教えて、幹弥先生!

整形手術のカウンセリングで、優柔不断な私の背中を押してほしかったのに残念でした 高須クリニック高須幹弥が動画で解説

整形手術のカウンセリングで、優柔不断な私の背中を押してほしかったのに残念でした。患者様からのご意見に高須幹弥がお答えします。

公開日:2016・02・04出演:高須幹弥医師
整形手術のカウンセリングで、優柔不断な私の背中を押してほしかったのに残念でした

A-本日はブログ読者の20代女性の方からのご質問です。私は目と鼻の整形を考えており、先日、幹弥先生のカンセリングを受けました。私が幹弥先生に自分の希望を伝えたら、全切開二重、目頭切開、鼻プロテーゼ、耳介軟骨移植、小鼻縮小等の手術を勧めてくださり、シミュレーションなどもしてくださりました。それぞれの手術の経過の説明や、リスクの説明をしてくださり、私の質問にも正確に答えてくださって、納得することはできました。

ただ、私はもともと優柔不断な性格であるため、なかなか手術をする決心がつかず悩んでいました。でも幹弥先生は手術の説明やリスクの説明はしてくださりますが、私の背中を押してくださらず、今より綺麗になりますとか、今よりバランスの良い形になりますとしか言ってくださりませんでした。

幹弥先生がお金儲けに走らず、無理な手術は勧めない人だということはよく分かりましたが、私のような優柔不断な人間には、背中を押してあげることも必要だと思います。少し残念でした。とのことです。

幹弥先生分かりました。そうですか。時々そういうこと言われちゃうことはあるんですけど。基本、私のスタンスとしては、患者さんの希望する手術や、「かわいくなるにはどうしたらいいですか」って言われて、手術いろいろ勧めて、この手術はこういう仕上がりになって、バランスよくなりますとか。こういうリスクもありますとか。こういうデザインでやっちゃうと、あまり良くならないので、良くないですって話したり。できることできないこと話して、リスクも話して。最終的にやるかやらないかは患者さんに決心して、決断してもらうっていうスタンスでやってます。本来そうあるべきだと思って、そうやってます。

なので、ほとんどの患者さんは私の説明納得してくれて、やります、あるいは一部の患者さんは、やめますと。自分の希望通りにならないんだったら、やめますって。何もしないで帰られる方も時々いらっしゃいます。

その患者さんも説明できること全部説明して、患者さんが疑問に思ってる質問も全部お答えしたと思うんです。でもなかなかやる決心がつかないですね。本当はやりたいんだろうけれど、優柔不断な性格だって言ってるから。優柔不断だから、決心がつかないわけです。だから、多分私に、「やりましょう。ぜひやりましょう。お任せください。さあやりましょう。絶対綺麗になるから」って、がんがん押してほしかったんだと思います。

あんまり私そういうことしないんです。やっぱり美容整形って、美容室で髪切ったとか服やブランド物を買ったりとか、そういう商売とは一線を画するものであって。やっぱりどんな手術でもリスクもあるし、あるいはやってみたけれど希望した通りにやってもらったけど、やっぱり後で似合わないことが分かったって言って、後で後悔する人だって、中にいるわけであって。ハイリスク、ハイリターンな医学だから。やっぱりどんどん積極的に背中を押し勧めるってことは、私はやらないし。それは医者によりますけど。

例えばよその美容外科クリニックとかに行けば、お金もうけ目的でどんどん勧める所はたくさんありますんで。医者もがんがん勧めるし、美容クラークっていわれている、クラークさんっていう勧める専門のカウンセラーがいるから。そういう人ががんがん勧めてくれたりとか。そういう所はあります。やればやっただけ、売り上げが上がるから。どんどん勧めるわけであって。それは患者さんの幸せのために勧めてる場合じゃないことも多いだろうね。

A-なるほど。

幹弥先生基本、私はこういうスタンスでやっているので、後で優柔不断な人なんかはもっと先生にいっぱい勧めてほしかったとか、決断がつかないから背中押してほしかったって言われることは時々あります。特に何軒かカウンセリング回ってる人なんかで、私の前にクリニックの先生はどんどん勧めてくれて、絶対良くなるからぜひやりましょうって勧めてくれたんだけど、私はできること、できないこと説明して、いろいろご提案して、あと、やるかやらないかは、決断してください、だから。なんか物足りなく感じたっていう人はいるんです。よそに回ってから来る人は。

A-なるほど。

幹弥先生逆によその美容外科行って、がんがん勧められて言われた通りに手術して、結果に不満だって言う人もいるんです。やっぱり必要のない手術をがんがん勧めたりとか、すごく腫れるのに、腫れないって言って手術を勧めたりとか、良くなるって言われたのに良くなってないとか。勧められて痛い目にあって、それから私のカウンセリングに来た人は、先生はすごく丁寧に説明してくれるし、リスクも説明してくれるし、無理には勧めないからすごく安心ですって、逆に私の対応を評価してくれる人もいるので。本当にこれはケース・バイ・ケースです。私みたいなやり方がすごくいいって言う人もいれば、もっとどんどん勧めてほしかったっていう人もいますけど。

本来は美容整形の手術って絶対にやらないといけないっていうわけじゃないから、やっぱり最終的に決断するのは患者さんがやるべきだと思うけど。

A-そうですね。

幹弥先生だって他のがんの手術とか心臓のバイパスの手術なんかは、バイパスをしないと1年以内に死んでしまうかも分からないから手術したほうがいいですって、それは患者その命に関わってるから、勧めますよね。でも絶対やらなきゃいけないって、強引に手術を勧めることはないけど。基本的に勧めますし、がんの治療なんかも例えば、喉頭がんとかで初期のがんだったら放射線治療すれば完治できるから、治療したほうがいいですって積極的に勧めるわけだけど。それは命に関わるから積極的に勧めるわけであって。

美容整形の手術はやらないと死んじゃうとかそういう手術は何もないから。他のお医者さんのカウンセリングとは一線を画するものだと思いますけど。

A-そうですよね。

幹弥先生多分、服を買う感覚で来てる人なんかは物足りなく感じると思います。ショップで服を買うときって、店員さんいろいろどんどん勧めてくるじゃないですか。お似合いですよって、かわいいですよって。

A-そうですね。

幹弥先生絶対いいと思いますよって。それと同じ感覚で美容整形、私のカウンセリングに来ると、あれって。あんまりがんがん勧めないなって思われることはありますけど。服は買って、やっぱり似合わなかったら誰かにあげるとかすればいいし。お金はもったいないけれど、後遺症が残ったりとか、取り返しのつかないことになるっていうことはないけれど。美容整形の手術なんかは手術によってはうまくいかなかったり希望通りにいかなかったりすると、取り返しのつかないことってあるわけだから。切開の二重、一つにしても。一生ものの二重を作るわけであって元に戻すことはできないわけだから。後悔しないデザインでやらないといけない。

やっぱり優柔不断の人間って、自分で決断することができない場合は、最初からやらないほうがいいかも分からない。だって子どもじゃないし、20歳以上の大人だったら、世の中のことなんでも自分で決断して実行するのに、一通り手術の説明を受けてリスクの説明も受けて、やりたいんだけど決断がつかないっていう優柔不断な人って、やっぱりそれで無理やり医者に勧められて手術しても、後で何らかの後悔が残る可能性がある。やっぱり自分でよく考えて、やるって決めてやるのが正しい。

A-そうですよね。

幹弥先生だって埋没法の手術一つにしても、しっかり話し合って、これでやりましょうってやって希望の通りの二重作ったのに、1週間後ぐらいに「やっぱり糸取って戻してください」って言う人っていらっしゃる。そういう人って、「すごくうまくいってる」って言って、「まだちょっと腫れてるけど希望通りになるから問題ない、糸取らなくてもいい」って言っても「嫌なんです。もう取ってください」って言う。

よく聞いてみると、手術してすごくうまくいって、先生には感謝してるけど、手術をしたっていう罪悪感を感じて、それがどうしても嫌だ、自分が許せないから糸を取ってくれとか。あるいは、家族に前のほうが良かった、やる必要なかったのにとか、言う人っているじゃないですか。どんだけ綺麗になっても前のほうが良かったのにとか、やる必要なかったのにって言う人っているじゃないですか。ほとんどの人みんな「いいじゃん」って言ってくれるのに。そのたった1人か2人の一言が気になっちゃって取ってくれっていう人っている。

だって埋没法一つでも、後で気が変わって戻したいっていう人いるんだから、切開の二重とか、豊胸手術とかってもっと大掛かりな手術だから。やっぱりしっかり自分で納得して決断して受けるべきだと思いますので。なので、私はこういうスタンスでやってますので。無理に勧めることはせず、でも説明はしっかりしますし、どんな質問でも答えますので。優柔不断で自分で決断できない人は、場合によっては最初からやらないほうがいいってこともあります。ということです。

A-できれば、後悔しないために頑張って自分で決めてほしいですね。

幹弥先生そうですね。ご理解くださいということです。

A-では、幹弥先生、本日もありがとうございました。

幹弥先生ありがとうございました。

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