


教えて、幹弥先生!
動画で解説 涙袋ヒアルロン酸注射をして似合う人、似合わない人、不自然になる人がいる?
涙袋ヒアルロン酸注射をして似合う人、似合わない人、不自然になる人がいる? 20代女性youtubeチャンネル登録者様からの質問に高須幹弥がお答えします。
目次
はじめに
20代女性のYouTubeチャンネル登録者様から「涙袋が全然なくてヒアルロン酸注射をしようか悩んでいるんですが、ネットで色々検索してみると涙袋が似合う人と似合わない人がいるみたいです。それは本当ですか?幹弥先生の意見を聞かせてください。」というご質問をいただきました。
適応と不適応について
涙袋のヒアルロン酸注射をご検討されているのですね。インターネットの情報にもある通り、涙袋のヒアルロン酸注入は、適している方とそうでない方がいらっしゃいます。
- 適切なヒアルロン酸と医師の技術の重要性
まず、最も重要なのは、質の良いヒアルロン酸を使用することと、熟練した医師による施術です。
- 不適切なヒアルロン酸や施術による影響
涙袋専用のある程度の硬さと密度を持つヒアルロン酸を用いることが望ましく、それを用いて丁寧に施術を行うことで、綺麗で自然な仕上がりになります。 しかし、質の悪い柔らかすぎるヒアルロン酸や、粒子が粗すぎる、あるいは細かすぎるものを使用した場合、期待されるような自然な膨らみではなく、下垂したような、あるいはたるみのように見えることがあります。また、医師の技術不足も、過剰な注入や不適切な位置への注入を招き、不自然な結果につながります。
自然な仕上がりが期待できる方
それでも、不自然になってしまう方、つまり適さない方がいらっしゃるのは事実です。
では、どのような方が適しているかと言うと、日頃から笑顔が多く、ニコニコされている方、そして元々ある程度の涙袋をお持ちの方が、より自然な仕上がりになりやすいと言えます。
- 日頃から笑顔が多い方
- 元々涙袋をお持ちの方
元々涙袋が程よく存在する場合、その涙袋をわずかにボリュームアップさせることで、より大きく、そして自然な印象に仕上がります。
- 眼輪筋の動きを活かした施術
涙袋は眼輪筋という筋肉の隆起によるものですから、元々の筋肉の動きを考慮し、それに合わせてヒアルロン酸を注入することで、より自然な仕上がりを目指せるのです。
施術に際し注意が必要な方
一方で、元々涙袋がほとんどない方、あるいはあまり笑顔を見せず、表情の変化が少ない方、不愛想な表情をされている方は、施術にある程度の注意が必要です。
- 元々涙袋がほとんどない方
- 表情の変化が少ない方
そのような場合でも、ある程度の効果は期待できますが、元々涙袋がある方と比較すると、施術が難しい場合があります。また、少量であれば自然な仕上がりも可能ですが、過剰に注入すると不自然に見えてしまうことがあります。
涙袋の有無と表情筋の関係

私見ではありますが、天然の涙袋がある方は、日頃からよく笑顔を見せていることが多いように感じます。
- 天然の涙袋がある方の特徴
常に笑顔でいることで、眼輪筋が適度に収縮し、その結果、筋肉が発達して自然な涙袋が形成されるのではないかと考えています。
- 筋肉の活動と涙袋の発達
一方、涙袋がない方は、あまり笑わず、どちらかというと表情が乏しいことが多いようです。
- 元々涙袋がない方
芸能人の方を見ても、例えばいつも笑顔が素敵な大島優子さんのような方は、常に涙袋がふっくらとしています。ジャニーズのアイドルの方でも、中居さんのように笑顔の多い方は、涙袋がしっかりとあります。表情の少ない方には、あまり涙袋が見られない傾向があります。
これは、筋肉トレーニングと同様に、よく使う筋肉は発達し、使わない筋肉は萎縮していくという原理と似ているのではないでしょうか。したがって、元々涙袋がない方にヒアルロン酸で無理に大きな涙袋を作ろうとすると、ヒアルロン酸による膨らみだけが強調され、人工的で不自然な印象になりがちです。そのため、元々涙袋がない方には、少量ずつの注入を心がけています。
表情が乏しい方

また、あまり笑顔を見せない方、不愛想な表情をされている方も、控えめな施術が望ましいと考えられます。
- 笑顔と涙袋の自然な関係
本来、涙袋は笑顔になった際に筋肉が収縮し、より強調されるものです。
涙袋がある方は、普段から笑顔が多い傾向にあります。
- 表情に合わせた控えめな施術
一方、あまり笑顔を見せない方が、ヒアルロン酸によって大きな涙袋を形成しても、表情とのバランスが悪く、不自然に見えてしまうことがあります。
笑顔の多い方に大きな涙袋があるのは自然ですが、そうでない場合は、かえって違和感を生じさせてしまう可能性があります。
- 表情筋のトレーニングという選択肢
したがって、普段あまり笑わない方には、まず笑顔の練習をしていただき、表情筋と神経を発達させることをお勧めすることもあります。
意識的に笑顔を作ることで、次第に自然な笑顔が身につき、それに伴って涙袋も自然に現れる可能性があるからです。
加齢に伴う涙袋の変化と施術

さらに、涙袋は眼輪筋の隆起によるものですが、若い頃はハリがあり、しっかりとした涙袋も、加齢とともに下垂し、次第に目立たなくなっていくものです。
- 若年層と高齢層における涙袋の特徴
一般的に、若い方には涙袋がありますが、年齢を重ねるとともに消失していく傾向にあります。個人差はありますが、30代くらいまでは比較的保たれ、40代になると下垂が目立ち始め、50代になるとほとんど見られなくなることが多いです。
- 年齢を考慮した施術の必要性
つまり、涙袋は若い方にあるべきものと言えます。したがって、ある程度の年齢の方が大きな涙袋を形成すると、やはり不自然な印象を与えることがあります。
- 顔全体のバランスと調和
顔全体が若々しく、肌のハリがあり、ほうれい線やたるみがない方であれば、涙袋があっても自然ですが、目の下に小じわが多く、ほうれい線が目立ち、こめかみがくぼみ、顔全体にたるみが見られるような方が、涙袋だけを強調すると、かえって目の下のたるみが強調され、若返りを目的とした施術が逆効果になることもあります。
- 皮膚のハリと仕上がりの関係
加齢とともに皮膚のハリや筋肉の張りが失われるため、そのような状態の皮膚にヒアルロン酸を注入しても、若い方のような綺麗で自然な膨らみは得られにくいものです。
- 高齢の方への代替的な施術提案
そのため、ある程度の年齢の方が涙袋のヒアルロン酸注入を希望される場合は、控えめな施術を心がけています。
過剰な注入は不自然さを招くため、控えめな方が良いとご説明するようにしています。「若い方であれば良いのですが、年齢を重ねられている場合は、涙袋を強調すると不自然になることがありますので、控えめにしましょう」と、患者様にご納得いただけるよう努めています。
皮膚のハリがある方であれば、40代くらいでもヒアルロン酸注入による涙袋形成は可能ですが、そうでない方、特に40代後半以降の方で若返りをご希望の場合は、涙袋形成よりも、ほうれい線や目の下のくぼみへのヒアルロン酸注入など、より効果的な施術をご提案することが多いです。
小じわを目立たなくするための涙袋形成について
目の下の小じわが気になるため、涙袋を形成することでヒアルロン酸で皮膚を膨らませ、小じわを目立たなくしたいというご要望をいただくこともありますが、これはやや誤った認識です。
- 誤った認識とその理由
もし、本当に涙袋の形成をご希望であり、その結果として小じわが多少目立たなくなるというのであれば良いのですが、涙袋形成そのものが目的ではなく、小じわを目立たなくするために涙袋を作るというのは、本末転倒と言わざるを得ません。
- 小じわに対する適切なアプローチ
そのような場合は、涙袋を形成するのではなく、柔らかいヒアルロン酸を目の下に少量注入したり、サーマクールなどの施術で皮膚のハリを出すなど、小じわに対する適切な治療法を選択するべきでしょう。
過去の施術の修正について
以前に安価なヒアルロン酸を注入してしまい、仕上がりが不自然になってしまった場合や、施術のやり直しをご希望の場合は、まずヒアルロニダーゼという酵素注射で既存のヒアルロン酸を完全に溶解することが重要です。
- ヒアルロニダーゼによる溶解
- 再施術までの期間
ヒアルロニダーゼ注入後、腫れが引くまで通常1〜2週間程度の間隔を空けてから、改めて質の良いヒアルロン酸を用いて丁寧に施術を行うことをお勧めします。
- 質の悪いヒアルロン酸が残存する場合
質の悪いヒアルロン酸が残った状態で、いくら質の良いヒアルロン酸を注入しても、土台が不安定なため、綺麗で自然な仕上がりは期待できません。 柔らかいヒアルロン酸が残っている状態で硬いヒアルロン酸を注入すると、内部で混ざり合い、意図しない広がり方をする可能性もあります。そのため、ヒアルロニダーゼで完全に溶解し、腫れが引いてから再施術を行うことが肝要です。
まとめ
本日は、涙袋のヒアルロン酸注射について、適応となる方、注意が必要な方、そして自然な仕上がりを得るためのポイントについて詳しく解説いたしました。ご自身の状態をしっかりとご理解いただき、信頼できる医師とよく相談した上で、施術をご検討いただければ幸いです。
なみだ袋形成(ヒアルロン酸注射)
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