顔の施術について

唇を薄くする手術で、唇の形を自由に変えることはできるのか?

唇を薄くする手術希望の患者様のカウンセリングをしていると、時々、

唇を薄くする手術で、唇の形を変えることはできますか?

などのご質問をいただきます。

よくあるのが、

上唇は薄めで、下唇を厚めにしたい

上唇の真ん中の厚い部分はある程度残して、両サイドだけ薄くしてほしい

前に突き出たような唇なので、それを治して普通の唇の形にしてほしい

下唇がダラーンと垂れたような形なので、それを治してほしい

アヒル口にしたい

口角が下がっているので、口角を上げてほしい

などのご要望です。

本来、唇を薄くする手術は文字通り、厚い唇を薄くするための手術です。

唇の表面の乾いている部分と、内側(口の中側)の濡れている粘膜の境目辺りでボリュームを切除し、縫合します

この部分でボリュームを切除すると、唇を薄くする効果がでるし、傷跡が表面に出ず、綺麗に尚ってほとんどわからなくなります。

逆に、唇の内側でボリュームの切除して縫合しても、唇を薄くする効果が非常に出にくいし、唇の表面でボリュームを切除すると、傷跡も表面に出て、傷跡が目立ちやすくなってしまいます。

単に、「唇を薄くする」ということに関しては、ある程度自由自在にできます

たくさんボリュームを切除すれば、たくさん薄くできるし、ちょっとだけボリュームを切除すれば、ちょっとだけ薄くすることができます。

それでは、唇を薄くする手術で、唇の形を変えることはどれくらいできるのか、以下に各々のケースについて詳しく説明させていただきます。

①「上唇は薄めで、下唇を厚めにしたい」

唇を薄くする手術をする際に、厚みの調節をすれば良いので可能です

患者様の希望に合わせて、上唇だけを手術して薄くしても良いし、上下の唇を手術したい場合は、上唇をしっかりと薄くし、下唇は控えめに薄くすれば良いです。

これ以外にも、「上下の唇を同じくらいの厚みにしたい」などの、上下の唇の厚みの調節はある程度可能なので、カウンセリングのときにご希望を言っていただけば良いです。

②「上唇の真ん中の厚い部分はある程度残して、両サイドだけ薄くしてほしい」

ある程度は可能です

上唇の真ん中の部分のボリュームはほとんど取らないか、わずかに取る程度にして、両サイドのボリュームを比較的多めに取ればそのようになります。

③「前に突き出たような唇なので、それを治して普通の唇の形にしてほしい」

普通に唇を薄くする手術をすると、唇が前に突き出た感じも少し解消することが多いです

ただし、唇が前に突き出た感じになる原因が、歯並びや骨格によるものだと、解消するのがわずかであることもあります(それでも少しは解消することが多いです)。

その場合、歯科矯正などにより、歯並びを改善させると、唇が突き出た感じも改善することが多いです。

④「下唇がダラーンと垂れたような形なので、それを治してほしい」

ダラーンと垂れたような唇を薄くしても、何も改善しないことが多いです

逆に、ヒアルロン酸注射などで唇を厚くしても、余計に垂れている感じが強くなってしまう可能性があります。

もしも、ダラーンと垂れたような感じになっている原因が歯並びの悪さによるものであるならば、歯科矯正などで歯並びを治すと、ある程度改善することがあります

⑤「アヒル口にしたい」

唇を薄くする手術でアヒル口を作ることは基本的にできません

アヒル口というのは、唇がドナルドダックのように突き出るように捲れ上がっている状態のことをいうので、唇を薄くすることによってそのような状態を作ることはできないからです。

アヒル口を作りたいのであるならば、ヒアルロン酸を唇が捲れ上がるように注入すれば、どんな唇でも必ずアヒル口を作ることができます

ただし、分厚いタラコ唇の人にヒアルロン酸を注入してアヒル口を作ると、かえって不細工な顔になってしまうことがあります。

その場合は、まず、唇を薄くする手術をして、1ヶ月以上経過して、ある程度落ち着いてから、ヒアルロン酸を注入してアヒル口を作ると、可愛いアヒル口になることが多いです。

⑥「口角が下がっているので、口角を上げてほしい」

唇を薄くする手術で口角を上げることは物理的に不可能です

ただし、唇が厚くぼってりした印象の場合、唇を薄くする手術をすると、ぼってりした印象がなくなってスッキリしたことにより、なんとなく口角が上がったような印象になることはあります(物理的に口角の位置が上がることはありません)。

物理的に口角を上げたい場合は、意識して自分で口角を上げるようにするか、ボツリヌストキシン注射などで口角を上げるのが良いです。

下唇のみを手術で薄くして、バランスを整えた症例写真

下唇のみを手術で薄くして、バランスを整えた症例写真

  • Before

    Before
  • After

    After
  •   
  • After

    After(3ヶ月後)

  • Before

    Before
  • After

    After(3ヶ月後)
⾼須 幹弥 医師

担当医からのコメント

⾼須 幹弥 医師

20代女性の患者様で、上唇に比べ下唇が極端に厚いのを気にされていました。
上下の唇の厚みのバランスは、黄金比率的には4:5くらいが良いとされています。
この方の唇を4:5にするためには、上唇を厚くする方法と下唇を薄くする方法があります。
患者様に両方の結果をコンピューターシミュレーションでお見せしたところ、下唇を薄くする方法を選択されたので、下唇を手術で薄くすることになりました。
術後はバランスの良い唇になりました。

施術料金

唇を薄く(口唇縮小術)

上・下 各 ¥165,000(税込)
高須幹弥医師の場合 各¥220,000(税込)

【全院】

この記事の監修医情報
平成11年
  1. 藤田医科大学医学部卒業
平成11年
~平成13年
  1. 藤田医科大学麻酔救急科に勤務
  2. 麻酔科標榜医取得
平成13年
  1. 藤田医科大学大学院入学。
    形成外科入局。高須クリニック勤務
平成14年
  1. 群馬県立がんセンター頭頚部外科勤務
平成15年
  1. Ivo Pitanguy Institute Postgraduate Course (Brazil) 研修
平成17年
  1. 単一植毛手術の研究にて医学博士取得
平成19年
  1. 日本形成外科学会専門医取得
  2. 高須クリニック名古屋院院長

※施術方法や施術の流れに関しましては、各院・各医師により異なります。予めご了承ください。
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