腰の入れ墨を切除縫縮手術で除去キャプチャ(写真)解説
~高須幹弥の術式の場合~

若い女性の腰に入れられた入れ墨です。

プロの彫り師が濃い色素を用いて線彫りで文字を入れています。
このような、プロの彫り師が線彫りで入れた入れ墨は、色が黒であればレーザー治療で色を薄くすることはできます。
しかし、色が薄くなっても、入れ墨を入れた部分の皮膚は瘢痕化しているため、入れ墨の入っていた文字の通りに皮膚が盛り上がっていたり、白くテカテカと光ってしまいます。
そのため、入れ墨が入っていた痕跡は残り、色は薄くなったのに、入っていた文字が読めてしまう状態になってしまいます。
こういった理由もあり、入れ墨の入っている皮膚を完全に切除して、縫合し、1本の傷跡にすることになりました。

最初に局所麻酔注射をします。

手術前に麻酔のクリームを塗ってあり、極細の注射針で注射するので、注射の痛みは少ないです。
また、注入するときに痛くないように、人間の体液のPHに近づけたアルカリ性に調整した麻酔液を用いているため、注入するときの痛みもそれほど強くありません。

全体的に局所麻酔注射しました。

麻酔がしっかり効いているので手術を始めていきます。

入れ墨が完全に切除されるように、わずかにマージンを含めて、入れ墨の形の通りにメスで皮膚切開していきます。

真皮全層を切開し、皮下脂肪が出てくる層まで切開します。

皮膚切開終わりました。

メスでの皮膚切開が終わりました。

入れ墨の入っている部分の皮膚をメスで削ぎながら切除します。

入れ墨は一部皮下脂肪層まで入っているので、入れ墨の入っている皮下脂肪を含めて切除します。

入れ墨の入っている皮膚を切除したあとは、縫い代を作るために、創縁周囲をメスでアンダーマインします。

この操作は、あくまで縫い代の分だけアンダーマインするようにしています。
必要以上に剥離してしまうと、出血しやすくなり、術後の腫れや血腫の原因になるし、創縁が広がりすぎて、かえって縫合するときのテンションが強くなってしまうからです。

アンダーマインをしたあとは、出血している部位をバイポーラーで入念に止血します。

 

止血終わりました。

 

止血が終わったら、あとは皮膚縫合していきます。

最初に4-0PDS(モノフィラメントの吸収糸)で真皮縫合(中縫い)します。

テンションが強いので、しっかりと糸を結びます。

 

しっかりと糸を結んでいきます。

しっかり結んでおかないと、あとから傷が開いてしまう可能性があるからです。
しっかり結んでおけば大丈夫です。

中縫い終わりました。

 

次に、傷の端のドッグイヤーを修正します。

傷を延長し、盛り上がっている余分な皮膚を切除します。
曲面の土台の部分で入れ墨の形の通りに皮膚を切除して縫合すると、どうしても、傷の端が犬の耳のように盛り上がるドッグイヤーができてしまいます。
しかし、最初から正常な皮膚も含めて紡錘形に切除するのではなく、少しでも傷が短く済むようにするために、入れ墨の形の通りに皮膚を切除し、ある程度傷を縫合してから最後にドッグイヤーを修正するようにしています。

ドッグイヤーを切除しました。

 

最後に6-0青ナイロン糸で皮膚の表面を縫合していきます。

少しでも傷跡が綺麗に治るように傷の創縁を的確に合わせます。

手術終わりました。

縫合した表縫いのナイロン糸は、約1週間後に抜糸をします。
局所麻酔注射などの影響で腫れていて、表面の形が歪ですが、腫れが引いて落ち着いてくると綺麗な形に戻るので心配ありません。

今回解説した施術の動画一覧

  • 施術
    閲覧注意!高須クリニック 若い女性の腰の入れ墨を切除縫縮手術で除去しました 美容整形動画

  • 術後①
    高須クリニック 若い女性の腰の入れ墨を切除縫縮手術して除去 1週間後の抜糸直後 美容整形外科動画

  • 術後②
    高須クリニック 若い女性の腰の入れ墨を切除手術 術後3ヶ月の傷跡の経過 美容整形外科動画

  • 術後③
    高須クリニック 若い女性の腰の入れ墨除去手術術後6ヶ月の傷跡 美容整形外科動画

  • 刺青(タトゥー)除去の施術の詳細

若い女性の腰の入れ墨を切除縫縮手術で除去した症例写真

ビフォー・アフター
Before After(手術後1年)
高須幹弥医師からのコメント

腰に入っている入れ墨を除去したいというご要望で来院されました。
診察させていただいたところ、入れ墨は青、赤、黒などの色が混ざっている色素が用いられており、筋彫りでアルファベット文字が刻まれていました。
経験的に、このようなタイプの入れ墨は、レーザー治療をしても反応が悪く、複数回レーザーを照射してもうっすら色や瘢痕が残り、文字が読めてしまう状態になってしまうことが多いです。
場所的にはお腹の横ジワに沿った横長の形の小さい入れ墨であったため、切除縫縮手術で除去し、シワに沿った1本の傷になるようにしました。
手術後は、お腹の横ジワに沿った小さな傷跡になり、ほとんど目立たない状態になったので、患者様は大満足してくださいました。
入れ墨の除去は、レーザー治療を希望される患者様が多いですが、入れ墨の種類や状態によってはレーザー治療が向いていないことがあります(むしろ向いていないことのほうが多いです)。
入れ墨の状態や患者様の希望を考慮し、最適な治療をお勧めさせていただきます。

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