ほうれい線の原因とは?お悩み別におすすめ治療法も紹介

ほうれい線の原因とは?お悩み別におすすめ治療法も紹介

2023.09.12

読了目安:この記事は約 14 分で読むことができます。

ほうれい線は目立ちやすくメイクでもカバーしにくいことから、悩みを抱えている方も多いでしょう。

しかし、ほうれい線は顔全体のバランスを考慮して治療すれば、改善が期待できるものです。ほうれい線の原因とともに、症状・目的別の治療法をご紹介します。

ほうれい線とは?

ほうれい線は、しわの一種です。しわには、小じわ・大じわ・表情じわ・たるみじわなどさまざまな種類があり、ほうれい線は「たるみじわ」に該当します。

たるみじわは、肌が下垂して影ができ、しわのように見えるものです。肌内部の形状が崩れてしまっているため、一般的な生活のなかでの改善は容易ではありません。

ほうれい線の原因

なぜ肌が下垂し、ほうれい線ができてしまうのでしょう。その理由を解説します。

加齢による肌のたるみ

肌のたるみはおもに、加齢によって引き起こされます。歳を重ねると顔の土台である骨が骨密度の減少によって小さくなり、小さな骨では筋肉や皮下脂肪、皮膚を支えきれず、たるんでしまうのです。

また、皮下脂肪の量の減少や移動が起こると、頬の脂肪が下垂してたるみが加速する原因となります。さらに、加齢によってコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸が減少し、肌のハリや弾力も失われてたるみが大きくなり、ほうれい線が目立ってしまうのです。

表情筋の減少・衰え

加齢がなくとも、頬口元の表情筋が衰えると、皮下脂肪や皮膚を支えきれず、ほうれい線が目立ちやすくなります。特に、上下に引っ張る筋肉のバランスの崩れが大きな要因です。

マスク着用で口角を上げることのない生活を続けた顔は、思ったよりたるんでしまっているかもしれません。

顔立ち

生まれつきの顔立ちによって、ほうれい線が目立ちやすい人もいます。頬骨が高い・張っていない、口元が突出している人は、比較的ほうれい線が目立つ傾向にあります。筋肉や脂肪のつき方にも影響を受けるでしょう。

肌の乾燥・むくみ

肌が乾燥するとしわや溝が目立ちやすくなり、肌に余分な水分が溜まってむくんでいると、たるみやすくなります。このように、乾燥やむくみなどの肌トラブルが、ほうれい線に悪影響を与えることも少なくありません。

骨格のゆがみ

体全体のバランスが悪いと、ほうれい線を悪化させる場合があります。例えば、左右のどちらか一方で咀嚼する、就寝時に左右どちらかを向いて寝るなど、左右のバランスが偏る動作を取ると顔も歪みがちです。猫背などの姿勢の悪さも、ほうれい線を深くする一因になり得ます。

ほうれい線の治療

ほうれい線の治療には、大きく分けて4つの選択肢があります。高周波などの照射、ヒアルロン酸などの注射、糸を使ったリフトアップ、そしてメスを入れる手術です。その特徴と実際の機器、施術メニューをご紹介します。

高周波・超音波の治療

照射系の治療では、肌を活性化するエネルギーを利用し皮膚の組織に働きかけます。

「トリニティプラス」「サーマクールFLX」では、熱エネルギーを真皮まで届けます。熱を帯びた真皮の創傷治療過程にてコラーゲンの増生を促し、肌の引き締め・ハリ感の向上、リフトアップを目指すものです。

「ウルセラシステム」は、高密度の超音波による熱エネルギーを皮膚の下にある筋肉(表在性筋膜)に直接照射して筋肉を引き上げ、たるみを改善します。フェイスリフトに匹敵する効果が期待でき、大がかりな手術を必要としないことから「切らないフェイスリフト」とも呼ばれる治療法です。

注射による治療

即効性が欲しい人におすすめなのが、注射系の治療です。ほうれい線のしわ、溝の部分にヒアルロン酸やコラーゲンを注入し、ふっくらとさせます。施術自体の時間も非常に短く、ダウンタイムもほとんどありません。手軽に素早くほうれい線を改善したい人に、ぴったりの施術です。

注射治療も年々進化しています。「ハイブリッドヒアルロン酸」は高分子量と低分子量のヒアルロン酸が結合したもので、しわだけでなく、肌全体の活性化を促します。

「ベビーコラーゲン」は人間の胎盤に含まれるコラーゲンを用いており、アレルギーを起こしづらく、肌馴染みが良いのが特徴です。

糸・針による治療

一度の治療で長持ちさせたいのであれば、糸や針によるリフトアップがおすすめです。頬や額に特殊な糸を埋め込み、たるみを物理的に引き上げます。皮下に入った糸によって、コラーゲンなどが生成され、ハリやつやが生まれるのもうれしい効果でしょう。

「イタリアンリフト」は皮下にドクターが厳選した体内に吸収される特殊な糸を埋め込み、「イタリアンリフトファイン」「ウルトラVリフト」は極細の針を利用して特殊な糸を埋め込むことで、しわやたるみにアプローチする治療です。

「ポニーテールリフト」はこめかみを小さく切開し、たるんだ組織を糸で引き上げます。ほうれい線はもちろん、目元から頬が自然にリフトアップし、まさにポニーテールをしたときのようなハリのあるフェイスラインを目指せます。

メスによる治療

ほうれい線はもちろん、顔全体や首のしわも抜本的に改善したいと考えるなら、フェイスリフトの手術を選択することも一案です。フェイスリフトの手術では、髪の生え際や耳の周りなど傷が目立たない場所を切開し、たるんだ皮膚や筋肉組織を引っ張り上げて固定します。筋肉や筋膜まで引き上がるので、しわやたるみが戻ることもありません。

こめかみや口元には「ミニフェイスリフト」、頬やフェイスラインのたるみやしわには「ミディアムフェイスリフト」、あごのラインや首のしわまで改善するには「フルフェイスリフト」がおすすめです。フルフェイスリフトは比較的大きな切開が必要な手術なので、腫れや痛みがなくなるまで、1週間前後のダウンタイムを必要とします。

お悩み別におすすめ治療法

ここからは、各お悩みに応じた治療法をご紹介します。

ほうれい線が浅い方に~トリニティプラス~

ほうれい線が気になり始めた方には、ファーストステップとして照射治療をおすすめしています。肌の弾力が低下し始める30代までの方には、まず照射治療によって刺激を加え、肌のコラーゲン生成を促します。肌の弾力が出てくれば頬が元の位置に戻り、ほうれい線の自然な改善が期待できるでしょう。

赤外線やRFエネルギーを照射する「トリニティプラス」は、痛みが少なく、施術時間も20~30分とコンパクト。たるみやしわへ同日中にアプローチし、1~2週間でほうれい線が薄くなったと感じられる、比較的即効性が期待できる治療です。

  • トリニティプラス
    ・サブライム・モチーフIRのコンビネーション料金
     目の下と両頬 1回 ¥55,000(税込)
    ・「フォトフェイシャルM22」とサブライム・モチーフIRのコンビネーション料金
     目の下と両頬 1回 ¥66,000(税込)
    ・「フォトフェイシャルM22」とサブライム・モチーフIRのコンビネーション料金
     目の下と両頬(ナース施術)1回 ¥44,000(税込)
     目の下と両頬(ナース施術)3回コース ¥118,800(税込)

※最新の価格は、施術ページをご確認ください。

20~30代の方に~サーマクールFLX~

「サーマクールFLX」も施術時間が短いうえに痛みが少なく、独自のクーリングシステムのおかげでダウンタイムもほとんどないのが特徴です。

  • サーマクールFLX
    ・顔全体 ¥385,000 (税込)

※最新の価格は、施術ページをご確認ください。

40代以上の方に~ウルセラシステム~

40代以上になると、ほうれい線もくっきりと深くなりがちです。皮膚の下の筋膜を引き締めることで、リフトアップする照射治療が適しているでしょう。

「ウルセラシステム」は、高密度の超音波でSMAS筋層を直接刺激します。効果が徐々に出るので周りに気付かれにくいことや、ダウンタイムもほとんどないことなどが人気の秘訣です。

  • ウルセラシステム
    ・顔全体 ¥440,000 (税込)

※最新の価格は、施術ページをご確認ください。

長持ちさせたい方に~イタリアンリフト~

施術時間が短く、術後の通院も不要で、長い期間効果を保ちたいと願う方には「イタリアンリフト」がおすすめです。特殊な糸を皮下に通して、たるみを物理的に引き上げます。糸は、皮下に引っかかりやすくするための毛羽だった構造が特徴です。時間が経つと吸収されて肌組織の一部に変わります。時間が経って効果を感じられなくなったら、糸の追加も可能です。

糸治療の後に、サーマクールやウルセラシステムといった照射系の治療を加えるのもおすすめです。リフトアップの効果を持続させ、照射による治療の効果も高まります。

  • イタリアンリフト
    ・1本 ¥110,000(税込)
    ・6本 ¥660,000 (税込)

※最新の価格は、施術ページをご確認ください。

即効性が欲しい方に~シワ取りヒアルロン酸注射~

イベントや行事に合わせてほうれい線を目立たなくしたい方には、ヒアルロン酸を注入する注射治療が適しています。

ヒアルロン酸は水分を集めて膨張するので、シワの溝をふっくらと盛り上げてくれる効果が期待できます。従来のヒアルロン酸注射は、即効性は高いものの、通常2~3ヶ月で効果が薄れてしまうのが難点でした。しかし、高須クリニックのヒアルロン酸は、密度の高いヒアルロン酸を厳選しており、1年近く効果を実感できます。

理想の顔を目指せるよう、経験豊富な医師が注入場所・注入量を調整するため、気になるほうれい線も目立たなくなるでしょう。

  • シワ取りヒアルロン酸注射
    ・1本(1CC) ¥110,000(税込)

※最新の価格は、施術ページをご確認ください。

施術前後の注意事項

ほうれい線治療は症状や年齢、目的に応じて、多くの治療から最適な方法を選ぶことができます。とはいえ治療法を選ぶ際には、効果だけでなく、リスクやダウンタイムも考慮したいところです。生活スタイルや体質などを考え、より負担の少ない治療を選ぶことが求められます。

各治療の注意事項をまとめましたので、治療法を選ぶ際の参考にしてください。

高周波・超音波の治療

照射系の治療では、肌の発赤が起こることがあります。多くは患部を冷やすことで症状が落ち着くので、心配する必要はありません。

また、色素沈着などを避けるために、日焼けに注意しましょう。治療後は、まめに日焼け止めを塗るなどの対処が必要です。

注射による治療

注射治療では、注射した部位が内出血したり、赤くなったりするケースがあります。治療後1週間程度は注入部のマッサージなどは避けて、患部を刺激しないようにしましょう。

糸・針による治療

イタリアンリフトなどの糸による治療では、手術当日に麻酔によって顔が腫れる場合があります。翌日には腫れは引くので、心配は不要です。

また、術後1~3ヶ月は、顔のマッサージは禁止されています。顔に圧力をかけない生活を心がけましょう。

メスによる治療

フェイスリフトなどのメスによる治療では、術後に切開した周囲が腫れることがありますが、耳の周囲を切開するので、それほど目立ちません。1週間ほどで腫れは引くので心配せずに症状がおさまるのを待ちましょう。傷跡の周囲の感覚が鈍くなることもありますが、およそ数ヶ月で感覚は戻ります。

そのほかに、傷跡が赤く盛り上がる肥厚性瘢痕やケロイドになる可能性があります。通常3ヶ月から1年程度で赤みは引きますが、体質によってはケロイド化する場合もあります。そうした場合にはステロイドホルモンを傷跡に直接注射するなど、治療を行います。

さらに非常に稀な例としては、血腫があります。手術後に再出血し血腫が発生することがあるので、手術当日・翌日は安静に過ごしましょう。血腫が大きい場合、取り除く処置をすることがあります。

高須クリニックが選ばれる理由

高須クリニックではカウンセリングを重視し、顔全体の状態から総合的に考えて、どうやったらほうれい線が改善できるのかを考えて提案しています。顔立ち、肌の状態、顔の筋肉の強弱に至るまで、患者様の個性を踏まえて最適な治療をチョイスします。

ほうれい線だけにフォーカスするのでなく、「顔全部をバランス良く整えて、ほうれい線を目立たなくしたい」と考える方にぜひ選んでいただきたいです。

ほうれい線の治療なら高須クリニックへ

たるみじわであるほうれい線は、さまざまなアプローチによって改善が期待できるものです。 “より自然でより若々しい、ほうれい線のない顔をより長く保ちたい”という思いを叶えるために、高須クリニックでは、一人ひとりに合った最適な治療をご提案します。まずはカウンセリングをご予約ください。

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美容皮膚科を専門として、皆さまの「美肌づくり」のお手伝いができれば・・・と常々思っています。
しみ、そばかすをはじめ、赤ら顔やニキビ、ニキビ跡、小じわ、たるみなど、お肌に関するお悩みは、お気軽にご相談ください。女性の立場から、キメ細やかな治療を心がけています。

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