ボディの施術について

大きな乳輪を小さくしたい人はどうしたらいいのか?乳輪縮小手術で綺麗になるのか?

よくメールの問い合わせなどで、「私は乳輪が大きいのが悩みです。乳輪縮小手術で乳輪を小さくすることはできますか?」などとご質問いただきます。

私の答えは、「乳輪縮小手術で乳輪を小さくすることは可能ですが、傷が目立ったり不自然になりやすいので、あまりおすすめすることはありません。」です。

よく行われる乳輪縮小手術は、乳輪の外側をぐるっと1周ドーナッツ状に皮膚切除し、縫縮してしまうという方法です。通常の乳輪は、赤い乳輪とその周囲の肌色の皮膚の境目に自然なグラデーションがかかっているのですが、乳輪縮小手術はそのグラデーションの部分の皮膚を全て切除してしまうので、仕上がりはグラデーションのないツートーンカラーの不自然な乳輪になってしまいます。そのため、私に関しては、ツートーンカラーの乳輪になってしまって傷が目立っても良いという患者様にだけ、乳輪縮小手術をお引き受けします。また、他院では、乳輪がツートーンカラーにならないように、乳輪の赤色の皮膚の中で皮膚切除をしたり、乳頭の根元で乳輪の皮膚切除をする施設もありますが、この方法は絶対におすすめしません。

どちらの方法も、傷がかなり目立ってしまう上に、術後に後戻りを起こし、ほとんど元通りの大きさの乳輪に戻ってしまいます。その上、元に戻る過程で、乳頭が周囲に引っ張られ、平らで不自然な乳首になってしまいます

乳房吊り上げ手術や乳房縮小手術(マンマリダクション)の際に乳輪を小さくすることができる

酷くバストが下垂して垂れている人には乳房吊り上げ手術(マストペクシー)を行います。また、バスト大きすぎて困っている人には乳房縮小手術(マンマリダクション)を行います。どちらの手術も皮膚を切除して縫縮するので、それなりに傷は残りますが、確実な効果があります。また、乳輪の周りの皮膚も切除するので、乳輪縮小手術と同様に乳輪の周りに傷が残り、ツートーンカラーになりますが、同時に乳輪を小さくすることができます。乳房が下垂している人やバストが大きすぎる人は、同時に乳輪が大きい場合が多いので、理にかなっている手術です。垂れているバストや大きすぎるバストで悩んでいる人で、同時に乳輪を小さくしたくて、バストに傷が残ってもよい場合は、乳房吊り上げ手術や乳房縮小手術(マンマリダクション)をすることをおすすめします

どうしても乳輪に傷を残したくない人はトレチノインで乳輪の色を薄くする

乳輪が大きい人は、トレチノイン治療で乳輪の色を薄くすると、大きい乳輪が目立たなくなります。乳輪が大きくて、尚且つ乳輪の色が黒いと、大きい乳輪が更に際立って目立つものです。そんな人が乳輪の色を薄いピンク色にすると、意外に乳輪の大きさが目立たなくなるものです。この治療は傷が残ったり、見た目が不自然になることはないので、傷がつくことに抵抗がある人でも安心して受けることができます

この記事の監修医情報
平成11年
  1. 藤田医科大学医学部卒業
平成11年
~平成13年
  1. 藤田医科大学麻酔救急科に勤務
  2. 麻酔科標榜医取得
平成13年
  1. 藤田医科大学大学院入学。
    形成外科入局。高須クリニック勤務
平成14年
  1. 群馬県立がんセンター頭頚部外科勤務
平成15年
  1. Ivo Pitanguy Institute Postgraduate Course (Brazil) 研修
平成17年
  1. 単一植毛手術の研究にて医学博士取得
平成19年
  1. 日本形成外科学会専門医取得
  2. 高須クリニック名古屋院院長

※施術方法や施術の流れに関しましては、患者様ごとにあわせて執り行いますので、各院・各医師により異なります。予めご了承ください。
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