実際の施術をドクターが解説
この解説動画、写真解説では手術シーンが含まれます。
気の弱い方、血を見るのが苦手な方は閲覧をご遠慮ください。
気の弱い方、血を見るのが苦手な方は閲覧をご遠慮ください。
額にしわが刻まれていると、とても老けた印象を与えてしまいます。しわの原因は額全体がたるんでいることも影響しているので、眉毛やまぶたまで下がってきているはず。こうした額から目もとにかけての衰えを、解決するのが『額リフト(額のしわ取り手術)』です。
手術は、髪の生え際または髪の毛の中を切開し、たるんだ皮膚を引き上げてしわを伸ばして縫合。約1時間の手術で、額のしわがピンと伸び、眉毛や上まぶたもキリッと上がって、美しさが復活します。傷跡はほとんどが髪の毛に隠れるので、周りに気づかれる心配もありません。
尚、額の後退が気になる方は生え際で、傷跡をより目立たなくしたい方は髪の毛の中で切開する方法になります。
額のしわやたるみ具合は、人それぞれ。そこで、手術の前にじっくりとカウンセリングと診断を行い、一人ひとりの状態に合わせて最適な手術を行います。
手術は、クリームと極細の針による注射で局所麻酔をしてから行うので、術中の痛みは少なくて済みます。縫合も特殊な極細糸を使用して行うので、傷跡が目立たず仕上がりはとても自然。術後の腫れや痛みもわずかで、手術当日からシャワーもOKです。
額リフト(額のしわ取り手術) | ¥1,100,000(税込) |
---|---|
高須幹弥医師の場合 額リフト(額のしわ取り手術) | ¥1,320,000(税込) |
【銀座高須クリニック、横浜、名古屋、大阪】
額~コメカミ、頬リフトのカウンセリングから手術、手術直後までの一連の様子を動画で解説します。
※施術方法や施術の流れに関しましては、各院・各医師により異なります。予めご了承ください。
※ホームページ上で掲載されている価格は税込表示となっております。
※当院で行う治療行為は保険診療適応外の自由診療になります。
※インバウンドの方の施術料金は通常料金とは異なります。詳しくはお問い合わせ下さい。
額リフト(額のしわ取り手術)のデザインと仕上がりについて解説させていただきます。
額リフト(額のしわ取り手術)はデザインによって大きく2つに分類されます。
1つは頭髪内で切開する手術で、もう1つは生え際で切開する手術です。
これら2つの術式は、切開線の位置が異なるだけでなく、効果や仕上がりも異なってきます。
以下にそれぞれの術式と効果について解説させていただきます。
額の髪の毛の生え際で皮膚を切開して行います。
切開線から皮下を剥離し、必要な分だけ引き上げて、余分な皮膚を切除した後、皮膚縫合します。
額の髪の毛の生え際で皮膚切開する。
切開線から皮下を剥離する。
キースーチャーをかけ、余分な皮膚を切除する。
傷を丁寧に縫合する。
この術式は、皮下で剥離するため、帽状腱膜下で剥離する頭髪内で切開する額リフトに比べ、浅い層で剥離することになります。
そのため、額のシワを伸ばす効果は、頭髪内で切開する額リフトよりも優ります。
また、皮下を剥離した際に、額の横ジワを作る原因になる筋肉である前頭筋を切除することができるため、手術後に額の横ジワができにくい状態を半永久的に作ることができます。
額の髪の毛の生え際で皮膚切開し、髪の毛の生えていない額の部分で余分な皮膚を切除して縫合するため、術後に髪の毛の生え際が後退したり、おでこが広くなることはありません。
生え際で切開した症例
生え際で額リフト。
シワが伸びて目立たなくなっている。
おでこが広くなることはない。
傷痕も目立たない。
額リフト(額のしわ取り手術) | ¥1,100,000(税込) |
---|---|
高須幹弥医師の場合 額リフト(額のしわ取り手術) | ¥1,320,000(税込) |
【銀座高須クリニック、横浜、名古屋、大阪】
片目 | ¥192,500(税込) |
---|---|
両目 | ¥385,000(税込) |
【全院】
片目 | ¥275,000(税込) |
---|---|
両目 | ¥550,000(税込) |
【全院】
こめかみリフト
上まぶたたるみ取り
目の下のたるみ取り
額のシワを改善するのが目的の場合は、眉毛の上まで皮下剥離して、リフトします。
額のシワを改善するのが目的の場合は、眉毛の上まで皮下剥離してリフトする。
その場合、眉毛が上がるのはわずかである。
額のシワを改善し、尚且つ、下垂した眉毛をリフトするのが目的の場合は、眉毛の下まで皮下剥離して、リフトします。
額のシワを改善し、下垂した眉毛をリフトするのが目的の場合、眉毛の下まで皮下剥離してリフトする。
その場合、額のシワが伸びて目立たなくなり、尚且つ、下垂した眉毛が上がり、目が開きやすくなる。
ブローリフトの効果がある。
額の髪の毛の生え際より奥の頭髪内で頭皮を切開して行います。
切開線から帽状腱膜と骨膜の間を剥離し、必要な分だけ引き上げて、余分な皮膚を切除した後、帽状腱膜同士を縫合し、皮膚縫合します。
額の髪の毛の生え際より奥の頭髪内で頭皮を切開する。
切開線から帽状腱膜と骨膜の間を剥離する。
必要な分だけ引き上げた後、キースーチャーをかけ、余分な皮膚を切除する。
帽状腱膜同士を縫合し、皮膚縫合する。
頭髪内の切開で額リフト(額のしわ取り手術)した傷跡について
縫合直後の状態。
脱毛予防のためにステイプラーで縫合する。
抜鉤後。
傷痕は目立たない。
この術式は、帽状腱膜下で剥離するため、皮下で剥離する生え際で切開する額リフトに比べ、深い層で剥離することになります。
そのため、額のシワを伸ばす効果は、生え際で切開する額リフトよりも劣りますが、それなりに改善はします。
頭髪内の切開で額リフト(額のしわ取り手術)した症例
額の横ジワはそれなりに改善している。
フェイスリフト(フルフェイスリフト) | ¥1,320,000(税込) |
---|---|
高須幹弥医師の場合 フェイスリフト(フルフェイスリフト) | ¥1,540,000(税込) |
【銀座高須クリニック、横浜、名古屋、大阪】
フェイスリフト(フルフェイスリフト)
また、頭髪内で余分な皮膚をを切除して縫合するため、術後は額の髪の毛の生え際が少し後退し、おでこがわずかに広くなります。
おでこが広くなりたくないという人はこの術式は向いておらず、生え際で切開する額リフトの術式のほうが向いていますが、狭いおでこがコンプレックスで、額リフト(額のしわ取り手術)のついでにおでこを広くしたいという人にはこの術式のほうが向いていることもあります。
額のシワを改善するのが目的の場合は、眉毛の上まで剥離して、リフトします。
額のシワを改善するのが目的の場合、眉毛の上まで剥離してリフトする。
眉毛はわずかに上がる程度で、額のシワが改善する。
額のシワを改善し、尚且つ、下垂した眉毛をリフトするのが目的の場合は、眉毛の下まで剥離して、リフトします。
額のシワを改善し、下垂した眉毛をリフトするのが目的の場合、眉毛の下まで剥離してリフトする。
その場合、額のシワが伸びて目立たなくなり、尚且つ、下垂した眉毛が上がり、目が開きやすくなる。
ブローリフトの効果がある。
髪の毛の生え際で切開する額リフトでおでこのシワを伸ばした症例写真
50代女性の患者様で、額の横ジワが気になるとのことでした。
診察させていただいたところ、年齢相応に顔全体の肌の張りがなくなってきており、額の皮膚の針もあまりありませんでした。
また、まぶたの皮膚のたるみがあることやまぶたの開きがやや悪いこともあり、眉毛を挙げて目を開ける癖があり、それによって額に横ジワが刻み込まれていました。
このような人の額にボトックス(ボツリヌストキシン)を注射すると、額の横ジワは綺麗に伸びて目立たなくなりますが、その代わり、額の筋肉である前頭筋が麻痺して動かなくなることによって、眉毛が挙がらなくなり、眉毛が下がって目が細くなって、キツい印象の顔になり、めつきが悪くなることが考えられます。
そのため、この患者様の額のシワ、たるみ治療の第一選択は額リフト手術になります。
患者様も切開する手術を希望されていたため、額リフト手術をすることになりました。
額リフト手術は、髪の毛の生え際で切開する方法と頭髪内で切開する方法の2種類がありますが、この患者様の場合、おでこをこれ以上広くしたくない、額の横ジワをしっかり伸ばしたいというご要望があったため、額の髪の毛の生え際で切開するデザインで行いました。
なるべく傷跡が目立たなくなるように、直線ではなく、マイルドなジグザグの切開で行いました。
手術後は、額の横ジワが伸びて目立たなくなりました。
また、お化粧してファンデーションを塗ったり、眉毛を挙げたりしても、手術前より横ジワが目立たなくなり、若々しいおでこになりました。
額リフト(額のしわ取り手術) | ¥1,100,000(税込) |
---|---|
高須幹弥医師の場合 額リフト(額のしわ取り手術) | ¥1,320,000(税込) |
【銀座高須クリニック、横浜、名古屋、大阪】
額リフト(額のしわ取り手術)
当院ではお客様がご納得いくまでカウンセリングを行い、施術後のアフターケアもしっかりとサポートさせていただきます。
当院の手術の際の局所麻酔注射、ヒアルロン酸注射、ボツリヌストキシン注射の際の注射針には、国産のテルモ針、エンジェルニードルなど、質の良いものだけを使用しています。
一般的に、注射針は、より細く、より切れの良いほうが痛みが少なくなっています。当院で使用している注射針は、細さと切れ味を追及した質の良い注射針。針を刺す際の痛みが少なく、少しでも患者様の苦痛を少なくするために最善の努力をしています。
注射をするときの痛みは、一般的に、細い注射針ほうが少なく、太い注射針のほうが痛みが強くなります。それは、皮膚や粘膜に注射する際、注射針で皮膚や粘膜の表面に小さな穴を空け、針先が中に入っていくからです。当然、細い針のほうが表面を傷つけるダメージが少なく、痛みが少なくなります。
しかしながら、注射する部位によっては、あまりに細すぎる注射針を使用すると、針が皮膚の硬さに負けてしまい、刺さらない場合も。当院では様々なG(ゲージ)※の注射針を取り揃えており、皮膚の硬さに負けない硬さの注射針で、細いものでは30~34G(ゲージ)※のものをご用意しています。
注射する部位によって使用する針を替え、少しでも患者様の痛みが少なくなるように努力しています。
※G(ゲージ):注射針の太さの単位。 数字が大きいほど細くなります。
当院では、針の外径に対して内径の大きい注射針を使用。
麻酔液やヒアルロン酸、ボツリヌストキシンなどを注射する際、薬液は注射針の内腔を通過して注入されます。
外径に対して内径が大きい注射針のほうが、薬液が内腔を通過する時の圧力に対する外径の太さが細いため、その分、細い針を使用することができます。結果的に患者様の痛みが少なくなります。
当院では切れ味の鋭い注射針を使用。
切れ味が鋭い注射針は、皮膚や粘膜を貫く際、抵抗が少なくスムーズに針が入っていくため、痛みが少なくなります。
一般的に、薬液を注入する際、浅い層に注入する場合は短い注射針を用い、深い層に注入する際は長い注射針を用います。
当院でも同じように、皮膚の狭い範囲に注入する際には短い注射針を用い、広い範囲に注入する際には長い注射針を用いて注射を行っています。
特に、広い範囲に注入する場合、短い注射針で行うと、何回も針を刺すことになってしまい、その分、患者様の痛みが強くなります。そのため、広い範囲に注入時には、少しでも痛みを軽減させるために専用の長いカテラン針などを使用しています。
当院では、手術後や注射後などの腫れを早く引かせる漢方薬「治打撲一方(ヂダボクイッポウ)」を常備しております。
治打撲一方は、元来、その名が示すよう、打撲の治療に用いる内服薬であり、江戸時代中期の医者香川修庵によって考えられた薬です。
患部の血行をよくするとともに、腫れや痛みをやわらげる効果があります。
打撲以外にも、外科手術後の腫れや痛みに対しても一般的に使われており、美容整形の手術や注射などの後にも使用することができます。
漢方薬は、自然の草や木からとった「生薬」の組み合わせでできています。
治打撲一方の構成生薬は下記の7種類です。
・桂皮(ケイヒ): クスノキ科カツラの木の樹皮を乾燥させたもの。薬効は、体を温め、痛みを止め、血行を改善する作用があります。
・川芎(センキュウ): セリ科センキュウの根茎を乾燥させたもの。薬効は、血液循環をよくし、痛みを止める作用があります。
・川骨(センコツ): スイレン科コウホネの根茎を乾燥させたもの。薬効は、血液循環と水分の循環をよくし、内出血を治す作用があります。
・甘草(カンゾウ): マメ科カンゾウの根を乾燥させたもの。薬効は、消化を整え、痛みを止める作用があります。
・大黄(ダイオウ): タデ科ダイオウの根茎を乾燥させたもの。薬効は、便通をよくし、血行を改善する作用があります。
・丁子(チョウジ): フトモモ科チョウジノキの蕾。薬効は、腹を温め、痛みを止める作用があります。
・撲樕(ボクソク): ブナ科クヌギの樹皮を乾燥させたもの。薬効は、皮膚の排膿を促す作用があります。
桂皮と丁子は発散性の生薬で、患部の熱や痛みを発散して治します。
大黄と樸樕には収斂作用があり、熱や腫れを冷ます効果が期待できます。
そのほか、血液循環をよくする川芎、止血作用の川骨、緩和作用のある甘草などが配合されます。
これらの成分が一緒に働くことで、相乗作用があり、よりよい効果を発揮します。
通常、朝昼夕の3回、1包2.5gずつ、食前又は食間に経口服用します(1日3包内服するということです)。
主に手術後の腫れの強い間に内服します(手術後3日~2週間程度のことが多いです)。
手術、注射などの治療後に服用を希望される方に処方させていただきます。
1包 : ¥110(税込)【全院】
高須クリニックでは、内出血を早く引かせる薬「ケラスキンクリーム」を常備しています。
主成分は、ラクトフェリンをナノ脂質(リポソーム)に封入したもので、皮膚に浸透しやすく、お肌に優しいクリームです。
ラクトフェリンとは、母乳・涙・汗・唾液などの分泌液に含まれる鉄結合性の糖タンパク質です。
内出血は、赤血球中のヘモグロビンに含まれる鉄の色が大きな素ですが、ラクトフェリンは鉄と結合して排出する作用(鉄キレート作用)が非常に強く、内出血の色を早く消す効果があります。
また、ラクトフェリンには抗炎症作用や、抗菌作用、抗酸化作用もあり、メタロプロテアーゼ(細胞外マトリックスを分解する酵素)に対するキレート作用もあります。
サイトカインの過剰な産生を抑制し、炎症部位における白血球の過剰な動員および活性化を阻害する状態になり、内出血の回復に効果が期待されます。
当院では、ヒアルロン酸やボツリヌストキシンなどの注射による治療の際、極細の注射針を使用し、細心の注意をはらい、治療しているため、内出血は起こりにくいのですが、体質などの理由により、稀に起こってしまうことはあります。
目元の手術やエイジングケア手術などでも内出血が生じてしまうことはあります。
内出血が生じてしまうと、通常、治まるまでに1週間程度かかり、長い場合は2週間程度かかってしまうこともあります。
その場合、ケラスキンクリームを用いることにより、早く内出血を引かせることができます。
1日2回、患部の皮膚に塗布し、指で優しくマッサージします。
1回につき約0.15ml使用しますが、部位によって適宜増減し、調整します。
薬を塗布し、皮膚に吸収された後、メイクをしていただくことができます。
手術後の縫合してある傷の部分にケラスキンを塗布することも可能です(抜糸する前の糸がついている傷に塗布することが可能ですが、糸がついている状態の傷にメイクすることは勧めていません)。
5ml : ¥2,200(税込)【全院】
施術時間 | 約120分 |
---|---|
術後の通院 | 1~2回 |
術後の腫れ | 強い腫れは約1週間(個人差あり) |
カウンセリング当日の治療 | 予約に空きがあれば可能 |
入院の必要性 | なし |
麻酔 | 局所麻酔 |
シャワー | 創部がぬれなければ当日より可能 |
手術当日は額の傷跡にガーゼを当て、ガーメントもしていただきますが、翌日にはガーゼもガーメントも外していただきます。
術後は、帽子やスカーフなどでガーゼやガーメントを隠してお帰りいただくことが多いです。帽子やスカーフなどは、ご自分で準備していただいてもよろしいですが、クリニックでも準備しているので、必要があればお貸しさせていただきます。
顔用サポーター(フェイスバンド) | 顔用サポーター(フェイスバンド)の 着用イメージ |
この手術をした後は、抜糸するまでの間、縫合した糸が傷跡についています。
私(高須幹弥)に関しては、1週間程度で全て抜糸しますが、手術する医者や手術術式によって抜糸するまでの期間が異なることがあるので、詳しくはカウンセリングのときにお聞きください。
手術当日、手術翌日、手術後2日目の3日間は、首から下のシャワーを浴びる際や入浴をする際、なるべく傷跡は濡らさないようにしていただきます。
絶対に濡らしてはいけないとか、濡らすと取り返しのつかないことになるというわけではないので、もし、傷跡が濡れてしまったら、タオルで軽く水気をとって乾かしてもらえば大丈夫です。
手術後3日目からは、シャンプーを使って洗髪していただいて大丈夫です。
ただし、傷跡をゴシゴシ強く擦ると、創部に負担がかかり、痛みや腫れが出てくることがあるので、傷跡は軽く指で撫でてすすぐくらいにしておいてください。
抜糸後は、抜糸した当日からシャンプーを使って洗髪していただいて大丈夫ですが、傷跡を強く擦るのは、念のため手術後1ヶ月くらいは避け、指で優しく撫でるように洗ってください。
手術後1ヶ月経過すれば、傷跡も含め、普段通りに洗髪していただいて大丈夫です。
切開する手術であるため、術後早期に身体が温まると、血流が良くなり過ぎて、腫れが強く出ることがあります。特に手術を受けて24時間の間は、血流が良くなると、傷口から出血してくることもあるので、注意が必要です(もし出血してきたら、軽くガーゼで抑えるか、氷やアイスノンなどの氷嚢をガーゼでくるんだもので軽く抑えれば止まるので心配ありません)。
そのため、手術を受けた当日の夜は、湯船に浸からず、軽く首から下にシャワーを浴びるくらいにしておくのが無難です。どうしても湯船に浸かりたい場合は、身体が温まらない程度のぬるま湯にし、首から下あるいは下半身浴で、短時間(1~3分程度)に済ませるのが無難です。
手術後1日目(手術翌日)になると、血流が良くなることによって傷口から出血するリスクは低くなりますが、それでも血流が良くなれば腫れが強く出てしまうことがあるので、やはり、手術後2日目くらいまでの間は、手術当日と同じように、首から下のシャワーだけにするか短時間のぬるま湯の首から下入浴か下半身浴にするのが良いです。
手術後3日目くらいになると、腫れが引き始め、血流が良くなることによって更に腫れるリスクは低くなりますが、それでも極端に身体が温まって血流が良くなれば腫れが強く出てくることはあるので、やはり、ぬるま湯での首から下入浴か下半身浴程度にし、熱いお湯に浸かるのは手術後6日目くらいまではやめましょう。
手術後7日目にもなると、血流が良くなることにより更に腫れが強く出ることはまずないので、もう普通に入浴していただいて大丈夫です。
サウナや岩盤浴に関しても、手術後7日目からある程度可能ではありますが、あまりにも身体が温まり過ぎると、痛みや腫れが強くなることがあるので、異常を感じるようでしたら、無理しないで中止してください。
手術後28日目以降になると、創部はかなり落ち着いているため、普段通りにサウナ浴や岩盤浴をしても問題ない可能性が高いですが、やはり、創部に異常を感じるようでしたら無理をしないでください。
切開する手術であるため、術後早期に激しい運動をすると、血流が良くなりすぎて、腫れが強く出ることがあります。
特に手術後24時間の間は、身体が温まって血流が良くなることによって腫れが強く出やすいため、必要以上に身体を動かさないようにしましょう。
手術後1日目(手術翌日)から手術後3日目くらいまでの間は、家から駅まで歩いたり、コンビニに買い物に行くくらいのことは問題がない可能性が高いですが、無理して必要以上に身体を動かすと、血流が良くなることによって腫れが強く出ることがあるので、やめてください。
手術後4日目~6日目くらいになると、血流が良くなることによって腫れが強く出るリスクは低くなりますが、それでも念のために、積極的に運動するのはやめておいたほうが無難です。
手術後7日目以降になると、ウォーキング、ジョギング、エアロビクス、筋力トレーニングなどの運動は徐々に始めていっても大丈夫ですが、身体を動かすことによって、創部に痛みを感じたり、違和感を感じるようでしたら、無理をせず、運動を中止してください。
手術後14日目以降になると、かなり創部の状態は落ち着いているため、激しい筋力トレーニングやエアロビクスをしたり、プールで激しく泳いだりしても問題がないことが多いですが、それでも創部に痛みを感じたり違和感を感じるならば、無理をしないでください。
手術後28日目以降になると、更に創部の状態は落ち着いているため、激しい運動をしても創部に異常を感じることはほとんどないことが多いです。
念のため、1ヶ月間は手術部位のマッサージを避けてください。
1ヶ月経過して、腫れや傷みがなければ、手術部位もマッサージしていただいて大丈夫です。
額リフトは皮膚を切開する手術であるため、傷を縫合した後、抜糸をします。
抜糸した後、傷跡がジュクジュクしておらず、綺麗にくっついている状態であるならば毛染めをして良いのですが、手術後は念のため1ヶ月間くらい毛染めをしないのが無難です。
肌質などにもよりますが、手術後1ヶ月くらいの間は傷跡の周囲は敏感な状態になっているため、毛染め液の刺激で被れてしまう可能性が0ではないからです。
額リフト(額のしわ取り手術)などの切開するリフト手術のリスク、副作用、合併症に、術後の腫れがあります。腫れるといっても、顔全体がパンパンに腫れるわけではなく、切開した周囲が腫れます。
額の髪の生え際あるいは頭髪内で切開するので、それほど腫れは目立ちませんが、目の周囲が腫れることもあります。
生え際で切開する場合でも、前髪を下ろしてしまえば傷も隠れてしまいます。髪の生え際や目の周りの腫れは1~2週間ほどで大部分が引きます。
額リフトのリスク、副作用に、仕上がりにわずかな左右差が生じる可能性というものがあります。
そもそも、人間の顔は必ず左右非対称にできています。
額も必ず非対称にできています。
土台の骨格には必ず非対称、歪み、曲がりがあり、それにより、額の骨の形、髪の毛の生え方、髪の毛の生え際の位置、形、眉の位置、高さ、額の筋肉の発達具合、額の脂肪のボリュームやつき具合、シワの位置、形、皮膚のたるみ具合などに多少の左右差があります。
そのため、仮に、完璧に左右対称にデザインし、完璧に左右対称の手術を行ったとしても、元の額の土台の非対称があるため、必ずわずかな非対称は生じてしまうことになります。
また、手術というのはあくまで、生身の人間の体を生身の人間の手で扱う行為です。
コンピューターで絵を描くように、完璧に左右対称に仕上げることは現実的、物理的に不可能です。
我々高須クリニックのドクターは、なるべく左右差が出ないようには最大限の努力はさせていただきますが、上記の理由から、必ずわずかな非対称は生じることになり、コンピューターグラフィックスのような完全なシンメトリーにすることは不可能です。
額リフトのリスク、副作用に、手術後に傷跡の周囲の感覚が鈍くなる可能性というものがあります。
額リフトは、髪の毛の生え際あるいは頭髪内の皮膚を切開して剥離し、皮膚、皮下組織、筋膜などをリフトアップする手術です。
皮膚を長く切開し、広範囲に剥離するため、必然的に皮膚の感覚を支配する細かい知覚神経が切断されることになります。
すると、手術後に、傷跡の周囲の感覚が鈍くなったり、部分的になくなったりすることが起こり得ます。
ただし、手術後に知覚神経は再生していくので、数ヶ月かけて感覚は大部分が戻っていきます。
額リフトのリスク、副作用に、手術後の血腫があります。
額リフトは、髪の毛の中や髪の毛の生え際などの目立たない部位の皮膚を切開して剥離し、リフトアップします。
リフトアップした後は、余分な皮膚を切除し、傷を縫合します。
手術後は、手術中に使用する局所麻酔液に含まれる血管収縮剤(エピネフリン)や電気止血、圧迫などにより止血されていますが、非常に稀に、手術後に再出血し、血腫が生じることがあります。
血腫が生じる場合、手術後に血管収縮剤の効果がなくなってくる3~4時間後くらいに生じることが多いですが、手術後24時間以内であれば、血圧が上がることなどによっても生じる可能性があります。
そのため、手術当日から翌日にかけてはなるべく安静を保つことが重要です。
万が一血腫が生じた場合は、溜まった血腫の量によっては、血腫を取り除く処置をさせていただくことがあります。
額のしわを引き上げるだけで、目もとまでキリッとした印象に変えてくれる額リフト(額のしわ取り手術)。切開は頭髪内、生え際で切開する二つの方法があり、効果や仕上がりも異なってきますので、カウンセリングで最適な方法を決めていきましょう。
当サイトは高須クリニック在籍医師の監修のもとで掲載しております。