口角ボトックスのデメリットや失敗の可能性は?後悔しないために注意することはある?

口角ボトックスのデメリットや失敗の可能性は?後悔しないために注意することはある?

2024.04.17

読了目安:この記事は約 15 分で読むことができます。

口角ボトックスは、下がっている口角を注射により上向きに持ち上げる施術で最近人気が高まっています。

口角が下がっているのが原因で、顔が疲れている・老けているように見られたり、相手に不機嫌な印象を与えてしまっている方には、効果的な施術です。

しかし、口角ボトックスはデメリットやリスクもあり、どのクリニックや医師で施術しても同じ効果になるわけではなく、場合によっては失敗と感じてしまうことがあるかもしれません。

そこでこのページでは、口角ボトックスで後悔しないためにも、デメリットの種類や失敗しないためにどんなことに気をつけて施術すればいいのか、解説いたします。

口角ボトックス(ボツリヌストキシン注射)とは?

口角ボトックス(ボツリヌストキシン注射)とは、ボトックス(ボツリヌストキシン)の注射により、口角を持ち上げる施術方法のことです。

口角には、口角を引き上げる筋肉(口角挙筋)と、口角を引き下げる筋肉(口角下制筋)があり、両者のバランスは拮抗しています。

口角ボトックスでは、口角を引き下げる力を弱めるために、ボトックスを口角下制筋に注射し、筋肉の動きを弱めます。

すると、口角を引き下げる力よりも口角を引き上げる力のほうが強くなるため、口角が自然と上がり、表情が明るくなります。

くわしい施術内容や症例写真はこちらのページでご紹介しています。

口角ボトックスのデメリット

口角ボトックスによって口角を引き上げると、顔全体の印象が明るくなり、若々しく見られる効果がありますが、一方でデメリットも存在します。

いったいどのようなデメリットがあるのか順番にご紹介します。

持続期間に限りがある

口角ボトックスは、一度注射したら効果は永久ではなく持続期間に限りがあります。

高須クリニックの口角ボトックス(ボツリヌストキシン注射)では、約半年間効果が持続します。

持続期間には個人差もあり、これより短くなる場合もあれば、逆にボトックスの効果で口角を下げるクセ自体がなくなったり、口角を上げる筋肉が発達することで、半年以上経っても口角が上がったままになる方もいます。

やり方が悪いと左右差が出る可能性がある

そもそも人の顔の土台には、それぞれ骨格や筋肉のつき方、脂肪の量などにより左右差があります。

ボトックスによって口角を引き下げる筋肉がゆるむと、口角が自然と上がると同時にそれ以外の表情にも変化が出る可能性もあります。

中には左右差があるからと、右と左でボトックスの注入量を変えてしまうクリニックもありますが、高須クリニックでは逆に顔がひきつる、さらに左右差が出てしまうリスクが高いと考えます。

高須クリニックでは、土台以外の左右差が出ないよう、左右対称の位置に同じ量のボトックスを注入しています。

やり方が悪いと顔がひきつったり、笑顔が作りにくくなることがある

注射部位を誤ったり、ボトックスを必要以上に注入して効きすぎたりすると、顔がひきつったり、笑顔が作りにくなる場合があります。

口角ボトックスの注射は医師の高い知識や技術が必要な施術で、誰でも簡単にできるものではありません。

高須クリニックでは、一人ひとりの状態に合わせて、注射部位や注入量を調整しながら施術を行います。適切な施術を受ける限りは、顔がひきつる心配はいりません。

思ったより口角が上がらない

口角の下がり具合が顕著な場合、口角ボトックスで元の状態よりは口角の向きは改善しても、口角が上がる状態までは至らないことがあります。

口角が下がっている原因などに応じて、他の施術も併せて検討するとよいでしょう。

やり方が悪いと口元の違和感があったり、話しにくい、食べにくいことがある

口角の下がり具合が顕著な場合、口角ボトックスで元の状態よりは口角の向きは改善しても、口角が上がる状態までは至らないことがあります。

口角が下がっている原因などに応じて、他の施術も併せて検討するとよいでしょう。

抗体ができ、効きにくくなる

ボトックスを繰り返し打つことによって、まれに抗体ができるケースがあります。

抗体ができると、ボトックスが効きにくくなったり、効果の持続期間が短くなったりする場合があります。

ダウンタイムがある

口角ボトックスには、ダウンタイムがあります。

特に口角ボトックスを施術した当日は入浴やサウナ、激しい運動などは控えていただきますが、次の日からは可能になっています。

内出血

口角ボトックスではまれに注射部位の内出血が生じる可能性があります。

内出血は注射針が血管に当たってしまった場合に起こりやすく、高須クリニックの施術ではだいたい10人に1人くらいの割合で、むしろ起こらない方が多いです。

この内出血は1~2週間ほどで消え、万が一生じたとしても、メイクで隠すことができます。

また、口角ボトックスに使うボツリヌストキシンは妊娠中の胎児への安全性や授乳中の乳児への安全性が100%確保されていないため、妊活中、妊娠中、授乳中に注射することはできません。

口角ボトックスで失敗と後悔しないために注意する3つのこと

口角ボトックスにはいくつかのデメリットがありますが、失敗と感じて後悔してしまわないために、

  • 技術力のある信頼ある医師を選ぶ
  • 口角ボトックスが最適な施術なのか相談してみる
  • 質の良いボトックスを使っているクリニックを選ぶ

の3つに注意してみてください。

技術力のある信頼ある医師を選ぶ

口角ボトックスを施術する医師が技術力のある信頼できる医師か見極めるようにしましょう。

口角ボトックスの施術自体は注射するだけであり、施術時間も10分程度で完了します。

しかし、注入量や注射部位は、個人の骨格や筋肉のつき方、表情のクセによって異なり、どこにどれだけ注射するべきかは医師の判断に委ねられます。

注入量や注射部位を誤ると、顔がひきつるなどのデメリットもあるためしっかりとした実績や経験を持った上手い医師を選ぶようにしましょう。

高須クリニックでは、一人ひとりの状態に合わせて、注射部位や注入量を調整しながら施術を行っています。

口角ボトックスが最適な施術なのか相談してみる

口角が下がっている程度は人によってさまざまです。

口角が顕著に下がっていたり、骨格や筋肉の状態や、表情の癖などの原因によっては口角ボトックスで期待していた効果を上げられず、施術した意味がない失敗と感じてしまうこともあります。

そのため、自分の目的に対して口角ボトックスが本当に最適なのか、まずカウンセリングなどで相談してみることもおすすめします。

口角を引き上げる施術には、ほかにも「口角挙上術」や「フェイスリフト(フルフェイスリフト)」などがあり、後半にご紹介しています。

質の良いボトックスを使っているクリニックを選ぶ

ボトックスは、ボツリヌス菌から抽出されたタンパク質ですが、どれも同じではなく、品質が高いものほど効果が長時間持続します。

できるだけ長く効果を持続させるには質の良いボトックスを使っているクリニックを選ぶようにしましょう。

高須クリニックのくわしい施術内容や症例写真はこちらのページをご覧ください。

口角ボトックスで失敗してしまったらどう対策する?

口角ボトックスで思うような効果を上げられず失敗した場合の対策は、時間の経過に従ってボトックスの効果がなくなるまで待つしかありません。

口角ボトックスは、おおむね4~6ヶ月にかけて徐々に効果が薄れていき、やがて元の状態に戻ります。

この間になにかできる対策は特にありません。

せっかく施術したのに、失敗と感じてしまわないようにするには、値段だけでなく、実績や経験のある医師を選び、またどのような目標があるのか、カウンセリングなどを通じて医師にしっかりと自分の希望を伝えることも大切です。

【口角ボトックス(ボツリヌストキシン注射)】施術の流れと料金

ここでは、口角ボトックス(ボツリヌストキシン注射)に興味がある方へ向けて、高須クリニックでの施術の流れと料金を紹介します。

施術の流れ

高須クリニックでは、次の流れで施術が行われます。

  1. カウンセリング
    施術前に、担当医がカウンセリングをします。カウンセリングでは、ボトックス(ボツリヌストキシン)の注射部位や注入量、バランスなどの希望を確認します。施術の流れやアフターケアについても詳しく説明するので、わからないことがあればお気軽にご質問ください。
  2. 麻酔クリームの塗布
    施術する部分に麻酔クリームを塗布します。施術内容や患者様の体質などにより、塗布する範囲や量を調整します。
  3. 施術(約5分)
    麻酔がかかったら、施術開始です。口角下制筋にボトックスを注射します。麻酔クリームを塗布するとともに、極細の注射針を使用することにより、施術中の痛みはわずかです。
  4. アイシング
    5~10分ほど施術部分を冷やし、腫れを最小限に抑えます。
  5. 施術後
    施術直後でもメイクをして、そのままショッピングに出かけても問題ありません。施術から2〜3日ほどで効果が出始めます。
  6. アフターケア
    施術後に気になることがあれば、電話などで相談可能です。必要があれば術後検診を行います。

なお、口角ボトックス(ボツリヌストキシン注射)の効果は、施術から1ヵ月ほど経過したあとは、5ヵ月くらいかけて徐々に弱まっていくのが特徴です。2回目の施術は、1回目の施術のおよそ半年後(効果が切れるタイミング)に受ける方が多いものの、なかには3~4ヵ月後に受ける方もいます。一般的には、前回の施術から3ヵ月程度経過していれば、再び施術を受けても問題ありません。

料金

高須クリニックの口角ボトックス(ボツリヌストキシン注射)の料金は、以下のとおりです。

  • ¥55,000(税込)【全院共通】

※最新の価格は、施術ページをご確認ください。

口角ボトックス(ボツリヌストキシン注射)がおすすめの人・受けられない人

口角ボトックス(ボツリヌストキシン注射)は、短時間で簡単に口角を上げられる施術ですが、なかには受けられない方もいます。ここでは、口角ボトックス(ボツリヌストキシン注射)がおすすめの人・受けられない人の特徴を見てみましょう。

口角ボトックス(ボツリヌストキシン注射)がおすすめの人

口角ボトックス(ボツリヌストキシン注射)は、以下のような方におすすめです。

  • 口もとから明るく、若々しい印象にしたい方
  • 口角の下がりが気になる方
  • 怒って見られやすい方
  • 表情にやわらかさが欲しい方

口角ボトックス(ボツリヌストキシン注射)を受けられない人

以下のような方は、口角ボトックス(ボツリヌストキシン注射)を受けられません。

  • 妊活中、妊娠中、授乳中の方(妊活中の男性を含む)
  • 重症筋無力症の方など、特殊な体質の方

口角ボトックス以外の口角を引き上げる施術

口角を引き上げる施術には、口角ボトックス(ボツリヌストキシン注射)のほか、「口角挙上術」や「フェイスリフト(フルフェイスリフト)」などがあります。

持続期間の長さや、患者様の状態によっては口角ボトックスでは効果が出にくい場合があり、他にどのような口角を引き上げる施術があるのか、ご紹介します。

口角挙上術

口角挙上術は、口角部分の余分な皮膚を切除して筋肉を縫い縮め、口角を物理的に上げる手術です。

一般的には、口角ボトックス(ボツリヌストキシン注射)よりも、口角挙上術のほうが口角を引き上げる力は強いでしょう。

効果は半永久的ですが、抜糸までの1週間程度は、糸が付いたままの状態が続きます。

フェイスリフト(フルフェイスリフト)

フェイスリフト(フルフェイスリフト)は、髪の生え際や耳の周りなどの皮膚を切開し、緩んだ皮膚や筋肉組織を引き上げて固定する施術です。

加齢による頬のたるみが強い場合、口角ボトックス(ボツリヌストキシン注射)では効果を実感しにくい可能性があります。

加齢による頬のたるみが原因で口角が下がっている場合は、フェイスリフト(フルフェイスリフト)がおすすめです。

まとめ

口角ボトックスのデメリットや、失敗したと後悔しないために注意したいことをまとめました。

口角ボトックスは、短時間の施術で、顔全体が明るくなる効果が期待できます。

しかし、いくつかのデメリットもあり、適当にクリニックを選んでしまうと、失敗と感じてしまい後悔してしまうことも少なくありません。

特に顔がひきつる、違和感があるなどのデメリットは医師の技術力や経験によってカバーできるものです。

そのため患者様としては、値段や手軽さよりも、自分の希望を反映しながら、最適な部位と量で施術を行ってくれる医師を選ぶと失敗を回避できることにつながります。

口角ボトックス(ボツリヌストキシン注射)の施術に関しては、以下の動画でも詳しく説明しています。本記事の内容と併せて、ぜひ参考にしてください。

 

高須クリニックでは、患者様の症状と希望に応じて、最適な治療を提案します。まずは下記から、カウンセリングをご予約ください。

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