多汗症とは?よくある症状例や特徴、クリニックでの治療方法を解説!

多汗症とは?よくある症状例や特徴、クリニックでの治療方法を解説!

2024.01.25

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温度や湿度などに関係なく、過剰に汗をかいてしまう「多汗症」は、日常生活に支障が出るケースも少なくありません。一般的な多汗症の場合は、クリニックでの治療により、症状の改善を目指せます。

今回は、多汗症の概要や原因を解説するとともに、高須クリニックでの多汗症治療として、ボツリヌストキシン注射とミラドライについて紹介します。「自分は多汗症かもしれない」「多汗症を治したい」などとお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

運動の有無とは関係なく汗が出る「多汗症」

多汗症とは、全身に分布する「エクリン汗腺」から、必要以上に汗が分泌される病気のことです。温度や湿度、運動の有無、食事の内容などに関係なく、大量に汗が出るのが特徴で、単なる「汗かき体質」とは区別されます。

多汗症には、大きく分けて「全身性多汗症」と「局所性多汗症」があり、全身性多汗症の場合は、全身の汗の分泌量が増加します。一方の局所性多汗症の場合は、わきの下・手のひら・足の裏・顔面など、特定の部位に過剰な発汗が見られるでしょう。

多汗症の原因

多汗症のおもな原因は、交感神経の乱れです。

自律神経には、体を活動モードにする「交感神経」と、リラックスモードにする「副交感神経」があり、通常は両者がバランス良く働いています。交感神経は、精神的なストレスやホルモンバランス、食生活などの要因が重なると乱れやすくなるのが特徴です。多汗症は、交感神経の乱れにつながる要因が多く潜む現代社会の病気であるともいえるでしょう。

多汗症の症状例

多汗症で見られる症状の例は、次のとおりです。

  • わきの下や手のひらなど、特定の部位が常に湿っている
  • つり革につかまるとベッタリする
  • パソコンのキーボードが濡れて壊れる
  • 本や書類が濡れて破れそうになる
  • 車のハンドルが滑る
  • 洋服に汗じみができる
  • 裸足で歩くと床が濡れる

上記の症状に加え、汗が大量に出ることでニオイも強くなる傾向があり、日常生活に支障が出るかもしれません。

多汗症の3つの特徴

多汗症には、大きく分けて3つの特徴があります。

小児期から老年期まで症状が続くことがある

多汗症は、小児期に発症する方が多くいます。一般的な小児疾患は、ある程度の年齢になると症状が落ち着くことも想定されますが、特に局所性多汗症に関しては、老年期まで続くケースがあるでしょう。

多汗と無汗の状態を繰り返す

多汗症といっても、常に大量の汗が出続けているわけではありません。多汗と無汗の状態が交互に見られるのが多汗症の特徴で、睡眠時は発汗が止まっていることが多いでしょう。

左右同時に発汗しやすい

多汗症は、わきの下・手のひら・足の裏など、体の左右で同時に発汗が見られる傾向にあります。左右どちらかだけに過剰な発汗が見られる場合は、交感神経に関する別の疾患の可能性があるかもしれません。

高須クリニックの多汗症治療(1)ボツリヌストキシン注射

高須クリニックでの多汗症治療には、いくつかの選択肢があります。ここでは、「ボツリヌストキシン注射」での治療について、施術の概要・流れ・料金を紹介します。

ボツリヌストキシン注射|施術の概要

「ボツリヌストキシン」には、汗を分泌するエクリン汗腺と、ニオイのもととなるアポクリン汗腺の働きを抑える効果があります。ボツリヌストキシン注射は、わき・手のひら・足の裏・額などに注射を打つだけで、汗の量を減らせる治療法です。

個人差はあるものの、1回の注射で9割程度の汗の量を減らせて、効果は3~6ヵ月程度持続します。繰り返し注射を打てば、効果の持続期間が長くなるでしょう。

また、多汗症の症状が重度でない場合は、「気温が高くなり露出が増える夏だけ施術を受ける」といった選択も可能です。

ボツリヌストキシン注射|施術の流れ

ボツリヌストキシン注射は、次のような流れで施術をします。

  1. カウンセリング
    施術部位を担当医師と相談します。施術によりどれくらい汗が改善するか、施術の流れ、注意事項、アフターケアについて説明するので、わからないことがあればお気軽にご質問ください。

  2. 麻酔クリームの塗布
    施術部位に麻酔クリームを塗ります。施術内容や患者様の体質などにより、塗布する範囲や量を調整します。

  3. 施術
    麻酔がかかったら施術開始です。施術部位にボツリヌストキシンを注入します。麻酔の効果により、施術中の痛みはわずかです。

  4. アフターケア
    気になることがあれば、電話などで相談可能です。必要に応じて術後検診をします。

ボツリヌストキシン注射|料金

ボツリヌストキシン注射の施術料金は、以下のとおりです。

  • わき(両側):165,000円(税込)【全院】
  • 手のひら(両手):165,000円(税込)【全院】
  • 足の裏(両足):165,000円(税込)【全院】
  • 額 :110,000円~220,000円(税込)【全院】

額の場合は、施術面積によって料金が変動します。5cm×10cmで、110,000円(税込)が目安です。

※最新の価格は、施術ページをご確認ください。

高須クリニックの多汗症治療(2)ミラドライ

 

続いて、「ミラドライ」の治療について、施術の概要・流れ・料金を紹介します。

ミラドライ|施術の概要

ミラドライは、わきのエクリン汗腺にマイクロ波を照射し、汗の量を減らす治療です。1回の施術で7割程度の汗の量を減らせて、通常は効果が永久的に続きます。

さらなる効果を得たい場合は、再度ミラドライの施術を受けることで、残りの3割程度の汗の改善が見込めるでしょう。また、ミラドライは、ニオイにも高い効果があるのが特徴です。

ただし、ミラドライの施術を受ける際は、内出血や一時的なしびれ、1ヵ月は照射部位が硬くなることがあるなどの点に注意しましょう。数日間は激しい運動を控える必要がありますが、施術翌日から一般的な生活が送れます。

なお、わき以外の部位は手術や機械での治療ができないため、先述したボツリヌストキシン注射での治療をご検討ください。

ミラドライ|施術の流れ

ミラドライの施術の流れは、以下のとおりです。

  1. カウンセリング
    施術部位を担当医師と相談します。ボツリヌストキシン注射と同様に、施術によりどれくらい汗が改善するか、施術の流れ、注意事項、アフターケアについて説明します。わからないことがあればお気軽にご質問ください。

  2. 麻酔クリームの塗布
    局所麻酔の注射をする際の痛みを軽減させるため、施術部位に麻酔クリームを塗ります。

  3. マーキング
    毛の位置やわきの状態をチェックし、照射する箇所にマーキングします。
  4. 局所麻酔
    照射中に痛みを感じにくくするため、局所麻酔注射をします。麻酔液は、皮膚への負担が少ない「ツーメント混合液」を用います。
  5. 施術
    麻酔がかかったら施術開始です。施術部位にマイクロ波を照射します。麻酔の効果により、施術中の痛みはわずかです。
  6. 冷却
    施術後、アイスパックなどで施術部位を15~20分程度冷やします。
  7. アフターケア
    気になることがあれば、電話などで相談可能です。必要に応じて術後検診をします。

 

ミラドライ|料金

ミラドライの施術料金は、以下のとおりです。

  • 両わき1回:385,000円(税込)【銀座高須クリニック・名古屋・大阪】
  • 1年補償内、2回目:192,500円(税込)【銀座高須クリニック・名古屋・大阪】

※最新の価格は、施術ページをご確認ください。

多汗症の治療で高須クリニックが選ばれる理由

ボツリヌストキシン注射やミラドライは、施術の仕方によって、効果の高さやダウンタイムの程度などに差が出ます。高須クリニックでは、的確な施術はもちろん、入念なカウンセリングも重視しているのが特徴です。併せて、クリーム麻酔・麻酔液にこだわった局所麻酔・質の良い注射針により、痛みの少ない施術が期待できるでしょう。

また、高須クリニックは、ボツリヌストキシン注射やミラドライのみならず、手術による多汗症治療も行える数少ないクリニックです。患者様の生活スタイルなどに応じて、柔軟に治療方法を選択できるのが強みです。

なお、多汗症は小児期から見られることが多いものの、成人するまではエクリン汗腺・アポクリン汗腺が発達途中の段階にあります。高須クリニックでの多汗症治療に年齢制限はありませんが、早い段階で治療した場合、再発を起こす可能性がある点を考慮しておきましょう。

多汗症を改善して快適な生活を送るなら高須クリニックへ

多汗症は、交感神経の乱れなどが原因で起こり、わきの下・手のひら・足の裏といった部位に強い症状が見られます。「特定の部位が常に湿っている」「汗が原因で日常生活に支障が出ている」場合は、多汗症を疑ってみましょう。

高須クリニックでは、多汗症の治療方法にさまざまな選択肢をご用意しています。どの部位の症状を改善したいか・どの程度の効果を期待するかなどによって、患者様に最適な治療は異なるため、事前のカウンセリングをしっかりと行います。

 

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