顔の施術について

鼻にレディエッセが入っている状態で、シリコンプロテーゼを入れる場合はどうするのか?


高須クリニックにはよく、他院で鼻にレディエッセを入れた後、シリコンプロテーゼを入れたいという方がいらっしゃいます

レディエッセは、ハイドロキシアパタイトを主成分とした注入物で、注入後は1~2年くらいかけて吸収されてなくなるといわれています

鼻にヒアルロン酸が入っている人がシリコンプロテーゼを入れる場合は、手術前あるいは手術後にヒアルロニダーゼを注射すれば、ヒアルロン酸は分解吸収されてなくなってしまうので、何も問題ありません。しかし、レディエッセを分解させる注射は存在しません。レディエッセが吸収されてからシリコンプロテーゼを入れるという手段もありますが、その場合、1~2年待たなければなりません。


レディエッセが入っている状態でシリコンプロテーゼを入れることは可能です。その場合、プロテーゼを入れるスペースを作るために骨膜下を剥離しますが、その際に半分以上レディエッセを出すことができます。しかし、残りのレディエッセは出すことができないので、その状態でプロテーゼを入れると、手術の腫れが引いた後の仕上がりは、レディエッセが残っている分、やや高くなっています。残りのレディエッセが吸収されるまで1~2年かかるため、最終的に完成するのは1~2年後ということになります。

そのため、レディエッセが入っている状態でプロテーゼを入れる場合の術前のデザインは、どれくらいレディエッセが入っているのかを触診で予想し、レディエッセが全部なくなるとどれくらいの高さになるのかをコンピュータでシミュレーションし、その状態でどれくらいの高さのプロテーゼを入れると患者様の希望の高さの鼻になるのかをシミュレーションします

※ドクターによってはコンピュータシミュレーションを行わない場合もございます。

この記事の監修医情報
平成11年
  1. 藤田医科大学医学部卒業
平成11年
~平成13年
  1. 藤田医科大学麻酔救急科に勤務
  2. 麻酔科標榜医取得
平成13年
  1. 藤田医科大学大学院入学。
    形成外科入局。高須クリニック勤務
平成14年
  1. 群馬県立がんセンター頭頚部外科勤務
平成15年
  1. Ivo Pitanguy Institute Postgraduate Course (Brazil) 研修
平成17年
  1. 単一植毛手術の研究にて医学博士取得
平成19年
  1. 日本形成外科学会専門医取得
  2. 高須クリニック名古屋院院長

※施術方法や施術の流れに関しましては、各院・各医師により異なります。予めご了承ください。
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