顔の施術について

女性が美容整形で男受けする顔にするにはどうしたらよいのか?


若い女性のカウンセリングをしているとときどき、「私、男受けする顔になりたいんです」「どうしたら男受けする顔になれますか?」と御要望をいただきます。しかし、そもそも男受けする顔というのは、どのような顔のことをいうのでしょうか?

一般的に、男は派手で自己主張が強そうな女性より、清楚でおしとやかな女性を好みます。太古の昔から、男は狩りに出て獲物をとってきて女を養い、外敵に襲われそうになったら、男は体をはって女を守るという生活が続いてきたため、本能的に「守ってあげたい」と思わせる女性を好むのでしょう。

ただ現代の日本は、男が狩りに行かなくても、スーパーで食べ物は買えるし、戦争をすることもないので兵役もなく、治安が良いため、外敵に襲われることもほとんどありません。その上、女性が社会進出したため、男性より仕事ができる女性も多くなり、男が女を守るという図式が崩れてきました。そのため、「女性を守ってあげたい」と思わず、「女性に守ってほしい」とか、「女性にぐいぐい引っ張ってほしい」とか、「女性に養ってほしい」と考える男もいます。そのような男でも、本能では、「女の子を守ってあげて、頼られたい」と思っているので、本当は清楚でおしとやかな女性が好きなのです。

ただし、男性によって、多少女性の好みは変わってきます。例えば、自己顕示欲が強く、見栄っ張りな男性は、背が高く、モデルのようにスタイルの良い、カッコいい系の女性を好む傾向があります。そのような男性は、スタイルの良い美人を連れて歩いて、他人に見せびらかしたいので、大人っぽい綺麗系の女性を好むのです。また、派手なサーファー系やチャラ系の男性は、自分と趣味が合う派手な女性を好む傾向があります。アニメ好きのヲタ系の男性は、萌え系のアニメのキャラクターのような、小柄で幼い感じのロリ系の女性を好む傾向があります。

しかし、大多数の男性は、清楚でおしとやかな女性を好むので、やはり男受けする女性になるためには、清楚な女性を目指すべきだと思います。美容整形に訪れる若い女性患者様の半数は、清楚で美人な女性を目指して整形します。残りの半数はギャル系や派手系の患者様で、派手なメイクが似合う顔を目指して整形します。派手系の患者様は、アイラインを引いても、しっかり二重だということがわかるような幅の広い平行型の二重や、眉間から生えているような高くて鼻先が下向きの矢印のような鼻を目指します。しかし、そのような顔は、同じ系統の同世代の女性達には受けますが、男性や違う系統の女性にはあまり受けは良くありません。

男性受けする清楚な美人とは、派手さがなく、自然で安心感のある顔です。そのような顔に美容整形するための鉄則は2つあります。1つは、その人の顔の土台に合った、無理のない、自然で似合う整形をすることで、もう1つは、必要最低限の整形にとどめることです

最近の若い女性の患者様は、清楚系、派手系を問わず、求めるパーツの形に共通点があります。

それは、
  • 二重は平行型じゃないと嫌
  • 蒙古襞はあまりなく、目頭は斜め下方向に尖っていないと嫌
  • つり目が嫌
  • 正面から見て、鼻の穴が見えるのが嫌
  • 鼻先が上に向いているのが嫌
  • 鼻の下が長いのが嫌
  • 顎がないのが嫌
  • (他人から見て全く気にならない程度の)顔の左右非対称が嫌
などです。

何故、若い女性患者様はこれらのパーツを求めるのでしょうか?実はこれらは全て若い女性の間で人気のある女性芸能人の顔の特徴であり、要するに現代の若い女性に受ける顔なのです(女性受けする顔ということです)。しかし、これらのパーツの特徴は、実は男性にとってはどうでもいいことばかりで、全体的に清楚で、整った可愛いor美人の顔立ちであれば、細かいことにはこだわらないのです。可愛くて、その女性に似合っていれば、末広型の二重でも、目頭がまるくても、多少つり目でも、多少正面から見て多少鼻の穴が見えても、多少鼻先が上向きでも、多少鼻の下が長くても、多少顎がなくても、多少顔の左右非対称があっても良いのです

特に、最近の若い女性は二重まぶたのカウンセリングのときに、「二重は平行型でなければ絶対に嫌です」とおっしゃることが多いです。その患者様が、たまたままぶたの皮膚が薄くて、蒙古襞が発達していない、平行型二重が自然で似合う顔をしていれば良いのですが、蒙古襞が発達して、まぶたが厚ぼったい、典型的な日本人の顔をしているときは、無理して平行型の二重を作ると、不自然で整形っぽい目になってしまいます。そのような方は、無理して平行型二重を作るのではなく、自然な狭い末広型二重にしたほうが似合っているし、男性受けも良いです。

この記事の監修医情報
平成11年
  1. 藤田医科大学医学部卒業
平成11年
~平成13年
  1. 藤田医科大学麻酔救急科に勤務
  2. 麻酔科標榜医取得
平成13年
  1. 藤田医科大学大学院入学。
    形成外科入局。高須クリニック勤務
平成14年
  1. 群馬県立がんセンター頭頚部外科勤務
平成15年
  1. Ivo Pitanguy Institute Postgraduate Course (Brazil) 研修
平成17年
  1. 単一植毛手術の研究にて医学博士取得
平成19年
  1. 日本形成外科学会専門医取得
  2. 高須クリニック名古屋院院長

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