高須幹弥
私のモットー
何故、私は毎日ブログを書き、コメントの質問にもお答えするのか?②
〈何故、コメントの質問に返答するのか?〉
私はブログのコメント欄で質問されたとき、可能な限り返答するようにしています。食事中や、診療の合間の時間が空いたとき、プライベート中などに、自分の時間を削って、コメントに返信しています。
何故、私がこうまでして、コメントの質問に返答するのかというと、それは、少しでも患者様達と交流をし、不安や疑問を解消してさしあげたいからです。美容整形手術をこれから受けようとしている人、美容整形手術を受けてダウンタイム中の人、他院で手術を受けて上手くいっていない人などは、たくさんの不安、疑問を抱えています。
そのような人達は、誰にも相談することができず、不安を解消するために、インターネットで色々検索してしまいます。
しかし、前述したように、インターネット上の美容整形に関する情報は、ほとんどが間違った情報で、「芸能人の○○、整形失敗で人生終了!」などの、単なるアクセス稼ぎ目的のアフィリエイトサイトのネガティブな情報が多いため、何の解決にもならないし、余計に不安が増します。
そんなときに、顔と名前を出している実物の医者が、直接質問に返答してくれれば、少しでも不安や疑問が改善するし、心の支えになると思います。時間あるときや、質問の数が少ないときは、1つの質問に対し、長文で詳しく返答するようにしています。
しかし、忙しくて時間のないときや、たくさんの人から質問がきたときは、一言くらいしか返答することができません。長文で詳しく返答する場合、1つ返答するのに15分くらいかかるため、1日に20の質問をされた場合、15分×20=300分=5時間かかってしまいます。
ブログを書くのも、コメントに返信するのも、高須クリニックの医者の義務、ルーチンワークではなく、患者様のためにボランティア精神で自発的にやっているものなので、自分の時間を削ってやっています。自分の時間を毎日5時間削るとなると、プライベートの時間は皆無になる上、睡眠時間まで削らなくてはならなくなります。
そのため、忙しいときや、たくさんの人から質問されたときは、しょうがないので、一言の返信になってしまいますが、それでも、少しでも不安を抱いて困っている人の助けになればと思い、返信することを続けています。
時々、
「そんな忙しくて返信するのが大変で、一言しか答えないんだったら、コメントに返信するのやめたほうがいいんじゃないですか?」「そんなに大変だったら、コメント欄を閉じたらいいんじゃないですか?」
とコメントする人がいます。
それは違うと私は思います。
確かに、コメントに返信するのをやめたり、コメント欄を閉鎖してしまえば、私は凄く楽になります。しかし、私の一言だけの返信でも、それによって喜んでくださる人や、心が救われる人はたくさんいます。
「コメントするのやめたら?」「コメント欄閉鎖したら?」と言う人より、「コメント欄閉鎖しないでください」「一言で良いのでコメントに返信してください」と言う人のほうが100倍以上いらっしゃると思います。
ブログのコメントの質問に答えなかったり、コメント欄を閉鎖したり、ブログ自体をやらなかったりするのに比べれば、一言しか返信しなくても、毎日ブログを更新して、コメント欄を解放し、質問にも答えるほうが、遥かに患者様達に貢献していると思います。
たくさんの人達からコメントの返信を求められる限り、時間がなくて一言しか返信できないことが多いですが、これからも続けていこうと思います。
とは言うもの、一言しかコメントしないと、
「そっけない返事ですね」「こっちはこれから高須クリニックで手術しようと思って真剣に悩んでいるのに、一言だけですか?感じ悪いですね」
と返信されることが稀にあるというのが現状です。
しかし、それはもうしょうがないことだと思います。
人間というのは、なかなか広い視野で、マクロの視点で物事を見ることができず、どうしても狭い視野で、ミクロの視点で物事を見てしまい、判断してしまうのです。
広い視野で、マクロの視点で物事を見ることのできる人は、「高須クリニックの他の先生や、他のクリニックの先生は、ブログやってなかったり、やっていてもコメント欄閉鎖していたり、コメントで質問しても返信してくれないのに、幹弥先生は忙しい中、毎日ブログを更新してくれるし、コメントで質問すれば、一言でも返信してくれるから助かるなあ」と、私のことを評価してくださると思います。
狭い視野で、ミクロの視点でしか物事を見ることができない人は、「おいおい、こっちは高須クリニックで手術しようと思って質問してやったのに、こいつ一言しか返信しねーのかよ!」と、悪い評価を下されます。
世の中にはこのようなことはたくさんあります。
母娘で来院された患者様で、娘さんはそこそこ可愛いのに(AKB48の中堅クラス並みの可愛さ)、母親に対して、「お前が私をこんなブサイクに産んだから私は不幸なんだろうが!全部お前が悪いんだよ!」と怒鳴り、母親は、「ごめんね○○ちゃん、全部お母さんが悪いね、幹弥先生に可愛くしてもらおうね」と泣いて謝っているケースがあります。
世の中には、先天奇形や難病を持って産まれた人、産まれてから難病を発症した人達がたくさんいる中、五体満足で産んでくれた両親にまず感謝しないといけないし、そこそこ可愛いく産んでくれたのだから、さらに感謝しないといけないはずです。しかし、「学校のマドンナで一番モテる○○ちゃんに比べると私はブサイク」「トリンドルと比べると私はブス」というように、狭い視野で、ミクロの視点で自分を見てしまい、自分は不幸で母親が悪いと判断してしまいます。
イケメンでカッコよくて話も合うし、浮気をしない真面目な彼氏ができたとき、付き合ってしばらくの間は彼氏のいいところばかりを見て、彼氏のことが大好きでラブラブになります。
しかし、数ヶ月~数年経過すると、彼氏の嫌な面ばかりを見るようになって、だんだん覚めていき、彼氏のいいところは見なくなってしまいます。そして、別れて別の男と付き合うようになったとき、その男が浮気ばかりするチャラい人間だったりすると、「前の彼氏は浮気をしない真面目でいい人で、実は最高の彼氏だったんだなあ」と、別れてから前の彼氏のいいところを再確認してしまいます。
給料が良くて、残業が少なくて、真面目で従業員思いの社長がいる、比較的労働条件の良い会社に就職したとき、「素晴らしい会社に就職できて、私は幸せだ!」と思います。
しかし、全てが完璧に自分に合っている職場なんてあり得ないため、しばらく働いていると、その職場の嫌な部分も見えてきます。数ヶ月~数年経つと、その会社のいい部分は見なくなって、感謝の気持ちも持たなくなり、「こんな会社辞めてやる」と辞めてしまう人もいます。
そして、次の会社に就職したときも、最初は、「この会社は、前の会社と違って、素晴らしい会社だ!」と思いますが、しばらくするとまた嫌な部分が見えてきて、「この会社は最悪だ!前の会社は良かった!」と思うようになります。
国政選挙に投票する際、本来は、現在の日本の政治システム、財政状況、経済状況、医療福祉状況、地方の情勢、領土問題、エネルギー問題、日本史、世界史、世界情勢、世界の軍事情勢、中国の経済成長、軍事力の拡大、世界各国の核弾頭ミサイルの射程範囲、自衛隊の軍事力、核弾頭ミサイルを迎撃するためのイージス艦やPAC3などの能力、在日米軍の基地、軍事力などを頭に入れた上で、今後の日本はどうあるべきであるかを個人が熟考し、それぞれの政党と立候補者のマニフェストや考え方と照らし合わせ、最も自分の考えに近い政党、政治家に投票すべきです。
しかし、一部の国民は、広い視野で、マクロの視点で考えず、目先の損得だけで投票したり、「何となく○○党がいいってテレビが言っているみたいだし、○○党に入れておこう」「周りのみんなが○○党に入れるからとりあえず私も○○党に入れよう」「○○さんだったらなんかやってくれそうだから、○○さんに投票しよう!」「選挙にいかない人は悪いみたいに言われるから、とりあえずテキトーにイケメンに入れといた」と、ちゃんとした根拠もなく誰かに投票したりします。
その結果、日本のため、国民のため、日夜熟考している大学教授の一票も、日本の総理大臣の名前も言えないような18才の少年少女の一票も、同じ一票という、究極の一票の格差が生じてしまいますが、これは、世界の長い歴史の中から生まれた民主主義という素晴らしいシステムだからしょうがないのです。
ちょっと話が逸れてしまいましたが、人間というのは、どうしても狭い視野で、ミクロの視点で物事を考えてしまう生き物なので、私のコメントの返信に対して否定的なことをコメントされるのはしょうがないし、そのようなコメントをする人に対して同情する気持ちもあります。
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