どの手術でも腫れてるときは左右非対称になっていることがあります。

二重まぶたなどの目の手術、鼻の手術、輪郭の手術、フェイスリフトなどのエイジングケア手術、豊胸手術など、腫れが完全に引いていないときは、腫れによって左右非対称になっていることがあります。

もちろん、元々顔や体の土台の左右差がある場合や、技術的な問題（高須クリニックではまずありませんが）で術後に多少の左右差がでることはありますが、術後間もないときの左右差のほとんどは腫れによるものです。

しかし、何故、左右同じ手術をしているのに腫れ方に左右差がでるのかというと、色々な理由があります。人間の身体というのは完全に左右対称にできているわけではなく、例えば、身体の中の内臓を見ても、心臓は左寄りにあり、肝臓は右寄りにあり、動脈や静脈の走行も左右非対称で、血液の流れも非対称なので、それが原因で腫れの引き方も左右差がでることがあります。

また、手に右利き左利きがあるように、食事をするときも左右のどちらかでばかり咬む人がおり、利き足というのもあり、よく使う方の身体の方が血液の流れが多くなるため、腫れが強くでることがあります。夜寝るときに、左右どちらかを下にして寝る癖のある人は、下にしている方が腫れがで易く、特に朝起きたばかりのときは腫れの左右差が大きいことがあります。

腫れの左右差があるときは、二重の手術後は二重の幅や形に左右差があるし、フェイスリフトのあとは顔のたるみ具合に左右差があり、鼻、輪郭、バストの手術後にも左右差がでます。手術後の腫れというのは手術の内容にもよりますが、全般的に大きな腫れは1週間程度で引きます。

しかし、どんな手術でも、100％完全に腫れが引くのは3～6ヶ月かかるため、その期間中は腫れによる微妙な左右差がある可能性があります。腫れによる左右差であれば、修正手術をしなくても、腫れが引けば自然に左右差はおさまることになります。

そのため、もともとの土台の左右差によるものや技術的な問題による左右差を除いて、術後に明らかに目立つ左右差がある場合は、焦って修正手術を考えるのではなく、6ヶ月は腫れによる左右差がなくなるのを待つのが賢明です。

眼瞼下垂（デカ目整形）

担当医からのコメント

⾼須 幹弥 医師

20代女性の患者様です。
生まれつきまぶたの開きは良くなかったらしいのですが、コンタクトレンズの装用などもあって眠たそうな目をしていらっしゃいました。
平行型二重を希望して来院されたのですが、まぶたの開きが悪い状態で二重の手術だけを行うと、余計に眠たそうな目になってしまうので、眼瞼下垂の手術を行い、まぶたの開きを良くし、同時に二重の幅を広げ、平行型二重を作りました。
術後はまぶたが大きく開くようになって、黒目が大きく見えるようになり、平行型二重になりました。
眼瞼下垂の手術は通常まぶたを15mm以上切開するので、同時に二重を作ることができ、その二重は切開二重手術と同じように元に戻ることはありません。
私はいつも眼瞼下垂の手術をするとき、患者様が希望されれば、可能な限り御希望にそった二重を作るようにしています。

	手術前 術前です。 元々二重のラインはあるのですが、左右差があり、まぶたの開きが悪く、眠たそうにみえました。 眼瞼下垂の手術を行い、まぶたの開きを良くし、同時に平行型の二重を作ることになりました。
	手術直後 術直後です。 局所麻酔の影響で腫れていますが、既にまぶたの開きが良くなっているのがわかります。
	1週間後 1週間後です。 大きな腫れは大分引きました。 翌日からアイメイクができます。
▼上 メイクなし / 下 メイクあり	6ヶ月後（メイクなし） メイクなしです。 ほとんど腫れは引いています。 目が大きくなり、綺麗な平行型二重になりました。 6ヶ月後（メイクあり） メイクありです。 メイクするとさらに目が大きく見えますね。 ※施術後（After）のメイクあり写真について 女性の目もとの施術はメイクをすることを前提に行うことが多くなっております。
	そのため、当院ではこれから施術を受けていただく方への参考として、メイクをしていない施術前後（Before/After）の写真のほか、 施術後（After）のメイクをしている写真も掲載しております。