
顔の施術について
二重まぶた切開法や眼瞼下垂手術の目を閉じたときの傷跡がケロイドになって目立つことはあるのか?
二重まぶたミニ切開法、全切開法、眼瞼下垂手術希望の患者様のカウンセリングをしているとよく、「私はケロイド体質なんですが、目を閉じたときの傷跡がケロイドになって目立つことはありますか?」などとご質問いただきます。
私の答えは、「手術の上手な医者が丁寧に手術をした場合、例えケロイド体質であっても、二重まぶたミニ切開法、全切開法、眼瞼下垂手術の傷跡がケロイドになることはまずありません」です。
ケロイドは、傷が治る過程において原因不明の炎症が持続することにより、線維形成が収束しないことによる皮膚線維増殖性疾患と考えられています。手術後の縫合した傷跡などは、一時的に赤みが増して硬くなることありますが、通常は術後6ヶ月程度で赤みが減り軟らかくなっていきます。しかし、いつまでたっても赤みが引かないどころか、盛り上がってきて、チクチクするような痒み・痛みが出ることがあり、この状態を「肥厚性瘢痕」といいます。患者様が、「私、ケロイド体質でケロイドができやすいんです」と言って傷跡を見せる場合、その多くが実は肥厚性瘢痕か成熟した白色瘢痕です。
さらに、もともとの傷の範囲を越えて、周りの皮膚に伸展していくものを「ケロイド」と呼びます。ケロイドができやすい場所は、胸、肩、お腹などであり、まぶたにできることは非常に稀です。そのため、二重まぶたミニ切開法、全切開法、眼瞼下垂手術、タレ目形成(下眼瞼下制術、グラマラスライン)などの手術の傷跡がケロイドになることはまずありません。また、鼻翼縮小(小鼻縮小)手術の際の小鼻の傷跡がケロイドになることもまずありません。
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