手術後に出された痛み止めは必ず使わないといけないのですか?

高須幹弥 医師

痛みがそれほど強くなく、痛み止めを使わなくても大丈夫であれば、無理して使う必要はありません。

どんな薬にも必ず副作用があります。

痛み止めの副作用には、胃腸障害、腎障害、肝障害などが多少なりともあるし、アレルギー症状が出ることも非常に稀に起こりうるし、アスピリン喘息という種類の喘息が出る可能性も0ではありません。

痛み止めを使わないで済むのであれば、使わないに越したことはありません。

高須クリニックで処方された痛み止めではなく、市販の痛み止めを使っていいですか?

高須幹弥 医師

普段、頭痛や生理痛などで飲みなれている市販の痛み止めがあるば、そちらの方を使用していただいても構いません。

そのお薬の説明書に書いてある決められた使用方法でお使いください。

よくお使いいただいてもいるのは、バファリン、セデス、イブクイック、ナロンエース、ロキソニンRなどの類いです。

ロキソプロフェン錠を一度に2錠飲んでいいですか?

高須幹弥 医師

ロキソプロフェン錠を一度に2錠飲むのはやめてください。

まず1錠飲んで、次に飲むのは5~6時間は空けるようにしてください。

ロキソプロフェン錠の副作用には胃腸障害があり、必要以上にたくさん内服すると、胃粘膜が荒れたり、胃潰瘍になるリスクがあります。

豊胸手術の術後の痛みが心配です。ロキソプロフェン錠やボルタレン座薬よりももっと強い痛み止めをいたただけますか?

高須幹弥 医師

ボルタレン座薬よりも強い痛み止めをお出しすることはできません。

ボルタレン座薬よりも強い痛み止めとなると、ソセゴン錠、レペタン座薬、MSコンチン錠(モルヒネ)、フェンタニルパッチなどがありますが、これらは全て、オピオイド系、麻薬系のお薬です。

これらの薬は、通常、美容整形の手術後に出されることはなく、癌性疼痛などの場合に処方することが多いです。

これらの薬の副作用には、呼吸抑制、依存性、中毒性があり、ロキソプロフェン錠やボルタレン座薬などに比べると、それなりのリスクを生じます。

美容整形の手術後の痛みは、死ぬまで永遠に続くものではありません。

手術した当日がピークで、翌日からだんだん痛みは楽になっていきます。

豊胸手術や、エラ削りや顎削りなどの顔面骨切り手術などの比較的痛みのある手術でも、ボルタレン座薬で痛みのコントロールは可能です。

豊胸手術を考えているのですが、私は座薬が苦手です。どうしたらいいですか?

高須幹弥 医師

どうしても座薬を使いたくないのであれば、ロキソプロフェン錠だけで痛みのコントロールをするしかありません。

豊胸手術の術後は、手術した当日がピークで、翌日からだんだん痛みは楽になっていきます。

高須クリニックで豊胸手術を受けた患者様の話を聞くと、患者様によっては、「痛み止めを全く使わなくても大丈夫でした」「座薬を使わなくても、飲み薬だけで大丈夫でした」とおっしゃる方もいらっしゃいます。

しかし、中には、「飲み薬だけではあまり効かなかったので、座薬を使いました」「座薬がよく効きました」「座薬があって良かったです」とおっしゃる方もいらっしゃいます。

術後の痛みの感じ方は個人差があるので、座薬を使わなくても平気かどうかは、手術をしないとわからない部分もあります。

座薬を使うのはそんなに難しいことではないので、もし痛くて辛かったら、無理をしないで座薬を使っていただけばいいと思います。

お尻の穴の中に指で押し込んで入れるだけで、とっても簡単です。

15分もすれば、痛みはウンと楽になります。

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