顔の施術について

耳介軟骨移植は移植する部位によって鼻先を下に出したり、前に出したり、上に向けることができます。

耳介軟骨移植は耳の穴の中あるいは耳の裏から軟骨を採取し、鼻の穴の中から鼻先に移植して鼻先を出す手術です。鼻先の皮膚の厚さや硬さによりますが、だいたい1.5~3.0mmくらい出すことができます(鼻先の皮膚が薄くて軟らかいほうがたくさん出すことができます)。この手術は軟骨を移植する部位によって、鼻先を出す方向をある程度自由に決めることができます

患者様の希望で一番多いのは鼻先を下に出したいというもので、その場合、鼻先の下の方に軟骨を移植すれば、鼻先が斜め下方向に出るため、正面や側面から見て、鼻先が下に出ることになります。鼻先を前に出したい場合は、鼻先の真ん前に移植すれば、綺麗に鼻先を前に出すことができます。鼻先を上向きに出してアップノーズにしたい場合は、鼻先の上の方に移植することによって、鼻先を上向きに出すことができます。

鼻柱や鼻柱の付け根が引っ込んでいて、鼻の形のバランスが悪い人は、鼻柱や鼻柱の付け根に移植することによって、鼻柱を下に出してバランスの良い鼻にすることができます(鼻柱の付け根が小鼻の付け根よりも引っ込んでいる人はバランスが悪いです)。
また、鼻から唇までの距離が長く、顔のバランスが悪い人は、鼻先や鼻柱を下に出すことにより、ある程度改善することができます。

鼻先を下げる
鼻先の下の方に軟骨を移植することによって、
正面や側面から見て、鼻先が下に出ます。

アップノーズ
鼻先の上の方に移植することによって、
鼻先を上向きにします。

症例のご紹介

耳介軟骨移植で鼻先を斜め下方向に出した症例写真

  • Before

  • After(3ヶ月後)

  • Before

  • After(3ヶ月後)

  • Before

  • After(3ヶ月後)

  • Before

  • After(3ヶ月後)

  • Before

  • After(3ヶ月後)

⾼須 幹弥 医師

担当医からのコメント

⾼須 幹弥 医師

20代女性の患者様で、鼻先が上に上がり気味なことを気にされてました。
診察させていただいたところ、やや鼻先が上がり気味であり、それによって、正面から見て鼻の穴が見えるのが強調されていました。
鼻先に耳介軟骨移植をして、鼻先を斜め下方向に出すことになりました。
術後は鼻先が約3mm斜め下方向に延び、鼻先が上に上がっているのが目立たなくなりました。
また、正面から見て鼻の穴が見えるのが強調されなくなりました。
鼻先を安全な範囲内で出すのはこの程度が良いです。
これ以上耳介軟骨移植で鼻先を出したり、鼻中隔延長術で鼻先を出すと、将来的に鼻先の皮膚が薄くなり、軟骨の輪郭が浮き出て不自然になるリスクがあります。

この記事の監修医情報
平成11年
  1. 藤田医科大学医学部卒業
平成11年
~平成13年
  1. 藤田医科大学麻酔救急科に勤務
  2. 麻酔科標榜医取得
平成13年
  1. 藤田医科大学大学院入学。
    形成外科入局。高須クリニック勤務
平成14年
  1. 群馬県立がんセンター頭頚部外科勤務
平成15年
  1. Ivo Pitanguy Institute Postgraduate Course (Brazil) 研修
平成17年
  1. 単一植毛手術の研究にて医学博士取得
平成19年
  1. 日本形成外科学会専門医取得
  2. 高須クリニック名古屋院院長

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