唇に立体感がなく、のっぺりと一直線になっていると、老けて見えたり冷たい印象を与えてしまうことがあります。上唇の中心部分を少し切開して縫合することで、いきいきとしたメリハリのある表情豊かな唇をつくるのが、M字リップ形成術です。
切開するため半永久的に美しいM字ラインを保つことができ、手術は唇の内側から行うので傷跡が目立つこともありません。

目と並んでメイクで重視される唇。そして唇は、魅力的な笑顔の決め手になります。M字リップ形成術で立体的な唇にすれば、若さや愛らしさ、優しさ、女性らしさなどの好印象が自然とあふれてきます。

こんなお悩みをお持ちの方へ

  1. 唇が一直線でさみしい印象
  2. 唇がのっぺりしていて老けて見られる
  3. 上唇が厚くて形も良くない
  4. 華やかで若々しい口もとになりたい
  5. 半永久的な効果を望んでいる

施術料金

M字リップ形成術

¥275,000(税込)

【全院】

M字リップ形成術の施術の流れ

当院ではお客様がご納得いくまでカウンセリングを行い、施術後のアフターケアもしっかりとサポートさせていただきます。

高須のこだわり

  • 質の良い注射針のみを使用

    高須 幹弥 医師
    高須 幹弥 医師

    当院の手術の際の局所麻酔注射、ヒアルロン酸注射、ボツリヌストキシン注射の際の注射針には、国産のテルモ針、エンジェルニードルなど、質の良いものだけを使用しています。

    一般的に、注射針は、より細く、より切れの良いほうが痛みが少なくなっています。当院で使用している注射針は、細さと切れ味を追及した質の良い注射針。針を刺す際の痛みが少なく、少しでも患者様の苦痛を少なくするために最善の努力をしています。

    高須クリニックの注射針の特徴
    ①針の細さ

    注射をするときの痛みは、一般的に、細い注射針ほうが少なく、太い注射針のほうが痛みが強くなります。それは、皮膚や粘膜に注射する際、注射針で皮膚や粘膜の表面に小さな穴を空け、針先が中に入っていくからです。当然、細い針のほうが表面を傷つけるダメージが少なく、痛みが少なくなります。

    しかしながら、注射する部位によっては、あまりに細すぎる注射針を使用すると、針が皮膚の硬さに負けてしまい、刺さらない場合も。当院では様々なG(ゲージ)※の注射針を取り揃えており、皮膚の硬さに負けない硬さの注射針で、細いものでは30~34G(ゲージ)※のものをご用意しています。

    注射する部位によって使用する針を替え、少しでも患者様の痛みが少なくなるように努力しています。

    ※G(ゲージ):注射針の太さの単位。 数字が大きいほど細くなります。

    ②針の外径に対して内径が大きい

    当院では、針の外径に対して内径の大きい注射針を使用。
    麻酔液やヒアルロン酸、ボツリヌストキシンなどを注射する際、薬液は注射針の内腔を通過して注入されます。

    外径に対して内径が大きい注射針のほうが、薬液が内腔を通過する時の圧力に対する外径の太さが細いため、その分、細い針を使用することができます。結果的に患者様の痛みが少なくなります。

    一般的な注射針。内腔が小さい。外径に対して内径が大きい注射針。内腔が大きいため、その分外径が小さくなり、刺すときの痛みが少なくなる。
    ③針の切れ味が鋭い

    当院では切れ味の鋭い注射針を使用。
    切れ味が鋭い注射針は、皮膚や粘膜を貫く際、抵抗が少なくスムーズに針が入っていくため、痛みが少なくなります。

    ④様々な長さの注射針を取り揃えている

    一般的に、薬液を注入する際、浅い層に注入する場合は短い注射針を用い、深い層に注入する際は長い注射針を用います。
    当院でも同じように、皮膚の狭い範囲に注入する際には短い注射針を用い、広い範囲に注入する際には長い注射針を用いて注射を行っています。

    特に、広い範囲に注入する場合、短い注射針で行うと、何回も針を刺すことになってしまい、その分、患者様の痛みが強くなります。そのため、広い範囲に注入時には、少しでも痛みを軽減させるために専用の長いカテラン針などを使用しています。

  • 手術後、注射後などの腫れを引かせる漢方薬「治打撲一方」について

    高須 幹弥 医師
    高須 幹弥 医師

    当院では、手術後や注射後などの腫れを早く引かせる漢方薬「治打撲一方(ヂダボクイッポウ)」を常備しております。
    治打撲一方は、元来、その名が示すよう、打撲の治療に用いる内服薬であり、江戸時代中期の医者香川修庵によって考えられた薬です。
    患部の血行をよくするとともに、腫れや痛みをやわらげる効果があります。
    打撲以外にも、外科手術後の腫れや痛みに対しても一般的に使われており、美容整形の手術や注射などの後にも使用することができます。

    【治打撲一方の成分】

    漢方薬は、自然の草や木からとった「生薬」の組み合わせでできています。

    治打撲一方の構成生薬は下記の7種類です。

    ・桂皮(ケイヒ): クスノキ科カツラの木の樹皮を乾燥させたもの。薬効は、体を温め、痛みを止め、血行を改善する作用があります。

    ・川芎(センキュウ): セリ科センキュウの根茎を乾燥させたもの。薬効は、血液循環をよくし、痛みを止める作用があります。

    ・川骨(センコツ): スイレン科コウホネの根茎を乾燥させたもの。薬効は、血液循環と水分の循環をよくし、内出血を治す作用があります。

    ・甘草(カンゾウ): マメ科カンゾウの根を乾燥させたもの。薬効は、消化を整え、痛みを止める作用があります。

    ・大黄(ダイオウ): タデ科ダイオウの根茎を乾燥させたもの。薬効は、便通をよくし、血行を改善する作用があります。

    ・丁子(チョウジ): フトモモ科チョウジノキの蕾。薬効は、腹を温め、痛みを止める作用があります。

    ・撲樕(ボクソク): ブナ科クヌギの樹皮を乾燥させたもの。薬効は、皮膚の排膿を促す作用があります。

    桂皮と丁子は発散性の生薬で、患部の熱や痛みを発散して治します。
    大黄と樸樕には収斂作用があり、熱や腫れを冷ます効果が期待できます。
    そのほか、血液循環をよくする川芎、止血作用の川骨、緩和作用のある甘草などが配合されます。
    これらの成分が一緒に働くことで、相乗作用があり、よりよい効果を発揮します。

    用法

    通常、朝昼夕の3回、1包2.5gずつ、食前又は食間に経口服用します(1日3包内服するということです)。
    主に手術後の腫れの強い間に内服します(手術後3日~2週間程度のことが多いです)。
    手術、注射などの治療後に服用を希望される方に処方させていただきます。

    料金

    1包 : ¥110(税込)【全院】

  • 内出血を早く引かせる薬「ケラスキンクリーム」

    高須 幹弥 医師
    高須 幹弥 医師

    高須クリニックでは、内出血を早く引かせる薬「ケラスキンクリーム」を常備しています。

    主成分は、ラクトフェリンをナノ脂質(リポソーム)に封入したもので、皮膚に浸透しやすく、お肌に優しいクリームです。
    ラクトフェリンとは、母乳・涙・汗・唾液などの分泌液に含まれる鉄結合性の糖タンパク質です。
    内出血は、赤血球中のヘモグロビンに含まれる鉄の色が大きな素ですが、ラクトフェリンは鉄と結合して排出する作用(鉄キレート作用)が非常に強く、内出血の色を早く消す効果があります。

    また、ラクトフェリンには抗炎症作用や、抗菌作用、抗酸化作用もあり、メタロプロテアーゼ(細胞外マトリックスを分解する酵素)に対するキレート作用もあります。
    サイトカインの過剰な産生を抑制し、炎症部位における白血球の過剰な動員および活性化を阻害する状態になり、内出血の回復に効果が期待されます。
    当院では、ヒアルロン酸やボツリヌストキシンなどの注射による治療の際、極細の注射針を使用し、細心の注意をはらい、治療しているため、内出血は起こりにくいのですが、体質などの理由により、稀に起こってしまうことはあります。

    目元の手術やエイジングケア手術などでも内出血が生じてしまうことはあります。
    内出血が生じてしまうと、通常、治まるまでに1週間程度かかり、長い場合は2週間程度かかってしまうこともあります。
    その場合、ケラスキンクリームを用いることにより、早く内出血を引かせることができます。

    使用方法

    1日2回、患部の皮膚に塗布し、指で優しくマッサージします。
    1回につき約0.15ml使用しますが、部位によって適宜増減し、調整します。
    薬を塗布し、皮膚に吸収された後、メイクをしていただくことができます。
    手術後の縫合してある傷の部分にケラスキンを塗布することも可能です(抜糸する前の糸がついている傷に塗布することが可能ですが、糸がついている状態の傷にメイクすることは勧めていません)。

    料金

    5ml : ¥2,200(税込)【全院】

M字リップ形成術の注意点やリスク

施術時間30分~60分程度
術後の通院1回
術後の腫れ強い腫れは約5~7日(個人差あり)
カウンセリング当日の治療予約に空きがあれば可能
入院の必要性なし
麻酔クリーム麻酔と局所麻酔併用
シャワー当日より可能
洗髪当日より可能
  • 術後のダウンタイムについて

    私(高須幹弥)の手術に関しては、透明な溶ける吸収糸で縫合し、だいたい7~10日後くらいに抜糸に来ていただきます(透明な糸で縫合するか色のついた糸で縫合するか、吸収糸で縫合するか非吸収糸で縫合するか、抜糸するまでの期間は、手術する医師や手術内容などによって異なるので、詳しくはカウンセリングのときに担当医にお聞きください)。
    手術直後は局所麻酔注射の影響などで強く腫れてタラコ唇のようになっていますが、腫れるのはあくまで手術した唇だけなので、マスクをすれば、完全に腫れを隠すことができます。
    そのため、手術後2~3時間経過し、局所麻酔が切れれば、ほぼ普通に喋ったりお話しすることは可能なので、マスクをすれば、手術した当日でも、バレずに人に会うことは可能です。
    激しい運動や肉体労働などをしなければ、マスクをして職場に出勤したり、学校に登校することは可能です。
    人前にいるときにずっとマスクをして仕事をすることができない環境の人や、人前にいるときにずっとマスクをして学校生活をすごせない環境の人は、抜糸が済むまで仕事や学校を休むのが無難です。
    この手術は、完全に腫れが引いて完成するのは、厳密にいうと3~6ヶ月程度かかるのですが、抜糸した頃には大きな腫れは引いていて、傷跡もほとんど分からなくなっており、既に手術前よりも薄い唇になっているので、初対面の人に会っても、手術したことがバレることはまずありません。
    手術後2~3日の時点でも、大きな腫れは引いているのですが、至近距離で人に見られると、唇に糸がついているのが分かってしまいます。
    そのため、抜糸するまでの間、仕事や学校を休むことができない人で、人前でずっとマスクをすることができない場合は、なるべく至近距離で口元を見られないようにしたければなりません(3m以上離れていれば分からない可能性が高いです)。
    もちろん、手術したことが周りの人にバレてもいいという人の場合は、手術翌日にマスクなしで出勤したり登校しても大丈夫です。

  • 術後の日常生活について

    手術直後は局所麻酔注射の影響で、唇の感覚が鈍くなっており、動かしにくくもなっています。
    そのため、手術後2~3時間くらいの間は、喋ったりお話しすることはできなくはないのですが、ちょっと喋りにくい状態になっています。
    水やお茶を飲んでいただくこともできるのですが、唇の感覚が鈍く、動かしにくいので、こぼさないように気をつけて飲んでください。
    また、局所麻酔が効いている間は、熱さを感じる感覚も鈍くなっているため、熱いお茶を飲むと、唇を火傷してしまうことがあるので、常温や冷たすぎないぬるめの水やお茶を飲むようにしてください。
    局所麻酔の効き目が切れると、ほぼ普通に喋ったりお話しすることができます。
    ただし、大きな口を開けて喋ったり、カラオケで歌ったりするのは傷跡に負担がかかるため、抜糸するまでの間は避けるのが無難です。
    食事は、局所麻酔が切れたら普通にしていたただいて大丈夫です。
    ただし、抜糸するまでの間は、傷に縫合糸が付いているし、傷もまだ不安定な状態にあるので、香辛料多く刺激の強い食べ物(キムチ、台湾ラーメンなど)を食べると傷口が強く傷んで負担がかかることがあるので、避けるのが無難です。
    食事が終わった後は、傷跡や縫合糸に食べ物が付いて不潔にならないように、お水やお茶などで傷跡を含め、軽くすすいでください。
    歯みがきは手術当日の麻酔が切れた後から可能ですが、傷跡を擦ったりして刺激しないように上手に磨いてください。
    抜糸が終わった後は、ほぼ普通に喋ったりお話ししり、カラオケに行っていただいて大丈夫だし、食事や歯みがきもほぼ普通にしていたただいて大丈夫です。
    ただし、手術後3~6ヶ月くらいまでの間は、傷跡がやや硬かったり、やや不安定な状態なので、大きな口を開けて傷跡に痛みや違和感を感じたら、自分の体と相談しながら、無理はしないようにしてください。
    口紅は抜糸した翌日からしていたただいて大丈夫です。

  • 術後の入浴について

    切開する手術であるため、術後早期に身体が温まると、血流が良くなり過ぎて、腫れが強く出ることがあります。特に手術を受けて24時間の間は、血流が良くなると、傷口から出血してくることもあるので、注意が必要です(もし出血してきたら、軽くガーゼで抑えるか、氷やアイスノンなどの氷嚢をガーゼでくるんだもので軽く抑えれば止まるので心配ありません)。
    そのため、手術を受けた当日の夜は、湯船に浸からず、軽く首から下にシャワーを浴びるくらいにしておくのが無難です。どうしても湯船に浸かりたい場合は、身体が温まらない程度のぬるま湯にし、首から下あるいは下半身浴で、短時間(1~3分程度)に済ませるのが無難です。
    手術後1日目(手術翌日)になると、血流が良くなることによって傷口から出血するリスクは低くなりますが、それでも血流が良くなれば腫れが強く出てしまうことがあるので、やはり、手術後2日目くらいまでの間は、手術当日と同じように、首から下のシャワーだけにするか短時間のぬるま湯の首から下入浴か下半身浴にするのが良いです。
    手術後3日目くらいになると、腫れが引き始め、血流が良くなることによって更に腫れるリスクは低くなりますが、それでも極端に身体が温まって血流が良くなれば腫れが強く出てくることはあるので、やはり、ぬるま湯での首から下入浴か下半身浴程度にし、熱いお湯に浸かるのは手術後6日目くらいまではやめましょう。
    手術後7日目にもなると、血流が良くなることにより更に腫れが強く出ることはまずないので、もう普通に入浴していただいて大丈夫です。
    サウナや岩盤浴に関しても、手術後7日目からある程度可能ではありますが、あまりにも身体が温まり過ぎると、痛みや腫れが強くなることがあるので、異常を感じるようでしたら、無理しないで中止してください。
    手術後28日目以降になると、創部はかなり落ち着いているため、普段通りにサウナ浴や岩盤浴をしても問題ない可能性が高いですが、やはり、創部に異常を感じるようでしたら無理をしないでください。

  • 術後の運動について

    高須 幹弥 医師
    高須 幹弥 医師

    切開する手術であるため、術後早期に激しい運動をすると、血流が良くなりすぎて、腫れが強く出ることがあります。
    特に手術後24時間の間は、身体が温まって血流が良くなることによって腫れが強く出やすいため、必要以上に身体を動かさないようにしましょう。
    手術後1日目(手術翌日)から手術後3日目くらいまでの間は、家から駅まで歩いたり、コンビニに買い物に行くくらいのことは問題がない可能性が高いですが、無理して必要以上に身体を動かすと、血流が良くなることによって腫れが強く出ることがあるので、やめてください。
    手術後4日目~6日目くらいになると、血流が良くなることによって腫れが強く出るリスクは低くなりますが、それでも念のために、積極的に運動するのはやめておいたほうが無難です。
    手術後7日目以降になると、ウォーキング、ジョギング、エアロビクス、筋力トレーニングなどの運動は徐々に始めていっても大丈夫ですが、身体を動かすことによって、創部に痛みを感じたり、違和感を感じるようでしたら、無理をせず、運動を中止してください。
    手術後14日目以降になると、かなり創部の状態は落ち着いているため、激しい筋力トレーニングやエアロビクスをしたり、プールで激しく泳いだりしても問題がないことが多いですが、それでも創部に痛みを感じたり違和感を感じるならば、無理をしないでください。
    手術後28日目以降になると、更に創部の状態は落ち着いているため、激しい運動をしても創部に異常を感じることはほとんどないことが多いです。

リスク・副作用・合併症について

  • 口が閉じにくくなる可能性について

    リスク、副作用に、薄くし過ぎると口が閉じにくくなる、閉まりにくくなるということがあります。

    M字リップ形成術は、局所麻酔注射をして、乾いている唇と濡れている唇の境目辺りの粘膜と組織を切除して縫い合わせる手術です。

    この手術は余っている組織を切除して縫い合わせる手術なので、理屈上いくらでも薄くすることができるのですが、やればやるだけ良くなるわけではありません

    薄くし過ぎると、幸薄い顔になってしまうし、この手術は元に戻せない手術なので、薄くし過ぎてしまった後に後悔して、戻したくなっても、後悔先に立たずです。

    本来、唇は加齢と共に薄くなっていくものなので、年をとって唇が薄くなったのが悩みで、ヒアルロン酸を注射して厚くする人も多いのです。

  • 仕上がりにわずかな左右差が生じる可能性について

    M字リップ形成術のリスク、副作用に、仕上がりにわずかな左右差が生じる可能性というものがあります。

    そもそも、人間の顔は必ず左右非対称にできています。

    唇も必ず非対称にできています。

    土台の骨格には必ず非対称、歪み、曲がりがあり、それにより、口角の付いている位置、口角の高さ、口角の上がり具合、唇の筋肉の発達具合、唇の粘膜のボリュームなどに多少の左右差があります。

    そのため、仮に、完璧に左右対称にデザインし、完璧に左右対称の手術を行ったとしても、元の口元の土台の非対称があるため、必ずわずかな非対称は生じてしまうことになります。

    また、手術というのはあくまで、生身の人間の体を生身の人間の手で扱う行為です。

    コンピューターで絵を描くように、完璧に左右対称に仕上げることは現実的、物理的に不可能です。

    我々高須クリニックのドクターは、なるべく左右差が出ないようには最大限の努力はさせていただきますが、上記の理由から、必ずわずかな非対称は生じることになり、コンピューターグラフィックスのような完全なシンメトリーにすることは不可能です。

  • 仕上がりが完璧に自分の理想の形にならないことがある可能性について

    M字リップ形成術のリスク、副作用に、仕上がりが完璧に自分の理想の形にならないことがある可能性というものがあります。

    M字リップ形成術を希望される患者様の中には、唇の厚み、形などのデザインを非常に細かく要望される方がいらっしゃいます。

    中には、憧れの芸能人などの顔の写真を見せて、「この人と同じような唇にしたい」などのようにおっしゃり、他人と全く同じ口元にしようと希望される方もいらっしゃいます。

    しかし、手術というのはあくまで、生身の人間の体を生身の人間の手で扱う行為です。

    コンピューターで絵を描くように、何でも自由自在に形を変えることは現実的、物理的に不可能です。

    また、唇や口元の構造は、人によって千差万別であり、唇の組織のボリューム、厚み、形、出っ張り具合、口元の形、出具合、皮膚の厚み、脂肪のつき具合、骨格、歯並びなど、必ず解剖学的な個人差があります。

    土台が違うのに、表面的にM字リップ形成術をしても、他人と全く同じ唇や口元を作ることは、やはり現実的、物理的に不可能です。

    我々高須クリニックのドクターは、なるべく患者様の希望の形に近づくようには最大限の努力はさせていただきますが、上記の理由から、患者様が非常に細かいデザインを要望される場合、完璧にその通りに仕上げるのは不可能である場合が多いです。

M字リップ形成術の術式について(高須幹弥の場合)

M字リップ形成術の術式について(高須幹弥の場合)

M字リップ形成術の術式について(高須幹弥の場合)について解説させていただきます。
M字リップ形成術は、唇の表面の乾いている部分と口の中側の濡れている部分の境目を中心に、上唇全体でM字ラインを描くように粘膜と粘膜下組織のボリュームを切除して縫合します。
以下に術式(高須幹弥の場合)について詳しく解説させていただきます。

手術前、口を閉じた状態、のっぺりした唇。

①デザイン

患者様の理想のM字ラインを叶えるために、とても重要なのが最初のデザインです。
粘膜の切除する部分をデザインペンでデザインしていきますが、その方の唇の状態やカウンセリングのときにうかがった患者様のご要望に合わせ、切除する量を慎重に決めていきます。

②局所麻酔注射

切除する部分の粘膜に局所麻酔注射をします。
注入するときに痛みを感じないように、本来酸性である麻酔液を人体のphに調節しており、なおかつ極細の注射針で注射するので、それほど痛みを感じません。

③粘膜切除

粘膜をメスで切開し、きれいなM字の仕上がりになるよう唇が厚い場合は余分なボリュームを含めて切除します。
通常は、粘膜とその下の粘膜下組織を切除します。

両サイドの粘膜と粘膜下組織のボリュームを切除

④縫合

傷口を無色透明の吸収糸(溶ける糸)で細かく丁寧に縫合して手術終了です。
吸収糸で縫合しますが、状態に合わせて7~14日後くらいに抜糸します。
抜糸する頃にはある程度糸は溶けて無くなっていることが多いですが、残った糸が自然に溶けて無くなるまで放置するより、傷がくっついた頃に抜糸した方が傷の治りがきれいになるからです。

無色透明の極細の吸収糸で傷口を丁寧に縫合する。
口を開けた状態では糸と傷跡が見える。

腫れが引いて抜糸も終えるときれいなM字型の唇になる。
粘膜の傷は非常に綺麗に治るため、傷跡はほとんどわからなくなる。

手術以外でM字リップを作る方法

注射だけでM字リップを形成 ヒアルロン酸注射

肌のうるおい成分であるヒアルロン酸を注射でM字ラインを描くようにゆっくり丁寧に注入し、理想の唇をカタチづくっていく施術です。術中、注入量や形をリアルタイムで確認しながら好みのM字へとデザインや注入量を調節していくことができます。ヒアルロン酸は保湿力が高いため、仕上がりはしっとりぷるぷるに。老けた印象を与える縦じわも減り、いきいきとした質感にしてくれます。

こんな方に向いています

  1. ・切開施術に迷いのある方へ 
  2. ・まずは似合うか試してみたい方へ 
  3. ・イベントのときなど一時的でよい方へ

M字リップ形成(ヒアルロン酸注射)の注意点やリスク

施術時間約10分
腫れなどのダウンタイムほぼなし
メイク当日から可能
効果の持続1年間十分な効果が持続し、その後約2~3年かけて徐々に体内に吸収されていく(個人差あり)

腫れ

施術直後に個人差によりわずかに腫れる場合がありますが、当日~翌日に引いていきます。
※腫れの強さ、腫れが引くまでの期間の長さは個人差があります。

内出血

注射後の内出血は全ての人に生じるわけではありませんが、注射針が偶発的に細い血管に当たってしまうことが原因で、まれに10人に1人くらいの割合で内出血が生じる場合があります。
私達医師は注射する際、なるべく針が血管に当たらないように注意深く丁寧にさせていただいておりますが、どれだけ慎重に注射しても、10分の1程度の確率で内出血は生じてしまいます。
程度の軽い内出血であれば、1週間くらいでほとんど消えていますが、運悪く強い内出血が出てしまうと、消えるまで2週間程度かかることがあります。
しかし、施術当日からメイクをすることができるので、内出血が出てしまってもメイクで隠すことができます。

  • 仕上がりにわずかな左右差が生じる可能性について

    ヒアルロン酸注射のリスク、副作用に、仕上がりにわずかな左右差が生じる可能性というものがあります。

    そもそも、人間の顔は必ず左右非対称にできています。

    口もとも必ず非対称にできています。

    そのため、仮に、完璧に左右対称にヒアルロン酸を注入したとしても、元の口もとの土台の非対称があるため、必ずわずかな非対称は生じてしまうことになります。

    また、ヒアルロン酸注射というのはあくまで、生身の人間の体を生身の人間の手で扱う行為です。

    コンピューターで絵を描くように、完璧に左右対称に仕上げることは現実的、物理的に不可能です。

    我々高須クリニックのドクターは、なるべく左右差が出ないようには最大限の努力はさせていただきますが、上記の理由から、必ずわずかな非対称は生じることになり、コンピューターグラフィックスのような完全なシンメトリーにすることは不可能です。

  • 仕上がりが完璧に自分の理想の形にならないことがある可能性について

    ヒアルロン酸注射のリスク、副作用に、仕上がりが完璧に自分の理想の形にならないことがある可能性というものがあります。

    ヒアルロン酸注射を希望される患者様の中には、口もとの形や大きさのデザインを非常に細かく要望される方がいらっしゃいます。

    中には、憧れの芸能人などの目の写真を見せて、「この人と同じような口もとにしたい」などのようにおっしゃり、他人と全く同じ口もとにしようとされる方もいらっしゃいます。

    しかし、ヒアルロン酸注射というのはあくまで、生身の人間の体を生身の人間の手で扱う行為です。

    コンピューターで絵を描くように、何でも自由自在に形を変えることは現実的、物理的に不可能です。

    土台が違うのに、他人と全く同じ口もとを作ることは、やはり現実的、物理的に不可能です。

    我々高須クリニックのドクターは、なるべく患者様の希望の形に近づくようには最大限の努力はさせていただきますが、上記の理由から、患者様が非常に細かいデザインを要望される場合、完璧にその通りに仕上げるのは不可能である場合が多いです。

  • アレルギーが生じる可能性について

    当院では、注射用ヒアルロン酸は比較的アレルギー症状の出にくいものを使用しております。

    そのため、ヒアルロン酸注射後にアレルギー症状が出ることは滅多にありません。

    しかし、患者様の体質によっては、アレルギー症状が出る可能性は0ではありません。

    ヒアルロン酸自体は元々体内にも存在する物質であるため、ヒアルロン酸そのものに対してアレルギーが生じることは考えにくいのですが、ヒアルロン酸製剤の基剤にアレルギー反応が起こる可能性があるからです。

    どんなお薬でも、使う人の体質によってはアレルギーが生じる可能性があるように、どんなヒアルロン酸注射でもアレルギーが生じる可能性があります。

    もし、アレルギー症状が出る場合は、注射後数分から数時間後に注射部位が赤く腫れ上がってくることが多いです。

    数時間以内にアレルギー症状が現れなくても、数時間以上経過してから症状が現れる可能性もなくはありません。

    万が一アレルギー症状が現れた場合、ヒアルロニダーゼで注入したヒアルロン酸を分解させるなど、最善の処置をさせていただきます。

  • 注入後の感染について

    ヒアルロン酸注射のリスク、副作用に、注入後の感染があります。

    当院では、ヒアルロン酸注射をする際、注入部位の皮膚を消毒し、無菌操作下に行います。

    また、使用するヒアルロン酸製剤は、滅菌処理済みで使用期限内のものを使用しています。

    他院で行われているような、1本のヒアルロン酸を1回で使い切らず、余った残りのヒアルロン酸を取り置き保管し、後日また同じ患者様に残りのヒアルロン酸を注射するようなことは、当院では致しません(これを行うと、保管中に雑菌が繁殖し、注入時に感染症が起こる確率が上がるため、基本的にヒアルロン酸メーカーも推奨してません)。

    1本のヒアルロン酸を複数の患者様に使い回したりすることもありません(これも感染症を起こす可能性があるため、メーカーは推奨していません)。

    厳重な無菌管理下にヒアルロン酸注射を行えば、感染症を起こす可能性は極めて低いです。

    しかし、どれだけ厳重に無菌管理下にヒアルロン酸注射を行っても、感染症を起こす可能性は0ではありません。

    ヒアルロン酸注射後に感染症を起こす場合、注射当日から数日くらいで注入部位が赤く腫れて痛みが出てくることが多いです。

    万が一感染症を起こした場合、抗生剤の投与等、最善の処置をさせていただきます。

  • 注射後、注入部位を過度にいじったり揉んだりすると腫れる可能性がある

    ヒアルロン酸注射のリスク、副作用に、ヒアルロン酸注入後間もない時期に注入部位を過度にいじったり揉んだりすると、注入部位が腫れてくる可能性があるということがあります。

    ヒアルロン酸は、注入してからその部位の皮膚や組織にある程度馴染んでくるまで2~3日かかります。

    そのため、ヒアルロン酸注射後2~3日の間に過度に注入部位をいじったり揉んだりすると、注入部位の皮膚や組織に炎症が起こり、腫れてくることが稀にあります。

    時々、患者様で、ヒアルロン酸注射後に注入部位が気になって気になって、注射当日や翌日に必要以上にいじったり揉んだりしてしまう方がいらっしゃいますが、その場合、いじったり揉んだりするのが度が過ぎると腫れてくることがあります。

    美容整形した部位が気になる気持ちはわかりますが、気にし過ぎていじりすぎたりするのは逆によくありません。

    もし、いじりすぎたり揉みすぎたりして腫れてきた場合、感染などが起こっていない場合は、数日程度安静にしていれば腫れは引いていくことが多いです。

ドクターズボイス

高須幹弥医師

高須幹弥 医師

ぽってりと厚いセクシーな唇や、キュートで若々しいアヒル口…唇の形やボリュームは、想像以上にその人の個性を決定づけます。M字リップは可愛らしさと上品さのベストバランスといったとても美しい唇といえるのではないでしょうか。デザインに徹底的にこだわって、あなたらしいM字リップへ。確かな技術力をそなえた高須クリニックで、これからずっとお気に入りの唇へと変身してください。

よくある質問

Q.M字リップ形成を受けたいのですが、腫れや傷跡が心配です。
A.術後の腫れは、度合いも期間も個人差がありますが、強い腫れは5~7日程度で引いていきます。術後すぐは見た目にも腫れているのがわかってしまいますが、マスクをするという方法があります。手術は上唇の内側になる粘膜を切開するため、傷口は隠れて見えない場所となります。また粘膜は傷の治りが早く、縫合も特殊な溶ける糸を用いるので、術後しばらくするとほとんど分からなくなります。
Q.唇の内側からの切開はとても痛そうですが、術中の痛みはありますか?
A.局所麻酔をしますので、手術中に痛みを感じることはありません。麻酔の注射をする際には多少痛みがありますが、一般的な注射と同様のチクっとする程度と思っていただければいいでしょう。また、この注射の痛みをできるだけ抑えるために、事前にクリーム麻酔もしますので、痛みに関する心配はあまりしなくてもよいかと思います。
Q.食事はいつから普段どおりにできますか?
A.施術直後から食事は可能ですが、1~2週間は避けてほしいものがあります。辛いものや酸っぱいものなどの刺激物です。抜糸後、傷口がしっかり塞がっていれば食事で注意することはなくなりますが、念のため術後2週間程度は気をつけてください。
Q.術後は何日くらいでいつもの生活に戻れますか?
A.術後は麻酔や切開の影響で腫れが出ますが、当日からシャワー、洗顔も可能です。術後10日前後に抜糸を行うことで治療は終了します。腫れには個人差がありますが、抜糸を行う頃には大部分が引き、メイクなどもしていただけるようになります。尚、抜糸までの間は手術跡が多少目立つ場合もありますので、外出の際にはマスクでカバーしていただければと思います。
Q.唇が薄いのでふっくら厚くしてM字にもしたいのですが、どんな方法がありますか?
A.上唇に部分的にヒアルロン酸を注入してM字デザインに近づけることができます。ヒアルロン酸の場合は通常約1年間は十分な効果実感を得ていただけます。

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