顔の施術について

目頭切開、W法(内田法)、三日月皮膚切除法などの術式の違い、傷跡、経過、腫れ、ダウンタイムについて

目頭切開希望の患者様のカウンセリングをしているとときどき、「手術術式は何法でやるのですか?」「ネットで色々調べると、目頭切開はZ法、W法(内田法)、皮膚切除法、三日月法とか色々な手術術式があるみたいなんですが、どう違うのですか?」などとご質問いただきます。

私の答えは、「目頭切開はZ法、W法(内田法)、三日月皮膚切除法など色々ありますが、それぞれ傷跡の形、仕上がり、経過、ダウンタイムなどが違います」「私に関しては、患者様からの特別な注文がない限り、目頭切開のほとんどをZ法で行っています」です。

目頭切開Z法は、蒙古襞の皮膚のつっぱりを切開してフラップにし、蒙古襞の内側に切開して作った切れ込みにフラップをはめ込んで傷跡を縫合する方法です。小さなZで切開すれば小さな変化があり、大きなZで切開すれば大きな変化があるので、顔のパーツのバランスや患者様の希望に合わせて微妙な調節がしやすい術式です。比較的傷が小さく、傷が目頭のシワや溝に一致しやすいため、傷跡が目立ちにくく、術後の腫れ、赤みが引くのが早く、ダウンタイムが短いのが特徴です。また、Z形成でフラップを入れかえる術後であるため、後戻りすることはありません。仕上がりは自然に軽く尖った感じの目頭の形になります。人気のあるモデル、女優、アイドル、歌手のほとんどの人が適度に軽く尖った感じの目頭をしており、ほとんどの患者様も同じような目頭の形を要望されることが多いため、私に関してはZ法で行うことがほとんどです。

目頭切開W法(内田法)は、目頭の皮膚をWの字に切開し、Wの字の尖っている部分の皮膚を切除し、皮膚を引っ張って縫合する方法です。Z法に比べ、丸い感じの目頭の形になることが多く、やり過ぎると、パンチで穴を空けたような不自然な形になることがあります。Z法に比べ、傷が大きく、目立ちやすいため、赤みが引くのも時間がかかり、ダウンタイムが長くなることがあります

三日月皮膚切除法は、目頭の内側の皮膚を切除して縫合するシンプルな術式ですが、傷跡が非常に目立ちやすいうえに、後戻りしやすく、メリットが少ないわりにデメリットが多い方法であるため、私はあまりおすすめできません。

Z法 蒙古ひだの強い人に向いています。傷跡が目立たず、回復が早いことが特徴です。
W法 蒙古ひだを完全に除去し、華やかな目にすることができます。
V法 内側に目を大きく広げることができることが特徴です。
この記事の監修医情報
平成11年
  1. 藤田医科大学医学部卒業
平成11年
~平成13年
  1. 藤田医科大学麻酔救急科に勤務
  2. 麻酔科標榜医取得
平成13年
  1. 藤田医科大学大学院入学。
    形成外科入局。高須クリニック勤務
平成14年
  1. 群馬県立がんセンター頭頚部外科勤務
平成15年
  1. Ivo Pitanguy Institute Postgraduate Course (Brazil) 研修
平成17年
  1. 単一植毛手術の研究にて医学博士取得
平成19年
  1. 日本形成外科学会専門医取得
  2. 高須クリニック名古屋院院長

※施術方法や施術の流れに関しましては、患者様ごとにあわせて執り行いますので、各院・各医師により異なります。予めご了承ください。
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