顔の施術について

耳介軟骨移植をして、術後に鼻が曲がることはあるのか?


鼻の手術希望の患者様のカウンセリングをしているとよく、「ネットの掲示板などに書いてあったんですが、耳介軟骨移植をすると、将来鼻が曲がるって本当ですか?」と御質問いただきます。

私の答えは、「高須クリニックで行っている耳介軟骨移植は、術後に鼻が曲がることはありません」です。

当院で行っている耳介軟骨移植は、鼻先や鼻柱を出すために、耳介軟骨を細かく切って、移植する手術です。この手術に関しては、術後に鼻が曲がることはまずありません。

ただし、手術のやり方によっては、耳介軟骨移植で術後に鼻が曲がることは起こり得ます。それは、当院の耳介軟骨移植のような鼻先や鼻柱を出すための手術ではなく、I型のシリコンプロテーゼのように、耳介軟骨を細長い棒状に細工し、鼻筋を通すように移植した場合です

耳介軟骨は、細長い棒状にして移植すると、5年~10年~15年の経過でゆっくりと湾曲していくことがあり、同じことは肋軟骨でも起こることがあります。耳介軟骨も肋軟骨も、細長い棒状に細工して、鼻筋を通すために移植するのには向いておらず、鼻筋を通すための手術は、I型シリコンプロテーゼを入れるのが一番良いのです。

また、耳介軟骨移植はシリコンプロテーゼと違い、自分の組織を移植する手術なので、術後1ヶ月以上経過すると、周りの組織と強固に癒着します。すると、もし、棒状に細工した耳介軟骨移植をして1ヶ月以上経過した後、軟骨を取って元に戻したくなったり、軟骨の高さを調節したくなっても、難しいことが多いです。

その点シリコンプロテーゼは、棒状に細工した耳介軟骨と違い、術後に湾曲することはないし、取り出して元の鼻に戻したり、入れ替えをして高さを調節したり、形を変えることは比較的容易です。

ときどき患者様で、「永久的に鼻を高くして鼻筋を通したいんですが、シリコンなどの異物を入れるのは嫌なので、耳介軟骨で鼻を高くしてください」という方がいらっしゃいます。そのような患者様には、私に関しては、術後に湾曲する可能性と、修正手術が難しいことなどのリスクを十分にお話しし、納得していただいた方のみ手術させていただくことはあります。その場合は、耳の後ろから耳介軟骨を採取して、細長い棒状に細工し、軟骨の輪郭が浮き出ないように、頭の中の皮膚を切開して採取した側頭筋膜で耳介軟骨をくるみ、鼻の穴の中から移植します。

側頭筋膜でくるんだ耳介軟骨は、シリコンプロテーゼと違い、0.何mm単位での厚さや形の調節が難しいので、患者様の御要望に合わせて、鼻の高さや形の微調整ができないことが多いです。

症例写真
■耳介軟骨移植(鼻先を出す) 隆鼻術(シリコンプロテーゼ)、鼻翼縮小(小鼻縮小)も施行


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