教えて、幹弥先生!

切るフェイスリフト手術は何回までできるんですか?高須クリニック高須幹弥が動画で解説。美容整形外科動画

切るフェイスリフト手術は何回までできるんですか? ブログ読者様からの質問に高須幹弥がお答えします。

公開日:2018・05・13出演:高須幹弥医師

フェイスリフトは理屈的には何回でも可能

ブログ読者様からのご質問「先日、他のクリニックのカウンセリングに行ったら、切るフェイスリフトは何回もできる手術ではない。と言われました。フェイスリフトは何回もできないのですか?先生の経験を聞かせてください。」について、回答していきます。
時々、患者様からそのようなご質問をいただきますが、通常の切開するフェイスリフトであれば、理屈的には何回でも可能です。

切開範囲によって、ミニフェイスリフト(耳前のみ)、ミディアムフェイスリフト(こめかみから耳前まで)、フルフェイスリフト(こめかみ〜耳の前〜耳の後ろまで)などがありますが、これらの切開リフトは適切なデザインで行えば、繰り返し行うことができます。

なぜ「何回もできない」と言われたのか理由は定かではありませんが、いくつかの可能性が考えられます。

デザインと術式が重要

例えば、こめかみの切開ラインのデザインの仕方によって、術後の状態が変わってきます。
髪の生え際に沿って切開するのが一般的ですが、髪の毛の内側で切開し、皮膚を上に引き上げる場合、髪の毛の生え際が後退してしまうことがあります。
一度の手術であればわずかな後退で済むかもしれませんが、2回、3回と繰り返すと、さらに後退が進み、余計に老けてしまう可能性があります。しかし、適切なデザインであれば、そのような問題は起こりません。耳の前から髪の生え際に沿って切開すれば、傷跡も目立ちにくく、髪の毛が後退したり、持ち上げの効果がなくなることもありません。

ミニフェイスリフトを繰り返す場合の問題点

また、ミニフェイスリフトのように、部分的な切開でリフトアップを繰り返した場合、リフトアップされた部分とそうでない部分の間に歪みが生じる可能性があります。
例えば、頬のたるみが気になる方がミニフェイスリフトを行ったとします。一度の手術では問題ないかもしれませんが、数年後に再びたるみが出てきて、同じようにミニフェイスリフトを繰り返すと、リフトアップされた頬の部分と、たるみが残った顎下の部分との間に段差や不自然な状態が生じることがあります。
そのような場合には、フルフェイスリフトのように、広範囲を切開して顎下や首のたるみも同時に引き上げる方法をご提案することがあります。
適切なデザインと術式を選択すれば、不自然な歪みが生じることはありません。

ディーププレーン法の再手術について

フェイスリフトの手術では、皮膚の下のSMAS(表在性筋腱膜複合体)という組織を引き上げることが重要です。SMASの下のディーププレーンという層を剥離する手術法がありますが、「何回もできない」とおっしゃる先生の中には、このディーププレーンの操作は一度しかできないと考えている方もいるかもしれません。
しかし、実際には、一度ディーププレーンで手術を行った方でも、数年後の再手術で問題なく剥離できますし、顔面神経麻痺などの合併症が起こったこともありません。
ディーププレーンの剥離は、2回、3回と行うことが可能です。
もしディーププレーンの剥離に抵抗がある場合でも、皮下をしっかりと剥離し、SMASを処理するだけでも効果的なリフトアップが可能です。
医学的に、フェイスリフトが何回もできないということはありません。

過去の不適切な手術が再手術を困難にする

ただし、過去に不適切なフェイスリフトを受けている場合は、再手術が難しくなることがあります。
例えば、皮膚だけを無理に引き上げて縫合するような手術を受けた場合、皮膚が突っ張って耳たぶが変形したり、顔全体のバランスが崩れてしまうことがあります。そのような状態では、再手術で正常な状態に戻すのが難しくなることがあります。
しかし、ある程度年齢を重ねて再びたるみが出てきた場合でも、適切な方法で(例えばディーププレーンでSMASなどをしっかりと引き上げ、皮膚のテンションが強くならないように切除・縫合する)、再手術を行うことは可能です。

医師の経験や得意分野による可能性

「何回もできない」とおっしゃった先生は、もしかするとフェイスリフト手術をあまり得意としていないため、他の治療法を勧めたかったのかもしれません。
特に、切開手術は行わず、糸リフトを専門に行っている医師などは、切開するフェイスリフトに否定的な意見を述べることがあります。
糸リフトも適切な方法で行えば、理屈的には繰り返し行うことができます。糸リフトは比較的短時間で施術でき、ダウンタイムも少ないため、患者様にとっては受けやすい治療法かもしれません。しかし、切開するフェイスリフトとは効果や持続期間が異なります。
もしかすると、その先生は、切開するフェイスリフトは準備やダウンタイムが比較的かかるため、手軽な糸リフトに誘導しようとしたのかもしれません。

高須クリニックでの実績

高須クリニックでは、40年以上の歴史の中で、多くの方が複数回フェイスリフトを受けていらっしゃいます。
3回、4回はもちろん、5回以上受けられている方もいらっしゃいます。
正しいデザインと術式で行えば、フェイスリフトは何回でも行うことができ、体が健康であれば、年齢に関わらず手術を受けることができます。
例えば、35歳くらいでミニリフトを受け、その後も健康であれば、100歳まで継続してフェイスリフトを受けることも理論上は可能です。

  • Before

  • After(6ヶ月後)

フェイスリフト(フルフェイスリフト)切開を行い緩んだ皮膚や筋肉組織を引き上げる手術

フェイスリフト(フルフェイスリフト)料金

フェイスリフト(フルフェイスリフト)¥1,320,000(税込) / 高須幹弥医師の場合 フェイスリフト(フルフェイスリフト)¥1,540,000(税込)【銀座高須クリニック、横浜、名古屋、大阪】

糸リフトを勧めるためのネガティブキャンペーン?

一部の医師は、切開するフェイスリフトは難しい、あるいはリスクが高いといったネガティブな情報を流し、自身の得意とする糸リフトを勧めている可能性も考えられます。
糸リフトは短時間ででき、ダウンタイムも少ないため、集客しやすいという側面もあります。
いずれにしても、正しい方法で行う限り、フェイスリフトは理屈的には何回でも可能ですので、ご安心ください。

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