しみの種類|特徴・原因・治療法を知って気になる悩みを解消しよう

しみの種類|特徴・原因・治療法を知って気になる悩みを解消しよう

2024.02.27

読了目安:この記事は約 12 分で読むことができます。

一口に「しみ」といっても、さまざまな種類があります。しみを薄くしたいと考えるなら、それぞれのしみに適した治療法を選ぶことが大切です。

今回は、しみの種類ごとの特徴・原因・一般的な治療法などを解説します。併せて、高須クリニックでのしみ治療も詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてください。

しみの種類(1)老人性色素斑(日光黒子)

一般的に「しみ」というときは、「老人性色素斑」を指すことが多いでしょう。ここでは、老人性色素斑の特徴と原因を紹介します。

特徴

老人性色素斑は「日光黒子(にっこうこくし)」とも呼ばれ、30代から発現するケースが多くみられます。しみの色はおおむね茶褐色やグレーで、基本的に色合いは均一です。

「年齢とともに色が濃くなってきた」「しみの境目がはっきりしている」という場合、老人性色素斑の可能性が高いでしょう。顔だけでなく、手の甲や腕、背中の上部などに発生するケースもあります。

原因

老人性色素斑のおもな原因には、長年蓄積した紫外線ダメージが考えられるでしょう。よって、紫外線を浴びる機会や日焼けの経験が多い方ほど、メラニンが色素沈着し、老人性色素斑となって表れやすくなります。

ただし、ふくらはぎや太ももなどの紫外線が当たりにくい部位に発生することもあり、詳しい原因はわかっていません。

しみの種類(2)雀卵斑

続いて、「雀卵斑(じゃくらんはん)」の特徴と原因を紹介します。

特徴

雀卵斑とは、いわゆる「そばかす」を指します。数mm程度のサイズの小さな斑点で、鼻や頬を中心として顔に広がるのが特徴です。幼少期から発生するケースも珍しくありません。顔以外には、デコルテ・肩・腕・背中などの部位にも発生します。

原因

雀卵斑には遺伝性があり、家族に雀卵斑が見られる場合は発生しやすいと考えられます。加えて、紫外線の影響など、後天的な原因で悪化することがあるため注意が必要です。

しみの種類(3)肝斑

女性特有のしみとして、「肝斑(かんぱん)」が挙げられます。ここでは、肝斑の特徴と原因を見てみましょう。

特徴

肝斑は、両頬に左右対称に発生するしみのことです。あごや額などに生じるケースでは、左右対称にならない場合があります。色は薄い茶色で、その輪郭ははっきりしていないのが特徴です。30~40代の女性に多く見られる一方で、高齢者や男性に見られることはほとんどありません。

なお、肝斑の出現部位や左右対称に発生する点は「ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)」の特徴と似ているため、間違いやすいでしょう。ADMは、メラニン色素が肌の奥深くに沈着した状態を指し、正確にはあざに分類されます。

原因

女性特有のしみといわれるように、肝斑の発生原因には女性ホルモンのバランスが関係すると考えられます。その他、ストレス・紫外線・摩擦(物理的な刺激)などで悪化しやすいでしょう。

しみの種類(4)炎症後色素沈着

最後に、「炎症後色素沈着」の特徴と原因を紹介します。

特徴

炎症後色素沈着とは、肌の炎症が治まったあとに発生するしみのことです。年齢・性別・部位を問わず発生します。基本的には、時間の経過とともに薄くなって自然に消えますが、炎症の強さや期間、ケア方法によっては、長く残ってしまう場合があります。

原因

肌の炎症の具体例は、やけど・ニキビ・転倒によるケガ・化粧品によるかぶれ・虫刺されなどです。これらの原因により、肌がダメージを受けて色素細胞が活性化し、色素沈着を起こします。また、紫外線の影響で消えにくくなることもあるでしょう。

しみを放置するとイボに進展することも

しみを放置すると、その部分が隆起して「脂漏性角化症(老人性イボ)」と呼ばれるイボになることがあります。

さらに、紫外線対策を怠ってダメージがさらに蓄積すると、「日光角化症」というかさぶたのような状態になることもあるでしょう。日光角化症は皮膚がんに発展しかねないため、注意が必要です。

【種類別】しみの一般的な治療法

しみの種類によって、どの治療法が適しているかは変わります。先述したしみの種類ごとに、一般的な治療法を紹介します。

老人性色素斑(日光黒子)の場合

老人性色素斑の場合、個人差はあるものの、レーザー治療で高い効果が出やすいでしょう。老人性色素斑の治療法には、肌の浅い部分に働きかける光治療(IPL治療)もありますが、肌の奥深くにまで届くレーザー治療と比べると一般的に治療期間は長くなります。

雀卵斑の場合

雀卵斑の治療法にも、レーザー治療と光治療(IPL治療)があります。紫外線の影響により再発しやすいため、普段から紫外線対策することも大切です。

肝斑の場合

肝斑は一般的なレーザー治療では効果が出にくく、ときには悪化することがあります。ただし、「AlexTriVantage(アレックストライバンテージ)」のように、特殊なレーザー治療であれば改善可能です。

その他、トラネキサム酸などの内服薬や、トレチノイン・ハイドロキノン配合の外用薬も治療に適しています。

炎症後色素沈着の場合

炎症後色素沈着は、時間の経過とともに自然に消えますが、内服薬や外用薬を活用するとより早く改善しやすくなるでしょう。具体的には、ビタミンCの内服薬やハイドロキノン配合の外用剤の使用などが挙げられます。

また、レーザー治療などを行う場合は、レーザーの刺激により新たな炎症が起きないよう注意が必要です。

自分に合うしみの治療法を知るならクリニックへの相談がおすすめ

自分でしみの種類を見極めることは難しいうえに、化粧品を使用したセルフケアではあまり効果が見られないしみもあります。気になるしみがあるなら、まずはクリニックに相談してはいかがでしょうか。

高須クリニックには、以下のように豊富な治療法があります。

機器を使う治療法

機器を使う治療法は、次のとおりです。

  • シミ・あざ取りレーザー
    周囲の正常な組織にダメージを与えることなく、メラニン色素だけをピンポイントで破壊するレーザー治療。顔以外に、手の甲や腕などにも施術可能です。
  • ピコレーザー(PicoWay)
    薄い色のしみや雀卵斑(そばかす)に効果を発揮するレーザー治療。しみの改善とともに、肌のエイジングケア効果も期待できます。
  • AlexTriVantage(アレックストライバンテージ)
    先述のとおり、肝斑を改善できるレーザー治療で、日焼けが原因のしみ・そばかすにも効果的です。高須クリニックでは、改善したい症状に応じて、照射出力・照射位置・ショット回数を調整しています。
  • フォトフェイシャルM22
    しみをはじめ、総合的な美肌効果を得られる光治療(IPL治療)。光の波長を調整することで、オーダーメイドの治療ができます。広範囲のしみにお悩みの方や、施術後の腫れが心配な方におすすめです。

なお、レーザー治療や光治療(IPL治療)によりしみが改善しても、紫外線や摩擦の影響で再発または残存部が濃くなることがあるため、生活習慣にも気を付けましょう。また、施術から半年ほど経過すると、施術部位やその周囲に新たなしみが形成される場合があります。

薬品を使う治療法

薬品を使う治療法は、次のとおりです。

  • トレチノイン・ハイドロキノン
    肌の再生効果がある「トレチノイン」と、漂白作用のある「ハイドロキノン」の塗り薬を使用する治療法。これらを併用することで、一般的なしみのほか、肝斑や炎症による色素沈着にも効果を発揮します。しみの状態にもよりますが、塗り薬のみを使用した場合、効果が表れるまでに1~3ヵ月程度かかるのが一般的です。
  • イオン導入
    微弱電流(イオン)の力で、有効成分を肌の奥深くに浸透させる施術。効果を高めるなら、ビタミンCとトラネキサム酸を続けて導入する方法がおすすめです。
  • グロースファクター(成長因子)
    年齢とともに減少するグロースファクター(成長因子)を浸透させることで、肌細胞の再生を促す施術。コラーゲンやエラスチンの生成が促されるため、しみ・しわ・たるみに効果的です。

 

針・糸を使う治療法

針・糸を使う治療法は、次のとおりです。

  • イタリアンリフトファイン
    特殊な溶ける糸を顔全体に埋め込み、コラーゲンの生成を促す施術。しみの改善のほか、しわ・たるみ・毛穴・くすみなどの肌トラブルの解消にもつながります。

 

注射・点滴を使う治療法

注射・点滴を使う治療法は、次のとおりです。

  • プラセンタ注射
    胎盤をもとに生成されたプラセンタエキスを注入することで、肌のコンディションを整える施術。高須クリニックでは、純度が高く、効果の持続性に優れた良質なプラセンタエキスのみを使用しています。
  • 幹細胞培養上清液
    幹細胞を培養した際に生じる上澄み液を注入することで、組織自体の改善を促す施術。さまざまな有効成分を含有しており、しみやくすみにも効果があります。
  • NMN点滴
    加齢により減少する物質を増やすために効果的な「NMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)」。 NMNを注入することで、肌の状態をはじめ、健康的な体を目指す施術。次世代のエイジングケア治療として注目されています。
  • しみ・くすみ対策点滴
    しみ・くすみ対策に特化した成分を注入することで、一般的なしみや雀卵斑(そばかす)、肝斑を改善する施術。全身のしみに効果を発揮します。
  • エイジングケア点滴
    体に良い成分を血管に直接注入することで、肌の状態を総合的に向上させる施術。免疫力アップや疲労回復など、健康づくりにも役立ちます。
  • 白玉注射
    抗酸化作用やメラニン生成抑制作用を持つ「グルタチオン」を高配合した点滴により、全身のしみ・くすみを対策する施術。最初の5週間は、1週間に2回(計10回)のペースで施術を受けるのがおすすめです。

しみの治療で高須クリニックが選ばれる理由

しみの治療は、選択する治療法を誤ると、かえって悪化しかねません。そのため高須クリニックでは、患者様の気になる症状や目指す肌の状態をカウンセリングにて話し合い、最適な施術を考えます。

「老人性色素斑と肝斑」「ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)と肝斑」「老人性イボと老人性色素斑」のように、複数のしみ・あざ・イボの症状が混在している場合でも、悩みに応じた施術を提案可能です。

また、しみは簡単かつきれいに取り除けると思われるかもしれませんが、肌のタイプや状態により効果が左右されます。施術後の色素沈着のしやすさについても、次のように個人差があるでしょう。

  • 肌の色が白い方・日焼けすると赤くなりやすい方:施術後に色素沈着しにくい
  • 肌の色が濃い方・くすみの強い方・日焼けすると黒くなりやすい方:施術後に色素沈着しやすい

高須クリニックでは、患者様と施術の相性や期待される効果、ダウンタイム、アフターケアなどについて事前にしっかりと説明するため、納得したうえで施術を受けられます。

最適なしみ治療を受けるなら高須クリニックへ

老人性色素斑・雀卵斑(そばかす)・肝斑・炎症後色素沈着など、しみにはさまざまな種類があります。最適な治療法を選択するには、しみの種類や状態はもちろん、肌のタイプや目指す肌の状態などをふまえ、総合的に判断することが大切です。

高須クリニックでは、丁寧なカウンセリングにより、自分にぴったりと合う治療法を見つけられるでしょう。

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監修医師:高須英津子医師 アメブロ / Instagram / Youtube

美容皮膚科を専門として、皆さまの「美肌づくり」のお手伝いができれば・・・と常々思っています。
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