高須クリニックにはフラクセル2というフラクショナルレーザーがあります。
また、パルスモードのCO2レーザーもあります。
フラクショナルCO2レーザーというのは、フラクセル2の後発品のレーザーのことであり、フラクセル2と同じような効果のあるレーザーです(高須クリニックにはフラクセル2またはフラクショナルCO2レーザーを設置しています)。
結論をお話しすると、目頭切開の傷跡にフラクセル2やCO2レーザーを照射すると、わずかに傷跡が目立たなくなることはありますが、大幅に目立たなくなることはありません。
このタイプのレーザーは、皮膚の表面に細かい穴を空けたり、表面を浅く削るものであり、傷跡に照射すると、傷跡が消えることはありませんが、わずかにぼやけた感じになります。
1ヶ月以上間隔を空けて、繰返し照射することになります。
劇的な効果があるわけではなく、数字で表現すると、汚なさが10の傷跡があったとすると、5~10回程度の照射で、汚なさが7~8くらいになる感じです(個人差もあるので、敢えてアバウトな数字にしてあります)。
この治療は、傷跡の大きさ、範囲にもよりますが、1回3万3千~6万6千円(税込)かかります。
1回の効果が非常にわずかであるため、複数回行う必要があり、それなりに料金は高くなります。
言うなれば、時間とお金がかかる割には効果が少ない治療でもあります。
高須クリニックには、他院で受けた目頭切開の傷跡にフラクセル2をやりに通ってらっしゃる方はたくさんいらっしゃいます。
その方達は、手術で傷跡を綺麗にすることもできず(目頭切開の傷跡を手術で綺麗にすることは、できないケースがほとんどです)、他に何も方法がないので、少しでもいいから何か良くなる治療がしたくて、フラクセル2をしているケースがほとんどです。
また、目頭切開の傷跡にフラクセル2などのレーザーを照射するのは、目頭切開をしてから、最低でも6ヶ月経ってからになります。
6ヶ月以内だと、まだ傷跡の赤みがあることが多く、レーザーによる刺激で余計に傷が汚くなることもあるし、逆にいえば、6ヶ月待つことにより、傷跡は目立たなくなるからです。