肌(美容皮膚科)の施術について
黒子のCO2レーザー炭酸ガスレーザー治療って再発することあるんですか?
CO2レーザー炭酸ガスレーザー施術風景
黒子の治療は、CO2レーザー炭酸ガスレーザーによる治療と、メスで切除縫縮する方法があります。額やボディなどの大きい黒子の場合は切除縫縮することがあるのですが、その他のほとんどの黒子の場合はCO2レーザー炭酸ガスレーザーで治療することが多いです。
切除縫縮する場合は確実に黒子を切除してしまえば、まず再発することはないのですが、CO2レーザー炭酸ガスレーザーで治療する場合はごく稀に再発することがあります。正確にいえば、再発するのではなく、黒子の取り残しがあり、それが後から小さく現れるのです。
何故、取り残しが生じてしまうのかというと、CO2レーザー炭酸ガスレーザーは、黒子を根っこまで焼いてしまう治療で、治療直後は黒子の大きさだけポッコリと穴があいており、数週間~数ヶ月かけて穴が縮んで平らになってゆき、目立たなくなっていくものです。
小さな穴だと、数ヶ月でほとんど跡形もなく消えてしまうのですが、大きな穴をつくってしまうと、数ヶ月経って治癒しても元々あった黒子の面積よりも一回り小さい水疱瘡の後の様なクレーター痕が残ります。もちろん、小さいクレーター痕が残っても、元々あった黒子よりも目立たない跡になるし、黒子というのは年々大きくなっていくものなので、治療することによって大きくなる心配がなくなるので治療する価値があるのです。大きな穴をレーザーであけてしまえば絶対に取り残しはないのですが、逆に痕が目立ってしまうのです。
そのため、なるべく痕が目立たないように小さな穴で治療するのですが、そうすると1/10くらいの確率でわずかな取り残しがあり、その場合は数ヶ月経って小さく黒くポツっと再発するのです。再発してしまった場合は、黒くポツっとしたところだけをCO2レーザー炭酸ガスレーザーで焼くだけで済みます。
高須クリニックでは、万が一再発してしまった場合は診察料のみで再治療させていただきます。黒子のCO2レーザー炭酸ガスレーザー治療で再発してしまうのは、少しでもきれいに治してあげたいという気持ちの現れなので、もし再発してしまったら面倒くさがらず再治療に来て下さいね。
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担当医からのコメント
⾼須 幹弥 医師
20代女性の患者様で、首の後ろにある大きな黒子をとりたくて来院されました。
直径約10mmの盛り上がった黒子でした。
このような大きな黒子は、切除縫縮手術をして1本の傷にするか、CO2レーザー炭酸ガスレーザーで焼いてくりぬくか、2種類の治療法があります。
切除縫縮手術の場合は、黒子の直径の約4倍の長さの細い傷が首の横ジワに沿って残ります(この黒子の場合だと約4cmの傷になる)。
CO2レーザー炭酸ガスレーザーの場合は、黒子の面積と同じか、それより一回り小さい面積の瘢痕が残ります。
また、切除縫縮手術の場合は約1週間後に抜糸に来ていただく必要がありますが、CO2レーザー炭酸ガスレーザーの場合は特別なことがなければ術後に通院していただく必要はありません。
この患者様はCO2レーザーでの治療を選択されました。
術後6ヶ月の時点では肉が盛り上がってほぼ平らになり、赤みも引いてかなり目立たなくなりました。
CO2レーザー炭酸ガスレーザー
【全院】
CO2レーザー炭酸ガスレーザー