正面から見て鼻の穴が見えるのが嫌な人はどうすればよいのか?

10~30代の女性の鼻のカウンセリングをしているとよく、
私、正面から見て鼻の穴が見えるのが嫌なんです。整形で治せますか?
とご質問いただきます。

どんな美人でも、頭を90度直立させた状態で正面から見れば、ほとんどの人は少しは鼻の穴が見えます。それなのに何故最近の若い女性は正面から見て鼻の穴が見えるのを嫌うのでしょうか?

それは恐らく、最近人気のあるカリスマモデルやカリスマ歌手が雑誌やジャケットの写真を撮るとき、やや顎を引いて撮ることが多く、鼻の穴がなるべく写らないようにしているからだと思います。

正面から見て鼻の穴が写っていると、写真では顔の真ん中に黒い丸が2つ見えることになります。

現代の若い女性にとっては、その黒い丸2つがとてつもなくカッコ悪いものに見えてしまうのです。

そのため、モデルや歌手やアイドルが携帯で写メを撮ってブログなどのSNSに載せるときも、ほとんどのケースで意識的に顎を引いて写メを撮り、鼻の穴が写らないようにしています(顎を引いて上から自画撮り写メを撮ると、目が大きく見えるのと、輪郭が逆三角形に見え、小顔に見えるからでもあります)

もちろん顔が整っているモデルやアイドルや歌手は、元々鼻の穴が大きくなく、鼻先が上に向いていないため、ちょっと顎を引くだけで鼻の穴が見えなくなるのもあると思います。

モデルや歌手やアイドル達の写真はほとんど鼻の穴が写っていないのに、自分の写メやプリクラ®※を見ると鼻の穴が写っているため、余計に自分の鼻の穴が見えるのが気になってしまうのだと思います。

では、鼻の穴が見えるのが気になる人はどのような手術をすれば良いのでしょうか?

小鼻が横に広がって絶対的に鼻の穴が大きい場合

まず、小鼻が横に広がって絶対的に鼻の穴が大きい人は、鼻翼(小鼻)縮小手術をするのが良いです

鼻翼縮小手術をすれば、絶対的に鼻の穴が小さくなるため、正面から見たときの鼻の穴の見える面積は確実に小さくなります。

鼻翼縮小手術は、鼻の穴の内側から小鼻の溝にかけて、傷が目立たない部分を数ミリ切除する手術です。

将来的に傷が目立つことはなく、小鼻の形や全体のバランスを見ながら自然で美しく見えるデザインをご提案させていただきます。

鼻先が上に向いている場合

鼻先が上に向いている人は、そのことによって正面から見たときに鼻の穴が見えるのが強調されてしまうため、耳介軟骨移植をして鼻先を下げるように出すと、鼻先が上がっているのが改善し、鼻の穴が見えるのが強調されなくなります

耳介軟骨移植は、耳の穴の中や耳の裏側から軟骨を採取し、鼻の穴の中を3~4mmほど切って鼻先などに挿入します。

自分の軟骨を使うため、効果が半永久的、患者様の鼻の形に合わせて、大きさ、厚さ、形が自由に調整できます。

極端に鼻先が上がっている人は耳介軟骨移植でなく、鼻中隔延長手術をすることもあります

たいていの人はこれらの手術をして、少し顎を引いて写真を撮れば、ほとんど鼻の穴は見えなくなります。

また、鼻の穴の裏側に耳の皮膚と軟骨の複合組織を移植して鼻孔縁を下げて鼻の穴が見えにくくする鼻孔縁形成術というものもありますが、この手術は移植した組織がきれいに生着しなかったり、術後に鼻の穴の形がガタガタになったり、左右差がでるなどのリスクが高いので、最終手段にすべきです。

鼻翼縮小手術や耳介軟骨移植に関しては特別大きなリスクはないので心配ありません。

※「プリクラ®」は、株式会社インデックスの登録商標(第4128271号ほか)です。

症例のご紹介

鼻翼(小鼻)縮小手術で、自然な範囲内で最大限小鼻を小さくした症例写真

  • Before

  • After(3ヶ月後)

  • Before

  • After(3ヶ月後)

⾼須 幹弥 医師

担当医からのコメント

⾼須 幹弥 医師

20代女性の患者様で、小鼻が大きく横に広がっているうえに、鼻の穴が大きく、正面から見て鼻の穴が丸見えなのを気にされていました。
患者様の希望は、広がった小鼻を小さくしたいけど、よく芸能人とかにいる整形まるわかりの不自然な鼻になるのは嫌ということでした。
他の患者様からもよく、「テレビとかでよく見かける小鼻の手術を失敗して整形まるわかりの鼻の人みたいにはなりたくないんですよー」と言われることはあります。
その、「整形まるわかりの小鼻」というのは、小鼻の皮膚を切除しすぎて、小鼻の丸みがなくなり、不自然な縦長の鼻の穴になってしまった鼻のことだと思われます。
そのような鼻にならないように、鼻の穴の中から外側の途中にかけて、約6mmの幅で小鼻の皮膚を切除し、自然な範囲内で最大限小鼻を小さくするようにしました。
術後は自然ですっきりした小鼻になり、正面から見ても鼻の穴が見えにくくなりました。

症例のご紹介

耳介軟骨移植で鼻先を斜め下方向に出した症例写真

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  • Before

  • After(3ヶ月後)

⾼須 幹弥 医師

担当医からのコメント

⾼須 幹弥 医師

20代女性の患者様で、鼻先が上に上がり気味なことを気にされてました。
診察させていただいたところ、やや鼻先が上がり気味であり、それによって、正面から見て鼻の穴が見えるのが強調されていました。
鼻先に耳介軟骨移植をして、鼻先を斜め下方向に出すことになりました。
術後は鼻先が約3mm斜め下方向に延び、鼻先が上に上がっているのが目立たなくなりました。
また、正面から見て鼻の穴が見えるのが強調されなくなりました。
鼻先を安全な範囲内で出すのはこの程度が良いです。
これ以上耳介軟骨移植で鼻先を出したり、鼻中隔延長術で鼻先を出すと、将来的に鼻先の皮膚が薄くなり、軟骨の輪郭が浮き出て不自然になるリスクがあります。

症例のご紹介

鼻中隔延長手術で鼻先を斜め下方向に出した症例写真

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  • After(6ヶ月後)

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  • After(6ヶ月後)

  • Before

  • After(6ヶ月後)

⾼須 幹弥 医師

担当医からのコメント

⾼須 幹弥 医師

20代女性の患者様で、鼻先が上を向いており、正面から見て鼻の穴が目立つのが悩みとのことでした。
診察させていただいたところ、全体的鼻があまり高くなく、鼻筋があまり通っていない上に、鼻先が潰れて上に上がっている状態でした。
また、やや鼻の穴が大きめで、その上、鼻先が上に上がっているために、正面から見て鼻の穴が目立つ、いわゆるブタ鼻の状態でした。
全体的に鼻の形を整えるためには、シリコンプロテーゼで眉間の下から鼻根~鼻背を高くして鼻筋を通し、小鼻(鼻翼)縮小で鼻の穴を小さくし、鼻先に耳介軟骨移植か鼻中隔延長を行い、鼻先を斜め下方向に出すのが望ましいです。
今回は、患者様の希望もあり、鼻中隔延長のみを行い、鼻先を安全な範囲内、自然な範囲内で斜め下方向に出すことになりました。
手術は局所麻酔下に行い、片側の耳甲介軟骨を採取し、オープン法に準じて鼻中隔軟骨を露出し、耳甲介軟骨をオーバーラップさせて固定して鼻中隔軟骨を延長しました。
固定した耳甲介軟骨に大鼻翼軟骨を固定して、皮膚縫合しました。
その結果、鼻先が程よく自然な範囲内で斜め下方向に出て、ブタ鼻がかなり改善しました。
また、正面から見た状態で鼻の穴が見える面積も減少しました。

この記事の監修医情報
平成11年
  1. 藤田医科大学医学部卒業
平成11年
~平成13年
  1. 藤田医科大学麻酔救急科に勤務
  2. 麻酔科標榜医取得
平成13年
  1. 藤田医科大学大学院入学。
    形成外科入局。高須クリニック勤務
平成14年
  1. 群馬県立がんセンター頭頚部外科勤務
平成15年
  1. Ivo Pitanguy Institute Postgraduate Course (Brazil) 研修
平成17年
  1. 単一植毛手術の研究にて医学博士取得
平成19年
  1. 日本形成外科学会専門医取得
  2. 高須クリニック名古屋院院長

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