AGA(エージーエー/男性型脱毛症)の基礎知識

AGA(エージーエー/男性型脱毛症)は、思春期以降に、額の生え際や頭頂部の髪のどちらか一方・または双方から、薄くなり進行する症状を言います。 AGA(エージーエー/男性型脱毛症)の人は全国で約1260万人ともいわれています。

AGAの人の髪の毛は、皮膚内で毛髪を作り出す「毛包(もうほう)」が十分に成長しないため、髪の毛が太く長く育たないうちに抜けてしまい、抜け毛・薄毛がゆっくりと進行していきます。

原因は一般的に、遺伝や男性ホルモンなどが考えられています。
AGAは治療可能です。毛包が存在している限り、毛包を活性化させることで髪の毛は再び太く長く育つ可能性があります。決してあきらめる必要はありません。

髪の毛について

髪の毛の構造

髪の毛は、皮膚の外に出ていて私たちの目に見える部分の「毛幹」と、皮膚の中に隠れて見えない部分の「毛根」から成り立っています。

髪の毛は、皮膚の中の「毛根」で作られます。髪の毛の材料となるエネルギー源は、酵素や栄養素。これらは皮膚の奥深くにある「毛細血管」を流れており、そこから「毛乳頭細胞」を通って「毛母細胞」へ送られます。毛母細胞は酵素や栄養素といったエネルギーを使って増殖や分化をくりかえしており、増殖した細胞の一部は角化して(硬くなって)皮膚の外へ向かって伸びていきます。これが髪の毛になります。

毛母細胞へ送られるエネルギーは、毛乳頭細胞が様々な物質を分泌することで、常に適切な量になるようにコントロールされています。

毛母細胞やそこでつくられた髪の毛は、「毛球」や「毛包」という膜に包まれています。毛包は筒状の形をしており、そこに張り巡らされた血管からエネルギーが送られ、髪の毛の成長が促されます。

皮膚の外に出ている「毛幹」は、外側から順に以下の3つの層から成り立っています。

毛小皮(キューティクル)
1ミクロン程度の薄い膜ですが、非常に丈夫で、外部の刺激から毛を守る役割を果たしています。
毛皮質(コルテックス)
毛髪の大部分を占め、たんぱく質の細い線維が束になっています。その線維がほどけて広がらないように柔らかいたんぱく質が隙間を埋め、接着剤の役割をしています。毛小皮が損傷を受けると、このたんぱく質が流れ出し、毛髪が傷んでしまいます。
毛髄質(メデュラ)
毛の中心にあり、比較的柔らかいたんぱく質でできていて、たくさんの空隙があります。毛髄質がない毛髪もありますが、毛髪の弾力や強さには関係なく、その役割はわかっていません。
ヘアサイクル

毛髪の成長には周期があり、成長、脱毛を繰り返しています。これは「ヘアサイクル」と呼ばれます。
ヘアサイクルは成長期、退行期、休止期の3つに分けられます。

通常、毛髪の成長期は2~6年、成長期から休止期に移行する退行期は約2週間、休止期は3~4ヶ月で、このサイクルを繰り返しています。

AGAについて

AGA発生のメカニズム

髪の毛は通常、毛根から生えて成長する「成長期」、成長が弱まりやがて止まる「退行期」、そして古い毛が抜けて新しい毛が育ちはじめる「休止期」のサイクルを繰り返しています。

AGA(男性型脱毛症)の方の髪の毛は、皮膚内で毛髪を作る「毛包(もうほう)」の部分の成長が充分でないため、成長期が短くなる傾向にあります。


男性型脱毛症のヘアサイクルは成長期が短くなっています。

ヘアサイクルの成長期を短くする原因物質と考えられているのは、DHT(ジヒドロテストステロン)。
AGAの方の脱毛部分にはこの物質が高い濃度でみられます。DHTの影響で髪の毛の成長期が短くなることにより、髪の毛が長く太く成長する前に抜けてしまい、髪の毛が十分に育たなくなります。

AGAの方とそうでない方の頭皮を比較すると、発毛組織数はあまり差がありません。
しかし一本一本の毛を見ると、充分に育っていない細い毛(軟毛)が比較的多いため、全体的に薄く見えてしまいます。

AGAの進行パターン

AGA(エージーエー/男性型脱毛症)の脱毛の進行パターンは様々。額の生え際から後退していくタイプ、頭頂部から薄くなるタイプ、これらの混合タイプなど、さまざまな脱毛の進行パターンがあります。


Norwood O T. South Med J 1975; 68(11): 1359-1365より作図

日本人のAGAの割合

日本人男性(15~96歳、1,726人)を対象にした調査では、全体の32%にAGA(エージーエー/男性型脱毛症)がみられました。

AGAは治療可能です

AGA(エージーエー)では普通、薄毛になっていても、うぶ毛は残っています。毛包が存在している限り、髪の毛は太く長く育つ可能性があります。決してあきらめる必要はありません。

高須のメディカル育毛プログラム

当院では、錠剤を服用する「内服薬処方」や、有効成分を頭皮内に直接注入する「最新育毛メソセラピー」といった治療法で、あなたに合った最適な治療を行います。

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