腕の入れ墨の分割式切除縫縮手術キャプチャ(写真)解説
~高須幹弥の術式の場合~

肩から上腕に入っている大きな入れ墨です。

他院でレーザー治療を複数回受けており、入れ墨の色は薄くなったのですが、線彫りの部分はまだはっきりと色が残っています。
恐らく、非常に濃い色素が深い層まで入れられているので、レーザーのエネルギーが届かず、濃い色素が深い層に残っているのだと思われます。
このような入れ墨は、これ以上レーザーを照射しても、ほとんど変化することはないため、外科的手術の適応になります。
切除縫縮手術をすることになりましたが、面積が大きいため、1回の手術で全て切除することはできないので、6ヶ月以上間隔を空けて、2回に分けて切除することになりました。

1回目の手術のデザインです。

2回目の手術がやりやすいように、入れ墨の中央部分を切除するデザインです。
入れ墨全体の75%くらいを切除することになります。

最初に局所麻酔注射をします。

事前に入れ墨の入っている部分の皮膚に麻酔クリームを塗ってあるので、麻酔の注射の痛みはごくわずかです。

全体的に局所麻酔注射しました。

 

麻酔がしっかり効いているので手術を始めていきます。

 

メスでデザイン通りに皮膚切開していきます。

真皮全層を切開し、皮下脂肪が出てくる層まで切開します。

メスでの皮膚切開が終わりました。

 

入れ墨の入っている部分の皮膚を切除します。

入れ墨は一部皮下脂肪層まで入っているので、入れ墨の入っている皮下脂肪を含めて切除します。

入れ墨を切除したあとは、出血している部位をバイポーラーで入念に止血します。

 

止血が終わったら、あとは皮膚縫合していきます。

最初に3-0PDS(モノフィラメントの吸収糸)で真皮縫合(中縫い)します。

テンションが強いので、しっかりと糸を結びます。

 

しっかりと糸を結んでいきます。

しっかり結んでおかないと、あとから傷が開いてしまう可能性があるからです。
しっかり結んでおけば大丈夫です。

3-0PDSでの真皮縫合が終わりました。

 

次は、4-0PDSで間を細かく真皮縫合していきます。

この真皮縫合によって更に補強されます。

4-0PDSでの真皮縫合が終わりました。

 

最後に6-0青ナイロン糸で皮膚の表面を縫合していきます。

少しでも傷跡が綺麗に治るように傷の創縁を的確に合わせます。

1回目の手術が終わりました。

入れ墨全体の75%くらいが切除できました。
入れ墨の入った皮膚は、切除してしまうとキュッと縮んで小さくなってしまいます。

1回目の手術から6ヶ月以上が経過しました。

2回目の手術を行い、前回の手術の傷跡を含めて、残った入れ墨を全て切除します。

2回目の手術のデザインです。

残った入れ墨を全て切除します。

局所麻酔注射をします。

1回目の手術のときと同様、事前に麻酔クリームを塗ってあるので、痛みはそれほど強くありません。

局所麻酔がよく効いているので、手術を始めていきます。

 

デザイン通りにメスで皮膚切開していきます。

 

真皮全層を切開し、皮下脂肪がでる層までメスを入れます。

 

入れ墨を切除します。

1回目の手術のときと同様、入れ墨は一部皮下脂肪層まで入っているので、入れ墨の入っている皮下脂肪を含めて切除します。

入れ墨を切除したあとは、出血している部位をバイポーラーで入念に止血します。

 

止血したあとは、縫い代を作るために、メスで創縁周囲をアンダーマインします。

この操作は、あくまで縫い代の分だけアンダーマインするようにしています。
必要以上に剥離してしまうと、出血しやすくなり、術後の腫れや血腫の原因になるし、創縁が広がりすぎて、かえって縫合するときのテンションが強くなってしまうからです。

アンダーマインが終了しました。

 

あとは縫合していきます。

1回目の手術のときと同様、最初に3-0PDSで縫合していきます。

テンションきついので、しっかりと糸を結びます。

 

当然、1回目の手術よりもテンションがきついです。

しっかりと結ぶことが重要です。

3-0PDSでの真皮縫合が終わりました。

 

1回目の手術のときと同様、4-0PDSで間を細かく真皮縫合して補強します。

 

4-0PDSでの真皮縫合も終わりました。

 

傷の端のドッグイヤーを修正します。

どうしても曲面の土台の部分で皮膚を切除して縫合すると、傷の端が犬の耳のように盛り上がるドッグイヤーができてしまいます。
少しでも傷が短く済むように、ある程度傷を縫合してから最後にドッグイヤーを修正するようにしています。

傷を延長し、余分な皮膚を切除します。

 

傷を延長した部分も4-0PDSで真皮縫合します。

 

あとは6-0青ナイロン糸で皮膚の表面を縫合して手術終了になります。

 

2回目の手術が終わりました。

局所麻酔注射などの影響で腫れていて歪ですが、腫れが引いて落ち着いてくると、綺麗な形に戻るので心配ありません。

2回目の手術をして約6ヶ月後です。

傷跡はまだ赤いですが、時間の経過と共に赤みは引いていき、目立たなくなっていきます。

今回解説した施術の動画一覧

  • カウンセリング
    肩の入れ墨除去手術① 術前のデザイン解説 分割式切除縫縮で2回に分けて取ります

  • 施術①
    閲覧注意!肩の入れ墨除去手術② 術前の局所麻酔注射 分割式切除縫縮で2回に分けて取ります

  • 施術②
    閲覧注意!肩の入れ墨除去手術③ 手術中の映像 分割式切除縫縮で2回に分けて取ります

  • 術後
    肩の入れ墨除去手術④ 手術直後の腫れている映像 術後の経過、痛み、傷跡、ダウンタイムについて

  • カウンセリング
    高須クリニック 肩の大きな入れ墨の除去手術 分割式切除縫縮手術の2回目 デザイン解説 美容整形外科動画

  • 施術①
    閲覧注意!高須クリニック 肩の大きな入れ墨の除去手術 手術前の局所麻酔注射 分割式切除縫縮手術の2回目 美容整形外科動画

  • 施術②
    閲覧注意!高須クリニック 肩の大きな入れ墨の除去手術 手術中の映像ノンストップ完全ノーカット 分割式切除縫縮手術の2回目 美容整形外科動画

  • 術後①
    高須クリニック 肩の大きな入れ墨の除去手術 手術直後の映像 術後の傷跡、経過、ダウンタイム、痛み、抜糸、通院、腫れ

  • 術後②
    肩の大きな入れ墨を2回に分けて切除し、除去 手術後1週間 細い1本の傷跡になりました

  • 術後③
    高須クリニック 肩の大きな入れ墨を2回に分けて切除縫縮手術して除去 1ヶ月後 美容整形外科動画

  • 術後④
    高須クリニック 肩の入れ墨を2回に分けて分割切除し、術後6ヶ月 美容整形外科動画

  • 刺青(タトゥー)除去の施術の詳細

レーザー治療の効果が乏しかった肩の大きな入れ墨を2回に分けて手術で切除した症例写真

ビフォー・アフター
Before After(2回目手術後1年)
高須幹弥医師からのコメント

20代女性の患者様で、肩の入れ墨を除去したいというご要望で来院されました。
診察させていただいたところ、肩に大きな入れ墨があり、レーザー治療を受けている痕跡がありました。
他院でレーザー治療を複数回受けており、最初のうちは段々薄くなったらしいのですが、治療を重ねることに段々レーザーの効果がなくなっていき、最後のほうはほとんど効果がなかったとのことでした。
この患者様のように、黒色や青色の入れ墨であれ、濃い色素が真皮の深い層や皮下脂肪まで入っていると、レーザーが届かず、完全に色が消えることがありません。
そのため、外科的手術で入れ墨を除去することになりました。
この患者様の入れ墨の場合、剥削手術で一度に除去してしまうか、6ヶ月以上空けて2回に分けて切除縫縮手術するかのどちらかになります。
患者様は、時間がかかってもいいので、できる限り綺麗にしたいというご要望であり、2回に分けて切除縫縮手術することになりました。
2回の手術が終った後、入れ墨は完全に除去され、1本の細い傷跡になりました。
剥削手術では入れ墨と同じ面積の瘢痕が残り、火傷跡のようになるため、最も綺麗に除去するのであればこの方法がベストであったと考えられます。

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