タレ目形成手術(グラマラスライン、下眼瞼下制術)で、下まぶたの逆さまつ毛は治るのか?
「私は下まぶたが逆さまつ毛で、まつ毛が目にあたって痛いのですが、タレ目形成手術(グラマラスライン、下眼瞼下制術)をすれば、逆さまつ毛は治りますか?」「タレ目形成手術をすれば、下まぶたのまつ毛は下向きになりますか?」などとご質問いただきます。
私の答えは、「皮膚を切除する正しい術式のタレ目形成手術(グラマラスライン、下眼瞼下制術)を行えば、手術した範囲は多少まつ毛が下向きになりますが、逆さまつ毛が完全に治るかどうかは人によります」「しっかりと逆さまつ毛を治したいのであれば、逆さまつ毛修正手術をするのが良いです」です。
タレ目形成手術(グラマラスライン、下眼瞼下制術)は、裏側(結膜側)からのみ行って皮膚を切除しない方法、裏側から行って皮膚を切除する方法、表側(皮膚側)からのみ行って皮膚を切除する方法などがありますが、皮膚を切除する方法を正しく行った場合は、余分な皮膚がなくなったぶん、下まぶたのまつ毛が下向きになることが多いです。
皮膚を切除しないで裏側(結膜側)からのみ行った場合は、逆に、下まぶたのまつ毛が内向きになって逆さまつ毛になったり、元々逆さまつ毛の人は逆さまつ毛が悪化することがあります。
本当に逆さまつ毛で悩んでいる人は、逆さまつ毛修正手術をするのが良いです。逆さまつ毛修正手術は、下まぶたの逆さまつ毛になっている部分を、まつ毛の生え際ぎりぎり下のラインを切開し、皮膚を瞼板に癒着させるように内部処理をして丁寧に縫合する手術です。この手術のほうが、タレ目形成手術(グラマラスライン、下眼瞼下制術)よりも確実に逆さまつ毛を治すことができます。また、タレ目形成手術(グラマラスライン、下眼瞼下制術)を同時に行うことも可能です。
■垂れ目(パンダ目)形成(グラマラスライン/下眼瞼下制術) 二重まぶた・全切開法 も施行

(6ヶ月後)
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