エラボトックス(ボツリヌストキシン注射)

こんなお悩みをお持ちの方へ

  1. 気軽にエラを小さくしたい
  2. 手術せずに小顔になりたい
  3. 人に知られず自然に改善したい

上記のようなお悩みを抱えてはいませんか?気軽にエラを小さくして、小顔を実現したいという方には、エラボトックス(ボツリヌストキシン注射)をご提案いたします。

エラボトックス(ボツリヌストキシン注射)とは?

エラが張っている原因には、骨そのものが突き出ている場合と、筋肉が必要以上に発達している場合があります。グッと奥歯を噛み締めたときに耳の下にふくらみが出るなら、奥歯を噛み締める咬筋が発達し過ぎてエラが張っている証拠。このタイプの“エラ張り顔”を改善するのに最適なのが、『エラボトックス(ボツリヌストキシン注射)』です。
施術は、筋肉の動きを和らげるボツリヌストキシンを、エラ張りの原因となる咬筋に直接注入するというもの。注射1本打つだけなので、約10分で終了します。術後、約3週間~4週間後くらいから、ダイエットに成功したように徐々にシャープになり、やがてほっそりとしたフェイスラインに。効果は半年~1年程(個人差あり)で、繰り返し注射することで持続時間が長くなり、筋肉そのものも縮小していきます。

※「ボトックス」はアラガン社の登録商標です。

エラボトックスで得られる効果

エラボトックスによって得られる効果は主に4つあります。

1. エラが目立たなくなり、小顔効果。

エラが張っている原因が筋肉の場合、エラの筋肉(咬筋)にエラボトックス(ボツリヌストキシン注射)することで筋肉を萎縮させます。その結果、エラが目立たなくなり小顔になります。

2. しわが出来にくくなる

筋肉を動かす時、アセチルコリンという物質が神経から出て、脳からの刺激を筋肉に伝えています。このアセチルコリンが過剰に出てしまうことで、眉間の表情じわは発生しています。
ボトックスはアセチルコリンの発生を抑制するので、しわができにくくなります。

3. 歯ぎしりが改善

エラボトックスによって顎とその周辺の筋肉にかかる負担を軽減することができます。それに伴い、歯ぎしりが改善します。
ちなみに歯ぎしりとは、夜寝ているときなどに歯をギリギリと擦り合わせることをいいます。本人に自覚のない場合が多く、家族や他人に指摘されて気づくようです。原因には、ストレス、カフェイン、喫煙、アルコール、噛む筋肉(咬筋など)の過緊張、噛み合わせの悪さなどがあります。歯ぎしりが習慣になると歯が磨り減ったり、歯の表面が擦れて神経がむき出しになり、そこから知覚過敏になることもありますし、酷い場合は顎関節症を引き起こすこともあります。通常、歯ぎしりは睡眠中に無意識でしているので、本人が気づかないうちに睡眠不足になることも多いようです。
歯ぎしりを少しでも改善したい方にもエラボトックスをご提案いたします。

4. 顎関節症も改善

エラボトックスによって咬筋の緊張が緩和されるため、顎関節症の改善にも役立ちます。
ちなみに顎関節症とは、顎関節部や咀嚼筋等の痛みがでたり、関節音が鳴ったり、顎を動かすときに異常が生じるといった症状を伴う慢性疾患です。その他にも、耳の痛み、耳閉感、難聴、めまい、眼精疲労といった眼や耳の症状、頭痛や首、肩のこり等のさまざまな症状がでることがあります。
はっきりとした原因はわかっていませんが、頬杖をついたり、柔らかいものしか食べない生活習慣や、口内の詰め物など様々な原因による咬合異常や咬筋の緊張の他、大きく口をあけてあくびをしたり笑うといった日常的な動作や、歌唱、寝違え、頬杖など、ここに肉体的や心理的ストレスが加わった相乗作用によって起こると言われています。
小顔効果だけでなく、顎関節症を改善したい方にもエラボトックスをご提案いたします。

ボツリヌストキシンとは一体なに?

そもそもエラボトックス(ボツリヌストキシン注射)に用いるボツリヌストキシンとはどのような物質なのでしょうか。
ボツリヌストキシンとは、ボツリヌス菌から抽出されたタンパク質です。
アメリカでは、米食品医薬品局で認可されており、安全性の高い物質と言えます。
ボツリヌストキシンの働きによって、筋肉が一時的に麻痺し、収縮していくことによって、エラを目立たなくすることができるのです。
高須クリニックでは、安全性の高いボツリヌストキシンの中でも、特に高純度で長時間持続する高品質のものを使用しています。
他院で効果が見られなかったという方もぜひ一度お試しください。
ちなみに、中国製のボツリヌストキシンは一切使用しておりません。

エラボトックス施術全体の流れ

高須クリニックでは、お客様が安心して施術を受けてもらえるよう、施術前のシミュレーションからアフターケアまで徹底しています。

シミュレーションの様子

ボツリヌストキシン注射でエラ張り顔を改善させるといっても、理想の形は人それぞれ。手術の前にじっくりとカウンセリングを行い、一人ひとりのあごや顔のバランスに合わせて仕上がり具合をコンピュータでシミュレーション。仕上がりを施術前にイメージすることができます。

※ドクターによってはコンピュータシミュレーションを行わない場合もございます。

シミュレーションイメージ

シミュレーションイメージ

■施術前のシミュレーション動画

エラボトックス施術の詳細な流れ(写真付き)

エラボトックス(ボツリヌストキシン注射)は、通常、発達したエラの筋肉(咬筋)にボツリヌストキシンを注入することにより、筋肉に廃用性萎縮を起こさせ、小顔にする効果があります。
また、咬筋を萎縮させることにより、咬む筋肉の緊張をとり、歯軋りが改善したり、顎関節症の症状が緩和することもあります。
この患者様は、小顔にする目的もありますが、歯軋りや顎関節症があるため、その対症療法の目的も含めてエラボトックス(ボツリヌストキシン注射)をします。

1. 消毒

まずは注射する部位を消毒します。

2. 咬筋に注射

患者様に奥歯をぐっと噛み締めてもらうと、咬筋が盛り上がって、力こぶのような状態になります。

この筋肉の盛り上がりの強い部分を中心にボツリヌストキシン注射を注入します。
咬筋は頬骨弓から下顎角にかけて付着している筋肉ですが、頬骨弓のほうまでボツリヌストキシン注射を注入してしまうと、その部分が窪んで、頬が痩けて窶れた顔になったり、皮膚がたるんで老けた顔になってしまうことがあります。
そのため、私はいつも、下顎角に付着している一番盛り上がっている部分の咬筋にのみボツリヌストキシンを注入するようにしています。
その場合、頬が痩けたり顔がたるむことはまずありません。

ボツリヌストキシン注射を咬筋に注入します。

事前に麻酔クリームを塗ってあり、極細の注射針で注入するので、痛みは極わずかです。
痛みに弱い人でも大丈夫です。
私はいつも、片側につき2~4箇所程度注入します(エラの形、筋肉の発達の程度によります)。

3. 反対側にも注射し、終了

反対側にも同じように注射します。

通常は左右対称に注射します。
ごく稀に、咬筋が左右非対称に発達している人がいるため、その場合は左右で注入する量を微妙に差をつけることがあります。

注射自体は30秒くらいです。
注射直後でも腫れはほとんど目立ちません。
小顔効果は2週間くらいで徐々に現れ始め、4~6週間後には最大限効果が出ています。
歯軋りや顎関節症に対する効果は3~4日後くらいから徐々に現れ始めます。

エラボトックス施術風景(動画)

咬筋へボツリヌストキシンを注射する施術風景動画です。術後の噛む力、術後の経過についても解説します。

頬のたるみを引き締めたい。 ウルセラシステムとボツリヌストキシン注射の施術動画

高密度の超音波によって、皮膚の下にある筋肉(表在性筋膜)に直接熱エネルギーを加えて筋肉を引き上げ、たるみを改善するエイジングケア施術

ウルセラシステム焦点式(ハイフ)超音波システム

顔全体(側頭部~コメカミ、目じり、目の下、頬) ¥440,000(税込)

【全院】

¥330,000(税込)

【横浜、名古屋、大阪】

側頭部~コメカミ~目尻 ¥220,000(税込)

【名古屋、大阪】

あごの裏~首の上部 ¥330,000(税込)

【全院】

顔全体(側頭部~コメカミ、目じり、目の下、頬)とあごの裏~首の上部 ¥660,000(税込)

【全院】

ウルセラシステム焦点式(ハイフ)超音波システム

表情筋の過剰な動きを和らげ、しわの原因そのものを断つ施術

エラボトックス(ボツリヌストキシン注射)

1回 ¥165,000(税込)

【全院】

※施術方法や施術の流れに関しましては、患者様ごとにあわせて執り行いますので、各院・各医師により異なります。予めご了承ください。
※ホームページ上で掲載されている価格は税込表示となっております。
※当院で行う治療行為は保険診療適応外の自由診療になります。

施術料金

エラボトックス(ボツリヌストキシン注射)

1回 ¥165,000(税込)

【全院】

エラボトックス(ボツリヌストキシン注射)の症例写真

エラボトックス(ボツリヌストキシン注射)で小顔になった症例

  • Before

  • After(4ヶ月後)

執刀医:高須幹弥 医師

エラボトックス(ボツリヌストキシン注射)で顎関節症・歯軋りが改善し、小顔にもなった症例

  • Before

  • After(2ヶ月後)

執刀医:高須幹弥 医師

エラボトックス(ボツリヌストキシン注射)で非常に張っていたエラが改善した症例

  • Before

  • After(5週間後)

  • Before

  • After(5週間後)

  • Before

  • After(5週間後)

執刀医:高須幹弥 医師

エラボトックス(ボツリヌストキシン注射)ボツリヌストキシン注射で行う小顔施術。

高須のこだわり

  • 質の良い注射針のみを使用

    高須 幹弥 医師
    高須 幹弥 医師

    当院の手術の際の局所麻酔注射、ヒアルロン酸注射、ボツリヌストキシン注射の際の注射針には、国産のテルモ針、エンジェルニードルなど、質の良いものだけを使用しています。

    一般的に、注射針は、より細く、より切れの良いほうが痛みが少なくなっています。当院で使用している注射針は、細さと切れ味を追及した質の良い注射針。針を刺す際の痛みが少なく、少しでも患者様の苦痛を少なくするために最善の努力をしています。

    高須クリニックの注射針の特徴
    ①針の細さ

    注射をするときの痛みは、一般的に、細い注射針ほうが少なく、太い注射針のほうが痛みが強くなります。それは、皮膚や粘膜に注射する際、注射針で皮膚や粘膜の表面に小さな穴を空け、針先が中に入っていくからです。当然、細い針のほうが表面を傷つけるダメージが少なく、痛みが少なくなります。

    しかしながら、注射する部位によっては、あまりに細すぎる注射針を使用すると、針が皮膚の硬さに負けてしまい、刺さらない場合も。当院では様々なG(ゲージ)※の注射針を取り揃えており、皮膚の硬さに負けない硬さの注射針で、細いものでは30~34G(ゲージ)※のものをご用意しています。

    注射する部位によって使用する針を替え、少しでも患者様の痛みが少なくなるように努力しています。

    ※G(ゲージ):注射針の太さの単位。 数字が大きいほど細くなります。

    ②針の外径に対して内径が大きい

    当院では、針の外径に対して内径の大きい注射針を使用。
    麻酔液やヒアルロン酸、ボツリヌストキシンなどを注射する際、薬液は注射針の内腔を通過して注入されます。

    外径に対して内径が大きい注射針のほうが、薬液が内腔を通過する時の圧力に対する外径の太さが細いため、その分、細い針を使用することができます。結果的に患者様の痛みが少なくなります。

    一般的な注射針。内腔が小さい。外径に対して内径が大きい注射針。内腔が大きいため、その分外径が小さくなり、刺すときの痛みが少なくなる。
    ③針の切れ味が鋭い

    当院では切れ味の鋭い注射針を使用。
    切れ味が鋭い注射針は、皮膚や粘膜を貫く際、抵抗が少なくスムーズに針が入っていくため、痛みが少なくなります。

    ④様々な長さの注射針を取り揃えている

    一般的に、薬液を注入する際、浅い層に注入する場合は短い注射針を用い、深い層に注入する際は長い注射針を用います。
    当院でも同じように、皮膚の狭い範囲に注入する際には短い注射針を用い、広い範囲に注入する際には長い注射針を用いて注射を行っています。

    特に、広い範囲に注入する場合、短い注射針で行うと、何回も針を刺すことになってしまい、その分、患者様の痛みが強くなります。そのため、広い範囲に注入時には、少しでも痛みを軽減させるために専用の長いカテラン針などを使用しています。

  • 手術後、注射後などの腫れを引かせる漢方薬「治打撲一方」について

    高須 幹弥 医師
    高須 幹弥 医師

    当院では、手術後や注射後などの腫れを早く引かせる漢方薬「治打撲一方(ヂダボクイッポウ)」を常備しております。
    治打撲一方は、元来、その名が示すよう、打撲の治療に用いる内服薬であり、江戸時代中期の医者香川修庵によって考えられた薬です。
    患部の血行をよくするとともに、腫れや痛みをやわらげる効果があります。
    打撲以外にも、外科手術後の腫れや痛みに対しても一般的に使われており、美容整形の手術や注射などの後にも使用することができます。

    【治打撲一方の成分】

    漢方薬は、自然の草や木からとった「生薬」の組み合わせでできています。

    治打撲一方の構成生薬は下記の7種類です。

    ・桂皮(ケイヒ): クスノキ科カツラの木の樹皮を乾燥させたもの。薬効は、体を温め、痛みを止め、血行を改善する作用があります。

    ・川芎(センキュウ): セリ科センキュウの根茎を乾燥させたもの。薬効は、血液循環をよくし、痛みを止める作用があります。

    ・川骨(センコツ): スイレン科コウホネの根茎を乾燥させたもの。薬効は、血液循環と水分の循環をよくし、内出血を治す作用があります。

    ・甘草(カンゾウ): マメ科カンゾウの根を乾燥させたもの。薬効は、消化を整え、痛みを止める作用があります。

    ・大黄(ダイオウ): タデ科ダイオウの根茎を乾燥させたもの。薬効は、便通をよくし、血行を改善する作用があります。

    ・丁子(チョウジ): フトモモ科チョウジノキの蕾。薬効は、腹を温め、痛みを止める作用があります。

    ・撲樕(ボクソク): ブナ科クヌギの樹皮を乾燥させたもの。薬効は、皮膚の排膿を促す作用があります。

    桂皮と丁子は発散性の生薬で、患部の熱や痛みを発散して治します。
    大黄と樸樕には収斂作用があり、熱や腫れを冷ます効果が期待できます。
    そのほか、血液循環をよくする川芎、止血作用の川骨、緩和作用のある甘草などが配合されます。
    これらの成分が一緒に働くことで、相乗作用があり、よりよい効果を発揮します。

    用法

    通常、朝昼夕の3回、1包2.5gずつ、食前又は食間に経口服用します(1日3包内服するということです)。
    主に手術後の腫れの強い間に内服します(手術後3日~2週間程度のことが多いです)。
    手術、注射などの治療後に服用を希望される方に処方させていただきます。

    料金

    1包 : ¥110(税込)【全院】

  • 内出血を早く引かせる薬「ケラスキンクリーム」

    高須 幹弥 医師
    高須 幹弥 医師

    高須クリニックでは、内出血を早く引かせる薬「ケラスキンクリーム」を常備しています。

    主成分は、ラクトフェリンをナノ脂質(リポソーム)に封入したもので、皮膚に浸透しやすく、お肌に優しいクリームです。
    ラクトフェリンとは、母乳・涙・汗・唾液などの分泌液に含まれる鉄結合性の糖タンパク質です。
    内出血は、赤血球中のヘモグロビンに含まれる鉄の色が大きな素ですが、ラクトフェリンは鉄と結合して排出する作用(鉄キレート作用)が非常に強く、内出血の色を早く消す効果があります。

    また、ラクトフェリンには抗炎症作用や、抗菌作用、抗酸化作用もあり、メタロプロテアーゼ(細胞外マトリックスを分解する酵素)に対するキレート作用もあります。
    サイトカインの過剰な産生を抑制し、炎症部位における白血球の過剰な動員および活性化を阻害する状態になり、内出血の回復に効果が期待されます。
    当院では、ヒアルロン酸やボツリヌストキシンなどの注射による治療の際、極細の注射針を使用し、細心の注意をはらい、治療しているため、内出血は起こりにくいのですが、体質などの理由により、稀に起こってしまうことはあります。

    目元の手術やエイジングケア手術などでも内出血が生じてしまうことはあります。
    内出血が生じてしまうと、通常、治まるまでに1週間程度かかり、長い場合は2週間程度かかってしまうこともあります。
    その場合、ケラスキンクリームを用いることにより、早く内出血を引かせることができます。

    使用方法

    1日2回、患部の皮膚に塗布し、指で優しくマッサージします。
    1回につき約0.15ml使用しますが、部位によって適宜増減し、調整します。
    薬を塗布し、皮膚に吸収された後、メイクをしていただくことができます。
    手術後の縫合してある傷の部分にケラスキンを塗布することも可能です(抜糸する前の糸がついている傷に塗布することが可能ですが、糸がついている状態の傷にメイクすることは勧めていません)。

    料金

    5ml : ¥2,200(税込)【全院】

術前・術後の注意事項・アフターケア

施術時間 10分
術後の通院 なし
術後の腫れ ほとんどなし(個人差あり)
カウンセリング当日の治療 予約に空きがあれば可能
入院の必要性 なし
麻酔 クリーム麻酔
シャワー 当日より可能
洗髪 当日より可能
メイク 直後より可能
洗顔 直後より可能
  • エラボトックス(ボツリヌストキシン注射)の効果の現れ方、効果の持続について

    エラボトックス(ボツリヌストキシン注射)は、目的の筋肉にボツリヌストキシンを注射することにより、廃用性萎縮を起こし、目的の筋肉を細くする治療です。

    エラボトックス(ボツリヌストキシン注射)は咬筋を細くすることにより小顔にします。

    この筋肉は、骨格筋であり、関節をまたいで骨と骨に付着し、関節を動かす作用があります。

    骨格筋にボツリヌストキシンを注射すると、1週間後くらいから徐々に廃用性萎縮が始まります。

    2週間後にはちょっと細くなってきたのがわかります。

    4~8週間後くらいには効果が最大限に現れていることが多いです。

    その後、しばらく最大限の効果が続きますが、注射後4~6ヶ月くらいには徐々にボツリヌストキシンの効力が弱くなってくるので、それに伴って、筋肉が使われるようになっていき、また太くなっていきます。

    注射後7~10ヶ月後くらいには、ボツリヌストキシンの効力が切れてから、普段通り筋肉を動かしているため、筋肉はリハビリを完了し、また太くなっています(普通、萎縮して細くなった筋肉は、萎縮した後、1ヶ月くらい使い続けると大部分戻ります)。

    ただし、骨格筋は表情筋に比べて廃用性萎縮が生じ易いため、ボツリヌストキシン注射してから6ヶ月以上経過して、ボツリヌストキシンの活性がなくなってからリハビリを完了しても、注射する前ほど筋肉は太く戻っていないことが多いです。

    統計的には、骨格筋に大量の高濃度ボツリヌストキシンを注射して、1年後の状態をみると、最大限効果が現れていたときの3~4割くらいの効果は残っています。

    そして、その3~4割くらいの効果は半永久的に残ります。

    そのため、エラボトックス(ボツリヌストキシン注射)は、5~6回くらい注射すると、もう注射しなくても、最大限に効果が現れていたときの状態に近い状態を維持することができます。

    その場合、注射する間隔は、ボツリヌストキシンの活性が低下し始める3~6ヶ月くらいが最も効率的、合理的で良いです(個人差もあり、だいたい4~5ヶ月間隔くらいで注射する人が多いです)。

    もちろん、6ヶ月以上空けて注射する場合でも半永久的な効果は蓄積されていくし、4~5ヶ月毎に注射する場合に比べて大きな差があるわけでもないので、きっちり4~5ヶ月間隔で注射に通えない方は、6ヶ月以上間隔が空いても全然大丈夫です(極端な話、何年間隔が空いても大丈夫です)。

  • 術後の洗顔、メイク、入浴について

    注射の後は、当日からメイク、洗顔してもらっても大丈夫です。極細の注射針で行うため、直後でも腫れはわずかです。注射した後は、お帰りいただくまでの間しばらく、氷嚢(アイスノン)で冷していただきます。5~10分程度冷やしていただき、針穴から出血していなければ、メイクをして帰っていただいても大丈夫です。
    もちろん、洗顔もしていただいて大丈夫です。
    入浴に関しては、注射した当日は、身体が温まって血流が良くなることによって、腫れが出やすい状態にあるため、軽めのシャワー程度にしておくのが無難です。どうしても注射した当日に湯船に浸かりたい場合は、ぬるま湯に短時間(5分以内くらい)の入浴くらいに済ませるのが無難です。
    同じ理由で、注射した当日のサウナ浴、岩盤浴も避けるのが良いです。注射した翌日には、普段通りの入浴をしても大丈夫です。サウナ浴、岩盤浴なども翌日から可能です。

  • 術後の運動について

    注射した当日は激しい運動は控えていただくのが無難です。
    極細の注射針で行うため、直後でも腫れはわずかです。注射後の痛みもほとんどありません。
    しかし、あくまで、針を刺して注入を行っているので、激しい運動をして、血流が良くなると、針を刺したところが、多少腫れてくることがあります。場合によっては、注射直後はほとんど腫れていなかったのに、注射した当日に激しい運動をしたことにより、内出血が生じて、青くなってくることもあります。
    注射当日に激しい運動をしたことにより、腫れてきたり、内出血を起こしても、必ず引くし、最終的な仕上がりに特別影響が出ることはまずないのですが、せっかくダウンタイムのないほとんど腫れない治療なのに、腫れや内出血が出てしまうと、悲しいものがあります。そのため、注射した当日は、普通に歩いて帰ったり、家事をしたりする動作くらいは問題ありませんが、激しい筋力トレーニング、ランニング、エアロビクスなどはあえて行わないのが無難です。
    ただし、注射した当日は絶対に運動してはいけない、注射当日に運動をすると取り返しのつかないことになるというわけではないので、注射した当日にどうしても運動したいという人は、腫れや内出血が出る可能性があることを頭の中に入れ、自分の身体と相談しながら運動してください。

  • 術後のエステ・自宅で行う顔のマッサージの注意点

    注射当日は、注射部位以外はマッサージしていただいて大丈夫ですが、注射部位のマッサージは念のためおやめください。
    注射翌日から、注射部位のマッサージをしていただいて大丈夫です。
    ただし、注射部位に内出血などがあり、腫れている場合は、強いマッサージをすると腫れが強くなることがあるので、腫れが強い期間はマッサージを避けたほうが良いです。

リスク・副作用・合併症について

  • 内出血について

    ボツリヌストキシンなどの注射による治療をする際に、最も高い頻度で生じるリスクは、注射後の内出血です。
    注射後の内出血は全ての人に生じるわけではありません。
    むしろ内出血を生じない人のほうが多く、内出血が生じてしまうのはだいたい10人に1人くらいの割合です。
    内出血が生じる原因のほとんどは、注射針が偶発的に細い血管に当たってしまうことです。
    私達医師は注射する際、なるべく針が血管に当たらないように注意深く丁寧にさせていただいておりますが、どれだけ慎重に注射しても、10分の1程度の確率で内出血は生じてしまいます。
    程度の軽い内出血であれば、1週間くらいでほとんど消えていますが、運悪く強い内出血が出てしまうと、消えるまで2週間程度かかることがあります。
    しかし、注射による治療の後は治療当日からメイクをすることができるので、内出血が出てしまってもファンデーションやコンシーラーで隠すことができます。
    また、なるべく内出血を生じないようにするためには、私達医師が丁寧に治療することはもちろん、注射した当日は熱いお風呂に長時間浸ったり、サウナに入らないこと、激しい運動はしないこと、お酒を飲みすぎないこと、注射した部位を必要以上に弄らないことなどが大切です。

  • 妊活中、妊娠中、授乳中にボツリヌストキシン注射はできないことについて

    ボツリヌストキシン注射のリスク、副作用に、妊活中、妊娠中、授乳中に注射することができないということがあります。

    理由は、ボツリヌストキシンは妊娠中の胎児への安全性や授乳中の乳児への安全性が100%確保されていないからです。

    通常、どんな薬でも、人体への悪影響がないかを調べるには、「治験」といって、希望者に対して人体実験を行い、副作用、リスク、合併症がないかを調査します。

    しかし、そもそも妊婦や授乳中の母親に対して人体実験を行い、胎児や乳児に悪影響があるかどうかを調べるということが倫理的に出来ないため、ボツリヌストキシンが実際に人間の胎児や乳児に影響があるのかないのかを調べた研究結果がないのが現状です。

    男性に関しても、ボツリヌストキシンを投与してすぐに女性を妊娠させて、胎児に影響があるのかないのかを調べた人体実験の治験データはありません。

    ちなみに、ボツリヌストキシンの商品に添付されている使用上の注意には
    ・妊娠する可能性のある婦人は、投与中及び最終投与後2回の月経を経るまでは避妊する。
    ・男性は、投与中及び最終投与後少なくとも3ヶ月は避妊する。
    と記されています。

    男性は精子の形成される期間にボツリヌストキシンが投与されることを避けるため、3ヶ月という数字になっています。

    そのため、高須クリニックでは、女性の場合、妊活中、妊娠中、授乳中の方にボツリヌストキシン注射はしない方針にしており、ボツリヌストキシン注射後は、2回目の月経(生理)が終わるまでor3ヶ月以上経過するまで妊娠しないようにしていただいてます。

    ボツリヌストキシンの分子量は15万程度であり、胎盤を通過できず、理論的には妊婦に投与しても胎児には届きません。

    また、妊娠中にボツリヌストキシンを注射してしまったが、元気な赤ちゃんを出産し、成長する過程でも何も問題はなかったという報告も多数あります。

    妊娠中、授乳中にボツリヌストキシンを投与すると必ず問題が起こるというわけではありませんが、100%絶対に問題が起こらないと言いきることもできないのが現状であるため、患者様が100%安全で安心でいられるため、このような方針にさせていただいております。

  • 仕上がりにわずかな左右差が生じる可能性について

    ボツリヌストキシン注射のリスク、副作用に、仕上がりにわずかな左右差が生じる可能性というものがあります。

    そもそも、人間の顔は必ず左右非対称にできています。

    エラ、フェイスラインも必ず非対称にできています。

    土台の骨格には必ず非対称、歪み、曲がりがあり、それにより、エラやフェイスラインの骨の形、位置、高さ、頬の筋肉の発達具合、頬の脂肪のボリュームやつき具合、皮膚のたるみ具合などに多少の左右差があります。

    そのため、仮に、完璧に左右対称に注射を行ったとしても、元の土台の非対称があるため、必ずわずかな非対称は生じてしまうことになります。

    また、手術というのはあくまで、生身の人間の体を生身の人間の手で扱う行為です。

    コンピューターで絵を描くように、完璧に左右対称に仕上げることは現実的、物理的に不可能です。

    我々高須クリニックのドクターは、なるべく左右差が出ないようには最大限の努力はさせていただきますが、上記の理由から、必ずわずかな非対称は生じることになり、コンピューターグラフィックスのような完全なシンメトリーにすることは不可能です。

  • 注射後、一時的に噛む力が弱く感じることがある

    ボツリヌストキシン注射のリスク、副作用に、注射後、一時的に噛む力が弱く感じることあるということがあります。

    ボツリヌストキシン注射は、噛む筋肉である咬筋にボツリヌストキシンを注射し、咬筋を萎縮させることによって小顔効果をもたらす治療です。

    ボツリヌストキシンを注射すると、2~4週間くらいかけて徐々に咬筋が萎縮して小さくなっていきます。

    その過程で、噛む力が弱く感じる人が稀にいらっしゃいます。

    噛むための筋肉が萎縮していくので、噛む力が弱く感じるのはあり得ることなのですが、特に日常生活に困ることはなく、普通に食事することは可能です。

    噛む力が弱く感じても、ほとんどの場合は一時的であり、他の噛むための筋肉(側頭筋、内側翼突筋、外側翼突筋)が代償的に働き、噛む力が弱く感じなくなっていきます。

    また、全ての人がボツリヌストキシン注射後に一時的に噛む力が弱く感じるわけではなく、どちらかというと感じない人のほうが多いです。

他の施術との比較

  エラボトックス(ボツリヌストキシン注射) エラ削り
施術時間 10分 約2時間
入院の必要 なし 全身麻酔で行うため、約3日間の入院が必要
術後の腫れ ほとんどなし 約2~4週間は強い腫れあり。
術中の痛み 麻酔クリームをぬってから極細の針で注射するので極くわずか。 全身麻酔で行うので術中の痛みは感じません。
術後の痛み なし 約2~4週間は痛みあり。
効果の持続 1回注射をするだけだと、6~12ヶ月で薬の効果はなくなるが、薬の効果がなくなっても注射する前より顔が小さくなっていることが多い。4~6ヶ月おきに約5回程注射すると半永久に効果が続き、元に戻らない。 永久に持続する。
小顔の効果の優劣 正面から見たときの顔の横幅を細くする効果はエラ削りよりも優れていることが多い。真横から見たときのエラのラインを滑らかにする効果はエラ削りよりも劣ることが多い。 正面から見たときの顔の横幅を細くする効果はエラボトックス(ボツリヌストキシン注射)よりも劣ることが多い。真横から見たときのエラのラインを改善する効果はエラボトックス(ボツリヌストキシン注射)よりも優れていることが多い。
料金 ¥165,000(税込) ¥1,320,000~¥1,980,000(税込)

エラボトックス(ボツリヌストキシン注射)のよくあるご質問

エラのどの位置に注射するのですか?

奥歯を強く噛み締めた時、耳の下あたりに出来る「ふくらみ(咬筋)」部分に直接注入します。この咬筋が発達しすぎていることがエラの原因になっている場合に効果的なのがエラボトックス(ボツリヌストキシン注射)です。そして、患者様により咬筋の発達具合や発達している位置などは異なります。その方の状態に合せて、適切な位置を見極めて注射します。

「半永久的な効果が得られる」とは、どういう意味でしょうか?

人間の筋肉は動かさないでいると弱くなったり小さくなったりする性質(筋萎縮)があり、継続的なエラボトックス(ボツリヌストキシン注射)によって咬筋が萎縮し、結果的にエラが張った顔が改善され小顔にすることが可能です。
個人差はありますが、繰り返しエラボトックス(ボツリヌストキシン注射)を打つことでボツリヌストキシンの持続期間が長くなったり、やがて半永久的な小顔効果が得られることとなります。
※4~6ヶ月おきに5回程度注射すると、半永久的に戻らなくなることが多いです。

エラボトックス(ボツリヌストキシン注射)は、身体に安全な物ですか?

当院のボツリヌストキシンは上質な製品を使用しております。尚、ボツリヌストキシンは、しわやエラを目立たなくするなど様々なトラブル改善に使用され、多くの臨床例があります。また、眼瞼痙攣(がんけんけいれん)の方に注射することは健康保険の適用もあり、厚生労働省にも認可を受けております。

エラの場合、ボツリヌストキシンの効果はいつごろから出てきますか?またどの位の期間持続しますか?

注入位置や注入量、個人差などによって多少の違いはありますが、効果が出てくるのは注射後2週間頃からで、日毎に効果が現われてくるのを実感していただけます。

ボツリヌストキシンは副作用などありますか?

重症筋無力症の方など、特殊な体質以外の方は心配するような副作用が起こることは考えにくいです。妊娠中や授乳中の方に関しては当院では注射しないようにしております。これまで妊娠・授乳中の方にボツリヌストキシンを注射して特別何か障害が出たという報告はないのですが、リスクを考慮し、当院では行っていません。

※施術方法や施術の流れに関しましては、患者様ごとにあわせて執り行いますので、各院・各医師により異なります。予めご了承ください。
※ホームページ上で掲載されている価格は税込表示となっております。
※当院で行う治療行為は保険診療適応外の自由診療になります。

ドクターズボイス

高須幹弥医師

高須幹弥 医師

エラが張っていると、顔が大きく見え、いかつい印象に。筋肉が発達しているタイプのエラ張り顔なら、ボツリヌストキシン注射で簡単にすっきりできます。数回繰り返せば、やがて半永久的な効果も。エラは特にボツリヌストキシン注射の効果が出やすい部分なので、ぜひトライしてください。

施術方法は200種類以上

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