顔の施術について

毎日アイプチやメザイクをして、そのラインが癖になって永久的な二重になることはあるのか?

二重まぶたのカウンセリングをしていると、よく患者様から、「アイプチやメザイクを毎日やり続ければ、そのラインが癖になって、永久的な二重になることはありますか?」と御質問いただきます。私の答えは、「毎日アイプチやメザイクをやり続けても、ほとんどの人はまぶたが被れてシワが増えるだけで、永久的の二重になる確率は低い」です、「稀に永久的な二重になる人はいますが、綺麗な二重のラインになることは少なく、本当に自分が理想とする二重のラインになる人は10人に1人くらい」です。

そもそも一重まぶたというのは、生まれつきの二重まぶたに比べて、脂肪が多く、皮膚がぶ厚いため、まぶたを開けたときに皮膚が折れ曲がらず、二重にならないのです。

ぶ厚いまぶたに毎日アイプチやメザイクで折れ癖をつけようとしても、皮膚が薄くなるわけではないので、永久的な二重になる人は少ないです。そればかりか、毎日アイプチやメザイクをやり続けることによって、まぶたの皮膚が被れてぶ厚くなり、余計に二重になりにくくなることがあります

しかし、稀に生まれつきまぶたの皮膚が薄く、目力もあるのに一重まぶたという人がいて、そのような人が毎日アイプチやメザイクをやり続けると、永久的な二重になることがあります(5人に1人くらいです)。ただその場合、理想的な二重のラインにならなかったり、左右非対称になることが多いです。

それに、そのようなまぶたが薄くて目力のある一重まぶたの人は、アイプチやメザイクをやり続けなくても、いつか自然に二重になることが多いです。アイプチやメザイクを毎日やり続けることによって、本当に自分が理想とする綺麗な二重のラインになる人は10人に1人くらいでしょう。

私達美容外科医の意見としては、毎日アイプチやメザイクをやり続けて永久的な二重を作ろうとすることはお勧めしません。程度の差はありますが、アイプチやメザイクを毎日やり続けて、まぶたの皮膚が被れない人はいません。やればやるだけまぶたは腫れて厚ぼったくなり、理想の目からかけ離れていきます。医学的には、アイプチやメザイクをやり続けてまぶたの皮膚にダメージを与え続けるくらいなら、埋没法や切開法で二重を作り、アイプチやメザイクから解放されたほうが良いのです


アイプチをしている様子

しかし何故、まぶたの皮膚にダメージを与え続けてまでして、毎日アイプチやメザイクをやり続けて永久的な二重を作ろうとする人が多いのでしょうか?それは恐らく、昔は一重まぶただったのに、綺麗な二重まぶたになって、整形疑惑がある芸能人が、疑惑を晴らすために、「毎日アイプチやメザイクをしてたら自然に二重になっただけです」とか、「二重に憧れて毎日ピンで癖をつけていたら、あるときから二重になったんです」などのように弁明するため、それを観た人が、「毎日アイプチやメザイクをやり続ければ永久的な二重をなるんだ」「だったら私も頑張って毎日やり続けよう」と考えるからだと思います。このように弁明する芸能人は、中には本当にアイプチやメザイクで永久的な二重になった人もいるとは思いますが、埋没法や切開法で二重にした人も多いと思います。

この記事の監修医情報
平成11年
  1. 藤田医科大学医学部卒業
平成11年
~平成13年
  1. 藤田医科大学麻酔救急科に勤務
  2. 麻酔科標榜医取得
平成13年
  1. 藤田医科大学大学院入学。
    形成外科入局。高須クリニック勤務
平成14年
  1. 群馬県立がんセンター頭頚部外科勤務
平成15年
  1. Ivo Pitanguy Institute Postgraduate Course (Brazil) 研修
平成17年
  1. 単一植毛手術の研究にて医学博士取得
平成19年
  1. 日本形成外科学会専門医取得
  2. 高須クリニック名古屋院院長

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