特徴


目の手術診察風景

眼瞼下垂(がんけんかすい)の特徴

目の大きさの印象は、目を開けたときにどれくらい黒目が見えるかに大きく左右されます。黒目が7割程度見えると、一般的な大きな目に。9割だと、いわゆる“デカ目”という印象に。反対に、5割程度だと、眠たそうな目に見えてしまいます。
細い目や眠たそうな目を、パッチリとした大きな目にしたい場合、上まぶたを上に大きく開くようにするのが効果的。これを実現するのが、『眼瞼下垂(がんけんかすい)』の手術です。
会社や学校などでダウンタイムが取れない方には、片目の手術後に眼帯をして腫れが引いた後にもう片方の目の手術をする、柔軟な対応もできます。

正常の状態と眼瞼下垂

眼瞼下垂の重症度分類

眼瞼下垂の重症度分類

肩こりや頭痛の原因にもなるまぶたのたるみ

まぶたのしくみ

まぶたを持ち上げるために働く筋肉を眼瞼挙筋といいます。眼瞼はまぶたの医学的な呼び方です。眼瞼挙筋は眼の上奥から前のほうに伸び、挙筋腱膜という薄い膜と上眼瞼の瞼板という組織につながっています。

まぶたを持ち上げる眼瞼挙筋には、交感神経が緊張することで縮み、眼瞼を持ち上げる働きを助けるミュラー筋が付随しています。まぶたを開く際、このミュラー筋をより収縮させるため交感神経が高まり、体を支える起立筋が緊張し、肩こりが起こります。
また開かないまぶたを開けようとして、眉毛を持ち上げる前頭筋が収縮され、額に横じわが刻まれる険しい表情になり、目が疲れやすくなり、頭痛を招くこともあります。

まぶたのたるみが起こる原因

まぶたのたるみが起こる原因には、加齢によるもの、まぶたをこすることなどで挙筋腱膜がまぶたから剥がれてしまった場合などがありますので、誰にでも起こる可能性はあります。


老化による眼瞼下垂

腱膜と瞼板の癒合部分の緩みから起こる眼瞼下垂

とくに、下記の方に多くみられます。

  • コンタクトレンズを長時間使用している人(特にハードコンタクトレンズ)
  • パソコンなどで長時間、目を酷使する人
  • 逆さまつ毛のある人
  • 花粉症やアトピーなどのアレルギーがあり、目をよくこする人
  • 白内障の手術を経験した人
まぶたのたるみが原因で起こる症状

まぶたがたるむと、皮膚が目に被さり視界が狭くなったり、眼瞼挙筋がつながっている腱膜と瞼板の癒合部分が緩むことで、まぶたを持ち上げる力が弱まるなど、まぶたが開きにくくなり、それが原因で眼精疲労や頭痛、また肩こりなどが起こることもあります。

  • まぶたが重く、目が開けづらい人
  • 上下の視界が狭い人
  • 頭痛、肩こりがある人

は、まぶたのたるみが原因の可能性があります。一度診察を受けてみるとよいでしょう。


まぶたのたるみを治療することで眼精疲労、頭痛、肩こりも解消されます。

眼瞼下垂の手術方法

上まぶたの眼瞼挙筋を縫い縮めることでまぶたの開く力を強化し、目の縦の幅を広げるというもの。約30分の手術で、自然な状態でもパッチリとした美しい目もとが実現します。

眼瞼下垂を原因とする肩こり・眼精頭痛・偏頭痛は、ほとんどの場合手術により改善します。目に重くのしかかっていたまぶたは、手術で上に上げやすくなり、視界が広がるのを実感できます。


上まぶたの皮膚を切開し、緩んでいる眼瞼挙筋を瞼板に縫いつけます

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眼瞼下垂手術の術式について(高須幹弥の場合)

眼瞼下垂手術の術式(高須幹弥の場合)について解説させていただきます。

〈まぶたの断面の解剖。〉

①デザイン

術前の状態。
挙筋腱膜を前転固定、短縮して、まぶたの開きを良くし、二重まぶた全切開法に準じて二重のラインを作る場合について解説します。

カウンセリングの際に診察室で決まった二重のラインでデザインします。
専用の油性デザインペンで、新しく作る二重のラインに沿ってデザインします。

②局所麻酔注射

デザインが済んだら局所麻酔注射をします。
デザインの前に麻酔クリームを塗っており、極細の注射針で注射するので、それほど痛くありません。
麻酔注射するのは、まぶたの表面の皮膚だけであり、まぶたの裏側には注射しません。

③皮膚切開

デザインしたラインに沿ってメスで皮膚を切開します。
稀に必要に応じて皮膚を切除することがありますが、皮膚を切除することによって、腫れぼったさが目立ったり、傷跡に段差がついて目立ったり、キツい印象の目になることがあるので、あまり皮膚を切除することはありません。
また、皮膚を切除してしまうと、いつか二重の幅を狭く修正したくなったとき、修正が難しくなったり、不可能になる可能性が高くなります。

皮膚の切開。

④必要に応じて眼瞼内脂肪やROOFを切除する

まぶたの脂肪が多く、腫れぼったい場合、必要に応じて眼窩内脂肪やROOFを切除します。

眼窩内脂肪の切除。
眼窩隔膜を切開して開けると、余分な眼窩内脂肪はある程度自然にモコモコ出てくることが多い。

ROOFの切除。
ROOFは眼窩内脂肪と違い、自然にモコモコ出てくることはないので、ハサミを奥に突っ込んで切除することになる。

⑤瞼板と挙筋腱膜を露出させ、挙筋短縮、前転の準備をする

瞼板、挙筋腱膜、上眼瞼挙筋を露出させる。

挙筋腱膜を引っ張り出し、瞼板に縫合固定する準備ができた。
過去に埋没法をうけおり、糸が埋まっている場合は、この操作の辺りで埋没糸を除去することが多いです。

⑥挙筋腱膜を瞼板に前転し、縫合固定する

挙筋腱膜を引っ張り出し、瞼板に縫合固定する。

黒目の中央、黒目の内側、外側の計3ヶ所で固定することが多いです。
縫合固定する糸は、心臓外科手術などでよく使用されているポリプロピレン製の6-0プローリンで固定することが多いです。
プローリンは切れ味の良い丸針なので、瞼板や挙筋腱膜が裂けずに固定することができ、眼瞼下垂手術に最も適した縫合糸であるため、これを使用しています。
プローリンは非吸収糸であるため、溶けて無くなることはありませんが、まぶたの奥の固定であるため、将来糸が出てくるなどの心配はありません。
気分的や精神的な問題で吸収糸で縫合固定希望の患者様には、吸収糸であるPDS糸などで縫合固定させていただきます。
その場合、PDS糸は数ヶ月で吸収されてなくなりますが、その間に瞼板と挙筋腱膜が癒着するため、外れて戻るなどの心配はありません。

挙筋腱膜を瞼板に蝶々結びで仮固定し、患者様に目を開けていただき、開き具合がちょうど良ければそこで縫合固定します。

⑦重瞼ライン(二重のライン)作成のための内部処理

皮膚と挙筋腱膜の断端を縫合固定する

重瞼ラインを作製する際、切開線より睫毛側の眼輪筋を切除することはほとんどありません。
必要以上に眼輪筋を切除すると、目を閉じた状態や伏し目になったときの傷跡が食い込んだり、窪み易くなってしまうからです。
また、切開線より睫毛側の眼輪筋を切除すると、その部分の二重の幅が予定より狭くなってしまうこともあります。
睫毛側の眼輪筋を切除しなくても、正しい内部処理を行えば、二重のラインが外れてしまうことはありません。
睫毛側の皮膚→挙筋腱膜→眉毛側の皮膚の順番で針を通し、二重のラインを作成する皮膚縫合をします。
睫毛側の皮膚→挙筋腱膜→眉毛側の皮膚の順番で針を通し、縫合する。
この内部処理操作で二重のラインが作成されます。
これは二重まぶた全切開法やミニ切開法のときに二重のラインを作る操作とほぼ同じです。

重瞼ライン作成のため、睫毛側の皮膚→挙筋腱膜→眉毛側の皮膚の順番で、極細のナイロン糸で皮膚縫合をする。
綺麗な二重のラインになるように、ほぼ等間隔で4箇所程度行う。
この縫合は中縫いではなく表縫い(外縫い)なので、約1週間後に抜糸し、糸が中に残ることはありません。
中縫いをして二重のラインを作る方法もありますが、非吸収糸の場合は異物が表層に残ることになるし、吸収糸の場合もしこりが残り、目を閉じたときにボコボコしたり、異物感が残るリスクがあるので、私に関しては中縫いは行いません。
中縫いをしなくても、正しいデザインで、正しい内部処理を行えば、自然な二重のラインが作れるし、二重のラインが外れて元に戻ることはありません。

⑧皮膚同士を丁寧に縫合して完成

最後に、重瞼ライン作成の皮膚縫合の間を丁寧に皮膚縫合して完成です。
この縫合は皮膚同士を縫合するだけです。
傷跡が綺麗になるように、極細のナイロン糸で丁寧に縫合します。
この縫合の糸も約1週間後に抜糸します。
目を開けると、術前に比べ、まぶたの開きが良くなっており、二重まぶたのラインも作製されています。

挙筋腱膜が短縮されたことにより、まぶたの開きが良くなって、尚且つ、二重のラインが作成されており、目を開けるとその位置の皮膚が折れ畳まれ、二重になる。
約1週間後に抜糸になりますが、抜糸をしても、1週間の間に、二重のライン上の皮膚と挙筋腱膜が癒着しているため、二重のラインは残り続けます。

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二重まぶた切開法や眼瞼下垂手術で、元の目に合わないデザインで二重幅を作ったときのリスクについて

二重まぶた切開法や眼瞼下垂手術で、元の目に合わないデザインで二重幅を作ったときのリスクについて解説させていただきます。

二重まぶたミニ切開法や全切開法、眼瞼下垂手術で二重を作る場合、まぶたの皮膚を切開し、切開したラインで癒着を作り、永久的な二重のラインを作ることになります。
そのため、切開して永久的な二重のラインを作るということは、人生における大きな決断をするということになります。
自分に合っていない不自然な二重で切開した場合、残りの人世を一生不自然な二重で生きていくことになります。
不自然な二重で切開してしまった場合、ある程度修正手術で自然な二重に近づけることができたとしても、難しく、限界があることが多いし、場合によっては全く修正できないこともあります。
では、自分に合った自然な二重に切開して作りたい場合、どうしたらいいのでしょうか?
答えは簡単です。
高須クリニックのベテランの医者にデザインをお任せください。
どんな人でも、その人の目に合った一番自然で似合っている二重のラインというものが、必ず一つだけあります。
それは、二重のラインを作ったとき、黒目が最も大きく露出する二重のラインです。
そのラインは、目を閉じた状態で7mmくらいのことが多いですが、まぶたを開ける力やまぶたの厚みなどにより個人差があります。
まぶたを開ける力が弱い人は4mmくらいのこともあり、まぶたを開ける力が強い人は9mmくらいのこともあります。

目を閉じた状態で7mmくらいの位置で二重のラインを作るのが一番自然で似合っていることが多い
目が最も大きく露出する二重が一番自然で似合っていることになる

自分に一番合った自然なラインで二重を作ると、蒙古襞がある程度発達している典型的な極東アジア人の顔の人は末広型二重になり、蒙古襞があまり発達していない顔の人は平行型二重になります。
日本人の約7割は典型的な極東アジア人の顔をしているので、7割の人は末広型二重が一番自然で似合っている二重であり、残りの3割の人は平行型二重が一番自然で似合っている二重ということになります。

蒙古襞がある程度発達している典型的な極東アジア人のまぶたの場合に、一番自然で似合っている二重を作ると、
目頭側は、蒙古襞の中に二重のラインが入り込み、末広型二重になる
蒙古襞があまり発達していないまぶたに、一番自然で似合っている二重を作ると、
目頭側の二重のラインは、蒙古襞の中に入り込まないため、平行型二重になる

皆さんが憧れるような可愛いモデルさん、綺麗な女優さん、イケメンアイドルなどの人達は平行型二重である割合が高いです。
それは、元の顔が、平行型二重が自然で似合っている顔であることが多いからです。

自分に合っていないラインで二重を作ると不自然になる?

前述した通り、自分に一番合っている二重のラインで二重を作れば、必ず自然な二重になります。
まぶたが非常に分厚い人や、まぶたを開ける力が非常に強い人の場合は、その人に一番合っている二重が奥二重っぽくなることも稀にありますが、ほとんどの人はまつ毛の生え際が隠れて見えなくなることはありません。
傷跡が綺麗に治り、強くくい込んだりすることもありません。
目を開けた状態でも、くい込みが強くて不自然になることはありません。

では、自分に一番合っている二重ではない二重を切開して作った場合はどうなるのでしょうか?
その場合、自分に一番合っている二重よりも幅の狭い二重を作った場合は、幅は狭くはなりますが、不自然になることはありません。
しかし、自分に一番合っている二重よりも幅を広くしたり、末広型が一番自然で似合っていることになるのに、無理して平行型二重を作った場合は、多少の不自然さが出てくることになります。
二重の幅に関しては、自分に一番合っている二重の幅から、広げれば広げるだけ不自然さが強くなっていきます。

以下に、無理して二重の幅を広げた場合、具体的にどのように不自然になるのか解説していきます。

①元々分厚いまぶたは、更に分厚さが強調される

上まぶたは、下のほうは薄いですが、上のほうは厚いです。

〈まぶたと目の断面図の解剖〉
上まぶたは、下のほうは薄いが、上のほうは厚くなる

元のまぶたが厚い人ほどこの傾向が強いです。
そのため、元のまぶたが厚い人は、なるべく狭い二重にするのが自然に仕上がるのですが(奥二重が一番自然なことも多い)、無理して幅の広い二重を作ると、上のほうの分厚い皮膚が折れ曲がる、厚ぼったさが強調された二重になってしまいます。

元のまぶたが厚い人に、無理して幅の広い二重を作ると、上のほうの分厚い皮膚が折れ曲がる、厚ぼったさが強調された二重になってしまう

手術の際に眼窩内脂肪やROOFを除去したり、手術後に脂肪溶解注射で皮下脂肪などを溶かして、多少まぶたを薄くすることはできるのですが、それでも元々まぶたの薄い人ほど薄くすることはできません。


非常に分厚いまぶたの症例。
患者様の希望で、やや幅の広い平行型二重を作ることになった

全切開法で、蒙古襞を乗り越えて二重のラインを作り、平行型二重になったが、分厚いまぶたの印象は強くなっている?
患者様は平行型二重になって満足しているが、本当は奥二重くらいの幅の末広型二重にしたほうが自然で可愛くなったと思われる。

②目を閉じた状態や伏し目になったときの傷跡が食い込んで目立ちやすくなる

厚いまぶたの人に幅広い二重を作る場合、上のほうの分厚いまぶたのところで皮膚を切開して癒着させて二重のラインを作ることになります。
そうすると、目を閉じた状態や伏し目になった状態での傷跡が食い込んで目立ちやすくなることがあります。

上のほうの分厚いまぶたのところで皮膚を切開して癒着させて二重のラインを作ることになるので、目を閉じた状態や伏し目になった状態での傷跡が食い込んで目立ちやすくなる

傷跡が食い込まないように癒着を緩くすると、はっきりしない浅い二重のラインになったり、癒着が取れて二重のラインが外れてしまうことがあります。
まぶたの分厚い人に幅広い二重を作る場合は、強力な癒着が必要があるのです。
狭い二重を作る場合は、下のほうの薄いまぶたを切開して癒着させて二重のラインを作るので、傷跡が食い込んで目立つことはありません。

分厚いまぶただが、患者様の希望で、幅広い平行型二重を全切開法で作ることになった
幅広い平行なったが、二重のラインの下の皮膚がぷっくり膨らんで、まつ毛の生え際に覆い被さっている。
目を閉じると、やや傷跡が食い込んで目立つ?
本人に普段しているアイメイクをしてもらった。
アイラインを書いても奥二重のようにならず、二重のラインがはっきりとわかる。
患者様本人はそれなりに満足している?

③元々まぶたの開きの悪い人に幅広い二重を作ると、眠たそうな目になる

元々まぶたの開きが悪い人に、眼瞼下垂手術を行わずに、二重の手術をして幅広い二重を作ると、ガチャピンやグーフィーのような眠たそうな目になります。
そのような目の場合、眼瞼下垂手術をするのが良いですが、予算の都合などで二重まぶた切開法だけをする場合は、狭い二重を作るほうがまぶたの開きが悪くならず、あまり眠たそうな目にならないことが多いです。


元々まぶたの開きが良くないが、患者様の希望で幅広い平行型二重を全切開法で作ることになった

二重のラインの下の皮膚がぷっくり膨らんで、まつ毛の生え際に覆い被さっているため、手術前の一重の状態のときとまぶたの開きは変わっておらず、眠たそうな目のままである。
もっと狭いラインで自然な二重を作れば、まつ毛の生え際に覆い被さっている皮膚が持ち上がって、まつ毛の生え際が見えて、まぶたの開きは良くなったであろう。
無理して幅広い二重を作ったため、目を閉じると、やや傷跡が食い込んで目立つ?

本人に普段しているアイメイクをしてもらった。
はでなメイクをするとそれなりに映えるので、本人はそれなりに満足している。
しかし、スッピンやナチュラルメイクになると眠たそうな目になり、不自然さは否めない。

④目を開けたときのくい込みが強くなって、キツい印象になる

まぶたの開きが良くて、まぶたが分厚い人に対して、無理して幅の広い二重を作ると、上のほうの分厚い皮膚が強く折れ曲がる二重になり、目を開けたときのくい込みが強くなって、キツい印象になることがあります。


分厚いまぶただが、自然な末広型二重であった。患者様の希望で、幅広い平行型二重を全切開法で作ることになった。

上のほうの分厚い皮膚が強く折れ曲がる二重になり、目を開けたときのくい込みが強くなった?
キツい印象になってしまったか?
本人に普段しているアイメイクをしてもらった。
それなりに満足している?

⑤二重のラインの下の皮膚がぷっくりして、まつ毛の生え際に覆い被さり、まつ毛の生え際が隠れて見えなくなる

まぶたの厚い人に無理して幅の広い二重を作ると、目を開けた状態で、二重のラインの下の皮膚がぷっくり膨らんで、まつ毛の生え際に覆い被さり、まつ毛の生え際が隠れて見えなくなることがあります。

目を開けた状態で、二重のラインの下の皮膚がぷっくり膨らんで、まつ毛の生え際に覆い被さり、まつ毛の生え際が隠れて見えなくなる

時々、他院で自分に合っていない幅広い二重を作り、わたしに、「ぷっくりしているところの脂肪を取って、ぷっくりを治してください」と言う方がいますが、ぷっくりは脂肪が原因ではなく、幅広い二重を作ったことにより、二重のラインの下の皮膚が余っていることによるものなので、脂肪を取ってもぷっくりは治りません。
そう説明すると、「じゃあ、その余っている皮膚を切除して、ぷっくりを改善してください」と言う方がいらっしゃいます。
確かに、余っている皮膚を切除することができれば、ある程度ぷっくりが改善することになりますが、その場合は二重の幅が狭くなるので、二重の幅は狭くしたくないという方には、それはできないことになります。


まぶたが厚く、目力が強い症例。
他院で涙袋に大量にヒアルロン酸を注射して、不自然に膨らんでいる。
患者様の希望で、全切開法で幅広い平行型二重を作ることになった。

二重のラインの下の皮膚がぷっくり膨らんで、まつ毛の生え際に覆い被さっている。
本人に普段しているアイメイクをしてもらった。
希望した通りの幅広い平行型二重になり、本人はそれなりに満足している。

⑥目を開けた状態での二重のラインが、内側(目頭側)と外側(目尻側)で途切れて尻切れトンボのようなラインになる

無理して幅広い二重を作ると、目を開けた状態での二重のラインが、内側(目頭側)と外側(目尻側)で途切れて、尻切れトンボのようなラインになることがあります。
内側と外側は中央にくらべ、まぶたを開ける力が弱いので、目を開けた状態で、しっかりと皮膚が折り畳まれないからそうなります。

無理して極端に幅広い二重を作ると、
目を開けた状態での二重のラインが、内側(目頭側)と外側(目尻側)で途切れて尻切れトンボのようなラインになる。

まぶたを開ける力が弱い人ほどこうなりやすいです。
また、二重の幅を広げれば広げるほでこうなりやすいです。


既にかなり幅広い二重を全切開法で作っているが、患者様の希望で、切開法で更に二重の幅を広げることになった。
既に二重のラインの下の皮膚がまつ毛の生え際に覆い被さっている。
同時にタレ目形成(グラマラスライン)も行った。

目を開けた状態での二重のラインが、内側(目頭側)と外側(目尻側)で途切れて尻切れトンボのようなラインになった。
二重のラインの下の皮膚は、更にひどくまつ毛の生え際に覆い被さっている。
本人に普段しているアイメイクをしてもらった。
本人は満足している?

症例①

術前。
左目が腱膜性眼瞼下垂ではあるが、自然な末広型二重である。
通常は、今の二重のラインのままで左目の眼瞼下垂手術のみをするのだが、患者様の希望で幅広平行型二重を二重まぶたミニ切開法で作ることになった。
術後。
幅広平行型二重になった。
二重のラインの下の皮膚がぷっくり膨らんでまつ毛の生え際に覆い被さっているため、眠たそうな印象がある。
左目は下垂の手術はせず、二重を作っただけなので、特に眠たそうな目になっている。
患者様に普段しているメイクをしていただいた。
左目はアイラインを太く引くことにより、まぶたの開きが悪いのを誤魔化してカバーしている。
メイク映えする目になったので、患者様は満足している。

症例②

術前。
蒙古襞が強く張っている末広型二重。
二重自体は自然であるため、二重は弄らず末広型二重のまま目頭切開のみを行うのがよいのかもしれないが、幅広平行型二重を希望された。
目頭切開と二重まぶたミニ切開法を行うことになった。
術後。
幅広平行型二重になった。
二重のラインの下の皮膚はぷっくり膨らんで、まつ毛の生え際が少し隠れている。
二重のラインは目頭側も目尻側も途中でやや途切れ気味である。
切開線の傷跡はやや食い込みが強い。
患者様に普段しているアイメイクをしていただいた。

症例③

術前。
まぶたの開きがやや悪い奥二重。
幅広平行型二重を希望された。
開きを良くするために、眼瞼下垂手術で行うことになった。
術後。
幅広平行型二重になった。
まぶたの開きは良くなったのだが、二重のラインの下の皮膚がぷっくり膨らんでまつ毛の生え際に覆い被さるため、その分まぶたの開きが悪くなってしまっている。
幅が広いため、切開線の傷跡はやや食い込み気味で目立ちやすい。
患者様に普段しているアイメイクをしていただいた。

症例④

術前。
非常に分厚いまぶたである。
蒙古襞も強く張っている。
目と目の間隔はそれほど離れていない。
無難に狭い末広型二重を二重まぶた切開法で作るだけが良いのかもしれないが、平行型二重を希望されたので、目頭切開と二重まぶた全切開法を行うことになった。
術後。
平行型二重になった。
上の方の厚い皮膚が折れ曲がる厚ぼったい二重である。
蒙古襞の突っ張りを解除したことにより、やや寄り目気味になって、やや外斜視気味になっている。
元々厚いまぶたの上の方の厚い部分の皮膚を切開して癒着させたので、切開線の傷跡は食い込み気味である。
患者様に普段しているアイメイクをしていただいた。

症例⑤

術前。
まぶたの開きがあまりよくない。
はっきりしない末広型の二重のラインがある。
平行型二重を希望されたので、蒙古襞を乗り上げるように、元の末広型のラインより幅の広い二重のラインを二重まぶた全切開法で作ることになった。
同時に目頭切開も行った。
術後。
平行型二重になった。
二重のラインの下の皮膚がぷっくり膨らんでまつ毛の生え際に覆い被さるため、やや眠たそうな印象がある。
切開線の傷跡はやや食い込み気味であるが、元のまぶたの皮膚はそれほど厚くないため、許容範囲内か。
患者様に普段しているアイメイクをしていただいた。
俗に言う、アイラインを引いても奥二重のようにならず、二重だってわかる二重である。

症例⑥

術前。
非常にキツいツリ目である。
狭い末広型二重を二重まぶた全切開法で作るのが無難か?
患者様は幅広めの平行型二重を希望されたので、目頭切開を行って蒙古襞の突っ張りを少し解除し、二重まぶた全切開法で蒙古襞を乗り上げる幅広い二重を作ることになった。
術後。
幅広めの平行型二重になった。
二重のラインの下の皮膚がぷっくり膨らんで、まつ毛の生え際に覆い被さっている。
厚いまぶたの上の方の厚い皮膚で切開したため、切開線の傷跡はやや食い込み気味である。
患者様に普段しているアイメイクをしていただいた。
俗に言う、アイラインを引いても奥二重のようにならず、二重だってわかる二重である。
しっかりとメイクをすればそれなりにいいのかもしれない。

症例⑦

術前。
非常に分厚いまぶたである。
狭い末広型二重であるが、これくらいの二重が一番似合っているであろう。
今のラインのまま全切開して、ROOFと眼窩内脂肪を切除する程度にしておくのが無難か?
患者様は幅広平行型二重を希望されたので、二重まぶた全切開法で作ることになった。
術後。
幅広平行型二重になった。
涙袋にヒアルロン酸注射もしている。
元々分厚いまぶたの上の方の厚い皮膚で二重を作っているので、二重のラインの下の皮膚も分厚い。
まつ毛の生え際は完全に隠れている。
厚いまぶたの上の方の厚い皮膚を切開して癒着させているので、切開線の傷跡は食い込み気味である。
患者様に普段しているアイメイクをしていただいた。
派手なアイメイクをするとそれなりである。

症例⑧

術前。
まぶたの開きはあまりよくなく、目が窪んでいるのが難点である。
狭い末広型二重である。
このような症例は、眼瞼下垂手術をして、狭い末広型二重を作るのが無難か?
患者様は幅広めの平行型二重を希望されたので、目頭切開と二重まぶた全切開法をすることになった。
術後。
幅広めの平行型二重になった。
まつ毛の生え際は辛うじて見えているが、二重のラインの下の皮膚はぷっくり膨らんでいる。
幅の広い位置で切開して癒着させているので、切開線の傷跡はやや食い込み気味である。
患者様に普段しているアイメイクをしていただいた。
俗に言う、アイラインを引いても奥二重のようにならず、二重だってわかる二重である。

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このような方に向いています

  • 目を大きくしたい
  • 目が開けづらい
  • 目が疲れやすい、頭痛や肩こりがひどい
  • 半永久的な効果を望んでいる

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症例のご紹介

術後の経過
高須幹弥医師からのコメント

手術前
手術前です。
非常に厚ぼったい一重まぶたです。
眼瞼下垂手術をして二重を作ることになりました。

手術直後
手術直後です。
大量の眼窩内脂肪とROOFを切除したので、比較的腫れが強いです。

1週間後
1週間後の抜糸直後です。
まだ腫れはありますが、厚かったまぶたがだいぶすっきりしたのがわかります。

1ヶ月後
1ヶ月後です。
だいぶ大きな腫れは引きました。

6ヶ月後
6ヶ月後です。
ほぼ腫れは引きました。

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術後の注意事項・アフターケア

施術時間 約30分
術後の通院 1回
術後の腫れ 強い腫れは約1~2週間(個人差あり)
カウンセリング当日の治療 可能
入院の必要性 なし
麻酔 点眼麻酔とクリーム麻酔と局所麻酔併用
シャワー 当日より可能
洗髪 当日より可能
メイク 抜糸後より可能
■麻酔の注射、手術中、術後の痛みについて

私(高須幹弥)の場合、手術前に麻酔の点眼薬(目薬)をし、目元の皮膚に麻酔クリームを塗ります。10分くらい経過すると、目元の感覚が鈍くなってきます。その後、デザインをし、手術部位を消毒して、局所麻酔の注射をします。
麻酔の注射はわずかに痛いのですが、麻酔の点眼とクリームが効いているため、通常の痛みの半分くらいになります。
また、高須クリニックでは麻酔の注射が極力痛くないように、局所麻酔液を人間の体内と同じPHになるようアルカリ緩衝液を混ぜ、極細の注射針で注入するようにしています。
そのため、麻酔の注射は、皆さんが想像しているよりも痛くなく、ほとんどの患者様が手術終わった後に、「思ったより痛くなかったです!」「全然痛くなかったです!」とおっしゃいます。
また、他院で二重まぶた埋没法や切開法を受けた人が高須クリニックで手術した場合も、「前によそで手術したときは凄く痛かったけど、今回は全然痛くありませんでした!」とおっしゃいます。
手術中は、局所麻酔がよく効いているので、痛みは全くありません。
時々、他院で目元の手術を受けた人が、「手術中も痛かった」とおっしゃいますが、正しい局所麻酔製剤を正しい量、濃度で、正しい位置に注射すれば、手術中に痛いということは通常ないので、高須クリニックで手術する場合は、手術中に痛いということはないのでご安心ください。

手術後は、2~3時間で局所麻酔が切れてきて、徐々に痛みが出てきますが、それほど強い痛みではなく、わずかな痛みです。
一応、念のため全ての患者様に、痛み止めの内服薬を頓服で(痛いときだけ飲んでいただくように)処方していますが、多くの患者様は、「ほとんど痛くなかったので、痛み止めは飲みませんでした」とおっしゃいます。
術後の痛みも想像しているよりも大したものではなく、ちょっとした切り傷、かすり傷程度のもので、「痛くて夜も眠れない」なんてことはないので、恐るるに足らずです。
術後3日目くらいには、痛みはほとんどなくなっているか、気にならないくらいのわずかな痛みになっています。

■術後のアイシングについて

目元の手術の後は、目元を適度に冷やしていただくと、冷やさなかったときに比べ、腫れが引くのが少し早くなります。必ず冷やさなければいけないわけではありませんが、冷やすことができれば冷やしていただくのが良いです。冷やした場合と冷やさなかった場合で、完全に腫れが引いた後の最終的な仕上がりに差が出ることはまずありません。
冷やし方は、氷をビニール袋に入れた物やアイスノンなどをタオルなどでくるみ、目元に軽く押さえる程度に当てる感じで良いです。氷を直接皮膚に長時間当てると、凍傷になったり、血行障害を起こすことがあるので、必ずタオルなどでくるみ、冷たくなりすぎないようにしてください。自分の生活のペースに合わせ、1回数分~数十分を、休憩を挟みながら、1日数回程度冷やしていただけば良いです。
特に手術当日~手術翌日(手術後1日目)は、温まったり、血行が良くなることにより、内出血を起こし易い時期なので、この期間に冷やすことが効果的です。
手術後2日目~手術後3日目辺りも炎症が強く、比較的腫れが出やすい時期なので、この期間に冷やすことも効果的です。
手術後4日目~手術後6日目くらいになると、強い炎症もないため、冷やしておくと、冷やさないのに比べて多少マシな程度の効果です。
手術後7日目以降になると、もう冷やす意味はほとんどありません。冷やすことによって血行が悪くなる弊害のほうが大きくなることもあるので、冷やすことはお勧めしません。
あとは、残りの腫れが引くまで、普段通りの生活をして、日にち薬で待つしかありません。
時々、「温めたほうがいいですか?」とご質問される方がいらっしゃいますが、腰痛や肩凝りなどと異なり、手術後の患部を温めて血行を良くするメリットは特別ないと私(高須幹弥)は考えているため、私に関しては、積極的に温めることはお勧めしていません。

■術後のダウンタイムについて

目元の皮膚を切開し、細い青色透明のナイロン糸で縫合した後、約1週間後(だいたい手術後6~8日目です)に抜糸をします。傷跡に糸がついている間はアイメイクすることはできませんが、抜糸した翌日からアイメイクすることができます。皮膚を切開する手術は、どんな手術でも、完全に腫れが引いて完成するのに、厳密にいうと約6ヶ月かかります。
しかし、大きな腫れは、だいたい1~2週間で引くので、抜糸した後、アイメイクをしっかりすれば、腫れはそれほど目立たないことが多いです。そのため、アイメイクをしっかりする人は、1週間くらいの休みで手術することが多いです。
ほとんどアイメイクをしない女性や男性に関しては、デザインなどによる術後の腫れの程度にもよりますが、1~2週間くらいの休みで手術する人が多いです。
ただし、どのようなケースでも、人目を気にする人、気にしない人、ちょっとした腫れを気にする人、気にしない人がいます。あまり人目を気にしない人は、抜糸するまでの間、目元に糸がついている状態でも、眼鏡をすれば、至近距離(1m以内)でジロジロ見られなければ、かなりカモフラージュできるので、手術の翌日から仕事したり、学校に行く人もいます。
美容整形したことが周囲にバレても構わない人、周囲に公言している人も、手術の翌日から仕事したり、学校に行く人はいらっしゃいます。多少目が腫れていても、目は見えるし、身体は動くので、腫れや周囲の目を気にしない人は、手術翌日からでも学校に行くことはできるし、仕事に行くことは可能です(ただし、激しい運動などは抜糸するまではやめてください)。

■施術後、コンタクトができる目安について

手術直後からでもコンタクトをすることはできるのですが、術後1週間くらいはまぶたの裏の形が変わっているため、目がゴロゴロする感じがあったり、異物感があるので、それらの症状がなくなってからする方が良いです。どうしてもコンタクトしないと困るという人には、手術直後からでもしていただくことはありますが、可能であるなら最低3日間、できれば1週間しないでいただきたいです。

切開する手術なので、抜糸するまでの1週間は目の周りに傷があり、縫合した糸がついている状態になります。

そのため、糸がついている時期に目の周りを触ると傷に負担がかかるし、不潔になることがあるので、可能であれば、抜糸するまでの1週間はやめておいてください。

■術後の洗顔や洗髪、シャンプーについて

皮膚を切開する目もとの手術は、切開した部分を細いナイロン糸で縫合し、約1週間後に抜糸をします。
手術当日は傷跡を濡らさないようにしていただきます。洗顔する場合は、傷跡を濡らさないように、目もと以外の部位を上手に洗ってください(洗顔料、洗顔フォーム、石鹸を使っていただいてかまいません)。
かといって、絶対に傷跡を濡らしてはいけないとか、傷跡を濡らすと取り返しがつかないことになるというわけではありません。もし、傷跡が濡れてしまったら、綺麗なティッシュペーパーやタオルなどで軽く拭き取っていただけば大丈夫です。傷跡に洗顔フォームがついてしまったら、水で軽くすすぐか、濡れタオルなどで拭き取っていただけば大丈夫です。手術当日のシャンプーも同じで、なるべく目元に水滴がつかないように上手に洗ってください。傷跡に泡がついてしまっても、水で軽くすすぐか、濡れタオルなどで拭き取っていただけば大丈夫です。
手術の24時間後には、傷跡をゴシゴシ強く擦ったりしなければ、傷跡を含め目もとを軽く洗っていただいても大丈夫です(洗顔フォームを使って頂いてもかまいません)。
洗顔した後も、洗髪した後も、傷跡に泡が残らないように、綺麗にすすいでください。
約1週間後に抜糸をした後は、傷跡を含め、ほとんど普通に目もとを洗っていただいて大丈夫です。ただし、手術して1ヶ月くらいは、傷跡に負担がかかるのは良くないので、強い力でゴシゴシまぶたを擦るのはやめ、軽く指の腹で擦るくらいにしましょう。
ちなみに、抜糸した後、まぶたを強く擦ってしまったからといって、二重のラインが取れてしまったりすることは、高須クリニックの手術に関してはまずありえないので、ご心配ありません。

■術後の入浴について

切開する手術であるため、術後早期に身体が温まると、血流が良くなり過ぎて、腫れが強く出ることがあります。特に手術を受けて24時間の間は、血流が良くなると、傷口から出血してくることもあるので、注意が必要です(もし出血してきたら、軽くガーゼで抑えるか、氷やアイスノンなどの氷嚢をガーゼでくるんだもので軽く抑えれば止まるので心配ありません)。
そのため、手術を受けた当日の夜は、湯船に浸からず、軽く首から下にシャワーを浴びるくらいにしておくのが無難です。どうしても湯船に浸かりたい場合は、身体が温まらない程度のぬるま湯にし、首から下あるいは下半身浴で、短時間(1~3分程度)に済ませるのが無難です。
手術後1日目(手術翌日)になると、血流が良くなることによって傷口から出血するリスクは低くなりますが、それでも血流が良くなれば腫れが強く出てしまうことがあるので、やはり、手術後2日目くらいまでの間は、手術当日と同じように、首から下のシャワーだけにするか短時間のぬるま湯の首から下入浴か下半身浴にするのが良いです。
手術後3日目くらいになると、腫れが引き始め、血流が良くなることによって更に腫れるリスクは低くなりますが、それでも極端に身体が温まって血流が良くなれば腫れが強く出てくることはあるので、やはり、ぬるま湯での首から下入浴か下半身浴程度にし、熱いお湯に浸かるのは手術後6日目くらいまではやめましょう。
手術後7日目にもなると、血流が良くなることにより更に腫れが強く出ることはまずないので、もう普通に入浴していただいて大丈夫です。
サウナや岩盤浴に関しても、手術後7日目からある程度可能ではありますが、あまりにも身体が温まり過ぎると、痛みや腫れが強くなることがあるので、異常を感じるようでしたら、無理しないで中止してください。
手術後28日目以降になると、創部はかなり落ち着いているため、普段通りにサウナ浴や岩盤浴をしても問題ない可能性が高いですが、やはり、創部に異常を感じるようでしたら無理をしないでください。

■術後の運動について

切開する手術であるため、術後早期に激しい運動をすると、血流が良くなりすぎて、腫れが強く出ることがあります。
特に手術後24時間の間は、身体が温まって血流が良くなることによって腫れが強く出やすいため、必要以上に身体を動かさないようにしましょう。
手術後1日目(手術翌日)から手術後3日目くらいまでの間は、家から駅まで歩いたり、コンビニに買い物に行くくらいのことは問題がない可能性が高いですが、無理して必要以上に身体を動かすと、血流が良くなることによって腫れが強く出ることがあるので、やめてください。
手術後4日目~6日目くらいになると、血流が良くなることによって腫れが強く出るリスクは低くなりますが、それでも念のために、積極的に運動するのはやめておいたほうが無難です。
手術後7日目以降になると、ウォーキング、ジョギング、エアロビクス、筋力トレーニングなどの運動は徐々に始めていっても大丈夫ですが、身体を動かすことによって、創部に痛みを感じたり、違和感を感じるようでしたら、無理をせず、運動を中止してください。
手術後14日目以降になると、かなり創部の状態は落ち着いているため、激しい筋力トレーニングやエアロビクスをしたり、プールで激しく泳いだりしても問題がないことが多いですが、それでも創部に痛みを感じたり違和感を感じるならば、無理をしないでください。
手術後28日目以降になると、更に創部の状態は落ち着いているため、激しい運動をしても創部に異常を感じることはほとんどないことが多いです。

■術後のエステ・自宅で行う顔のマッサージの注意点

目の周囲以外の部位は、当日から顔のマッサージをしていただいて大丈夫です。
目の周囲は、14日目くらいから軽くマッサージしていただいて大丈夫ですが、腫れが強いうちや痛みがあるうちは、あまりマッサージすると、腫れや痛みを助長することがあるので、強い腫れや痛みがある間はマッサージしないのが無難です(痛みがなくなり、軽いむくみ程度になったら大丈夫です)。
ただし、強い力でまぶたをマッサージすると、シワが増えたり、皮膚が伸びてたるむことがあるので、強い力でまぶたをマッサージすること自体をおすすめしません。

■術後のまつ毛エクステ使用について

まつ毛エクステは、まつ毛の付け根に接着剤のようなものを着けてエクステンションして、まつ毛のボリュームを増やすものです。多少まぶたの皮膚に刺激を受けることもあるので、二重まぶた切開法などをして、抜糸も済んでいないデリケートな時期にすることはもちろんできません。
原則として、アイメイクをして良くなってからまつ毛エクステをしても良いことにしています。すなわち、二重まぶた埋没法は3日後から、二重まぶた全切開法、二重まぶたミニ切開法、眼瞼下垂手術、目頭切開、目尻切開、タレ目形成、上まぶたたるみ取り、下まぶたたるみ取り、上眼瞼リフトなどは抜糸の翌日から、涙袋ヒアルロン酸注射は当日からということになります。
しかし、まつ毛エクステは、美容整形手術を受けた後の人、何も美容整形手術を受けていない人関係なく、誰が受けても全くリスクがないわけではありません。まつ毛エクステに使用する接着剤には刺激性があるため、皮膚の弱い人が受けると、まぶたの皮膚が被れて腫れ上がってしまうことが稀にあります。二重まぶた切開法などを受けた後は、抜糸が済んだ後でも、しばらくはデリケートな状態なので、ちょっとした刺激でも腫れやすいです。
そのため、まぶたの皮膚が被れやすい体質の人が、二重まぶた切開法などを受けて抜糸後間もないときにまつ毛エクステをすると、予想外に被れて腫れてしまうことがあります。ただし、皮膚が被れにくい体質の人は、まつ毛エクステをしても全く被れないこともあるので、以前にまつ毛エクステをして、経験的に被れないことがわかっている人は、抜糸の翌日にまつ毛エクステをしても問題がない可能性が高いです。ただし、サロンによって、まつ毛エクステに使用する接着剤の種類は異なるので、以前に被れなかったのに、サロンが変わると被れることもあるので、注意が必要です。
まつ毛エクステと同じ理由で、術後のまつ毛パーマやアイプチ、アイテープ、メザイクも、二重まぶた埋没法の後は1週間、二重まぶた切開法の後は1ヶ月間くらいしないほうが無難です。

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リスク・副作用・合併症について

■術後の腫れについて

上まぶたの皮膚を切開し、縫合する手術であるため、抜糸するまでの約1週間は傷に糸がついているし、強い腫れがあります。
特に手術直後~手術翌日にかけてが腫れのピークであり、その後は徐々に腫れが引いていきます。抜糸が終わった頃には、強い腫れは引いていますが、まだ多少の腫れは残っており、腫れによって、術前に予定した二重の幅より広くなっています。
その後、時間の経過と共に腫れは引いていき、二重の幅も狭くなっていって、予定の二重幅になりますが、厳密にいうと、完全に腫れが引いて完成するのは、平均すると6ヶ月くらいかかります。
ただし、術後の腫れの強さ、腫れが引くまでの期間の長さは個人差があります。

例を挙げると、

・予定の二重の幅のデザイン
二重の幅を広くすると、術後の腫れている時は更に幅が広くなるので、腫れが目立ちます。
・手術中に目に力を入れているかいないか
手術中に目に力を入れていると、手術中の出血量も多くなり、腫れが強く出ます。
・眼窩内脂肪やROOF(眼輪筋下脂肪組織)を除去するかしないか
脂肪を切除すると、断端から多少出血するため、術後の腫れが出やすくなります。
・腫れやすい体質か、腫れにくい体質か
ちょっとぶつけただけですぐ内出血が出る体質や、まぶたが浮腫みやすい体質の人は、腫れが強く出て長引きやすい傾向にあります。

などがあります。

デザイン、予定の二重の幅、患者様の性格(細かいことを気にしない性格か、気にする神経質な性格か、他人の目を気にする性格か、気にしない性格かなど)などにもよりますが、だいたい1週間くらい学校や仕事を休んで手術する人が多いです(個人差がありますが、1週間くらいで人前に出ても大きな違和感がない程度の腫れになることが多いです)。
ミニ切開法は全切開法に比べると、まぶたの皮膚の切開線の長さが短く、脂肪の切除量などが少なくなることが多いため、術後の腫れの強さや腫れる期間が1~2割程度少なくなることが多いです。眼瞼下垂手術の術後の腫れの強さや腫れる期間は、二重まぶた全切開法とほぼ同じになります。

■術後の内出血について

二重まぶたミニ切開法、全切開法、眼瞼下垂手術、目頭切開、目尻切開、垂れ目形成、上まぶたたるみ取り、上眼瞼リフト、下まぶたたるみ取り、蒙古襞形成、切開する場合の逆さまつ毛修正手術などのメスを使う目もとの手術のリスク、合併症において最も頻度の高いのは、術後の内出血です。
これらの手術は、二重まぶた埋没法やヒアルロン酸注射などと違い、程度の差はあれ、ほとんどの方に内出血が生じます。
私達医師は、なるべく強い内出血が出ないように丁寧に手術をさせていただきます。
程度の軽い内出血であれば、1週間後の抜糸の頃にはほとんど消えていますが、運悪く強い内出血が出てしまうと、消えるまで2週間程度かかることがあります。
その場合、抜糸した翌日からアイメイクをすることができるので、ファンデーションやコンシーラーで隠すことができます。
また、なるべく内出血を生じないようにするためには、私達医師が丁寧に手術することはもちろん、患者様が手術中にリラックスして目に力を入れないこと、術後1週間特に最初の3日間くらいは熱いお風呂に長時間浸からないこと、激しい運動はしないこと、お酒を飲みすぎないことなどが重要です。

■日にちを空けて片目ずつ手術を受ける場合について

二重まぶた埋没法、ミニ切開法、全切開法、目頭切開、目尻切開、タレ目形成、上まぶたたるみ取り、上眼瞼リフト、下まぶたたるみ取り、眼瞼下垂手術、まぶた脂肪取り、ブローリフトなどの目もとの手術をする場合、仕事や学校を休むことができず、日にちを空けて片目ずつ行うことがあります。
片目ずつ行う場合のリスクとして、両目同時に行うのに比べ、最終的な仕上がりに左右差が生じ易いということがあります。
目もとというのは、日によって微妙な変化をします。
その日の体調によっても変化し、朝か夕方かによっても変化するし、体重が1キロ変わるだけでも微妙な変化をします。
そのため、目もとのコンディションが違う状態で、日にちを空けて片目ずつ手術を行うと、どうしても仕上がりに微妙な左右差が生じてしまうことがあります。
目もとを含めて、人間の顔は誰でも左右非対称であるため、両目同時に手術を行ったとしても、パソコンで絵を書いたような完全な左右対称にすることはできません。
しかし、両目同時に手術する場合は、左右の目が同じコンディションであるし、手術のする医師が、左右の目をリアルタイムで比べながら、正確な手術ができるので、術後に生じる左右差を必要最小限に抑えることができます。
左右対称に強いこだわりのない方は、日にちを空けて片目ずつ手術しても問題ありませんが、左右対称に強いこだわりのある方は、通常通り両目同時に手術をすることをお勧めします。

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ドクターズボイス

高須克弥医師

眼瞼下垂の手術では、上まぶたを縫い縮める度合いによって目の開き具合が変わってきます。どれくらい目を開けるように仕上げると理想の目になるか、カウンセリングでじっくり相談して決めましょう。

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