顎(あご)がないのとあるのとではどう違う?
顎と顔の美しさの関係

輪郭に関する悩みを持っている人は意外と多いもの。中でも「顎(あご)がない」というお悩みはよく聞きます。「顎がないと輪郭が丸く、たるんで見えてしまって悲しい…」そう思っている人もいるのではないでしょうか。そもそも、顎がないと顔のバランスがあまり良く見えないのはなぜなのでしょう? 今回は、顎のある・なしと顔の美しさの関係について紹介します。

顎がないと美人とはいえない?

「顎」――顔の輪郭、とくに顎の悩みについては、顎が大きい、しゃくれていることを気にされている方が比較的多いですが、中には顎がないことに悩んで美容整形外科を訪れる方もいらっしゃいます。たしかに美人やイケメンといわれる人の顔を見ると、皆さん顎がしっかりとしています。顎がなければバランスが悪いかもしれません。顎がないと顔が整って見えにくいのはなぜなのでしょう?

「美しい」といわれる顔には「顔の横幅は目の幅5つ分」「唇の大きさは目の1.5倍」といったいくつかの法則があります。その中に「ビーナスライン(エステティックライン)の法則」というものがあり、顎の有無はこれに関係しているのです。ビーナスラインとは「鼻先と唇、あごを結ぶライン」のこと。エステティックラインと呼ぶこともあります。このラインが一直線になる=美しい顔の条件をひとつ満たすことになります。さらにビーナスラインの角度が

  • 男性では90度/女性では110度
  • 鼻の高さ(下図のB)が、鼻の長さ(下図のA)の3分の1

だと、もっとも理想的だといわれます。

ビーナスラインの法則

顎がない人はビーナスラインが一直線にならなかったり、なったとしても角度が小さすぎたりするため、バランスが悪く見えてしまうのです。

顎のない人が顎を出すとどう変わるか?

日本人は骨格的に顎が引っ込んでいることが多いため、顎がない人はめずらしくありません。では、引っ込んでいる顎を前に出すと、顔つきはどのように変わるのでしょうか。

まず、顎がないと顔全体が平べったい印象になりがちです。顎をぐっと前に出すことで、顔全体に立体感が出てきます。そして正面から見たときだけでなく横顔のバランスも整うので、どこから見ても美しい顔立ちになります。フェイスラインが引き締まり、小顔に見えたり、二重顎が改善されたりというメリットも出てくるでしょう。

男女別でいえば、女性の場合は口元が整うことで知的な印象や上品さが加わります。男性の場合は顎が貧弱だと弱々しい印象を与えがちです。顎のない男性にしっかりした顎を作ると信頼感が増し、頼りがいのあるりりしい顔立ちに変化します。

また顎を出す整形は、口元が前に突き出た、いわゆるゴリラ顔を気にしている人にも有効です。口元が前に出ているということは、相対的に下顎が後ろに引っ込んでいるということ。したがって顎を前に出すと、口元が出ているのが目立たなくなるというわけです。

顎がない人に顎を作るための美容整形

「顎がないことが気になるようであれば、美容整形で顎を出すことができます。引っ込んでいる顎を前に出すおもな方法は、以下の2つです。

  1. シリコンプロテーゼ挿入

    医療材料であるシリコン素材のプロテーゼ(体の形や機能を補う人工物)を口の中から顎に入れて、形や大きさを整える方法です。口の中の粘膜の切開は、外から見ると傷がわからない上、傷の治りも早く、術後の経過も順調に進むことが多いというメリットがあります。引っ込んでいる顎をしっかり出したいという人に適した術式で、半永久的な効果を得ることができます。

    あご形成(シリコンプロテーゼ)

    リスク・副作用・合併症について

    料金

    あご形成(シリコンプロテーゼ)

    ¥385,000(税込)

    【銀座高須クリニック、横浜、名古屋、大阪】

    リスク・副作用・合併症

  2. ヒアルロン酸注入

    ヒアルロン酸を使用し、顎の形や大きさを整える方法です。シリコンプロテーゼが半永久的な効果を持つ一方、ヒアルロン酸はもともと人体に存在する物質であり、人工的に注入したものであっても徐々に人体に吸収され、元に戻っていきます。ただし、高須クリニックで顎の美容整形に使用している長期持続型のヒアルロン酸は、従来の一般的なヒアルロン酸に比べ密度が2.5倍と非常に高く、粘度や硬さがあります。そのため、ヒアルロン酸の持続期間が長く、注入する量などにより個人差はありますが、5年くらいかけて吸収されていきます。ヒアルロン酸は、プロテーゼより若干デザインの自由度が高いのが特徴です。

    あご注射(ヒアルロン酸)

    リスク・副作用・合併症について

    料金

    あご注射(ヒアルロン酸)

    ヒアルロン酸 ¥55,000(税込)
    長期持続型ヒアルロン酸注射シャープラインジョウ ¥165,000(税込)

    【全院】

    リスク・副作用・合併症

    シリコンプロテーゼでもヒアルロン酸でも、どちらでも顎の形を整えることができます。ただし、しっかりと顎を出したい場合にヒアルロン酸を選択すると注入する量が多くなり、費用がかさむことがあります。また、シリコンプロテーゼは半永久的な効果を得られる一方、ヒアルロン酸は数年かけて吸収されていく…というように、効果の持続時間も異なります。顎の美容整形を行う場合は、そうした違いを踏まえた上でどちらを選択するか、医師と相談して決めるのがよいでしょう。

まとめ

  • 顎が引っ込んでいると顔全体が平べったく、バランスが悪く見える。
  • 顎がない人は、顎を前に出すことで輪郭が整い、顔全体の印象が良くなることもある。
  • 顎を出す方法にはシリコンプロテーゼとヒアルロン酸の2種類がある。
  • シリコンプロテーゼとヒアルロン酸、どちらを選ぶかは、どれくらい顎を出したいか、どれくらいの期間、効果を継続させたいかなどをポイントに、担当医と相談して決めるのがよい。

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