
教えて、幹弥先生!
美容整形手術後の傷にキズパワーパッドを貼っていいですか?目頭切開、二重切開、小鼻縮小など。高須クリニック高須幹弥が動画で解説
美容整形手術後の傷にキズパワーパッドを貼っていいですか?目頭切開、二重切開、小鼻縮小などについて。 ブログ読者様からの質問に高須幹弥がお答えします。
目次
ブログ読者様からのご質問
こんにちは。今回は、ブログ読者の方から寄せられた「目頭切開や二重切開などの二重まぶたの傷に、キズパワーパッドを貼っても良いですか?」というご質問にお答えします。
結論から言うと、美容整形後の傷にはキズパワーパッドを使用しないことを強く推奨します。
キズパワーパッドが適さない理由
キズパワーパッドは、ハイドロコロイド素材を使った湿潤療法で、すり傷やジュクジュクした傷を早くきれいに治すための優れた製品です。しかし、美容整形後の傷に使うのはおすすめできません。
美容整形の手術では、細かく丁寧に縫合するため、傷はすでに閉じていて乾燥した状態です。キズパワーパッドの湿潤環境を作るメリットがあまりなく、そもそも貼る意味がほとんどありません。
糸が取れる、傷が開くリスク
抜糸前のデリケートな傷にキズパワーパッドを貼ると、剥がす際に皮膚に大きな負担がかかります。その結果、せっかく縫った細かい糸がパッドと一緒に取れてしまい、傷口が開いてしまう可能性があります。
特に、目頭や目の際など、皮膚が薄くよく動く部位では、パッドが剥がれたりずれたりしやすく、その度に皮膚に負担がかかります。

ダウンタイムの長期化と仕上がりの問題
もし傷が開いてしまったら、再縫合が必要になります。ダウンタイムが長引くだけでなく、同じ傷を何度も縫い直すことで、傷跡が汚くなる原因にもなりかねません。
また、切開法による二重まぶたの傷にパッドを貼ると、傷が圧迫されることで、予定外の場所に新たなラインができてしまうなど、理想の二重ラインを損なうリスクがあります。
ネットの情報に惑わされないで
「体験談でキズパワーパッドを使ったらきれいになったと読んだ」という方もいらっしゃるかもしれません。しかし、それはたまたま問題が起こらなかっただけで、必ずしもパッドのおかげできれいになったわけではありません。ネット上の匿名情報や個人の体験談は、安易に信じないようにしましょう。
使うメリットよりもデメリットの方がはるかに大きいため、自己判断での使用は避けるべきです。

まとめ:医師の指示に従うことが一番
美容整形後の傷は、繊細で特別なケアが必要です。自己判断で市販品を使う前に、必ず執刀医に相談してください。
キズパワーパッドは素晴らしい製品ですが、美容整形後の傷には適していません。何か気になることがあれば、必ず執刀医に相談し、正しい方法でケアすることが、美しい仕上がりへの一番の近道です。

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