ボディの施術について

豊胸手術後のマンモグラフィ乳癌検診で、シリコンバッグプロテーゼが破損して崩れることはあるのか?

シリコンバッグプロテーゼによる豊胸手術希望の患者のカウンセリングをしていると、時々、「豊胸手術をした後、乳癌検診でマンモグラフィを受けることはできますか?」「豊胸手術をした後、マンモグラフィを受けると、シリコンバッグプロテーゼが破損して、バストが崩れるってネットに書いてあったんですが、本当ですか?」とご質問いただきます。

私の答えは、「現在、高須クリニックで使用しているシリコンバッグプロテーゼは、大変強度が強く、劣化しにくいバリアコートのコヒーシブシリコンジェルバッグであるため、マンモグラフィを受けて、圧力がかかっても、破損することはまずありません」です。
乳癌検診で行うマンモグラフィは、バストを2枚の板で強い圧力をかけて縦に挟み、レントゲン撮影するX線検査です。プロテーゼによる豊胸手術を受けている人にマンモグラフィを行うと、当然、プロテーゼにも強い圧力がかかることになります。

現在、高須クリニックでは、大変強度が強く、劣化しにくいバリアコートのコヒーシブシリコンジェルバッグを使用しているため、マンモグラフィを受けて、圧力がかかっても、破損することはまずありません。
しかし、他院で使用されている安価で劣化しやすいタイプのプロテーゼや、旧式の生理食塩水バッグやハイドロジェルバッグに関しては、マンモグラフィの圧力で破損する可能性は0ではありません
そういったこともあり、プロテーゼが入っている人に対しては、乳癌検診の際、マンモグラフィは行わない施設が多いです
高須クリニックでは、プロテーゼによる豊胸手術を受けた患者様が乳癌検診をする際、ご希望であれば、プロテーゼが入っていても乳癌検診をしてくれる医療機関をご紹介させていただいております
実際には、触診やエコー(超音波検査)で検査を行ったり、必要に応じて、MRI検査などを行うことが多いです。
ちなみに、ヒアルロン酸注入豊胸(プチ豊胸術)(ヒアルロン酸注射による豊胸)や脂肪注入による豊胸を受けた後、マンモグラフィを受けた場合、注入したヒアルロン酸や脂肪に影響が出ることはありません

  豊胸手術
(シリコンプロテーゼ)
ピュアコンデンス脂肪注入豊胸純粋濃縮脂肪注入豊胸 ヒアルロン酸注入豊胸
(プチ豊胸術)
マンモグラフィ検査 △※プロテーゼが挿入されていると行わない施設が多い
効果の持続 半永久 生着した脂肪は半永久に残る 約3年
感触 自然 自然 自然
術後の痛み ++ (強い筋肉痛の様な痛み) + (軽度の痛み) ほとんどない
術後の通院 1~4回程度 1回 なし
大きさ 1~5cupのサイズup可 (取る脂肪によって、限界がある) 0.5~2cup 0.5~2cup程度
値段 ¥1,000,000 ¥300,000
(脂肪吸引を除く)
10cc ¥70,000
30cc×2で0.5cup程度アップ
安全性 高い 高い 高い
麻酔 全身麻酔と局所麻酔併用 全身麻酔or局所麻酔 クリーム+局所麻酔
施術時間 60~90分程度 2~4時間程度(脂肪吸引の時間も含む) 20分程度
術後の腫れ 1~2週間(個人差あり) 1~2週間(個人差あり) 極くわずか
1日でほとんど引きます。
入院の必要性 なし なし なし

シリコンバッグプロテーゼに豊胸手術で、Bカップ弱からEカップまで大きくなった20代女性の症例写真


(3ヶ月後)


(3ヶ月後)


(3ヶ月後)


(3ヶ月後)


(3ヶ月後)

⾼須 幹弥 医師

担当医からのコメント

⾼須 幹弥 医師

20代女性の患者様で、豊胸希望で来院されました。
診察させていただいたところ、Bcup弱程度の比較的小さなバストをしてらっしゃいました。
また、大変痩せていて、皮下脂肪が少なく、薄い皮膚でした。
患者様は、「谷間がしっかりできるくらいのかなり大きめのバストにしたい」という御希望でした。
バストを大きくする場合、ヒアルロン酸注入豊胸(プチ豊胸術)、脂肪注入、シリコンバッグプロテーゼによる豊胸手術の3つの方法があります。
ヒアルロン酸注入豊胸(プチ豊胸術)は巨乳にするには向いておらず、脂肪注入は、この患者様の場合、痩せており、大きなバストを作るための大量の脂肪をする吸引することができません。
そのため、シリコンバッグプロテーゼによる豊胸手術をすることになりました。
全身麻酔下に、ワキのしわに沿って切開し、250ccのソフトコヒーシブシリコンジェルバッグのラウンド型モデラートプロファイルタイプを挿入しました。
この患者様は、元のバストが小さく、痩せていて、皮膚が薄いため、自然な形、感触になるように、大胸筋下法で行いました。
手術後は、Ecupのかなり大きめのバストになりました。
また、綺麗に胸の谷間ができ、動きや触り心地も自然になりました。

この記事の監修医情報
平成11年
  1. 藤田医科大学医学部卒業
平成11年
~平成13年
  1. 藤田医科大学麻酔救急科に勤務
  2. 麻酔科標榜医取得
平成13年
  1. 藤田医科大学大学院入学。
    形成外科入局。高須クリニック勤務
平成14年
  1. 群馬県立がんセンター頭頚部外科勤務
平成15年
  1. Ivo Pitanguy Institute Postgraduate Course (Brazil) 研修
平成17年
  1. 単一植毛手術の研究にて医学博士取得
平成19年
  1. 日本形成外科学会専門医取得
  2. 高須クリニック名古屋院院長

※施術方法や施術の流れに関しましては、患者様ごとにあわせて執り行いますので、各院・各医師により異なります。予めご了承ください。
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※当院で行う治療行為は保険診療適応外の自由診療になります。

当サイトは高須クリニック在籍医師の監修のもとで掲載しております。

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