陥没乳頭の原因や問題点は?クリニックでの手術の流れやポイントも解説

陥没乳頭の原因や問題点は?クリニックでの手術の流れやポイントも解説

2023.09.20

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乳頭が引っ込んでいる「陥没乳頭」は、日本人によく見られる症状です。陥没乳頭の方は、その見た目に悩んでいるケースが多いかもしれません。しかし、見た目が不自然であること以上に機能面や衛生面での問題が大きいため、陥没乳頭の症状の程度によっては治療をおすすめします。

今回は、陥没乳頭の特徴や原因、問題点を解説するとともに、高須クリニックでの手術の流れやポイントなどを紹介するので、参考にしてください。

陥没乳頭は「仮性」と「真性」に分けられる

 

陥没乳頭とは、表に突出しているはずの乳頭が引っ込んでいる状態のことです。陥没乳頭の種類には、大きく分けて「仮性」と「真性」があります。

仮性の陥没乳頭は、普段は乳頭が陥没しているものの、指などで刺激を与えると表に出てくるタイプです。授乳はできる可能性があるため、おもに見た目が問題となります。

一方、真性の陥没乳頭は、刺激を与えても乳頭が陥没したまま出てこないタイプを指します。見た目だけでなく、将来授乳できない機能面の問題も大きいでしょう。

陥没乳頭の原因

陥没乳頭の原因は、乳汁(母乳)を作る乳腺と、その母乳が通る乳管の発達バランスの悪さにあるとされています。乳管が未発達だと、短く突っ張った乳管に乳頭が引っ張られ、陥没乳頭になるというメカニズムです。

特に近年では、食生活の変化などにより、女性のバストの成長は早い傾向にあります。バストの成長に乳管の成長が追い付かないケースが増え、陥没乳頭も多く見られるようになったと考えられるでしょう。

その他の原因として、陥没乳頭は乳房のたるみや打撲による脂肪壊死などでも起こり得ます。

陥没乳頭の問題点

陥没乳頭には、大きく分けて3つの問題点があります。以下で詳しく見てみましょう。

見た目が不自然である

陥没乳頭は、乳頭が引っ込んでいたり、凹んでいたりと、見た目が不自然な状態です。ほかの人とは違う形状であることが、コンプレックスになっている方もいるでしょう。

授乳の妨げになる

先述のとおり、仮性の陥没乳頭の場合は授乳できるケースもあるものの、真性の陥没乳頭の場合は授乳できません。授乳できないと、乳房が張って不快な痛みが生じることなどを考慮すると、陥没乳頭は妊娠までに手術で治すのがおすすめです。

なお、高須クリニックでは、妊娠中の手術はお受けできないためご注意ください。

乳腺の炎症リスクがある

陥没乳頭は、陥没している部分に垢や分泌物が溜まりやすく、清潔に保つのが難しいといえます。細菌が繁殖して不衛生になり、乳腺が炎症を起こす「乳腺炎」になるリスクが高いでしょう。

乳腺炎を放置すると、うつ伏せに寝られないほどの激しい痛みや発熱をともない、日常生活に支障が出るかもしれません。

高須クリニックでの陥没乳頭の術式

陥没乳頭は、見た目・機能面・衛生面の問題点をふまえると、治療したほうが良いケースが多くあります。

陥没乳頭の手術方法は、一人ひとりの症状によって異なりますが、ここでは高須クリニックでの基本となる手術方法を紹介します。

1.麻酔をする

手術部位に麻酔クリームを塗り、5~10分程度経過したら、乳頭基部(根本の部分)から局所麻酔注射をします。乳頭基部は乳頭の先端と比べて感覚が鈍く、さらに極細の注射針を使用することで、痛みを軽減できます。

2.皮膚を切開する

ほとんどの陥没乳頭は、乳頭の中央付近が水平に括れ、その括れに引っ張られて陥没しています。麻酔が効いたら、乳頭の括れのラインに沿って、メスで皮膚を切開します。

3.乳頭を引き出す

切開した部分から、乳管の周囲の結合組織を解除しながら、陥没している乳頭を引き出します。

このとき、授乳機能を温存するため、できるだけ乳管にダメージを与えないよう慎重に行います。

4.乳頭基部を縫縮する

引き出した乳頭が再び陥没しないように、乳頭基部を縫い縮めます。吸収糸(溶ける糸)で縫うため、異物が残る可能性は少ないでしょう。この処理によって組織同士が癒着するため、糸が吸収されたあとも後戻りしにくくなります。

5.皮膚を縫合する

最後に、乳頭の表面の皮膚を丁寧に縫い合わせます。ナイロンの非吸収糸(溶けない糸)で縫い、7~14日後頃に抜糸すれば完了です。抜糸後は、傷跡はほとんど目立ちません。

なお、手術後はそのまま歩いて帰宅可能です。基本的には普段どおりの日常生活を過ごせますが、手術当日を含め3日間は、なるべく手術部位を濡らさないようにしましょう。また、体が温まって血流が良くなりすぎると、手術部位の腫れや痛みが出る場合があります。熱いお湯での長時間の入浴や、激しい運動に注意が必要です。

【陥没乳頭の手術】施術時間・料金・痛みについて

ここでは、高須クリニックでの陥没乳頭の手術について、施術時間や料金を紹介します。また、手術にともなう痛みがどの程度あるかも見てみましょう。

施術時間と料金

陥没乳頭手術の施術時間と料金は、次のとおりです。

  • 施術時間:片側30~60分程度(麻酔などの時間を除く)
  • 料金:片側275,000円(税込)【銀座高須クリニック、横浜、名古屋、大阪】

※最新の価格は、施術ページをご確認ください。

手術の痛み

手術は、麻酔クリームを塗ったあとに行う局所麻酔が効いたことを確認してから開始するため、術中の痛みは感じにくくなっています。手術が終わり、2~3時間程度経過すると徐々に痛みが出てきますが、日常生活には支障のない痛みです。痛み止めの内服薬も処方するので、痛みを感じる際はご使用ください。

また、ダウンタイムの痛みが心配な場合は、手術後72時間程度の痛みを抑える「エクスパレル麻酔」を選択可能です。エクスパレル麻酔は局所麻酔の一種で、銀座高須クリニックと名古屋院でのみ取り扱っています。

陥没乳頭の手術で高須クリニックが選ばれる理由

ごく軽度な陥没乳頭の場合を除き、吸引機器などで対処しようとしても、時間の経過とともに再び乳頭が陥没してしまう可能性が高いでしょう。陥没乳頭を根治するには、短縮している乳管を解除して乳頭を引き出し、さらに固定する必要があるため、手術を受けることをおすすめします。

ただし、手術をする場合でも、適切な手術を正確に行わないと、後戻りを起こしてしまいます。また、陥没乳頭を治せても、理想的な形でなかったり、傷跡が残ったりすると、新たな悩みの原因になってしまうでしょう。高須クリニックでは、陥没の程度に応じて適切な術式を選択するのに加え、見た目の美しさも重視して仕上げられるのが強みです。

先述のとおり、陥没乳頭は授乳の妨げになることから、20~30代の患者様が多く見られます。妊娠・出産・授乳を予定している方にとって、授乳機能を温存することが重要なため、高須クリニックでは、可能な限り乳管を切断したり傷つけたりしないように手術します。

なお、他院での陥没乳頭の手術がうまく行かず、高須クリニックで再手術(修正手術)を希望する方もいるかもしれません。再手術は、前回手術の瘢痕組織の影響で難易度が上がったり、術式によっては傷跡が増えたりするリスクがあります。再手術をご検討中の方は、まずは一度診察にお越しください。

確実かつキレイに陥没乳頭を治すなら高須クリニックへ

陥没乳頭は、見た目が不自然であるだけでなく、授乳の妨げになったり、乳腺が炎症を起こしたりします。症状がごく軽度な場合を除き、陥没乳頭を根治するには手術が必要です。

ただし、適切な術式により正確な手術を行わないと、後戻りを起こす・形がいびつになる・傷跡が残るといったリスクが高まります。

高須クリニックなら、症状の程度に応じて適切な術式を選択し、理想的な仕上がりを目指せます。

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