美容整形について

「美容整形をするとメンテナンスが必要なんですか?」という質問について

美容整形初心者の患者様のカウンセリングをしているとよく、「整形は一度やると一生メンテナンスしないといけないってネットに書いてあったんですけど、本当ですか?」と御質問いただきます。この質問は非常に曖昧な質問で、一言で答えることができないため、今回記事にしてお答えしたいと思います。

まず、美容整形は大きく分けて、効果が半永久的に持続する治療と、効果が一定期間の治療があります

効果が半永久的に持続する治療には、二重まぶた切開法や目頭切開などの目元の切開する手術、シリコンプロテーゼや耳介軟骨移植などの鼻の手術、イタリアンリフト吸収糸を使った頬のたるみ治療などの糸の手術、フェイスリフトなどの切開するエイジングケア手術、イタリアン・メソシェイプ(イタリアンメソセラピー)・脂肪溶解注射高濃度脂肪溶解メソカクテルや脂肪吸引などがありますこれらの手術に関しては、その人に合った無理のない手術が正しく行われていれば、特別何もメンテナンスする必要はありません

ただし、切開法で二重まぶたを作った場合でも、年月が経てばまぶたのたるみが生じることにより、多少外側の二重の幅が狭くなることがあります。その場合、再びまぶたを切開して、新たに二重の幅を広げることがあります。フェイスリフトをして頬や首のたるみ取りをした場合も、年月が経てば再び老化によりたるみが生じるため、再度フェイスリフトをすることがあります。

老化現象というのは人間誰でも必ず起こることなので、こればかりは避けようがありません。しかし、一重まぶたの人が二重まぶたの手術をしなければ、二重まぶたの人に比べてまぶたがたるみやすいので、手術をしないよりはしたほうが老化の予防になります。フェイスリフトも、手術しておけば、手術した状態から一歳ずつ年を取ることになりますが、手術をしていない人は年を取った状態から更に一歳ずつ年を取ってゆくので、手術して10年経過しても、手術していない人に比べて若いです。

一方、効果が一定期間の治療には、ヒアルロン酸注射や、無理のある二重まぶた埋没法などがありますヒアルロン酸注射は鼻を高くしたり、顎を出したり、シワを目立たなくしたり、バストを大きくすることなどに用いますが、長く持続するものでも数年で吸収されてなくなるので、いずれ元に戻りますそのため、ヒアルロン酸を注射した状態を維持するためには、定期的に注射することになります

ただ、ヒアルロン酸注射のメリットは、気軽にできる、ほとんど腫れない、メスを使わない、元に戻すことができるということにあるので、ヒアルロン酸注射は多くの患者様から重宝されています(むしろ効果が半永久の切る手術よりも人気があります)。

二重まぶた埋没法に関しては、まぶたの薄い人に対して幅の狭い二重を作った場合、稀に20~30年あるいはそれ以上二重が戻らないことがありますが、まぶたの厚い人に対して幅の広い二重を作った場合は、ほとんどの人が少しずつ幅が狭くなっていったり、ラインが浅くなっていき、元に戻っていきます。元に戻ってしまった場合は、再び埋没法をするか、元に戻るのが嫌なら元に戻らないミニ切開法あるいは全切開法をすることになります。

○効果が半永久的に持続する治療

二重まぶた切開法や目頭切開などの目元の切開する手術 シリコンプロテーゼや耳介軟骨移植などの鼻の手術 イタリアンリフトなどの糸の手術 フェイスリフトなどの切開するエイジングケア手術イタリアン・メソシェイプ(イタリアンメソセラピー)・脂肪溶解注射や脂肪吸引 など

○効果が一定期間の治療

ヒアルロン酸注射 無理のある二重まぶた埋没法 など

このように、美容整形には正しい手術をすれば効果が半永久的に続く治療もあれば、効果が一定期間で、効果を維持するためには定期的な治療が必要なものもあります

しかし何故、「美容整形をすると一生メンテナンスをし続けなければならない」と言う人がいたり、ネット上に書かれていたりするのでしょうか?それは、美容整形に対して否定的な人や、美容整形をネタにして注目を浴びようとする人が揶揄してそのような表現をするケースがほとんどなのです。

例えばあるアイドルで、美容整形疑惑があったり、過去の写真と比べて美容整形しているのがあからさまな場合、そのアイドルをバッシングしたい人が、「あれだけ顔面を大工事してると、維持するのが大変」とか、「メンテナンス費用がバカにならない」と揶揄するのです。

また、あるニューハーフタレントがウケを取るためによくテレビで、「おっぱいのシリコンバッグを何回も入れ替えたの~」とか、「友達のニューハーフの娘が鼻にシリコン入れたら飛び出しちゃって、何回もやり直してるの~」とか、「毎月の整形の維持費用が大変なの~」などの発言をするため、それを観た人が、美容整形をすると、それを維持するためにメンテナンスが必要だと思い込んでしまうのでしょう。

この記事の監修医情報
平成11年
  1. 藤田医科大学医学部卒業
平成11年
~平成13年
  1. 藤田医科大学麻酔救急科に勤務
  2. 麻酔科標榜医取得
平成13年
  1. 藤田医科大学大学院入学。
    形成外科入局。高須クリニック勤務
平成14年
  1. 群馬県立がんセンター頭頚部外科勤務
平成15年
  1. Ivo Pitanguy Institute Postgraduate Course (Brazil) 研修
平成17年
  1. 単一植毛手術の研究にて医学博士取得
平成19年
  1. 日本形成外科学会専門医取得
  2. 高須クリニック名古屋院院長

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