実際の施術をドクターが解説
この解説動画、写真解説では手術シーンが含まれます。
気の弱い方、血を見るのが苦手な方は閲覧をご遠慮ください。
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日本人には、細くてつり上がった目が多いもの。パッチリと大きく開きながら、少し垂れたやさしい目になりたい・・・多くの女性が下まぶたの目尻にアイラインを入れて、パンダのような愛らしい目を作ろうとしています。これをメイクなしのすっぴんでも実現するのが、『垂れ目(パンダ目)形成(グラマラスライン/下眼瞼下制術)』。下まぶたの目尻側のラインを下げて、大きくてやわらかな癒し系の目を作る手術です。
手術は、下まぶたの裏側と表側をそれぞれ切開し、余分な皮膚を少しカット。下まぶたのラインをやや下向きに整えてから縫合します。手術時間は30~60分程度。手術跡は時間の経過とともに目立たなくなっていきます。
大きなやさしい印象の垂れ目といっても、理想の形は人それぞれ。そこで、手術の前にじっくりとカウンセリングを行い、一人ひとりの目の形や顔のバランスに合わせて切開する角度や長さをコンピュータでシミュレーション。目の大きさや形はもちろん、顔全体の仕上がりを施術前にイメージすることができます。
※ドクターによってはコンピュータシミュレーションを行わない場合もございます。
点眼薬とクリームによる麻酔、そして極細の針による注射で局所麻酔をしますので、術中の痛みは少なくて済みます。切開した部分の縫合も特殊な極細糸を使用して行うので、傷跡が目立たず仕上がりはとても自然。術後の腫れも痛みもわずかで、手術当日からシャワーもOKです。
手術後は、痛み止めの内服薬などを処方しています。
処方する痛み止めの種類とよくある質問
美容整形手術後の自宅疼痛管理
片目 | ¥148,500(税込) |
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両目 | ¥275,000(税込) |
高須幹弥医師の場合 片目 | ¥192,500(税込) |
高須幹弥医師の場合 両目 | ¥385,000(税込) |
【銀座高須クリニック、横浜、名古屋、大阪】
※銀座高須クリニック 木、金曜日限定 部分モニターキャンペーン。
※ドクターの指名はできません。
※各施術毎月3名限定になります。
※予約の状況によって受付できない場合があります。
※HP、SNS等掲載の部分モニターになります。術後の経過写真を撮るために、何回か通院していただく必要があります。
※患者様の状態やご希望によっては、モニター希望にそえない場合もあります。
※モニターが可能かどうかの最終判断は、診察の上で決定させていただきます。
※他の割引との併用はできません。
※ポイントの利用不可、ポイント付与対象外。
垂れ目(パンダ目)形成
施術1週間後の腫れ、傷跡について動画で解説します。
※施術方法や施術の流れに関しましては、各院・各医師により異なります。予めご了承ください。
※ホームページ上で掲載されている価格は税込表示となっております。
※当院で行う治療行為は保険診療適応外の自由診療になります。
※インバウンドの方の施術料金は通常料金とは異なります。詳しくはお問い合わせ下さい。
タレ目形成(グラマラスライン、下眼瞼下制術)の術式(高須幹弥の場合)について解説させていただきます。
タレ目形成(グラマラスライン、下眼瞼下制術)は、下まぶたの外側を下に下げる手術です。
術式は主に、以下の4種類があります。
私(高須幹弥)に関しては、主に①の、表側(皮膚側)から切開して行い、余分な皮膚の切除もする方法を用いています。
その主な理由は、以下に記した3つです。
以下に、詳しい術式について解説します。
黒目の外側が下がるようにデザインします。
麻酔のクリームを表側の皮膚に塗り、麻酔の目薬を点眼し、数分以上経過して、それらがよく効いてから局所麻酔の注射をします。
麻酔クリームが効いている状態で極細の注射針で表側の皮膚に注射するので、それほど痛みは強くありません。
裏側(粘膜側、結膜側)には麻酔の注射はしません。
タレ目形成手術は、手術中に目を開けていただき、下がり具合を調節する必要があるため、全身麻酔、静脈麻酔、笑気麻酔などでは行わず、原則として局所麻酔で行います。
皮膚を切開した後、眼輪筋も切開し、瞼板を露出させます。その後、眼窩隔膜を切開し、CPFを露出させます。
CPFを瞼板に縫合固定する準備をします。
メスで皮膚切開。
眼輪筋を切開し、瞼板を露出させたのち、眼窩隔膜を切開し、CPFを露出させる。
CPFを瞼板に縫合固定する準備ができた。
皮膚切開→眼輪筋切開し、瞼板に到達する。
眼窩隔膜を切開し、CPFを露出させ、CPFを瞼板に縫合固定する準備をする。
CPFをタッキングし、吸収糸(溶ける糸)で瞼板に縫合固定します。
CPFを吸収糸で瞼板に縫合固定。
固定した後、患者様に目を開けていただき、下がり具合を確認します。
吸収糸を用いるのは、下まぶたの皮膚の薄い部分に異物を残さないためです。
吸収糸は3~6ヶ月程度で吸収されてなくなりますが、瞼板とCPFは癒着してくっつくため、後戻りすることはありません。
下まぶたの余分な皮膚を切除します。
特に黒目の外側の下に下がった部分は皮膚がたくさん余ることになるので、多めに切除します。
最後に皮膚を丁寧に縫合して終了です。
皮膚同士を細かく丁寧に縫合。
腫れが引いた後でも後戻りがなく、下まぶたの外側が下がっている。
タレ目形成手術(グラマラスライン、下眼瞼下制術)のデザインと仕上がりについて解説させていただきます。
タレ目形成手術(グラマラスライン、下眼瞼下制術)は、下まぶたの外側の部分を下に下げることにより、ツリ目を改善したり、タレ目っぽくしたり、パンダ目っぽくしたり、グラマラスな目にする手術です。
物理的には下まぶたのどの部分でも下げることができるし、全体的に下げることも可能です。また、わずかに下げることも可能ですし、おもいっきり下げることも可能です。
しかし、私がこの手術を行う場合、原則として、黒目の外側だけをわずかに下げるようにしています。黒目の外側をわずかに下げるだけならば、不自然になることはないし、どんな目の形状の人が受けても、ほとんどの人は可愛いくor美人にorイケメンになるし、合併症、副作用も少なく、将来支障が出ることもないからです。
タレ目形成手術で下まぶたの黒目の外側の部分を適度に下げると…。
無理しなければ、合併症、副作用も少なく、将来支障が出ることもない。
二重まぶた全切開法とタレ目形成(グラマラスライン)を同時に行い、キツい目を優しい感じの印象に変えた症例
術前。つり目でややキツい印象がある。
術後。タレ目形成で、黒目の真下は下に下げず、黒目の外側を下げた。下三白眼にはなっていない。
患者様の希望で、二重まぶた全切開法も同時に行っている。
片目 | ¥148,500(税込) |
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両目 | ¥275,000(税込) |
高須幹弥医師の場合 片目 | ¥192,500(税込) |
高須幹弥医師の場合 両目 | ¥385,000(税込) |
【全院】
片目 | ¥148,500(税込) |
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高須幹弥医師の場合 片目 | ¥192,500(税込) |
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【銀座高須クリニック、横浜、名古屋、大阪】
タレ目形成手術希望の患者様のカウンセリングをしていると時々、「黒目の下も下げてもらうことはできますか?」とご質問いただきます。
私に関しては、この手術では極力黒目の下は下げないようにしています。黒目の下を下げると、黒目の下の白目が見えた、いわゆる「下三白眼」の状態になりやすいです。
黒目の真下を下げてしまうと…。
黒目の真下の白目が見えた状態になり、下三白眼になってしまう。
下三白眼は、睨んでいるような目であり、陰気な印象、犯罪者のような印象があり、他人から見て、いい印象ではないことが多いです。
ギリギリ下三白眼になってなくても、少し顎を引いて前を見たり、少し上を見ただけでも下三白眼になってしまうようになるので、黒目の下を下げるのは原則お勧めしません。
また、「私は普段大きめのカラコンをしているのですが、カラコンをした状態で、カラコンが全部見えるように黒目の下を下げてもらうことはできますか?」というご質問をいただくことがあります。
カラコンをした状態でカラコンが全部見えるように下げるということは、カラコンを外して裸眼の状態になると下白眼になってしまうことになります。
大きめなカラコンをした状態で下三白眼になっていなくとも…。
カラコンを外して裸眼になると、下三白眼になってしまう。
カラコンをしているときは、下三白眼にはならないため、いいのかもしれませんが、カラコンというのは一生つけているものではありません。
将来、ドライアイになったり、目の病気になったりして、コンタクトレンズをすることができなくことも考えられるうえ、お爺ちゃんお婆ちゃんになってもお洒落でカラコンするとは思えません。
カラコンをすること自体がダサくなる時代が来る可能性だってあります。
タレ目形成手術を希望される患者様の中には、「できる限りおもいっきり下げて、出来る限り目を大きくしてください!」と希望されることがあります。
しかし、タレ目形成で下まぶたを下げ過ぎることは、ドライアイになったり、結膜炎になるリスクがあるので、必要以上に下げるのはよくありません。
下まぶたが下がり過ぎると、目が閉じづらくなったり、眼球に風や空気が晒され易くなることにより、目が乾きやすくなって、色々と支障が出ることがあるからです。
下まぶたを下げすぎることにより、バランスの悪い不自然な目にもなってしまいます。
さらには、タレ目形成(グラマラスライン)手術は、下げ過ぎてしまった下まぶたを元に戻すのが困難であることが多いです。
手術術式や下げる程度にもよりますが、完全に元に戻すのは不可能であることが多いです。
そのため、下げ過ぎてしまった後、「やっぱり変だから戻してほしい」と仰られても、元に戻すことができず、ドライアイにもなり、一生辛い人生を過ごさなければならないこともありえます。ですから、体に過度な負担がかからない範囲内、自然な範囲内で、無理しない程度に、黒目の外側のみを下げることをおすすめします。
体に過度な負担がかからない範囲内で下まぶたの黒目の外側を下げた場合は、将来、年を取って老化しても、不自然になったり、後遺症が出ることはまずありません。
目尻切開とタレ目形成(グラマラスライン)の両方を行うことにより、相乗効果を出すことができることについて解説させていただきます。
目尻切開は目を外側(目尻側)に大きくする手術です。
目尻切開をすると…。
基本的に目が外側(目尻側)に広がる。
タレ目形成(グラマラスライン、下眼瞼下制術)は下まぶたの黒目の外側を下に下げることにより目を大きくする手術です。
タレ目形成を行うと…。
下まぶたの黒目の外側の部分が下がり、目が下に広がる。
どちらの手術も、それなりに目を大きくする効果があります。
これらの手術は、それぞれ単独で行っても効果はありますが、両方の手術を行うと、それぞれの手術の相乗効果があります。
タレ目形成を行うだけでも、下まぶたの黒目の外側を下に広げて目を大きくすることができるうえ、ツリ目っぽい印象を和らげることができますが、目尻切開も合わせて行うと、目尻切開で外側に広がった部分も下に下がるので、タレ目形成の効果をより引き出すことができます。
目尻切開とタレ目形成の両方を行うと…。
目尻切開で目が外側に広がり、外側に広がった部分もタレ目形成で下に広がるため、相乗効果がある。
そのため、これらの手術を同時に行うことは大変有効です。
ダウンタイムや通院回数を考えると、日にちを空けて別々に行うよりも同時に行うほうが良いですが、日にちを空けて別々に行うことも可能です。
日にちを空けて別々に行う場合は、私に関しては1ヶ月くらいは空けることが多いです。その場合、どちらの手術を先に行うかは、患者様本人の元の目の状態と希望によります。
同時に行っても別々に行っても、最終的な仕上がりはほぼ変わりません。
タレ目形成と目尻切開を同時に行った症例
手術前。
手術後。
目尻切開で目が外側を広がり、タレ目形成で下まぶたの外側が下に広がり、それぞれの手術の相乗効果がでた。
自然な範囲内でほどよく目が大きくなった。
片目 | ¥148,500(税込) |
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両目 | ¥275,000(税込) |
高須幹弥医師の場合 片目 | ¥192,500(税込) |
高須幹弥医師の場合 両目 | ¥385,000(税込) |
【銀座高須クリニック、横浜、名古屋、大阪】
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【全院】
下三白眼にタレ目形成(グラマラスライン)を行った症例写真
20代女性の患者様で、タレ目形成(グラマラスライン)手術を希望されて来院されました。
診察させていただいたところ、下まぶたのラインのカーブの外側への上がり方がやや急な、つり目が強調された目をしていました。
また、黒目の下の白目が見えている下三白眼でした。
下三白眼は、「犯罪者の目」とも呼ばれ、一般的に陰気で、あまりよくない印象の目です。
稀に女優さんなどで、下三白眼でエキゾチックな魅力な人もいますが、そのような人は、それ以外のパーツやスタイルなどを含め、全体的に奇跡的なバランスで魅力がある場合がほとんどです。
そのため、これ以上下三白眼が悪化しないように、黒目の真下は下げず、黒目の外側のみを下げるように手術することになりました。
手術後は、下三白眼が悪化することなく、黒目の外側が程よく下がり、綺麗なグラマラスラインになりました。
また、つり目が適度に改善して、優しい印象の大きな目にもなりました。
片目 | ¥148,500(税込) |
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高須幹弥医師の場合 両目 | ¥385,000(税込) |
【銀座高須クリニック、横浜、名古屋、大阪】
垂れ目(パンダ目)形成
「理想の目もと」に向けて、手術を担当する医師がじっくりとカウンセリングをします。
カウンセリングでは、目頭の大きさ、形について、ご希望をうかがいながら、必要に応じて、コンピュータでイメージをシミュレーションします。
また、手術の流れや術後のアフターケアなどについても詳細に説明しますので、わからないことがあったら何でも質問してください。
※ドクターによってはコンピュータシミュレーションを行わない場合もございます。
現在、内服しているお薬がある場合はこちらも確認ください。
手術前に中止すべき抗凝固薬、抗血小板薬、
薬を中止すべき手術について
手術前に、手術を行う部分に麻酔クリームを塗ります。
麻酔クリームは、化粧品のクリームに似た感触の麻酔薬です。局所麻酔を行う際の、注射器の針を刺す痛みをほとんどなくします。
手術内容や患者様の体質などによって、塗布する範囲や量を調整します。
カウンセリングでヒアリングしたご希望の形(デザイン)を担当する医師と確認します。確認し、納得していただけましたら手術の準備を開始します。
手術中にあまり痛みを感じることがないように局所麻酔をかけます。
麻酔は注射で行いますが、事前に麻酔クリームを塗ってあるため注射針による痛みはごくわずかです。
麻酔がかかったら手術を開始します。
手術では、下まぶたの裏側と表側をそれぞれ切開。余分な皮膚を除去し、下まぶたのラインをやや下向きに整えてから縫合します。
手術にかかる時間は、30~60分程度です。
麻酔をかけているので手術の痛みは感じません。
手術の後は、5~10分ほど手術部分をアイスノンで冷やします。冷やすことで腫れを最小限に抑えられます。
そのまま歩いてお帰りいただけます。アイシング後もまだ腫れが気になる方は、サングラスをしてお帰り頂ければ腫れはまったくわかりません。サングラスが必要な方には1,100円(税込)でおわけしております。
手術日から約1週間後に抜糸に来ていただきます。抜糸はほとんど痛くありません。抜糸の翌日からアイメイクが可能です。
手術後に腫れや痛みが気になる場合など、気になることがあれば、お電話などでお気軽にご相談ください。お話をうかがい、必要があるようでしたら、術後検診に来院いただきます。
当院の手術の際の局所麻酔注射、ヒアルロン酸注射、ボツリヌストキシン注射の際の注射針には、国産のテルモ針、エンジェルニードルなど、質の良いものだけを使用しています。
一般的に、注射針は、より細く、より切れの良いほうが痛みが少なくなっています。当院で使用している注射針は、細さと切れ味を追及した質の良い注射針。針を刺す際の痛みが少なく、少しでも患者様の苦痛を少なくするために最善の努力をしています。
注射をするときの痛みは、一般的に、細い注射針ほうが少なく、太い注射針のほうが痛みが強くなります。それは、皮膚や粘膜に注射する際、注射針で皮膚や粘膜の表面に小さな穴を空け、針先が中に入っていくからです。当然、細い針のほうが表面を傷つけるダメージが少なく、痛みが少なくなります。
しかしながら、注射する部位によっては、あまりに細すぎる注射針を使用すると、針が皮膚の硬さに負けてしまい、刺さらない場合も。当院では様々なG(ゲージ)※の注射針を取り揃えており、皮膚の硬さに負けない硬さの注射針で、細いものでは30~34G(ゲージ)※のものをご用意しています。
注射する部位によって使用する針を替え、少しでも患者様の痛みが少なくなるように努力しています。
※G(ゲージ):注射針の太さの単位。 数字が大きいほど細くなります。
当院では、針の外径に対して内径の大きい注射針を使用。
麻酔液やヒアルロン酸、ボツリヌストキシンなどを注射する際、薬液は注射針の内腔を通過して注入されます。
外径に対して内径が大きい注射針のほうが、薬液が内腔を通過する時の圧力に対する外径の太さが細いため、その分、細い針を使用することができます。結果的に患者様の痛みが少なくなります。
当院では切れ味の鋭い注射針を使用。
切れ味が鋭い注射針は、皮膚や粘膜を貫く際、抵抗が少なくスムーズに針が入っていくため、痛みが少なくなります。
一般的に、薬液を注入する際、浅い層に注入する場合は短い注射針を用い、深い層に注入する際は長い注射針を用います。
当院でも同じように、皮膚の狭い範囲に注入する際には短い注射針を用い、広い範囲に注入する際には長い注射針を用いて注射を行っています。
特に、広い範囲に注入する場合、短い注射針で行うと、何回も針を刺すことになってしまい、その分、患者様の痛みが強くなります。そのため、広い範囲に注入時には、少しでも痛みを軽減させるために専用の長いカテラン針などを使用しています。
当院では、手術後や注射後などの腫れを早く引かせる漢方薬「治打撲一方(ヂダボクイッポウ)」を常備しております。
治打撲一方は、元来、その名が示すよう、打撲の治療に用いる内服薬であり、江戸時代中期の医者香川修庵によって考えられた薬です。
患部の血行をよくするとともに、腫れや痛みをやわらげる効果があります。
打撲以外にも、外科手術後の腫れや痛みに対しても一般的に使われており、美容整形の手術や注射などの後にも使用することができます。
漢方薬は、自然の草や木からとった「生薬」の組み合わせでできています。
治打撲一方の構成生薬は下記の7種類です。
・桂皮(ケイヒ): クスノキ科カツラの木の樹皮を乾燥させたもの。薬効は、体を温め、痛みを止め、血行を改善する作用があります。
・川芎(センキュウ): セリ科センキュウの根茎を乾燥させたもの。薬効は、血液循環をよくし、痛みを止める作用があります。
・川骨(センコツ): スイレン科コウホネの根茎を乾燥させたもの。薬効は、血液循環と水分の循環をよくし、内出血を治す作用があります。
・甘草(カンゾウ): マメ科カンゾウの根を乾燥させたもの。薬効は、消化を整え、痛みを止める作用があります。
・大黄(ダイオウ): タデ科ダイオウの根茎を乾燥させたもの。薬効は、便通をよくし、血行を改善する作用があります。
・丁子(チョウジ): フトモモ科チョウジノキの蕾。薬効は、腹を温め、痛みを止める作用があります。
・撲樕(ボクソク): ブナ科クヌギの樹皮を乾燥させたもの。薬効は、皮膚の排膿を促す作用があります。
桂皮と丁子は発散性の生薬で、患部の熱や痛みを発散して治します。
大黄と樸樕には収斂作用があり、熱や腫れを冷ます効果が期待できます。
そのほか、血液循環をよくする川芎、止血作用の川骨、緩和作用のある甘草などが配合されます。
これらの成分が一緒に働くことで、相乗作用があり、よりよい効果を発揮します。
通常、朝昼夕の3回、1包2.5gずつ、食前又は食間に経口服用します(1日3包内服するということです)。
主に手術後の腫れの強い間に内服します(手術後3日~2週間程度のことが多いです)。
手術、注射などの治療後に服用を希望される方に処方させていただきます。
1包 : ¥110(税込)【全院】
高須クリニックでは、内出血を早く引かせる薬「ケラスキンクリーム」を常備しています。
主成分は、ラクトフェリンをナノ脂質(リポソーム)に封入したもので、皮膚に浸透しやすく、お肌に優しいクリームです。
ラクトフェリンとは、母乳・涙・汗・唾液などの分泌液に含まれる鉄結合性の糖タンパク質です。
内出血は、赤血球中のヘモグロビンに含まれる鉄の色が大きな素ですが、ラクトフェリンは鉄と結合して排出する作用(鉄キレート作用)が非常に強く、内出血の色を早く消す効果があります。
また、ラクトフェリンには抗炎症作用や、抗菌作用、抗酸化作用もあり、メタロプロテアーゼ(細胞外マトリックスを分解する酵素)に対するキレート作用もあります。
サイトカインの過剰な産生を抑制し、炎症部位における白血球の過剰な動員および活性化を阻害する状態になり、内出血の回復に効果が期待されます。
当院では、ヒアルロン酸やボツリヌストキシンなどの注射による治療の際、極細の注射針を使用し、細心の注意をはらい、治療しているため、内出血は起こりにくいのですが、体質などの理由により、稀に起こってしまうことはあります。
目元の手術やエイジングケア手術などでも内出血が生じてしまうことはあります。
内出血が生じてしまうと、通常、治まるまでに1週間程度かかり、長い場合は2週間程度かかってしまうこともあります。
その場合、ケラスキンクリームを用いることにより、早く内出血を引かせることができます。
1日2回、患部の皮膚に塗布し、指で優しくマッサージします。
1回につき約0.15ml使用しますが、部位によって適宜増減し、調整します。
薬を塗布し、皮膚に吸収された後、メイクをしていただくことができます。
手術後の縫合してある傷の部分にケラスキンを塗布することも可能です(抜糸する前の糸がついている傷に塗布することが可能ですが、糸がついている状態の傷にメイクすることは勧めていません)。
5ml : ¥2,200(税込)【全院】
施術時間 | 30~60分程度 |
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術後の通院 | 1回 |
術後の腫れ | 約1週間(個人差あり) |
カウンセリング当日の治療 | 予約に空きがあれば可能 |
入院の必要性 | なし |
麻酔 | 点眼麻酔とクリーム麻酔と局所麻酔併用 |
シャワー | 当日より可能 |
メイク | 抜糸後より可能 |
私(高須幹弥)の場合、手術前に麻酔の点眼薬(目薬)をし、目元の皮膚に麻酔クリームを塗ります。10分くらい経過すると、目元の感覚が鈍くなってきます。その後、デザインをし、手術部位を消毒して、局所麻酔の注射をします。
麻酔の注射はわずかに痛いのですが、麻酔の点眼とクリームが効いているため、通常の痛みの半分くらいになります。
また、高須クリニックでは麻酔の注射が極力痛くないように、局所麻酔液を人間の体内と同じPHになるようアルカリ緩衝液を混ぜ、極細の注射針で注入するようにしています。
そのため、麻酔の注射は、皆さんが想像しているよりも痛くなく、ほとんどの患者様が手術終わった後に、「思ったより痛くなかったです!」「全然痛くなかったです!」とおっしゃいます。
手術中は、局所麻酔がよく効いているので、痛みは感じません。
時々、他院で目元の手術を受けた人が、「手術中も痛かった」とおっしゃいますが、正しい局所麻酔製剤を正しい量、濃度で、正しい位置に注射すれば、手術中に痛いということは通常ありません。
手術後は、2~3時間で局所麻酔が切れてきて、徐々に痛みが出てきますが、それほど強い痛みではなく、わずかな痛みです。
一応、念のため全ての患者様に、痛み止めの内服薬を頓服で(痛いときだけ飲んでいただくように)処方していますが、多くの患者様は、「ほとんど痛くなかったので、痛み止めは飲みませんでした」とおっしゃいます。
術後の痛みも想像しているよりも大したものではなく、ちょっとした切り傷、かすり傷程度のもので、「痛くて夜も眠れない」なんてことはないので、恐るるに足らずです。
術後3日目くらいには、痛みはほとんどなくなっているか、気にならないくらいのわずかな痛みになっています。
目元の手術の後は、目元を適度に冷やしていただくと、冷やさなかったときに比べ、腫れが引くのが少し早くなります。必ず冷やさなければいけないわけではありませんが、冷やすことができれば冷やしていただくのが良いです。冷やした場合と冷やさなかった場合で、完全に腫れが引いた後の最終的な仕上がりに差が出ることはまずありません。
冷やし方は、氷をビニール袋に入れた物やアイスノンなどをタオルなどでくるみ、目元に軽く押さえる程度に当てる感じで良いです。氷を直接皮膚に長時間当てると、凍傷になったり、血行障害を起こすことがあるので、必ずタオルなどでくるみ、冷たくなりすぎないようにしてください。自分の生活のペースに合わせ、1回数分~数十分を、休憩を挟みながら、1日数回程度冷やしていただけば良いです。
特に手術当日~手術翌日(手術後1日目)は、温まったり、血行が良くなることにより、内出血を起こし易い時期なので、この期間に冷やすことが効果的です。
手術後2~3日目辺りも炎症が強く、比較的腫れが出やすい時期なので、この期間に冷やすことも効果的です。
手術後4~6日目くらいになると、強い炎症もないため、冷やしておくと、冷やさないのに比べて多少マシな程度の効果です。
手術後7日目以降になると、もう冷やす意味はほとんどありません。冷やすことによって血行が悪くなる弊害のほうが大きくなることもあるので、冷やすことはお勧めしません。
あとは、残りの腫れが引くまで、普段通りの生活をして、日にち薬で待つしかありません。
時々、「温めたほうがいいですか?」とご質問される方がいらっしゃいますが、腰痛や肩凝りなどと異なり、手術後の患部を温めて血行を良くするメリットは特別ないと私(高須幹弥)は考えているため、私に関しては、積極的に温めることはお勧めしていません。
目元の皮膚を切開し、細い青色透明のナイロン糸で縫合した後、約1週間後(だいたい手術後6~8日目です)に抜糸をします。傷跡に糸がついている間はアイメイクすることはできませんが、抜糸した翌日からアイメイクすることができます。皮膚を切開する手術は、どんな手術でも、完全に腫れが引いて完成するのに、厳密にいうと約6ヶ月かかります。
しかし、大きな腫れは、だいたい1~2週間で引くので、抜糸した後、アイメイクをしっかりすれば、腫れはそれほど目立たないことが多いです。そのため、アイメイクをしっかりする人は、1週間くらいの休みで手術することが多いです。
ほとんどアイメイクをしない女性や男性に関しては、デザインなどによる術後の腫れの程度にもよりますが、1~2週間くらいの休みで手術する人が多いです。
ただし、どのようなケースでも、人目を気にする人、気にしない人、ちょっとした腫れを気にする人、気にしない人がいます。あまり人目を気にしない人は、抜糸するまでの間、目元に糸がついている状態でも、眼鏡をすれば、至近距離(1m以内)でジロジロ見られなければ、かなりカモフラージュできるので、手術の翌日から仕事したり、学校に行く人もいます。
美容整形したことが周囲にバレても構わない人、周囲に公言している人も、手術の翌日から仕事したり、学校に行く人はいらっしゃいます。多少目が腫れていても、目は見えるし、身体は動くので、腫れや周囲の目を気にしない人は、手術翌日からでも学校に行くことはできるし、仕事に行くことは可能です(ただし、激しい運動などは抜糸するまではやめてください)。
傷が治るまで約1週間かかるので、1週間くらいやめておいてください。
皮膚を切開する目もとの手術は、切開した部分を細いナイロン糸で縫合し、約1週間後に抜糸をします。
手術当日は傷跡を濡らさないようにしていただきます。洗顔する場合は、傷跡を濡らさないように、目もと以外の部位を上手に洗ってください(洗顔料、洗顔フォーム、石鹸を使っていただいてかまいません)。
かといって、絶対に傷跡を濡らしてはいけないとか、傷跡を濡らすと取り返しがつかないことになるというわけではありません。もし、傷跡が濡れてしまったら、綺麗なティッシュペーパーやタオルなどで軽く拭き取っていただけば大丈夫です。傷跡に洗顔フォームがついてしまったら、水で軽くすすぐか、濡れタオルなどで拭き取っていただけば大丈夫です。手術当日のシャンプーも同じで、なるべく目元に水滴がつかないように上手に洗ってください。傷跡に泡がついてしまっても、水で軽くすすぐか、濡れタオルなどで拭き取っていただけば大丈夫です。
手術の24時間後には、傷跡をゴシゴシ強く擦ったりしなければ、傷跡を含め目もとを軽く洗っていただいても大丈夫です(洗顔フォームを使って頂いてもかまいません)。
洗顔した後も、洗髪した後も、傷跡に泡が残らないように、綺麗にすすいでください。
約1週間後に抜糸をした後は、傷跡を含め、ほとんど普通に目もとを洗っていただいて大丈夫です。ただし、手術して1ヶ月くらいは、傷跡に負担がかかるのは良くないので、強い力でゴシゴシまぶたを擦るのはやめ、軽く指の腹で擦るくらいにしましょう。
切開する手術であるため、術後早期に身体が温まると、血流が良くなり過ぎて、腫れが強く出ることがあります。特に手術を受けて24時間の間は、血流が良くなると、傷口から出血してくることもあるので、注意が必要です(もし出血してきたら、軽くガーゼで抑えるか、氷やアイスノンなどの氷嚢をガーゼでくるんだもので軽く抑えれば止まるので心配ありません)。
そのため、手術を受けた当日の夜は、湯船に浸からず、軽く首から下にシャワーを浴びるくらいにしておくのが無難です。どうしても湯船に浸かりたい場合は、身体が温まらない程度のぬるま湯にし、首から下あるいは下半身浴で、短時間(1~3分程度)に済ませるのが無難です。
手術後1日目(手術翌日)になると、血流が良くなることによって傷口から出血するリスクは低くなりますが、それでも血流が良くなれば腫れが強く出てしまうことがあるので、やはり、手術後2日目くらいまでの間は、手術当日と同じように、首から下のシャワーだけにするか短時間のぬるま湯の首から下入浴か下半身浴にするのが良いです。
手術後3日目くらいになると、腫れが引き始め、血流が良くなることによって更に腫れるリスクは低くなりますが、それでも極端に身体が温まって血流が良くなれば腫れが強く出てくることはあるので、やはり、ぬるま湯での首から下入浴か下半身浴程度にし、熱いお湯に浸かるのは手術後6日目くらいまではやめましょう。
手術後7日目にもなると、血流が良くなることにより更に腫れが強く出ることはまずないので、もう普通に入浴していただいて大丈夫です。
サウナや岩盤浴に関しても、手術後7日目からある程度可能ではありますが、あまりにも身体が温まり過ぎると、痛みや腫れが強くなることがあるので、異常を感じるようでしたら、無理しないで中止してください。
手術後28日目以降になると、創部はかなり落ち着いているため、普段通りにサウナ浴や岩盤浴をしても問題ない可能性が高いですが、やはり、創部に異常を感じるようでしたら無理をしないでください。
切開する手術であるため、術後早期に激しい運動をすると、血流が良くなりすぎて、腫れが強く出ることがあります。
特に手術後24時間の間は、身体が温まって血流が良くなることによって腫れが強く出やすいため、必要以上に身体を動かさないようにしましょう。
手術後1日目(手術翌日)から手術後3日目くらいまでの間は、家から駅まで歩いたり、コンビニに買い物に行くくらいのことは問題がない可能性が高いですが、無理して必要以上に身体を動かすと、血流が良くなることによって腫れが強く出ることがあるので、やめてください。
手術後4日目~6日目くらいになると、血流が良くなることによって腫れが強く出るリスクは低くなりますが、それでも念のために、積極的に運動するのはやめておいたほうが無難です。
手術後7日目以降になると、ウォーキング、ジョギング、エアロビクス、筋力トレーニングなどの運動は徐々に始めていっても大丈夫ですが、身体を動かすことによって、創部に痛みを感じたり、違和感を感じるようでしたら、無理をせず、運動を中止してください。
手術後14日目以降になると、かなり創部の状態は落ち着いているため、激しい筋力トレーニングやエアロビクスをしたり、プールで激しく泳いだりしても問題がないことが多いですが、それでも創部に痛みを感じたり違和感を感じるならば、無理をしないでください。
手術後28日目以降になると、更に創部の状態は落ち着いているため、激しい運動をしても創部に異常を感じることはほとんどないことが多いです。
目の周囲以外の部位は、当日から顔のマッサージをしていただいて大丈夫です。
目の周囲は、14日目くらいから軽くマッサージしていただいて大丈夫ですが、腫れが強いうちや痛みがあるうちは、あまりマッサージすると、腫れや痛みを助長することがあるので、強い腫れや痛みがある間はマッサージしないのが無難です(痛みがなくなり、軽いむくみ程度になったら大丈夫です)。
ただし、強い力でまぶたをマッサージすると、シワが増えたり、皮膚が伸びてたるむことがあるので、強い力でまぶたをマッサージすること自体をおすすめしません。
まつ毛エクステは、まつ毛の付け根に接着剤のようなものを着けてエクステンションして、まつ毛のボリュームを増やすものです。多少まぶたの皮膚に刺激を受けることもあるので、抜糸も済んでいないデリケートな時期にすることはもちろんできません。
原則として、アイメイクをして良くなってからまつ毛エクステをしても良いことにしています。すなわち抜糸の翌日からということになります。
しかし、まつ毛エクステは、美容整形手術を受けた後の人、何も美容整形手術を受けていない人関係なく、誰が受けても全くリスクがないわけではありません。まつ毛エクステに使用する接着剤には刺激性があるため、皮膚の弱い人が受けると、まぶたの皮膚がかぶれて腫れ上がってしまうことが稀にあります。手術を受けた後は、抜糸が済んだ後でも、しばらくはデリケートな状態なので、ちょっとした刺激でも腫れやすいです。
そのため、まぶたの皮膚がかぶれやすい体質の人が、手術を受けて抜糸後間もないときにまつ毛エクステをすると、予想外にかぶれて腫れてしまうことがあります。ただし、皮膚がかぶれにくい体質の人は、まつ毛エクステをしても全くかぶれないこともあるので、以前にまつ毛エクステをして、経験的にかぶれないことがわかっている人は、抜糸の翌日にまつ毛エクステをしても問題がない可能性が高いです。ただし、サロンによって、まつ毛エクステに使用する接着剤の種類は異なるので、以前にかぶれなかったのに、サロンが変わるとかぶれることもあるので、注意が必要です。
以上の理由から、手術して1ヶ月間くらいはまつ毛エクステはしない方が無難です。
まつ毛エクステと同じ理由で、術後のまつ毛パーマやアイプチ、アイテープ、メザイクも、1ヶ月間くらいしないほうが無難です。
リスクについては、あくまで起こり得る可能性があるすべての内容について表記しています。実際にはすべてが起こらないようしっかりと対策し、細心の注意を払って施術を行っています。
垂れ目形成などのメスを使う目もとの手術のリスク、合併症において最も頻度の高いのは、術後の内出血です。
これらの手術は、二重まぶた埋没法やヒアルロン酸注射などと違い、程度の差はあれ、ほとんどの方に内出血が生じます。
私達医師は、なるべく強い内出血が出ないように丁寧に手術をさせていただきます。
程度の軽い内出血であれば、1週間後の抜糸の頃にはほとんど消えていますが、運悪く強い内出血が出てしまうと、消えるまで2週間程度かかることがあります。
その場合、抜糸した翌日からアイメイクをすることができるので、ファンデーションやコンシーラーで隠すことができます。
また、なるべく内出血を生じないようにするためには、私達医師が丁寧に手術することはもちろん、患者様が手術中にリラックスして目に力を入れないこと、術後1週間特に最初の3日間くらいは熱いお風呂に長時間浸からないこと、激しい運動はしないこと、お酒を飲みすぎないことなどが重要です。
タレ目形成などの目もとの手術をする場合、仕事や学校を休むことができず、日にちを空けて片目ずつ行うことがあります。
片目ずつ行う場合のリスクとして、両目同時に行うのに比べ、最終的な仕上がりに左右差が生じ易いということがあります。
目もとというのは、日によって微妙な変化をします。
その日の体調によっても変化し、朝か夕方かによっても変化するし、体重が1キロ変わるだけでも微妙な変化をします。
そのため、目もとのコンディションが違う状態で、日にちを空けて片目ずつ手術を行うと、どうしても仕上がりに微妙な左右差が生じてしまうことがあります。
目もとを含めて、人間の顔は誰でも左右非対称であるため、両目同時に手術を行ったとしても、パソコンで絵を書いたような完全な左右対称にすることはできません。
しかし、両目同時に手術する場合は、左右の目が同じコンディションであるし、手術のする医師が、左右の目をリアルタイムで比べながら、正確な手術ができるので、術後に生じる左右差を必要最小限に抑えることができます。
左右対称に強いこだわりのない方は、日にちを空けて片目ずつ手術しても問題ありませんが、左右対称に強いこだわりのある方は、通常通り両目同時に手術をすることをご検討ください。
タレ目形成(グラマラスライン)のリスク、副作用に、仕上がりにわずかな左右差が生じる可能性というものがあります。
そもそも、人間の顔は必ず左右非対称にできています。
目も必ず非対称にできています。
眼球のついている位置、まぶたを開ける力、まぶたの厚み、まぶたの皮膚のたるみ具合、脂肪のつき具合、蒙古襞の張り方、つり目具合、タレ目具合、眉の位置、眉から目までの距離など、必ず左右非対称があり、それらにより、元の目は非対称になっています。
そのため、仮に、完璧に左右対称にデザインし、完璧に左右対称の手術を行ったとしても、元の目の土台の非対称があるため、必ずわずかな非対称は生じてしまうことになります。
また、手術というのはあくまで、生身の人間の体を生身の人間の手で扱う行為です。
コンピューターで絵を描くように、完璧に左右対称に仕上げることは現実的、物理的に不可能です。
我々高須クリニックのドクターは、なるべく左右差が出ないようには最大限の努力はさせていただきますが、上記の理由から、必ずわずかな非対称は生じることになり、コンピューターグラフィックスのような完全なシンメトリーにすることは不可能です。
タレ目形成(グラマラスライン)のリスク、副作用に、仕上がりが完璧に自分の理想の形にならないことがある可能性というものがあります。
タレ目形成を希望される患者様の中には、目の形のデザインを非常に細かく要望される方がいらっしゃいます。
中には、憧れの芸能人などの目の写真を見せて、「この人と同じような目にしたい」などのようにおっしゃり、他人と全く同じ目にしようとされる方もいらっしゃいます。
しかし、手術というのはあくまで、生身の人間の体を生身の人間の手で扱う行為です。
コンピューターで絵を描くように、何でも自由自在に形を変えることは現実的、物理的に不可能です。
また、まぶたや目の構造は、人によって千差万別であり、眼球のついている位置、まぶたを開ける力、まぶたの厚み、まぶたの皮膚のたるみ具合、脂肪のつき具合、蒙古襞の張り方、つり目具合、タレ目具合、眉の位置、眉から目までの距離など、必ず解剖学的な個人差があります。
土台が違うのに、表面的にタレ目形成で下まぶたの形を変えても、他人と全く同じ目を作ることは、やはり現実的、物理的に不可能です。
我々高須クリニックのドクターは、なるべく患者様の希望の形に近づくようには最大限の努力はさせていただきますが、上記の理由から、患者様が非常に細かいデザインを要望される場合、完璧にその通りに仕上げるのは不可能である場合が多いです。
タレ目形成手術(グラマラスライン形成)のリスク、副作用に、手術時に下まぶたのまつ毛がカットされるということがあります。
タレ目形成手術は、下まぶたの黒目の外側を下げるために、下まぶたのCPFという膜を瞼板に縫着するようにタッキングします。
通常、下まぶたを下げると、相対的に下まぶたの皮膚が余ってダブつくため、余った皮膚を切除して縫合します。
下まぶたの皮膚の切開は、傷跡が目立たないようにまつ毛の生え際のギリギリ下で行うのですが、メスでその部分を切開する際、下まぶたのまつ毛がメスでカットされることになります。
そのため、手術直後はまつ毛が1~2mmくらいにカットされた状態になっています。
しかし、それはさほど気にすることではありません。
手術して約1週間は傷跡に糸がついていてアイメイクもできないため、まつ毛がカットされて短くなっているどころのことではないし、そもそも下まぶたのまつ毛は生え揃っている状態でも3~5mmくらいしかなく、まつ毛は1日0.1~0.15mm程度伸びるため、個人差はありますが、手術後2~4週間程度でほとんど元のまつ毛の長さまで生え揃うからです。
タレ目形成手術(グラマラスライン)は下まぶたのまつ毛の生え際の皮膚を切開する手術であるため、涙袋にヒアルロン酸を注入されている人に対してこの手術を行うと、わずかにヒアルロン酸が出てしまうことがあります。
ただし、出るとしてもごくわずかのことが多く、それによって特別不都合なことはまずありません。
タレ目形成手術(グラマラスライン)は、通常、下の皮膚を切除するので、下まぶたや目尻の部分にアートメイクが入っている人にこの手術を行うと、アートメイクの入っている皮膚を切除することになることがあります。
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