鼻のL型シリコンプロテーゼをI型に入れ替え+鼻先の耳介軟骨移植キャプチャ(写真)解説

他院で鼻にL型シリコンプロテーゼを入れられています。

L型プロテーゼの折れ曲がっている部分の頂点が上に上がり、鼻先が上を向いて、俗に言うブタ鼻の状態になっています。

骨膜下ではなく皮下にプロテーゼが入っているので、触るとグラグラ動きます。

L型プロテーゼを抜き、I型プロテーゼに入れ替え、鼻先を斜め下方向に出すために耳介軟骨移植を行うことになりました。
患者様は、鼻根部から鼻背にかけては、今の状態よりも高くしたいというご要望でした。
1mm程高くするとバランスが良くなるので、約1mm高くするという方針で手術することになりました。

手術を始めていきます。

最初に、耳介軟骨を採る部分に局所麻酔注射をします。
耳介軟骨は外耳道(耳の穴の中)から採取します。

鼻にも局所麻酔注射をします。

 

局所麻酔がよく効いたら、耳介軟骨を採取します。

 

適量の耳介軟骨を採取しました。

 

耳介軟骨を採取した部位は、6-0青ナイロン糸(非吸収糸)で丁寧に傷跡を縫合します。

この部位の縫合糸は約1週間後に抜糸します。

採取した耳介軟骨は、移植しやすいように、短冊状に細工しておきます。

 

L型プロテーゼを抜くために鼻の穴の中の軟骨下縁切開をします。

 

鼻先に耳介軟骨移植をするために、鼻柱の内側の皮膚切開もします。

 

L型プロテーゼを抜くために、ハサミで剥離をしていきます。

 

鼻柱の内側の切開創からも剥離をして、L型プロテーゼのストラットの部分の周りを剥離しておきます。

 

L型プロテーゼの周りを剥離することができたら、L型プロテーゼをペアン鉗子で摘まんで抜きにいきます。

 

L型プロテーゼを抜くことができました。

骨膜下ではなく皮下ポケットに入っていたので、簡単に抜くことができました。
プロテーゼを抜くのは、骨膜下に入っているものを抜くより皮下に入っているものを抜くほうが簡単に抜くことができます。

鼻根の厚みは約3mmのL型プロテーゼでした。

他院で入れたシリコンプロテーゼで、何mmのどのような形のものを入れたのか、手術前に情報がない場合は、抜いてみないとわからないことが多いです。

このような形でL型プロテーゼが入っていたことになります。

鼻根部~鼻背の高さが足らず、L型プロテーゼのせいで鼻先が上に上がっていたのがわかります。

新たに入れるI型シリコンプロテーゼをその場で作製します。

 

鼻に当ててみました。

鼻根部の部分が、L型プロテーゼが入っていたときよりも1mm高くなるように4mmのI型プロテーゼを用い、鼻尖にプロテーゼが入らないように(鼻先が上に向かないようにするためです)細工形成しました。

耳介軟骨を移植する部分をハサミで剥離しておきます。

 

鼻尖部のI型プロテーゼを入れるスペースをハサミで剥離しておきます。

 

鼻尖部の剥離が終わったら、ラスパで骨膜下を剥がしにいきます。

 

I型プロテーゼが入るスペース分だけ、的確に骨膜下を剥離します。

 

骨膜下の剥離が終わったら、そのスペースにL鉤を挿入します。

 

L鉤の下を滑らせるようにI型プロテーゼを挿入します。

 

綺麗に骨膜下へ入っていきました。

 

的確に骨膜下にプロテーゼが入っているので、指で押してもグラグラしません。

 

次に、鼻先が斜め下方向に出るように耳介軟骨移植をします。

 

鼻先の皮膚に負担がかからない程度に、適量をオンレイグラフトします。

 

最後に皮膚縫合をします。

軟骨下縁切開の傷はバイクリル(吸収糸)で縫合します。

鼻柱の内側の切開の傷は6-0青ナイロンで縫合します。

約1週間後に抜糸をします。

手術は全て終了しました。

I型プロテーゼも耳介軟骨移植も、必要な分の剥離のみを的確に行い、ずれる心配はないので、ギプスやテーピングによる固定の必要はありません。

今回解説した施術の動画一覧

  • カウンセリング
    鼻のシリコンプロテーゼ入れ替え+耳介軟骨移植 手術前の解説

  • 施術①
    閲覧注意!鼻のシリコンプロテーゼ入れ替え+耳介軟骨移植1/5 局所麻酔注射

  • 施術②
    閲覧注意!鼻のシリコンプロテーゼ入れ替え+耳介軟骨移植2/5 耳介軟骨の採取

  • 施術③
    閲覧注意!鼻のシリコンプロテーゼ入れ替え+耳介軟骨移植3/5 L型プロテーゼ除去

  • 施術④
    閲覧注意!鼻のシリコンプロテーゼ入れ替え+耳介軟骨移植4/5 I型プロテーゼの作成

  • 施術⑤
    閲覧注意!鼻のシリコンプロテーゼ入れ替え+耳介軟骨移植5/5 骨膜下の剥離 I型プロテーゼの挿入

  • 隆鼻術(シリコンプロテーゼ)の施術の詳細
  • 耳介軟骨移植の施術の詳細

他院で鼻にL型シリコンプロテーゼを入れ、鼻先が上に向いて変形してしまったので、I型プロテーゼと耳介軟骨移植で修正手術した症例写真の術前術後画像

ビフォー・アフター
Before After(6ヶ月後)
Before After(6ヶ月後)
高須幹弥医師からのコメント

他院で鼻にL型シリコンプロテーゼを入れられており、修正手術希望で来院されました。
診察させていただいたところ、L型シリコンプロテーゼが上に上がっており、それに伴って、鼻先が極端に上に上がって、拘縮を起こし、俗に言う「豚鼻(ブタバナ)」の状態になっていました。
L型シリコンプロテーゼを取り出し、I型シリコンプロテーゼに入れ替え、鼻先に耳介軟骨移植をする修正手術をすることになりました。
右の鼻の穴の中を切開し、L型シリコンプロテーゼを除去したところ、一番厚みがある鼻根部の部分が約3mmのものが入っていました。
少しでも縦方向の拘縮を解除するため、必要な分だけ、カプセルを除去しました。
鼻根部から鼻背にかけて高さを出し、鼻先が上に向いている状態を少しでも目立たなくするため、約4mmの高さのI型シリコンプロテーゼを眉間の下部から鼻根~鼻背にかけて入れ、鼻尖には入れないようにしました。
更に鼻先が下に向くように、耳介軟骨移植をしました。
修正手術後は、多少の拘縮がのこっているため、まだ少し鼻先が上に向いている印象はありますが、修正手術前に比べ、かなり鼻先が下に向いて、豚鼻はだいぶ改善しました。
L型シリコンプロテーゼのリスクには、
・鼻先の皮膚が薄くなる
・鼻先の皮膚を突き破って、シリコンが飛び出る
などがありますが、
・時間の経過と共に、L型シリコンプロテーゼが上に上がってきて豚鼻になる
というリスクもあります。
高須クリニックではL型シリコンプロテーゼは使用しておらず、安全なI型シリコンプロテーゼを使用しているので、そういった心配はありません。

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