
Dr.高須幹弥の
美容整形講座
お客様が気になる
美容整形の疑問に
お答えします。
顔の施術について
上まぶたや目の下の余分な脂肪を脂肪吸引して取ることはできるのか?
目もとの手術希望の患者様のカウンセリングをしていると、時々、「私は上まぶたが腫れぼったいのが悩みなので、まぶたの脂肪を脂肪吸引して取ってもらうことはできますか?」「目の下の脂肪の膨らみを脂肪吸引で取ってもらうことはできますか?」などのご質問をいただきます。
私の答えは、「上まぶたや目の下の脂肪を脂肪吸引で取ることはできません」です。
脂肪吸引というのは、皮膚に小さな穴を開けて、そこからカニューレという金属製の細い管を入れ、器械で陰圧をかけながら、カニューレの先端で脂肪組織を破壊して吸引除去する手術です。通常は、頬、二重顎の部分、二の腕、胸、お腹、ウエスト、背中、お尻、太もも、ふくらはぎなどに行い、どちらかというと、大量に皮下脂肪がついている部位に、大量に脂肪を除去するという治療です。
そのため、上まぶたや目の下のような繊細な場所に脂肪吸引をすることはできません。もし、上まぶたや目の下に脂肪吸引をしてしまうと、カニューレを動かす動作の際に眼球を傷つけてしまうし、脂肪を取りたい部位から必要な分量だけ的確に脂肪を取ることはできません。
二重まぶたミニ切開法や全切開法をせず、上まぶたから脂肪を取りたい場合は、局所麻酔注射をして、上まぶた皮膚に5~10mm程度の切開を行い、そこから眼窩内脂肪を取ることができます。
目の下の脂肪を取る場合は、下まぶたの裏側の粘膜に、CO2レーザー炭酸ガスレーザーで小さな穴を開け、眼窩内脂肪を除去することができます。
上まぶたの構造 | 下まぶたの構造 |
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また、二重まぶた切開法や眼瞼下垂手術希望の患者様がカウンセリングのときに、「手術のときに、まぶたの余分な脂肪を脂肪吸引で取ってもらえますか?」とご質問いただくことがありますが、その場合は、脂肪吸引で脂肪を除去するのではなく、切開創から眼窩内脂肪やROOF(眼輪筋下脂肪組織)を切除することになります。
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※施術方法や施術の流れに関しましては、患者様ごとにあわせて執り行いますので、各院・各医師により異なります。予めご了承ください。
※ホームページ上で掲載されている価格は税込表示となっております。
※当院で行う治療行為は保険診療適応外の自由診療になります。
担当医からのコメント
⾼須 幹弥 医師
30代女性の患者様で、目の下のクマを気にされて来院されました。
診察させていただいたところ、目の下の脂肪が膨らんでおり、脂肪の膨らみの下は窪んで陰になって、クマが目立っていました。
目の下の脂肪を除去して、窪んでいるところにヒアルロン酸を注射するのが良いのですが、同時に行うよりは、まず脂肪を除去して、腫れがおさまってからヒアルロン酸を注射するのが良いので、まず脂肪除去をすることになりました。
手術は局所麻酔下に下まぶたの裏側にCO2レーザーで小さな穴を開けた、適度な量の脂肪を除去しました。
術後は脂肪の膨らみの部分がほぼ平らになり、クマが目立たなくなりました。
このあとヒアルロン酸を注射すると、張りが出てさらにクマが目立たなくなります。
目の下のクマ治療料金
ヒアルロン酸 1本 ¥110,000(税込) / ベビーコラーゲン 1本 ¥110,000(税込) 【全院】 / 脂肪除去 目の下(片目) ¥275,000(税込) / 脂肪除去 目の下(両目) ¥550,000(税込) 【東京、横浜、名古屋、大阪】 / ポラリス 目の下の小じわ 1回 ¥33,000(税込) / ポラリス 目の下と両頬 1回 ¥55,000(税込) 【大阪】 / 金の糸(ゴールデンリフト)顔全体 ¥330,000(税込) / コラーゲン注入 1本 ¥165,000(税込) 【全院】目の下の脂肪取りリスク・副作用・合併症
内出血(術後)仕上がりの左右差(片目ずつ手術をする場合) 目の下(下瞼)にくぼみが生じる(脂肪を取り過ぎた場合) 仕上がりのわずかな左右差(完璧なシンメトリーは不可) 手術後、笑うと少し目の下が膨らむ可能性 脂肪を除去した部分の皮膚に小じわが増える可能性目の下のクマ治療リスク・副作用・合併症