそれはできないから、私はできないって話したわけです。

それは本当に物理的にできないから、できないわけです。なので、「できない」ってまず私答えて、「あなたの目で自然な二重は末広型の二重です」って言ってるから、そうなんです。

恐らく、まぶたの皮膚がすごく厚くて、なおかつ蒙古ひだもしっかり張ってて、なおかつそんなに目が離れてない人なんかは、狭い末広型が自然で似合う二重なんです。そういう人に無理して、平行型作ると蒙古ひだを乗り越えて幅広い二重を作らないといけないから、まつげの生え際に皮膚がぼてっと乗っかって、まつげの生え際が隠れて、その分、目の開きが悪くなって、なおかつ傷も食い込んで、目を閉じたり伏し目になったときの傷が食い込んで目立つ傷になっちゃうのが予想されたから、自然に仕上げるのはできないって話したわけで。本当にそのとおりだから、できないことはできないって話したんです。

A-そうですね。

幹弥先生なので、患者さんが要望する二重でできない場合は、「こういう二重が自然だからいいよ」って、「自然にしたいんだったら、このラインがいいよ」って私は必ず提案します。提案したと思います。

でも、彼女は嫌だったんでしょうね。私が提案した二重は。

やっぱりどうしても平行型二重が良くて、なおかつ自然な二重がいいっていうことだったんですね。でもやっぱりそれはできないんです。例えば平行型二重になればいいと。多少は整形っぽくなってもいいって、何か妥協してくれれば、できます。あるいは、自然がいいと。でも、平行型二重は諦めるって言ってくれれば、末広型二重で自然なのは作れます。

でもどっちも妥協してくれなかったので、やっぱりできないものはできないんです。「できないけれどそれを何とかするのがプロの仕事ではないですか」って言われても、それは違うんです。

やっぱりできないものはできないし。できないことをちゃんと見極めて、できないって患者さんに教えてあげるのがプロの仕事であって。本当にできないからできないわけです。

それは切開の二重、私は何万例とやってて、いろんな経験をしてるから、この人の目でこういうデザインで手術すればどうなるとか、自然になるとか不自然になるとか、皮膚がかぶさるとか、眠たそうになるとか、全部分かるから教えてあげてるんです。

A-なるほど、そうですよね。

幹弥先生それでも妥協してくれなくて、何とかしてほしいって言うから、もうできないです。だからこのラインはどう、このラインはどうって、いろいろやっても決まらないから手術ができないわけです。もうしょうがないに尽きます。

A-そうですね。

幹弥先生やっぱりできないことはできないって、はっきり言っておかないと、術後にトラブルになっちゃうんです。できないことを多分できるよ、やってみようってやって、もしそのとおりにならなかったら、やっぱり当然、患者さん怒りますよね。

A-そうですね。

幹弥先生私の希望してたのと違うと。自然に仕上がるって言ったのにどう考えても不自然だとか。あるいは平行型望んだのに、末広形にされたとか。自然なのは分かるけど、平行型になってないって。

怒る、トラブルになるから、ちゃんとできないことを話して、できることを話して。やるかやらないかは患者さんに選択してもらえばいいわけです。

いつも通りのカウンセリングをしたと思うんだけど、やっぱり100人に1人ぐらいはなかなか妥協してくれなくて、怒って帰られちゃうことがあります。ただやっぱり怒って帰られて、本当に私も申し訳ないと思うんですけど。できないものはできないからしょうがないんだけど。

でも、かといって無理に手術して、希望通りになってなかったり、平行型になったけど不自然で整形っぽい二重になって、後で泣かれるよりは、はるかにましです。だって、お金は失ってないし、痛い思いもしてないし、悪くなってもなくて何も変わってないわけですから。

初診のカウンセリング料だって、うちは今、ゼロ円でやってます。無料でやってます。

A-そうですね。

幹弥先生だからできないって言われてもお金は損してないです。時間とか交通費をロスしたって言われたら、それはそれでしょうがないけど。でも予約を電話とかメールとかで取る段階で、どんな手術でもできるとか断言してるってことはないし。

ホームページとかブログでも私は散々できないことはできないけど、できることとできないことをしっかり勧めますと。無理には勧めませんと散々うたってるんだけど、それでもやっぱり頭の中でできるって思い込んで来てしまうと、できないって言われると、やっぱり怒りが生じてしまうわけで。私に怒りをぶつけられちゃうわけなんだけど、しょうがないです。申し訳ないけどしょうがないです。無理して手術して、後で痛い目に遭うよりははるかにましですから。私は、それは受け止めてます。

患者さんに「何でできないんですか」とか言って「がっかりです」って帰られても私はそれはもうしょうがないと思って、受け止めてます。私はその患者さん責めません。

A-先生、悪役を買っておられるという感じですね。

幹弥先生しょうがないです。悪いことはしてないんだけど。もともと何でもできるなんてうたってないし。

正直にできないって話して、お金も一円ももらってなくて、しっかり丁寧にできないことを説明して、怒るんだったらしょうがないから、そういうことも起こり得るから、受け止めてます、それは。

A-そうなんですね。

幹弥先生そう。例えばその、二重のラインを決めるときって、お食事に誰かを誘うときによく似てるんです。

例えば私が女の子をご飯に誘うときとか、どこかご飯に行こうって話になったときに、どこに何を食べに行こうかって話すじゃないですか。女の子によっては、「どこでもいいよ」と。「幹弥くんが行きたい所、どこでもいいよ、連れてって」っていう子もいますよね。

それだったら私、「お勧めのイタリアンのお店があるから、すごくヘルシーで野菜もいっぱいあるし、お勧めだから行こうか」って言うじゃないですか。で、イタリア料理食べて「おいしかったね」で、ハッピーエンドじゃないですか。そういうこともありますよね。はい。あるいは何食べに行こうかって誘って女の子が「天下一品のラーメンが食べたい。それしか頭にない」と。「とにかく今こってりしたのが食べたいんだ」って言って、「じゃあ、行こうか。天一行こうか」と。「私もちょうど行きたかったんだ」って、天一のラーメン食べて、「良かったね、おいしかったね」で、ハッピーエンドじゃないですか。

でも、中には女の子で、「何食べに行こうか」って言って、「何がある」とか言って。例えば「イタリアン料理どう。すごくおいしい所なんだ」とかって、「イタリアン料理この間食べたし」とか。「駄目なの、どうしよう、天下一品のラーメンとかどう。こってりしてて、おいしいよ」「え、ラーメン。太るし」とか言って。「どうしよう。ファミレス行こうか。ファミレスだったら何でもその場で頼めるし」「え、ファミレス」とか言って、「ああ」。「どうしよう。焼き肉行こうか」って。「焼き肉太るし」って。「何。どこに行きたいの。君、決めてよ」って言っても、「え、それを決めるのが、男でしょう」とかって。「え、どうしよう」と。「しょうがない。中華料理行こう」と、「味仙に行こう」と。味仙に行って、食べた。帰りに「ニンニク臭くなった」とか言って、文句言われちゃう、と。

A-文句…。

幹弥先生それと同じ展開になるのが私は恐ろしいんです。

私が勧めたことを受け入れてやってくれればハッピーエンドだし。あるいは、患者さんこれがいいって決めて、やってハッピーエンドだったらいいんだけど。なかなか何をするか決まらないと。でも、どうするか、決めてくれないと。意見言わないと。私に意見を決めさせると。で、私がやったと。で、文句言われるって。それが困るんだ。

A-そうですね。

幹弥先生そう、手術終わった後、患者さんとトラブルになるのがやっぱり私一番嫌だし、それは美容外科医だったら誰でも一番恐れていることなんだ。それだったら、ご飯だったらいいんだ。「おいしくなかった、ごめんね」でおしまいで済むし。その子とご飯行かないとかでもいいし。

だけど、切開の二重なんか、そういう切る手術をしたら、結果が悪かったらやっぱりそれに責任をある程度持たないといけないから。修正手術をするなりとか、いろいろあるわけだから。そういうトラブルになることは避けないといけない。

A-そうですね。

幹弥先生二重のライン決めるときでも、「先生にお任せします。自然な似合うラインにしてください」って言えば「これで行こうね」、「分かりました」それで決まるし。あるいは「とにかくがっつり幅広平行にしてください。整形っぽくなってもいいです」って、シンプルにお願いされるんだったら、「はい、やりましょう」で、できます。

でも「並行型で、まつげの生え際ちゃんと出て、アイライン引いてもちゃんと二重になって絶対整形だって分からない自然なラインにしてください」って、「それは無理だよ」って、「これはどう」、「嫌です」、「これはどう」、「うーん」、「これはどう」、「嫌です」、決まらないんですよね。どうしようもないんです。どうしても決まらないんだったら、私は申し訳ないけど、手術しないほうがいいと思います。

無理に決めて手術するとそういうタイプの方は必ず後で不満が残ります。やっぱりお食事のときと一緒で。100パーセント自分の要望をかなえてくれることができないわけで、自分で決めないんだったら、絶対に不満が残って後で医者と患者のトラブルになっちゃうから、それだけは避けないといけないんです。

A-そうですね。

幹弥先生やっぱり私も無理に勧めるっていうことはしないから。できないことはできないってはっきり言うし。

A-その方を思って、言っててあげてたいんですけど、言ってても多少分かってもらえないものなんですか。それが似合わないとか、先生はっきりおしゃっているけど、やっぱり自分で迷っている分、結局何もしてもらえなかったって、強くなっちゃうんですかね。

幹弥先生そうだね。やっぱり自分がこうなりたいっていうのがしっかり決まってて、頭の中で決まっててそれができないって言われてて。あれもできない、これもできないって否定されると、やっぱり人間って気分悪くなるじゃないですか。

A-そうですね。

幹弥先生でもしょうがないんですけれど。でも自分が何かしたいって言っても駄目って否定されたら、誰でも気分悪くなるし怒るでしょう。それと同じ事が起きてしまうので。しょうがないっていうのはあります。

A-そうですね。

幹弥先生そうですね。患者さんがそうなりたいっていうのはあくまでも、理想論であって、私は極めて現実的な話をしているわけであって。やっぱり手術して結果が出たときのその結果って極めて現実的な結果が待っているわけで。極めて現実的な結果が私、予想つくから経験的に。それをあらかじめ言ってるんだけど、それを受け入れることができないから、不満が残るし。希望することできない、無理ですって言うと私がなんか冷たい人間に感じちゃうんです。

もし私が「できるよ、任せて」って言えば、「優しい先生」だって言われるけど「できない、無理ですね、できません」って言うと感じ悪いなって思われちゃうんだ。決して感じ悪くとか冷たくやってるわけじゃないんだけれど、そう思われちゃうのもしょうがないです。それも私受け止めます。

A-そうなんですね。

幹弥先生そういうこと時々あるから。冷たい人間だと思われてもしょうがない。それは患者さんのためを思って、言ってる言葉で。それで冷たいと思われたらしょうがないし。それで無理して手術すれば、余計大きなトラブルに発展するから。それでしょうがないと思います。

A-そうなんですね。

幹弥先生そんなとこです。きょうは。

A-分かりました。

幹弥先生ご理解ください。その患者さまも。

A-そうですね。

幹弥先生決して冷たい態度をとってるわけじゃなくて、あなたのことを思って、できること、できないことをしっかり話しているわけですので。

A-そうですね。その優しい気持ちをぜひ分かっていただけるといいんですけれども。

幹弥先生できること、できないこと私はきっちり話して、その上で自分でとのラインでやるかを決断して初めて手術が成立するわけなんで。私ができないって言って、しょうがない。でもどうしても自分の好きな希望のラインでできないんだったら、もうしょうがないからやらないほうがいい。やって後悔するだけだから。やるなら何かを妥協してやるってことになるから。

A-分かりました、先生。

幹弥先生以上です。

A-では、先生、きょうもいいお話をありがとうございました。

幹弥先生とんでもございません。

A-どうもありがとうございます。

幹弥先生ありがとうございました。

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