![](/topics/capture/img/head_img0.png)
![](/topics/capture/img/head_img1.png)
豊胸手術のシリコンバッグプロテーゼの除去と同時にヒアルロン酸注射キャプチャ(写真)解説
~高須幹弥の術式の場合~
![](/topics/capture/img/img500_cap040_01.jpg)
他院で大胸筋下にシリコンバッグプロテーゼを入れる豊胸手術を受けています。
プロテーゼの位置が上方向(頭側)に偏位し、見た目が不自然になっています。
また、軽い被膜拘縮を起こしており、触った感触がやや硬く不自然です。
プロテーゼを除去し、同時に豊胸専用のヒアルロン酸を左右のバストに50ccずつ注入することになりました。
手術は全身麻酔で行います。
![](/topics/capture/img/img500_cap040_02.jpg)
全身麻酔がかかりました。
全身麻酔は麻酔専門医が行います。
手術は私一人で行います。
全身麻酔中は患者様の意識はありません。
![](/topics/capture/img/img500_cap040_03.jpg)
プロテーゼの除去は、他院で行った豊胸手術のときのワキの傷跡から行います。
最初に、前回の手術のワキの傷跡を中心に局所麻酔注射をします。
麻酔で完全に眠っているので、痛みは全くありません。
![](/topics/capture/img/img500_cap040_04.jpg)
局所麻酔注射が終わったら、前回の手術のワキの傷跡に沿って4cm程度の皮膚切開をします。
![](/topics/capture/img/img500_cap040_05.jpg)
皮膚切開したところから、腋窩筋膜を先端が鈍のハサミで切開し、大胸筋のエッジを出しにいきます。
![](/topics/capture/img/img500_cap040_06.jpg)
大胸筋のエッジを出ました。
![](/topics/capture/img/img500_cap040_07.jpg)
大胸筋のエッジが出たら、大胸筋の下にチュームセント液(薄めた局所麻酔液)を注入するためのカニューレを挿入します。
大胸筋と小胸筋の間に挿入することになります。
![](/topics/capture/img/img500_cap040_08.jpg)
大胸筋下にカニューレを挿入し、チュームセント液を入れていきます。
鳥羽口のプロテーゼの被膜を中心に、プロテーゼの周囲に満遍なくチュームセント液を注入します。
チュームセント液の内容は、薄めた局所麻酔液(リドカイン)、エピネフリン(血管収縮剤)、アルカリ緩衝液(メイロン)、生理食塩水です。
全身麻酔はプロポフォールをメインで行っており、プロポフォールには鎮痛作用がないため、しっかりとチュームセントを効かせることが重要です。
![](/topics/capture/img/img500_cap040_09.jpg)
チュームセント液の注入が終わったら、プロテーゼの除去に取りかかります。
指を入れて、鳥羽口のプロテーゼの被膜を破りにいきます。
ここでいっているプロテーゼの被膜というのは、プロテーゼを入れたときにできた自己コラーゲン線維などによって作られたカプセルのことです。
プロテーゼそのもののシリコンの袋のことをいっているのではありません。
![](/topics/capture/img/img500_cap040_10.jpg)
反対側の手でプロテーゼに圧力を加え、プロテーゼを押し出します。
![](/topics/capture/img/img500_cap040_11.jpg)
プロテーゼを除去することができました。
プロテーゼを破いたり破損することなく除去できました。
![](/topics/capture/img/img500_cap040_12.jpg)
入っていたプロテーゼは、旧タイプのシリコンジェルバッグプロテーゼでした。
![](/topics/capture/img/img500_cap040_13.jpg)
右側のプロテーゼを除去することができたので、今度は反対側に移ります。
![](/topics/capture/img/img500_cap040_14.jpg)
右側のときと同じように、前回の手術のワキの傷跡を中心に局所麻酔注射をします。
![](/topics/capture/img/img500_cap040_15.jpg)
前回の手術のワキの傷跡に沿って4cm程度の皮膚切開をします。
![](/topics/capture/img/img500_cap040_16.jpg)
先端が鈍のハサミで腋窩筋膜を切開し、大胸筋のエッジを出しにいきます。
![](/topics/capture/img/img500_cap040_17.jpg)
大胸筋下からカニューレを挿入し、チュームセント液を満遍なく注入していきます。
![](/topics/capture/img/img500_cap040_18.jpg)
チュームセント液の注入が終わったら、指を入れて、プロテーゼの除去に取りかかります。
![](/topics/capture/img/img500_cap040_19.jpg)
反対側の手でプロテーゼに圧力を加え、プロテーゼを押し出します。
![](/topics/capture/img/img500_cap040_20.jpg)
プロテーゼに指を引っかけて一気に引っこ抜きます。
![](/topics/capture/img/img500_cap040_21.jpg)
プロテーゼを破損することなく除去することができました。
![](/topics/capture/img/img500_cap040_22.jpg)
左右のプロテーゼの除去が終わったら、必要に応じて傷口の鳥羽口をバイポーラーで止血し、ヒアルロン酸注入に取りかかります。
ヒアルロン酸注射のカニューラを、プロテーゼの入っていた被膜(カプセル)の中に挿入します。
![](/topics/capture/img/img500_cap040_23.jpg)
被膜の中にヒアルロン酸を注入します。
![](/topics/capture/img/img500_cap040_24.jpg)
反対側も同じように被膜の中にヒアルロン酸を注入します。
![](/topics/capture/img/img500_cap040_25.jpg)
ヒアルロン酸の注入が終わったら、傷の縫合に入ります。
まずは4-0PDS吸収糸(溶ける糸)で中縫いをします。
![](/topics/capture/img/img500_cap040_26.jpg)
中縫いは、深いところをがっつりかけたりせず、浅いところを軽くかけて縫合するようにします。
手術後にわきから腕にかけてバンドル状に拘縮することを予防するためです。
![](/topics/capture/img/img500_cap040_27.jpg)
中縫い終わりました。
中縫いは傷の長さに応じて2~4針程度行います。
中縫いをかけすぎると、やはり、手術後にわきから腕にかけてバンドル状に拘縮することが起きやすくなります。
必要最小限に行い、あとは外縫いで表面を丁寧に合わせるのが良いです。
![](/topics/capture/img/img500_cap040_28.jpg)
最後に6-0ナイロン糸で表面を丁寧に縫合します。
![](/topics/capture/img/img500_cap040_29.jpg)
細かく丁寧に縫合していきます。
表面を縫った糸は約1週間後に抜糸です。
![](/topics/capture/img/img500_cap040_30.jpg)
手術は全て終了しました。
![](/topics/capture/img/img500_cap040_31.jpg)
寄せると谷間ができます。
柔らかく、よく動く自然なバストになっています。
男性に揉まれてもバレないと思います。
今回解説した施術の動画一覧
施術料金
マンマリーヒアル®(プチ豊胸術・ヒアルロン酸豊胸術)ヒアルロン酸注入豊胸(プチ豊胸術)
10cc | ¥77,000(税込) |
---|
【全院】
胸のシリコンプロテーゼ抜き(除去)
¥550,000(税込) |
【銀座高須クリニック、横浜、名古屋、大阪】
リスク・副作用・合併症について
マンマリーヒアル®(プチ豊胸術・ヒアルロン酸豊胸術)ヒアルロン酸注入豊胸(プチ豊胸術)マンマリーヒアル®(プチ豊胸術・ヒアルロン酸豊胸術)ヒアルロン酸注入豊胸(プチ豊胸術)
胸のシリコンプロテーゼ抜き(除去)
関連コンテンツ
-
教えて!幹弥先生!
お客様からの美容整形に関する質問をお答えします。
-
施術風景・症例紹介
気になる施術風景を動画でご紹介します。
手術シーンが含まれます。気の弱い方、血を見るのが苦手な方は閲覧はご遠慮ください。
※施術方法や施術の流れに関しましては、各院・各医師により異なります。予めご了承ください。
※ホームページ上で掲載されている価格は税込表示となっております。
※当院で行う治療行為は保険診療適応外の自由診療になります。
※インバウンドの方の施術料金は通常料金とは異なります。詳しくはお問い合わせ下さい。
当サイトは高須クリニック在籍医師の監修のもとで掲載しております。
![](/img/img_doctor_resized.webp)
![](/img/img_doctor_sp.webp)