わきが・多汗症について

多汗症にボツリヌストキシン注射をした後、注射してない部位の汗が増えることはありません。


手のひらボツリヌストキシン施術風景

ボツリヌストキシン注射は、主にシワ取りや小顔、ふくらはぎの美脚などに用いますが、多汗症患者様の汗の量を減らすのにも使用します。皮膚の浅い部位に注射すると、その部位の汗の量をかなり減らすことができます。ワキ、手のひら、足の裏、額などに用いることが多いですが、基本的に汗の多い部位にはどこでも注射することができます

多汗症患者様のカウンセリングをしているとよく、「例えば、ワキにボツリヌストキシンを注射してワキの汗の量が減ると、そのぶん他の部位の汗の量が増えることはありますか?」と質問されます。

私の答えは、「心配しているようなことはまずないので大丈夫」です。

本来、汗の役割は、体温が上昇したときに発汗して、汗が気化するときに体の表面の熱を奪い、体温を下げるというものです。そのため、「一部分の汗の量が減れば、そのぶん他の部位の汗の量が増えるのでは?」と考える人がいるのだと思いますが、多汗症でボツリヌストキシンを注射する人は、ある部位だけ異常に汗の量が多い人なので、その部位に関しては、本来の体温調節目的以上に発汗しているのです。そのため、注射した部位の汗の量が減っても、他の部位の汗が増えることはなく、汗が減ったぶん体温調節が上手く働かず、体温が下がらないこともありません。

私が今まで治療した患者様に関しても、多汗症ボツリヌストキシン注射をして、他の部位の汗の量が増えた方は一人もいらっしゃいませんので、ご安心ください

この記事の監修医情報
平成11年
  1. 藤田医科大学医学部卒業
平成11年
~平成13年
  1. 藤田医科大学麻酔救急科に勤務
  2. 麻酔科標榜医取得
平成13年
  1. 藤田医科大学大学院入学。
    形成外科入局。高須クリニック勤務
平成14年
  1. 群馬県立がんセンター頭頚部外科勤務
平成15年
  1. Ivo Pitanguy Institute Postgraduate Course (Brazil) 研修
平成17年
  1. 単一植毛手術の研究にて医学博士取得
平成19年
  1. 日本形成外科学会専門医取得
  2. 高須クリニック名古屋院院長

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