顔の施術について

二重まぶた切開法で、絶対に自然で似合っている二重にするにはどうしたら良いのか?

二重まぶた切開法を考えている方で、自分に似合う自然な二重になりたいと考えている方は多いと思います。今回は、「どうしたら自分に似合う自然な二重にすることができるのか」ということについて書かせていただきます。

最近の二重まぶた切開法をされる患者様は3つのタイプに分かれていることに気づきます。

1つのタイプは、「先生はたくさんの患者さんを診てきて、たくさん手術しているから、どれくらいの二重幅で、どういう形の二重にするのが良いのかは先生が一番わかっていると思います。二重のデザインは先生におまかせします。私の顔で一番自然で似合っている二重にしてください。」と、100%私に委ねてくださる患者様。

2つめのタイプは、患者様が好きな芸能人を挙げて、「○○さんみたいな二重にしてください」とか、雑誌の切り抜きやスマホの写真を見せて、「こういう二重にしてください」とおっしゃって、自分のなりたい二重の幅・形を要求され、私が、「あなたの顔の土台、まぶたの厚み、開き具合だったら、こういう二重にする方が自然で似合いますよ」と異なる二重を提案し、結果、患者様の要求された二重と私の提案した二重の中間の二重に妥協して手術するタイプの患者様。

3つめのタイプは、好きな芸能人や雑誌やスマホの写真の二重を要求され、私が本人に似合う自然な二重を提案しても、「私はこの二重でないと絶対に嫌です」と自分の要求を断固譲らず、結果、私ができる限り頑張って、患者様の要求される二重に近づけるケースです。

これら3つのタイプで、手術後に最も患者様の満足度が高いのは、1番目の「100%医者にデザインを委ねた人」です。患者様のまぶたの厚さ、開き具合、蒙古襞の張り具合、骨格などを考慮して、その人にとって最も自然で似合う幅、形で切開すれば、綺麗に仕上がるからです。当然、患者様の友人や家族からも、「すごく自然な二重だね」「可愛くorカッコよくなったね」と絶賛されることが多いです

一方、患者様の満足度が最も低いのは、3番目の「自分のなりたい幅、形の二重を譲らなかった人」です。たまたま自分のなりたかった芸能人や写真のまぶたの厚さ、開き具合、蒙古襞の張り具合、骨格などが自分のまぶたと酷似していたら、ほぼなりたかった二重と同じになるので、満足度は高くなると思います。しかし、なりたかった芸能人や写真のまぶたの厚さ、開き具合、蒙古襞の張り具合、骨格などが自分のまぶたと大きく異なれば、当然、手術に無理が生じ、仕上がりに不自然さがでることがあります。

具体例を挙げると、

まぶたが厚いのに無理して幅広い二重にすると
  • 二重のラインの下の皮膚がぷっくりしてまつ毛の生え際に被さる
  • 目を閉じた状態で切開線が食い込んで傷跡が目立ったり、切開線の下が窪んで目立つ
  • 二重のラインの上の皮膚が厚ぼったく折れ曲がり、かえってまぶたの厚ぼったさが強調される
まぶたの開きが悪い人に無理して幅広い二重にすると
  • まぶたの開きがさらに悪くなり、眠たそうな目になる
  • 二重のラインの内側と外側が途中で途切れ、尻切れ蜻蛉みたいになる
などです。

当然、患者様の友人や家族からも不評で、「不自然だよ」「整形してるのがまるわかりだよ」「整形する前のほうが可愛いorカッコよかった」「手術した医者が下手なんじゃないの?」「完全に手術失敗だね」と言われてしまうことになります。そのため、「自然で自分の顔に合った二重になりたい」「他人から見て整形だとわかるのは嫌」「すっぴんの顔も自然でなければならない」という人は、自分のなりたい幅・形の二重を要求するばかりではなく、技術、経験、センスのある医者のアドバイスも聞く必要があります。ただし、「すっぴんの顔は他人には見せないので、化粧したときの顔が良ければいい」「整形っぽくなっても良いので自分のなりたい二重にしたい」「遠慮せずに、とにかくガッツリやってほしい」という人に関しては、自分の希望する幅・形の二重にしても問題ないと思います。

実は、二重まぶた手術希望の患者様がカウンセリングのときに自分のなりたい幅・形を要求するようになったのは最近のことなのです。2005年くらいまでは、ほとんどの患者様はカウンセリングのときに、ただ単に、「二重にしてください」としか仰いませんでした。医者は、患者様のまぶたの状態を診て、自然で似合っている二重を作れば、患者様は皆喜んでくれたのです。

しかし、最近は昔と比べ、テレビや雑誌などで活躍するモデルや芸能人の二重が、だんだん個性的になってきています(蒙古襞があまりない平行形が多いです)。ファッション雑誌では二重の特集などが組まれ、「二重幅は、目を閉じた状態で真ん中が○mm、目を開けた状態で目頭側が○mm、黒目の中心が○mm、目尻側が○mm」などのように、人気モデルの二重の幅・形を細かく分析しています。

そのような時代背景もあり、最近の患者様は、自分のなりたい二重の幅・形を細かく要求されるのだと思いますが、患者様の要求する幅・形が細かければ細かいほど、手術の難易度は上がってくることになります。そのため、一部の美容外科の先生だと、患者様があまりに細かく無理な幅・形の要求をされると、「あなたの要求する二重を作ることはできません」と、手術を断られることもあると思います。特に、ご年配の先生だと、若者の美的感覚、センス、要求の細かさについていけず、断られることが多いと思いますが、それはそれで大事な意見でもあると思います。

高須クリニックの医者は、じっくりとカウンセリングを行い、患者様の御要望をしっかりと聞き、メリット、デメリットを話し、可能な限り御希望にそった二重を作るように努力しています。

この記事の監修医情報
平成11年
  1. 藤田医科大学医学部卒業
平成11年
~平成13年
  1. 藤田医科大学麻酔救急科に勤務
  2. 麻酔科標榜医取得
平成13年
  1. 藤田医科大学大学院入学。
    形成外科入局。高須クリニック勤務
平成14年
  1. 群馬県立がんセンター頭頚部外科勤務
平成15年
  1. Ivo Pitanguy Institute Postgraduate Course (Brazil) 研修
平成17年
  1. 単一植毛手術の研究にて医学博士取得
平成19年
  1. 日本形成外科学会専門医取得
  2. 高須クリニック名古屋院院長

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