
Dr.高須幹弥の
美容整形講座
お客様が気になる
美容整形の疑問に
お答えします。
顔の施術について
鼻にシリコンプロテーゼが入っている状態で、骨切り幅寄せ手術をすることはできるのか?
ときどきメールのお問い合わせなどで、「鼻にシリコンプロテーゼが入っているのですが、骨切り幅寄せ手術をしていただくことはできますか?」とご質問いただきます。
私の答えは、「鼻にシリコンプロテーゼが入っている人が骨切り幅寄せ手術をする場合、骨切り幅寄せ手術の際に、一旦、シリコンプロテーゼを抜いて骨切り幅寄せをし、ご希望であれば、後日シリコンプロテーゼを入れることになります」です。
骨切り幅寄せ手術は、鼻の根本の骨が広がっている人に対して行う手術で、ノミで鼻の骨に縦に4本の割を入れ、遊離骨片を内側へ移動させて幅寄せした後、ギプスで約1~2週間固定します。鼻の骨を一旦ブラブラにして固まるまで待つ手術なので、もしも、シリコンプロテーゼが入ったままで手術を行い、ギプスで固定しようとすると、グラグラになった不安定な状態の土台の上にシリコンプロテーゼが乗ることになるので、シリコンプロテーゼがずれるなどの様々な問題が起こる可能性があります。
そのため、骨切り幅寄せ手術の際、一旦シリコンプロテーゼを抜いて、骨切り幅寄せを行い、後日、患者様が希望されれば、再度シリコンプロテーゼを入れることになります。その場合、骨切り幅寄せ手術をしてからシリコンプロテーゼを入れるまでの期間は、私に関しては3ヶ月以上空けるようにしています。骨を切ってから、しっかり固まるまで3ヶ月はかかるからです。
2~3週間くらいでだいたいは固まるのですが、まだ弱い結合なので、その状態でシリコンプロテーゼを入れようとすると骨に負担がかかってしまい、形が崩れてしまう可能性があります。骨切り幅寄せ手術は、横に広がっている鼻が細くなるため、手術をすることによって、鼻筋を通すことができるのですが、高さに関しては変化はありません。
そのため、シリコンプロテーゼが入っている人が、シリコンプロテーゼを抜いて骨切り幅寄せ手術をした場合、その後、再びシリコンプロテーゼを入れるかどうかは人それぞれになります。また、骨切り幅寄せ手術をした後、鼻にヒアルロン酸注射をするという選択肢もあります。その場合、骨切り幅寄せ手術をしてからヒアルロン酸注射をするまでの期間は、私に関しては1ヶ月くらい空けることが多いです。
症例のご紹介
鼻骨切り幅寄せと小鼻縮小手術をした症例写真の術前術後画像
-
Before
-
After(6ヶ月後)
-
Before
-
After(6ヶ月後)
-
Before
-
After(6ヶ月後)
-
Before
-
After(6ヶ月後)
このコラムを見た方は、以下のコラムも見ています
※施術方法や施術の流れに関しましては、患者様ごとにあわせて執り行いますので、各院・各医師により異なります。予めご了承ください。
※ホームページ上で掲載されている価格は税抜表示となっております。ご来院時の消費税率にて清算させていただきます。
※当院で行う治療行為は保険診療適応外の自由診療になります。
担当医からのコメント
⾼須 幹弥 医師
20代女性の患者様で、大きな鼻が悩みということで来院されました。
診察させていただいたところ、鼻の高さは特別高くはないのですが、正面から見たとき、全体的に横幅の広い鼻をしてらっしゃいました。
特に、鼻の根元の骨と小鼻が横に広がっており、鼻先も少し横に広がっていました。
患者様のご希望もあり、骨切り幅寄せ手術で鼻の根元の広がっている骨の横幅を狭くし、小鼻縮小(鼻翼縮小)手術で広がっている小鼻を小さくすることになりました。
骨切り幅寄せ手術は、通常通り、外側骨切りと内側骨切りを行い、遊離骨片を内側へ移動させ、幅寄せしました。
小鼻縮小手術は、鼻の穴の内側から外側の途中にかけて約5mmの幅で皮膚と皮下組織を切除し、縫合しました。
術後は、横に広がっていた鼻の根元と小鼻が小さくなって、正面から見たときの鼻の横幅が全体的に小さくなりました。
ちなみに、骨切り幅寄せ手術をした後の鼻の高さ、形はほとんど変わらないため、横から見たときの鼻の形もほとんど変わりません。
骨切幅寄せ(鼻の根元を細く)
【東京、横浜、名古屋、大阪】
骨切幅寄せ(鼻の根元を細く)