- 高須クリニックホーム
- yes! 高須ビューティーナビ
- ビューティナビ記事一覧
- わきが・多汗症
- わきがは手術で改善できる!ニオイの原因や治し方、クリニックでの手術方法を紹介
わきがは手術で改善できる!ニオイの原因や治し方、クリニックでの手術方法を紹介
2024.01.25
読了目安:この記事は約 10 分で読むことができます。
目次
わきのニオイに関する悩みは、「人と接するのが怖い」などと対人関係にまで影響することもあるでしょう。独特なニオイを発する「わきが」は、自分だけが気になる軽度の症状から、他人に指摘されるほどの重度の症状まで、適切な治療で改善可能です。
今回は、わきがの原因やセルフチェック項目を紹介するとともに、高須クリニックでのわきが手術の種類やポイントなどを解説するので、ぜひ参考にしてください。
独特なニオイを発する「わきが」
わきの下には、皮脂腺のほか、「エクリン汗腺」と「アポクリン汗腺」があります。これらの分泌腺は誰にでも存在するものですが、人よりも数が多いと、いわゆる「わきが」の原因となります。分泌腺から分泌される汗や油分が混ざり合い、雑菌によって分解されることで、独特なニオイのもとになるのです。
日本人は10人に1人がわきがといわれており、性別に関係なく発症します。わきがは遺伝的な要素が強いものの、以下のような後天的な理由がきっかけとなることもあるでしょう。
- 過度なストレス
- 過度な飲酒や喫煙
- 性ホルモンの影響
- 肥満(高い体脂肪率)
また、エクリン汗腺から必要以上に汗が分泌される「多汗症」を発症している方のなかには、わきがにもお悩みの方が多くいます。
多汗症については、以下の記事をご覧ください。
多汗症とは?よくある症状例や特徴、クリニックでの治療方法を解説!
わきがに影響する2つの汗腺の特徴
ここでは、前章で紹介したエクリン汗腺とアポクリン汗腺について、より詳しく特徴を見てみましょう。
エクリン汗腺の特徴
エクリン汗腺は、全身に分布する汗腺です。暑いときに汗を分泌することで、体内の熱を放出し、体温を調節する役割があります。
エクリン汗腺から分泌される汗の99%は水分で、残りの1%は塩分です。さらっとしていて、汗そのものにニオイはありません。
アポクリン汗腺の特徴
わきのニオイの強さに特に影響するのが、アポクリン汗腺の数です。
アポクリン汗腺は、わきのほか、乳輪・陰部・耳の穴といった特定の部位にある汗腺で、やや粘り気のある汗を分泌します。汗の成分は、脂肪や鉄分、アンモニアなどで構成されているのが特徴です。
わきがのセルフチェック
「自分はわきがかもしれない」と思っても、他人に相談するのは抵抗がある方も多いでしょう。そのような場合は、まずはわきがのセルフチェックをしてみてください。
セルフチェック項目は、以下のとおりです。
- 自分自身でわきのニオイに気付いたことがある
- 他人にニオイを指摘されたことがある
- 家族や親戚にわきがの人がいる
- 衣服に黄ばんだ汗染みができる
- 耳垢が湿っている
- 靴や靴下のニオイが強い
一般的に、わきがの症状には左右差があるため、ニオイや汗染みなどは両方のわきをチェックしましょう。
わきがはクリニックで手術を検討しよう
生活習慣の改善だけで、わきがを根本的に改善することはできません。セルフチェックなどを通じてわきがの可能性が高いと判明した場合は、クリニックに相談するとよいでしょう。
高須クリニックでは、わきがの症状レベルや患者様のご希望などに応じて、さまざまな治療方法を提案可能です。わきがの症状レベルは、以下のとおり3つに分類できます。
症状レベル | 症状の例 |
---|---|
軽度 | 汗をかいたときにだけニオイが気になる |
中程度 | わきのニオイが常に気になる |
重度 | 上着を着ていてもニオイがはっきりわかる |
なお、通常成人するまでは汗腺が発達する可能性があり、わきがを早期に治療しても再発することがあります。そのため、わきがの治療は中学生以上が推奨されます。
クイック法
軽度のわきがには「クイック法」がおすすめです。クイック法では、わきに数ミリ程度の穴をあけ、極細のカニューレでアポクリン汗腺を吸引します。
メスを使用せず、かつ施術時間が30分程度と手軽に治療を受けられるのが特徴です。ただし、エクリン汗腺はあまり吸引できないため、汗の量に大きな変化はないでしょう。
※最新の価格は、施術ページをご確認ください。
コンビネーション法
中程度のわきがには「コンビネーション法」が適しています。
コンビネーション法は、先述したクイック法と、後述する「剪除法」を組み合わせた治療です。具体的には、クイック法で施術したあとに皮膚を1cm程度切開し、アポクリン汗腺をさらに除去します。
施術時間は50分ほどで、当日からシャワーも可能です。汗の量も適度に減少する効果も期待できます。
剪除法
重度のわきがには「剪除法」がおすすめです。皮膚を3~4cm程度切開し、目視で判断できるアポクリン汗腺を可能な限り除去します。
剪除法は1~2週間ほどダウンタイムを要しますが、ニオイや汗の量に確実な効果が期待できます。さらに、わきの毛が薄くなる効果も見られるでしょう。
ただし、切除したアポクリン汗腺は再成しないものの、すべてのアポクリン汗腺を完全に除去することはできません。これは、コンビネーション法も同様です。
なお、わきがの症状レベルが中程度なら剪除法も選択肢となりますが、傷や副作用を踏まえ、症状レベルが軽度の場合は剪除法以外の術式をご提案いたします。
ボツリヌストキシン注射(わきが・多汗症)
「軽度のわきがでメスを使いたくない」「夏の間だけなど期間限定でニオイを抑えたい」という方には、クイック法のほかにボツリヌストキシン注射という選択肢もあります。
ボツリヌストキシン注射では、注射1本で汗とニオイを3~6ヵ月程度抑えられます。そのため季節ごとに注射をすると、良い状態をキープできるでしょう。
※最新の価格は、施術ページをご確認ください。
ミラドライ
わきがと多汗症の両方にお悩みなら、ミラドライもおすすめです。ミラドライでは、エクリン汗腺とアポクリン汗腺にマイクロ波を照射し、わきがや多汗症を改善します。
メスを使わずに長期的な効果が期待できるため、傷跡を残したくない方や、何度も通院するのが難しい方などにも向いているでしょう。
※最新の価格は、施術ページをご確認ください。
※ここまで紹介したわきが手術では、基本的に失敗のリスクはほとんどありません。ただし、合併症として、しびれや感染、血腫などが起こり得ます。詳しくは、カウンセリング時にご相談ください。
日常生活でできるわきが対策
わきがの根本的な改善には治療が必要ですが、治療と並行してわきが対策をするとより効果的です。日常生活において、以下の点を意識しましょう。
- こまめに汗を拭いたうえで制汗剤を使用する
- わき毛を処理する
- 入浴時は薬用石けんを使用する
- 適度な運動習慣を身に付ける
- 過度なストレスを溜めないようにする
- 食生活を見直す
わきが手術で高須クリニックが選ばれる理由
高須クリニックのわきが治療では、事前のカウンセリングにて専門医がニオイのレベルを判定し、患者様の悩みに最適な治療方法をご提案。切開や縫合を必要とする治療では、実績とノウハウを活かし、できるだけ傷跡が目立たない美しい仕上がりに努めます。
また、万が一の事態に備えて24時間の緊急サポート体制を整備しているため、安心して施術を受けられるでしょう。
なお、クイック法・コンビネーション法・剪除法で両わきを同時に手術する場合、服を着る際やシャワーの際など、日常生活に支障が出やすくなります。一方、片側ずつ手術するよりもダウンタイムが短いメリットはあるため、ライフスタイルや重視するポイントに応じてご検討ください。
ニオイのコンプレックスを解消するなら高須クリニックへ
わきがは、わきの下にある分泌腺から分泌される汗や油分が混ざり合い、雑菌によって分解されることで発症します。遺伝的な要因が強いため、家族や親戚にわきがの人がいる場合は、わきがになりやすいでしょう。
わきのニオイが気になる方は、生活習慣などを見直すことも大切ですが、根本的にわきがを改善するためにはクリニックでの治療が必要です。高須クリニックでは、わきがの症状レベルや患者様のご希望などに応じて、適切な治療方法を提案しています。
ニオイのコンプレックスを解消したい方は、ぜひお気軽にカウンセリングにお越しください。
大学病院の形成外科・美容外科に所属し、数多くの美容外科手術に携わってきました。患者様が求める「美」へ少しでも近づけるよう、これまでの経験をもとに患者様に適した治療法を提案させていただきます。
美容整形に関する不安や疑問点は、カウンセリングにて何でもご相談ください。
わきが・多汗症ではこんな記事も読まれています
この記事に関連する施術
わきが・多汗症の新着記事
当サイトは高須クリニック在籍医師の監修のもとで掲載しております。
高須クリニックには、日本美容外科学会(JSAS)や国際美容外科学会で学会長を務めた院長をはじめ、日本形成外科学会専門医を持つ医師が数多く在籍しております。
また、日本美容外科学会(JSAS)専門医、医学博士、日本美容外科医師会会員、日本美容外科学会会員、日本美容外科学会(JSAPS)専門医、日本美容外科学会会員(JSAPS)、日本美容外科学会会員(JSAS)、臨床研修指導医、日本麻酔科学会指導医、日本麻酔科学会専門医、麻酔科標榜医、日本脂肪吸引学会会員、日本肥満学会会員、臨床皮膚科学会会員、日本美容皮膚科学会員、日本皮膚科学会専門医、日本美容皮膚科学会会員、日本レーザー医学会会員、BOTOXVISTA認定医、サーマクールCPT認定医、ジュビダームビスタ認定医、VASERLIPO認定医、ミラドライ認定医、日本歯科学会会員、国際インプラント学会インプラント認定医、歯学博士、日本眼科手術学会会員など様々な科目の専門医や資格を保有した医師が在籍しています。